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第7章 超級ダンジョン攻略!
54話 超級ダンジョン⑧
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地上で色んな事が起こっているとは思わないケンジは、マイペースに超級ダンジョンの攻略を進めるのだった。
そして、ケンジ達は一度神鋼魔石の在庫が足りなくなり、休暇を一度挟みながらも、とうとう超級ダンジョンの、100階層に辿り着いたのだった。
60階層のボスからは、中ボスにドラゴンが出てきたものの、マードック達にはもうドラゴンの攻略は経験済みの為、焦る事もなく討伐する事ができたのだ。
そして、ここ100階層には今までと同じダンジョンなら最終ボスがいて、その奥の小部屋にダンジョンマスターがいるのである。
そして、このダンジョンマスターを討伐する事によって、ダンジョンの攻略が真の意味で完了するのである。
ケンジ達は今まで、ダンジョンマスターにはあった事がない。最終ボスの魔物が最後の敵だったのである。
攻略がすむと、最奥の部屋にはダンジョンコアと言う、大きな水晶が飾ってあり、この水晶を壊すと1週間かけてダンジョンが消滅するのである。
だが、この水晶を壊さずそのままにしていれば、ダンジョンは残り存続するのである。詳しい理由は、まだ解明はされていないがコアが自動でダンジョンを管理し、魔物や素材を生み出してダンジョンマスターがいた頃よりは、驚異ではなくなると伝承が残っているのだ。
だがこれは、まだ確証はないのである。何故かと言うと今まで、他の冒険者で最高到達点が、上級ダンジョンの50階層だからであって、ダンジョンマスターに会った冒険者がいないからである。
少なくとも、中級や初級にはダンジョンマスターの存在は確認できなくて、上級ダンジョンを攻略したケンジでさえ、まだ会った事がなかったのである。
伝承にあるダンジョンマスターは、ダンジョンに篭り色んな宝をエサに人間達をダンジョンにおびき寄せ、どんどん力をつけていき、最終的にはスタンピードを起こし地上を手中に収めるとあるのだ。
地上に住む人間達にとっては、ダンジョンマスターは魔王のような存在だと記してあるのである。そのダンジョンの司令塔である頭を討伐すれば脅威はなくなるとあるのだ。
そして、ケンジ達は最後のボス部屋に意を決して突入するのであった。
マードックが、部屋の中に入ると笑い声が響き渡るのである。
「あははははは!ようやくお前達に会う事が出来た!ダンジョンマスター様に感謝しないといけないなぁ!」
ケンジは、自分の目を疑ったのである。目の前には見知った顔の人間が5人いて嫌らしい笑みでこちらをけん制していたのである。
「ケンちゃん!あいつ等がなぜここに?」
「俺だって、知りたいよ!」
ケンジの、目の前にいたのは冒険者だった【流星】のメンバーである、マサル、マーク、ガイ、アイリーン、ミランダの5人だった。
奴隷商人から聞いていたのだが、フードを被った気味の悪い男性に買われて、どこかに連れて行かれてしまったと聞いていて、消息不明になっていたと聞いていたのだった。
奴隷商人の予想では、買っていったのは気味の悪い魔法使いらしき男だったので、Aランク冒険者の【流星】だったが欠損奴隷でもう役に立たなそうだったので、人体実験に使われるんじゃないかと聞いていたのだった。
だが、目の前の【流星】のメンバーは、あの時より体格や雰囲気はまるで別人のようで、欠損も完治されていて自信あふれる冒険者のようだった。
「貴様に苦悩を味わされ、いつか仕返しをしたいと思っていたが、こんなに早くその期会がくるとはなあ!」
「なんで、貴様らがこんなとこにいるんだ!」
「俺達は運命を呪ったよ!だが今は、ダンジョンマスター様に奴隷として買われた事を幸運と思い、お前達を殺しこの先には絶対行かさん!」
流星のメンバーは、復讐に燃えていて剣を構えるのだった。ケンジはこんな事があるのかと思い、少しうろたえたがすぐさま、平静を取り戻しみんなに指示を出すのだった。
「あいつ等は、一回倒しているが油断をするなよ!どんな手を使ってくるかわからんからな。」
するといきなりアイリーンが詠唱を唱え※①【ファイヤーボール】を撃ってきたのだった。システィナは、それを見てファイヤーボールを盾で防ぎ、薙ぎ払うのだった。
ケンジは、これを見てすぐさまアイリーンに※②【サイレンス】をかけ、魔法をつかえないようにするのだった。
すると、ミランダが※③【クリアランス】をアイリーンにかけ、サイレンスを解除したのであった。
「ミランダ、サンキュー!」
ミランダは、すこし微笑むのだった。そして、マサル・マーク・ガイの3人は突撃してくるのだった。それにはマイとマードック、プリムが一騎打ちの様に一人づつ相手する様に止めたのだった。
プリムは、ガイの突進を止めるのである。大剣遣いであるガイの剣は、重量がありプリムは距離を取って戦うのである。
「くっ!コイツ動きが・・・」
「はははは!どうした?大剣の俺様の方が少し早いみたいだな!」
ガイは、あの重量のある大剣を軽々振り回し、プリムに連撃を繰り出しして圧倒していたのだった。
プリムは、このままではまずいと思い、バックステップで距離を取り、【旋風陣】を繰り出そうとしたのだった。
「おっと!そいつは前に見させてもらっているぜ!」
ガイは、そう言ってプリムとの距離を詰め、旋風陣を繰り出させなかったのだ。旋風陣は強力な技の一つだが唯一の弱点は一瞬のタメがいるのである。
ガイは、前回の時にこの一瞬の時間を見破っており、離れた瞬間を0にして一気に間合いを詰めたのだった。
ガイは、そう言ってニヤニヤしながら、プリムに一撃を加えたのだった。
「きゃあああ!」
プリムは、悲鳴を上げながらもガイの一撃を防ぎながら、後方にフッとばされダメージを受けてしまうのである。
システィナは、タンカーとしてプリムの援護をしたかったのだが、アイリーンの※④【ファイヤーアロー】に手が離せなかったのである。
魔法階位を落とし、アイリーンは魔法を連射しシスティナの足を止めていたのである。
ケンジも又、アイリーンの魔法を封じ込めようとしていたのだが、ミランダがすぐに治療して回復していたのである。【流星】もまたパーティーの連携で手強くなっているのである。
オリヴィアはマードック、マイ、プリムの3人の回復で大忙しで手が離せなかったのだ。そして、セイラも又マードック達の回復に手が離せないのであった。
ケンジは、【流星】のメンバー達を腐ってもAランク冒険者と思うのだった。それでもケンジはこの状況をピンチだとは思わず余裕で構えていたのだった。
この【流星】の戦闘より、こいつらをここまで強くしたダンジョンマスターに用心していたのだった。
「そらそらそら!どうしたんだ!お前の力はやっぱそんなものなのかぁ!」
ガイは調子に乗り、プリムを滅多打ちにしていたのだった。プリムも負けておらずなんとかこの剣撃を防いでいたのである。
プリムは、今までにない気迫を感じ取り、必死にガイの大剣をかわしたり薙ぎ払うのだった。
今まで、攻撃をするときはシスティナという信頼のおけるタンカーが壁となり、安全に攻撃を繰り出せていて、まさか【旋風陣】にあんな弱点があるとは、プリムは気づかなかったのである。
「くっ・・・旋風陣さえ・・・」
「ははははは!自分の必殺技の弱点を知らなかったのかよ!」
「うっ!くっ・・・・」
「後悔しながら死んでいけぇ~~~~!パワーアタァ~~~~ック!」
ガイは、振りかぶりながら大剣のアクティブスキルである※⑤【パワーアタック】を、繰り出してきたのだった。
プリムは、この技をまともに受けてしまい、ハルバード(ハルバークロシェンス)を手から離してしまったのだ。
「あっ!」
ガイの、パワーアタックは重量のある大剣で振りかぶる事で、圧倒的なパワーで叩き伏せる技で、防御も関係なくすべてをぶっ壊す技なのである。
ただ、プリムの武器は、ケンジの製作した特別製のヒイロカネを使った武器で圧し折れることは無く、プリムの手から離れてしまったのである。
「手、手が・・・・」
「ぐはははは!俺のパワーアタックをまともに受けて、手が使い物にならなくなったようだな!」
その時、ガイの後ろの風景がゆらっと揺らめくのだった。
「デッドリーアタック!」
ガイの後ろから。現れたのはギルであった。ギルはリングで姿を消し、攻撃の機会窺っていたのだった。ガイが油断をしているとみて、バックから奇襲を仕掛け※⑥【デッドリーアタック】を仕掛けるのであった。
「ぐわああああああああ!」
ガイは何が起こったのか理解できなかったのである。いきなり後ろから攻撃を仕掛けられ、激痛が背中に走ったのである。
「プリム!早く武器を!」
ギルが、プリムに叫ぶのだった。それと同時にプリムは、オリヴィアからの回復魔法で回復したのだった。
「き、貴様ぁ~~~~!後ろからいきなり・・・・」
ガイは、苦悶の表情を浮かべ、ギルを睨んだのだった。すぐに、ガイにもミランダからの回復魔法が跳んできたのだが、このデッドリーアタックはHPの80%を奪う技である。ミランダの魔法では全回復しなかったのである。
ミランダは、すぐさま次の回復魔法を詠唱し始めるのだった。ケンジは、これに気づき※⑦【マジックミサイル】をミランダに撃つのだった。
ミランダは、この攻撃に当たり詠唱ブレイクされ、回復魔法が撃つ事が出来ず、ガイのHPが回復できないでいたのだった。
「プリム今のうちに!」
ギルでは、ガイのHPを削る事が、出来なかったのである。ギルの真骨頂は、相手の油断を突くいやらしい攻撃する事であり、真正面からの攻撃は通用しない為、ガイの攻撃をかわし続けていたのだった。
プリムは、ハルバードを手に取り※⑧【ウルトラバルキリア】と呟くのだった。この瞬間、プリムの羽根がバサッと拡がり、体全体が緑色に輝くのだった。
「な、なにいぃ~~~~!さっきまで死にそうだったのに!」
「わたしには、頼りになる仲間がいるのよ!あんたなんかに負けるものか!」
プリムの攻撃力、スピード、耐久力全てが何倍にもなり、ガイの攻撃は全然当たらなくなり、反対にプリムのスピードにガイは追いつけなくなってしまったのだ。
「これで、終わりよ!」
「し、しまった!」
ガイには追いつけないスピードで、プリムは後方に飛び構えを取ったのである。
「旋風陣!」
プリムは、ガイに向かって、ハルバードを薙ぎ払うのだった!
「くっそおおおおおおお!もう一息だったのに~~~~!」
ガイは旋風に巻き込まれ、旋風の中でエアカッターに切り刻まれながら、上空に舞い上げられ、地上にたたきつけられたのだった。
HPが回復されたとはいえ、半分を切っていたガイは、落下ダメージで0となり死亡してしまったのである。そして、ダンジョンに吸収されこの世からいなくなってしまったのだ。
「チィ!ガイの馬鹿が!油断しやがって・・・」
「おいおい!よそ見してて大丈夫なのか?」
マードックは、剣撃を速めマークに攻撃を仕掛けるのだった。
プリムは、ガイを殺りその場でうずくまってしまったのだった。ウルトラバルキリアを使うと、無理やり潜在能力を引き上げる為、使った後は脱力感が半端ないのである。
「プリムよくやった!しばらく休んでおけ!」
「ギル・・・」
ギルは、動けないプリムの援護をして、その場にとどまりプリムを守っていたのだった。
これにより、マードックとマイは、ギルの援護が期待できなくなり、自分の力で何とかしないといけないのであった。
*-----*-----*-----*-----*
ふうう・・・・やっと、流星のメンバーを出すことが出来て、
前回ではケンジのこれからのホームの説明も出来て、一安心です。
今回の、流星のメンバーはずっと前から考えていたことで
ケンジ達の敵としてパワーアップした状態で登場させたかったんですよね。
こういった風に話が出来ていくのは本当に楽しい者です( *´艸`)
いつもこの小説を読んでくれて本当にありがとうございます。
これからもどうぞ、楽しみにしていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いします<m(__)m>
この話で出てきたスキル、魔法一覧。
※①【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※②【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※③【クリアランス】
神聖魔法 5階位
消費MP 25
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 ひとり
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
状態異常の仲間を治療する魔法。この魔法は毒とかパラライズ、沈黙等
殆どの状態を治す事ができて便利である。
唯一、治せないのは呪いだけであり、MP消費が高いのが欠点だろう。
クレリック、プリースト職業レベル60信仰心スキル50.00で使用可能。
※④【ファイヤーアロー】
火属性魔法 2階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は炎の矢を生み出し撃つ事が出来る。対象は一つで5レベル
上がる事で矢が一本増え、最大10本の矢が撃てるようになる。
一本のダメージは、レベル×10でトロールなど討伐する時、傷口を焼き
再生できないようにする為、よく使われる魔法である。
魔法使い職業レベル10魔法スキル10.00で使用可能。
※⑤【パワーアタック】
攻撃力が2倍になり与えるダメージが増加
※⑥【デッドリーアタック】
攻撃時相手の急所を突きHPの80%のダメージを与える成功確率は30%
※⑦【マジックミサイル】
無属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒
効果時間 一瞬
効果対象 ミサイルの数(3レベルごとに一発)=敵の数
効果範囲 目視できる範囲
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
無属性ダメージの攻撃魔法でダメージは1~4ダメージ×レベル値
つまりケンジの場合、一発501~504ダメージになる。
そしてミサイルの数は166発のミサイルが出せるのである。
本来の使い方はダメージ量が少ない為、対魔法使いの魔法で詠唱している
魔法使いに当ててキャストブレイクによく使われるのである。
魔法使い職レベル1魔法スキル0.01で使用可能。
※⑧【ウルトラバルキリア】
個人で攻撃力防御力回避力を10分間倍に引き上げる。ただし、10分後
脱力感が出てしばらく動けなくなる。
そして、ケンジ達は一度神鋼魔石の在庫が足りなくなり、休暇を一度挟みながらも、とうとう超級ダンジョンの、100階層に辿り着いたのだった。
60階層のボスからは、中ボスにドラゴンが出てきたものの、マードック達にはもうドラゴンの攻略は経験済みの為、焦る事もなく討伐する事ができたのだ。
そして、ここ100階層には今までと同じダンジョンなら最終ボスがいて、その奥の小部屋にダンジョンマスターがいるのである。
そして、このダンジョンマスターを討伐する事によって、ダンジョンの攻略が真の意味で完了するのである。
ケンジ達は今まで、ダンジョンマスターにはあった事がない。最終ボスの魔物が最後の敵だったのである。
攻略がすむと、最奥の部屋にはダンジョンコアと言う、大きな水晶が飾ってあり、この水晶を壊すと1週間かけてダンジョンが消滅するのである。
だが、この水晶を壊さずそのままにしていれば、ダンジョンは残り存続するのである。詳しい理由は、まだ解明はされていないがコアが自動でダンジョンを管理し、魔物や素材を生み出してダンジョンマスターがいた頃よりは、驚異ではなくなると伝承が残っているのだ。
だがこれは、まだ確証はないのである。何故かと言うと今まで、他の冒険者で最高到達点が、上級ダンジョンの50階層だからであって、ダンジョンマスターに会った冒険者がいないからである。
少なくとも、中級や初級にはダンジョンマスターの存在は確認できなくて、上級ダンジョンを攻略したケンジでさえ、まだ会った事がなかったのである。
伝承にあるダンジョンマスターは、ダンジョンに篭り色んな宝をエサに人間達をダンジョンにおびき寄せ、どんどん力をつけていき、最終的にはスタンピードを起こし地上を手中に収めるとあるのだ。
地上に住む人間達にとっては、ダンジョンマスターは魔王のような存在だと記してあるのである。そのダンジョンの司令塔である頭を討伐すれば脅威はなくなるとあるのだ。
そして、ケンジ達は最後のボス部屋に意を決して突入するのであった。
マードックが、部屋の中に入ると笑い声が響き渡るのである。
「あははははは!ようやくお前達に会う事が出来た!ダンジョンマスター様に感謝しないといけないなぁ!」
ケンジは、自分の目を疑ったのである。目の前には見知った顔の人間が5人いて嫌らしい笑みでこちらをけん制していたのである。
「ケンちゃん!あいつ等がなぜここに?」
「俺だって、知りたいよ!」
ケンジの、目の前にいたのは冒険者だった【流星】のメンバーである、マサル、マーク、ガイ、アイリーン、ミランダの5人だった。
奴隷商人から聞いていたのだが、フードを被った気味の悪い男性に買われて、どこかに連れて行かれてしまったと聞いていて、消息不明になっていたと聞いていたのだった。
奴隷商人の予想では、買っていったのは気味の悪い魔法使いらしき男だったので、Aランク冒険者の【流星】だったが欠損奴隷でもう役に立たなそうだったので、人体実験に使われるんじゃないかと聞いていたのだった。
だが、目の前の【流星】のメンバーは、あの時より体格や雰囲気はまるで別人のようで、欠損も完治されていて自信あふれる冒険者のようだった。
「貴様に苦悩を味わされ、いつか仕返しをしたいと思っていたが、こんなに早くその期会がくるとはなあ!」
「なんで、貴様らがこんなとこにいるんだ!」
「俺達は運命を呪ったよ!だが今は、ダンジョンマスター様に奴隷として買われた事を幸運と思い、お前達を殺しこの先には絶対行かさん!」
流星のメンバーは、復讐に燃えていて剣を構えるのだった。ケンジはこんな事があるのかと思い、少しうろたえたがすぐさま、平静を取り戻しみんなに指示を出すのだった。
「あいつ等は、一回倒しているが油断をするなよ!どんな手を使ってくるかわからんからな。」
するといきなりアイリーンが詠唱を唱え※①【ファイヤーボール】を撃ってきたのだった。システィナは、それを見てファイヤーボールを盾で防ぎ、薙ぎ払うのだった。
ケンジは、これを見てすぐさまアイリーンに※②【サイレンス】をかけ、魔法をつかえないようにするのだった。
すると、ミランダが※③【クリアランス】をアイリーンにかけ、サイレンスを解除したのであった。
「ミランダ、サンキュー!」
ミランダは、すこし微笑むのだった。そして、マサル・マーク・ガイの3人は突撃してくるのだった。それにはマイとマードック、プリムが一騎打ちの様に一人づつ相手する様に止めたのだった。
プリムは、ガイの突進を止めるのである。大剣遣いであるガイの剣は、重量がありプリムは距離を取って戦うのである。
「くっ!コイツ動きが・・・」
「はははは!どうした?大剣の俺様の方が少し早いみたいだな!」
ガイは、あの重量のある大剣を軽々振り回し、プリムに連撃を繰り出しして圧倒していたのだった。
プリムは、このままではまずいと思い、バックステップで距離を取り、【旋風陣】を繰り出そうとしたのだった。
「おっと!そいつは前に見させてもらっているぜ!」
ガイは、そう言ってプリムとの距離を詰め、旋風陣を繰り出させなかったのだ。旋風陣は強力な技の一つだが唯一の弱点は一瞬のタメがいるのである。
ガイは、前回の時にこの一瞬の時間を見破っており、離れた瞬間を0にして一気に間合いを詰めたのだった。
ガイは、そう言ってニヤニヤしながら、プリムに一撃を加えたのだった。
「きゃあああ!」
プリムは、悲鳴を上げながらもガイの一撃を防ぎながら、後方にフッとばされダメージを受けてしまうのである。
システィナは、タンカーとしてプリムの援護をしたかったのだが、アイリーンの※④【ファイヤーアロー】に手が離せなかったのである。
魔法階位を落とし、アイリーンは魔法を連射しシスティナの足を止めていたのである。
ケンジも又、アイリーンの魔法を封じ込めようとしていたのだが、ミランダがすぐに治療して回復していたのである。【流星】もまたパーティーの連携で手強くなっているのである。
オリヴィアはマードック、マイ、プリムの3人の回復で大忙しで手が離せなかったのだ。そして、セイラも又マードック達の回復に手が離せないのであった。
ケンジは、【流星】のメンバー達を腐ってもAランク冒険者と思うのだった。それでもケンジはこの状況をピンチだとは思わず余裕で構えていたのだった。
この【流星】の戦闘より、こいつらをここまで強くしたダンジョンマスターに用心していたのだった。
「そらそらそら!どうしたんだ!お前の力はやっぱそんなものなのかぁ!」
ガイは調子に乗り、プリムを滅多打ちにしていたのだった。プリムも負けておらずなんとかこの剣撃を防いでいたのである。
プリムは、今までにない気迫を感じ取り、必死にガイの大剣をかわしたり薙ぎ払うのだった。
今まで、攻撃をするときはシスティナという信頼のおけるタンカーが壁となり、安全に攻撃を繰り出せていて、まさか【旋風陣】にあんな弱点があるとは、プリムは気づかなかったのである。
「くっ・・・旋風陣さえ・・・」
「ははははは!自分の必殺技の弱点を知らなかったのかよ!」
「うっ!くっ・・・・」
「後悔しながら死んでいけぇ~~~~!パワーアタァ~~~~ック!」
ガイは、振りかぶりながら大剣のアクティブスキルである※⑤【パワーアタック】を、繰り出してきたのだった。
プリムは、この技をまともに受けてしまい、ハルバード(ハルバークロシェンス)を手から離してしまったのだ。
「あっ!」
ガイの、パワーアタックは重量のある大剣で振りかぶる事で、圧倒的なパワーで叩き伏せる技で、防御も関係なくすべてをぶっ壊す技なのである。
ただ、プリムの武器は、ケンジの製作した特別製のヒイロカネを使った武器で圧し折れることは無く、プリムの手から離れてしまったのである。
「手、手が・・・・」
「ぐはははは!俺のパワーアタックをまともに受けて、手が使い物にならなくなったようだな!」
その時、ガイの後ろの風景がゆらっと揺らめくのだった。
「デッドリーアタック!」
ガイの後ろから。現れたのはギルであった。ギルはリングで姿を消し、攻撃の機会窺っていたのだった。ガイが油断をしているとみて、バックから奇襲を仕掛け※⑥【デッドリーアタック】を仕掛けるのであった。
「ぐわああああああああ!」
ガイは何が起こったのか理解できなかったのである。いきなり後ろから攻撃を仕掛けられ、激痛が背中に走ったのである。
「プリム!早く武器を!」
ギルが、プリムに叫ぶのだった。それと同時にプリムは、オリヴィアからの回復魔法で回復したのだった。
「き、貴様ぁ~~~~!後ろからいきなり・・・・」
ガイは、苦悶の表情を浮かべ、ギルを睨んだのだった。すぐに、ガイにもミランダからの回復魔法が跳んできたのだが、このデッドリーアタックはHPの80%を奪う技である。ミランダの魔法では全回復しなかったのである。
ミランダは、すぐさま次の回復魔法を詠唱し始めるのだった。ケンジは、これに気づき※⑦【マジックミサイル】をミランダに撃つのだった。
ミランダは、この攻撃に当たり詠唱ブレイクされ、回復魔法が撃つ事が出来ず、ガイのHPが回復できないでいたのだった。
「プリム今のうちに!」
ギルでは、ガイのHPを削る事が、出来なかったのである。ギルの真骨頂は、相手の油断を突くいやらしい攻撃する事であり、真正面からの攻撃は通用しない為、ガイの攻撃をかわし続けていたのだった。
プリムは、ハルバードを手に取り※⑧【ウルトラバルキリア】と呟くのだった。この瞬間、プリムの羽根がバサッと拡がり、体全体が緑色に輝くのだった。
「な、なにいぃ~~~~!さっきまで死にそうだったのに!」
「わたしには、頼りになる仲間がいるのよ!あんたなんかに負けるものか!」
プリムの攻撃力、スピード、耐久力全てが何倍にもなり、ガイの攻撃は全然当たらなくなり、反対にプリムのスピードにガイは追いつけなくなってしまったのだ。
「これで、終わりよ!」
「し、しまった!」
ガイには追いつけないスピードで、プリムは後方に飛び構えを取ったのである。
「旋風陣!」
プリムは、ガイに向かって、ハルバードを薙ぎ払うのだった!
「くっそおおおおおおお!もう一息だったのに~~~~!」
ガイは旋風に巻き込まれ、旋風の中でエアカッターに切り刻まれながら、上空に舞い上げられ、地上にたたきつけられたのだった。
HPが回復されたとはいえ、半分を切っていたガイは、落下ダメージで0となり死亡してしまったのである。そして、ダンジョンに吸収されこの世からいなくなってしまったのだ。
「チィ!ガイの馬鹿が!油断しやがって・・・」
「おいおい!よそ見してて大丈夫なのか?」
マードックは、剣撃を速めマークに攻撃を仕掛けるのだった。
プリムは、ガイを殺りその場でうずくまってしまったのだった。ウルトラバルキリアを使うと、無理やり潜在能力を引き上げる為、使った後は脱力感が半端ないのである。
「プリムよくやった!しばらく休んでおけ!」
「ギル・・・」
ギルは、動けないプリムの援護をして、その場にとどまりプリムを守っていたのだった。
これにより、マードックとマイは、ギルの援護が期待できなくなり、自分の力で何とかしないといけないのであった。
*-----*-----*-----*-----*
ふうう・・・・やっと、流星のメンバーを出すことが出来て、
前回ではケンジのこれからのホームの説明も出来て、一安心です。
今回の、流星のメンバーはずっと前から考えていたことで
ケンジ達の敵としてパワーアップした状態で登場させたかったんですよね。
こういった風に話が出来ていくのは本当に楽しい者です( *´艸`)
いつもこの小説を読んでくれて本当にありがとうございます。
これからもどうぞ、楽しみにしていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いします<m(__)m>
この話で出てきたスキル、魔法一覧。
※①【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※②【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※③【クリアランス】
神聖魔法 5階位
消費MP 25
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 ひとり
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
状態異常の仲間を治療する魔法。この魔法は毒とかパラライズ、沈黙等
殆どの状態を治す事ができて便利である。
唯一、治せないのは呪いだけであり、MP消費が高いのが欠点だろう。
クレリック、プリースト職業レベル60信仰心スキル50.00で使用可能。
※④【ファイヤーアロー】
火属性魔法 2階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は炎の矢を生み出し撃つ事が出来る。対象は一つで5レベル
上がる事で矢が一本増え、最大10本の矢が撃てるようになる。
一本のダメージは、レベル×10でトロールなど討伐する時、傷口を焼き
再生できないようにする為、よく使われる魔法である。
魔法使い職業レベル10魔法スキル10.00で使用可能。
※⑤【パワーアタック】
攻撃力が2倍になり与えるダメージが増加
※⑥【デッドリーアタック】
攻撃時相手の急所を突きHPの80%のダメージを与える成功確率は30%
※⑦【マジックミサイル】
無属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒
効果時間 一瞬
効果対象 ミサイルの数(3レベルごとに一発)=敵の数
効果範囲 目視できる範囲
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
無属性ダメージの攻撃魔法でダメージは1~4ダメージ×レベル値
つまりケンジの場合、一発501~504ダメージになる。
そしてミサイルの数は166発のミサイルが出せるのである。
本来の使い方はダメージ量が少ない為、対魔法使いの魔法で詠唱している
魔法使いに当ててキャストブレイクによく使われるのである。
魔法使い職レベル1魔法スキル0.01で使用可能。
※⑧【ウルトラバルキリア】
個人で攻撃力防御力回避力を10分間倍に引き上げる。ただし、10分後
脱力感が出てしばらく動けなくなる。
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楽しく儲けて生活する物語。
研磨で新しい効果を生み出し、時には笑い時には悲しみありの長編小説。に、
したいとおもいます(*^-^*)
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
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【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
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「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
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若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
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聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
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トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
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もはや文字ですら無かった
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