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第7章 超級ダンジョン攻略!
47話 超級ダンジョン①
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次の日、ケンジ達は転移マットで、ダンジョンに戻ってきたのである。
「こういう時は、本当に便利が良いわね。」
「ああ!マイもやっぱりそう思うか?」
「そりゃそうでしょ!こんな途中で休憩じゃなく、ピンチになったら家に帰るなんて、反則技にちかいよ。」
ケンジ達は※①【ハウス】と※②【転移マット】を使い、好きな時に、家に帰ることが出来るのである。
セバス達が、留守番をしている店舗兼家に帰らなくても、ハウスで休憩して野営をする事なく、安全に休憩できるのである。
これだけでも、他のパーティーに比べて有利に、ダンジョン攻略が遂行出来るのである。だが、そんな便利で有利に働く魔道具を持っている、ケンジ達ですら油断すると全滅してしまうのが、超級ダンジョンの恐ろしいところである。
「みんないいな?今回は、絶対油断するんじゃないぞ!」
「「「「「はい!」」」」」
ギル達は、今度こそ自分の力を過信せず、基本に忠実に行動していくのだった。
そして、このダンジョンは今まで人の手が入っていないだけあって、同じスワンプドラゴンであっても、変異種であったりして※③【ブレス】を吐くものでいたりするのだ。
だが、もう油断をしないギル達にとっては、雑魚モンスターとは言わないが余裕で討伐できるのである。ケンジとマイは、安心して後をついていけるのである。
そして、2週間ほど時間をかけて、10階層の中ボス部屋の扉の前に到着したのだった。
「主、このダンジョンはすごいですね・・・・ノーマルの魔物が殆どいなかったなんて、こんな経験したことないですよ。」
「ああ・・・こんなダンジョンが他にもあると思うと、不安で夜も寝れないよな・・・・」
「でも、こんなダンジョン、まだ開発されていない土地のダンジョンぐらいで、今わかっているのは、このダンジョンぐらいでしょうね・・・」
「俺は、その辺りはよくわからんが・・・テンペの町の、超級ダンジョンもこんな風になっても、おかしくないと思うぞ。」
「まあ、主がテンペのダンジョンに行かなければ、いずれそうなってもおかしくはないでしょうね。」
「まあ、そうならないように、祈るしかないけどな・・・」
「ケンちゃん、本当にテンペの町のダンジョンに、足を運ばないつもりなの?」
「まあ、今のところは考えていないな。まあ、行くとしたらこのダンジョンから、ハウスと転移マットが出なかったら、向こうのダンジョンに、取りにいく事になるだろうな。」
「基本は、この土地の安全を、確保してからになるかな?」
「もし、スタンピードが起きたらどうするの?」
「まあ、知らせが来るんじゃないか?転移マットで、テンペの町とうちの店は繋がっているんだからな。」
「それで、知らせが来たら俺達で王国に連絡したらいいだろ?」
「えっ?ご主人様は、スタンピードを阻止するつもりはないのですか?」
「まあ、要請がありメリットを、感じたらで良いんじゃないか?」
ケンジは、あくまでも自国最優先の考え方を貫くようで、マイの言葉にも自分達が出て行こうと、思っていないようだった。
そんな、話をしながら扉の前で一泊し、ケンジ達は中ボスに備えて体力を回復していたのだった。
次の日、中ボスに突入する事となったのである。テンペの町のダンジョンでは、余裕のボスだったが、こっちのボスは驚愕の魔物であった。
切り込み隊長である、マードックが突入すると、そこにはボロボロのローブを纏った、骸骨が部屋の中心に、出現していたのだった。
「主!あれはリッチでいいのか?」
マードックは、突撃をせずケンジに鑑定をさせるのだった。※④【鑑定】すると、リッチなのは間違いないが上位種のリッチロードであった。
「あれは、リッチロードだ!油断するなよ!」
ケンジがその情報をみんなに言ったのと同時に、リッチロードから影のようなものが、飛んできたのだった。
「危ない!」
システィナが叫び、前に出て盾を構えるのだった!システィナの盾でその影のようなものは、ガキンという音と共に砕け散るのだった。
ケンジは今の魔法をみんなに※④【シャドーカッター】と教えるのである。
「あいつ、詠唱スキルが100.00だから、無詠唱で唱えてくるから気を付けろ!」
詠唱のパッシブスキルは、10.00上がるたびに詠唱時間を10%短縮し、100.00になると100%詠唱が短くなり、無詠唱で唱えることが出来るのである。
ここで、詠唱のパワースクロールを使い、120.00になっても無駄じゃないのかと、思う人もいるかもしれないが、そうではないのである。
戦闘で、※⑥【スロー】で行動が20%遅くされた時に、効果を発揮するのである。
仮に20%遅くされても、120-20で100になるので、スローの魔法を掛けられても、無詠唱で唱えることが出来るのである。
システィナは、ケンジのセリフに恐怖するのだった。今まで、無詠唱で魔法を唱えてくる敵は、いなかったのである。そんな人物はケンジだけであり、側でケンジを見ていて、いつもケンジが味方で良かったと、思っていたのである。
システィナは、なんとか恐怖を打ち消し、挑発を発動させるのである。
すると、リッチロードはカツカツカツカツと、骨を打ち鳴らし笑っているようだった。そして、※⑦【ファイヤーボール】を撃ってきたのだった。
だが、システィナも負けてはいない!盾で炎の球を薙ぎ払い、システィナは盾に魔力を込める事で、火属性の魔法をはじき返す事が出来ているのだ。この盾は、基本属性の攻撃の耐性を持っているので、鉄壁の防御をほこるのだ!それを見た、リッチロードは闇魔法や高位属性に切り替えるのである。
このリッチロードは、単なる上位種ではなかったようだ。アンデットではあり得ない魔法を使ったのである。
「シャイニングレイ!」
※⑧【シャイニングレイ】これは光属性の攻撃魔法で、普通に考えても、アンデットには使えない属性の魔法なのだ。
「きゃあ~~~~!」
ケンジは、すかさず※⑨【ライトオーラ】をシスティナに付与したのである。
一方、マイ達アタッカー達は、リッチロードに攻撃を繰り返していたのだが、魔法使い特有の防御魔法で全然ダメージが通らないのである。
セイラは、その状況をみて、前と同じようにリッチロードに※⑩【ターニングアンデット】を唱えたのだった。不死王と言われるリッチには有効な神聖魔法であり、以前もこの魔法でケンジ達は助けられたのである。
だが、リッチロードはアンデットにもかかわらず、光属性の魔法が使えるような化け物だったのもわかる様に、聖属性の魔法にも抵抗力があった。
普通なら、アンデットはターニングアンデットを食らえば、抵抗むなしく消滅してしまうのだが、ダメージを食らっただけで、リッチロードはその場で耐えたのだった。
「な、何で!アンデットが耐えることが出来るの?」
セイラは驚愕にし、こんなアンデットが存在するのかと、恐怖に包まれるのだった。ケンジは、セイラを落ち着け恐怖を取り除くのだった。
「セイラ!あいつに直接攻撃はやめて、マイ達にホーリーウェポンを!」
ケンジはセイラに※⑪【ホーリーウェポン】の指示をとばした。
この魔法はホーリーウェポンといい、聖属性の魔法を武器に付与する事で、アンデットに直接攻撃で聖のダメージを叩き込むことが出来て、アンデット等闇属性や邪属性のクリーチャーに、効果のある攻撃方法であるのだ。
そして、ケンジはそれと同時に、※⑫【アンチマジックシェル】をリッチロードに唱えるのだった。
この魔法は、とんでもない魔法であり、掛けられるとかかっている魔法効果やマジックアイテム等、全てが機能しなくなるという魔法である。
つまり、リッチロードに付与されている防御魔法は全て剥がれ、基本の強さとなるのである。そして、この手の魔物が装備しているであろう、マジックアイテムもただの杖やローブに成り下がるのである。当然、指輪等のアクセサリーもまた、機能がストップしてしまうのである。
ケンジの魔法が、リッチロードに効いた瞬間、マイ達の攻撃がダメージとして通ったのだった。
『ぎゃああああああああああ!』
リッチロードは理解できなかったのである。防御魔法で物理攻撃は絶対効かないはずなのに、背中に浄化される痛みが走ったのである。
マジックアイテムであるローブが機能していないのである。このローブは聖と光のダメージの耐性を持つレアアイテムで、このリッチロードには相性抜群のローブである。
普通の人間が、このローブを装備するとデメリットの方が大きいのだ。聖の魔法を抵抗してしまうと、回復魔法を抵抗してしまい、回復されなくなってしまうのである。
このローブは、まさにこのリッチロードが装備して、最強になるような物で厄介な装備だったのである。
ケンジの魔法によって、このローブや付与魔法が一瞬にして無くなった、リッチロードは焦り、魔法を唱えようとしたのだが、魔法も発動しないのである。
ケンジの魔法により、リッチロードの持っているマジックバックも機能が停止しており、異空間に保管されているスペルブックが、リッチロードの手元にない状態なのだ。
これにより、リッチロードは今は少し強いスケルトンと、言ってもいいのである。
「や、やめ・・・・」
「なんだ?お前喋れたのか?残念だがやめる訳ねぇだろ!」
マードックは、慈悲もなくリッチロードに止めを刺すのだった!そして、あんなに強力で厄介なリッチロードは、呆気なくダンジョンに吸収され光の渦に消えてしまったのだった。
そして、その場には杖とローブ指輪とアミュレット、バックが残されたのだった。部屋の中心には虹色に輝く宝箱が出現していたのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたアイテム、魔法、スキル一覧
※①【ハウス】
超級ダンジョンの中ボスの宝物。物としてはミニチュアサイズの家の玩具
のような魔道具。用途は少しの魔力を込めイメージした家が簡単に建築可能。
そして、ミニチュアに戻し持ち運び可能。テントとして使ったり白亜の王城を
建築したりできる。
※②【転移マット】
超級ダンジョン中ボスの宝物。四角いタイルのようなマットで2つ一組
の魔道具で対になったマット間を瞬間移動できる。
対になったマットには同じルーン文字のようなものが印してありペアの
マットはわかるようになっている。
設置した人間以外が取ろうとしても窃盗防止の処置が出来て取ることが
出来ない様にすることもできる。
※③【ブレス】
魔物特有のスキルであり、口から範囲攻撃ができる。攻撃方法は様々な物
があり、代表的な攻撃方法は炎を吐き出し、相手を丸焼きにするのである。
※④【鑑定】
ケンジの、レアスキルでパッシブスキルとは別物である。このスキルは神眼
であり、物品は、もちろんあらゆる物が鑑定でき、人のステータスでさえ見る事
ができる。
※⑤【シャドーカッター】
闇属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 4秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 瞬間
効果対象 単体
効果範囲 レベル×1mまでの範囲
必要秘薬 アビスの葉5個
備考欄
影の刃を打ち出す魔法で時速は80kmも出る為、暗闇で唱えると
保護色となり、目に見えないので、避けるのは殆ど不可能である。
ただ、詠唱スキルが無いと詠唱時間が4秒と長い為、使いどころが難しいのだ。
魔法使い職レベル20魔法スキル30.00以上で使用可能
※⑥【スロー】
闇属性魔法 2階位
消費MP 40
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 レベル×30分
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 高麗人参1個
備考欄
唱えた対象にデメリットの効果を与え、行動の全てが遅くなる魔法。
効果はレベル×1%で最大40%までで、基本能力から差し引かれる。
魔法使い職業レベル20、魔法キル15.00以上で使用可能。
※⑦【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※⑧【シャイニングレイ】
光属性魔法 7階位
消費MP 50
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 虹色パール1個
備考
この魔法はレベルが高いにも関わらず秘薬は1個しか使わなく
使いやすい。又発射までの時間が詠唱スキルが無くても1秒と
物凄く早いのである。ダメージは1~100+(レベル×10)
ダメージでそこそこのダメージが出るのである。
魔道士職業レベル75以上魔法スキル110.00で使える。
※⑨【ライトオーラ】
光属性魔法 5階位
消費MP 40
詠唱速度 3.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶 5個
備考欄
この魔法は、装備に掛ける事により、光属性を付与することが出来る。
武器に掛けると、光属性のダメージを与えることが出来る。また、防具に掛ける
と闇属性の攻撃を防ぐことが出来るようになるのである。
魔道士職業レベル50以上魔法スキル100.00で使える。
※⑩【ターニングアンデット】
神聖魔法 1階位
消費MP 50
詠唱速度 15秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 10×レベル人数のアンデット
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は、クレリックやプリーストの魔法で、アンデットを浄化し消滅
させてしまう魔法である。詠唱時間が、長い為連発する事はできない。
この魔法は、ダメージもなく抵抗できなかったアンデットは消滅する。
クレリックプリースト職業レベル40信仰心スキル20.00で使用可能。
※⑪【ホーリーウェポン】
神聖魔法 1階位
消費MP 20
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一つの武器
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
武器に聖属性の魔法を付与する事の出来る魔法。この武器で攻撃された
アンデットは2倍ダメージになる。
クレリック、プリースト職業レベル40信仰心スキル20.00で使用可能。
※⑫【アンチマジックシェル】
聖属性魔法 8階位
消費MP 40
詠唱速度 4.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 レベル×30分
効果対象 一人、又は一個所
効果範囲 半径1cm×レベル
必要秘薬 紫水晶・虹パール・魔水の苔 各10個
備考欄
この魔法を、掛ける事で対象は魔力が、封じ込められる事となる。付与魔法
の効果はなくなり、マジックアイテムも封じ込められてしまうのである。
また、場所に掛ける事で、そこを通過した者もまた、その空間ではマジック
アイテムは効果は無くなり、付与魔法は外れてしまう。
魔道師レベル100、魔法スキル120.00で使用可能
「こういう時は、本当に便利が良いわね。」
「ああ!マイもやっぱりそう思うか?」
「そりゃそうでしょ!こんな途中で休憩じゃなく、ピンチになったら家に帰るなんて、反則技にちかいよ。」
ケンジ達は※①【ハウス】と※②【転移マット】を使い、好きな時に、家に帰ることが出来るのである。
セバス達が、留守番をしている店舗兼家に帰らなくても、ハウスで休憩して野営をする事なく、安全に休憩できるのである。
これだけでも、他のパーティーに比べて有利に、ダンジョン攻略が遂行出来るのである。だが、そんな便利で有利に働く魔道具を持っている、ケンジ達ですら油断すると全滅してしまうのが、超級ダンジョンの恐ろしいところである。
「みんないいな?今回は、絶対油断するんじゃないぞ!」
「「「「「はい!」」」」」
ギル達は、今度こそ自分の力を過信せず、基本に忠実に行動していくのだった。
そして、このダンジョンは今まで人の手が入っていないだけあって、同じスワンプドラゴンであっても、変異種であったりして※③【ブレス】を吐くものでいたりするのだ。
だが、もう油断をしないギル達にとっては、雑魚モンスターとは言わないが余裕で討伐できるのである。ケンジとマイは、安心して後をついていけるのである。
そして、2週間ほど時間をかけて、10階層の中ボス部屋の扉の前に到着したのだった。
「主、このダンジョンはすごいですね・・・・ノーマルの魔物が殆どいなかったなんて、こんな経験したことないですよ。」
「ああ・・・こんなダンジョンが他にもあると思うと、不安で夜も寝れないよな・・・・」
「でも、こんなダンジョン、まだ開発されていない土地のダンジョンぐらいで、今わかっているのは、このダンジョンぐらいでしょうね・・・」
「俺は、その辺りはよくわからんが・・・テンペの町の、超級ダンジョンもこんな風になっても、おかしくないと思うぞ。」
「まあ、主がテンペのダンジョンに行かなければ、いずれそうなってもおかしくはないでしょうね。」
「まあ、そうならないように、祈るしかないけどな・・・」
「ケンちゃん、本当にテンペの町のダンジョンに、足を運ばないつもりなの?」
「まあ、今のところは考えていないな。まあ、行くとしたらこのダンジョンから、ハウスと転移マットが出なかったら、向こうのダンジョンに、取りにいく事になるだろうな。」
「基本は、この土地の安全を、確保してからになるかな?」
「もし、スタンピードが起きたらどうするの?」
「まあ、知らせが来るんじゃないか?転移マットで、テンペの町とうちの店は繋がっているんだからな。」
「それで、知らせが来たら俺達で王国に連絡したらいいだろ?」
「えっ?ご主人様は、スタンピードを阻止するつもりはないのですか?」
「まあ、要請がありメリットを、感じたらで良いんじゃないか?」
ケンジは、あくまでも自国最優先の考え方を貫くようで、マイの言葉にも自分達が出て行こうと、思っていないようだった。
そんな、話をしながら扉の前で一泊し、ケンジ達は中ボスに備えて体力を回復していたのだった。
次の日、中ボスに突入する事となったのである。テンペの町のダンジョンでは、余裕のボスだったが、こっちのボスは驚愕の魔物であった。
切り込み隊長である、マードックが突入すると、そこにはボロボロのローブを纏った、骸骨が部屋の中心に、出現していたのだった。
「主!あれはリッチでいいのか?」
マードックは、突撃をせずケンジに鑑定をさせるのだった。※④【鑑定】すると、リッチなのは間違いないが上位種のリッチロードであった。
「あれは、リッチロードだ!油断するなよ!」
ケンジがその情報をみんなに言ったのと同時に、リッチロードから影のようなものが、飛んできたのだった。
「危ない!」
システィナが叫び、前に出て盾を構えるのだった!システィナの盾でその影のようなものは、ガキンという音と共に砕け散るのだった。
ケンジは今の魔法をみんなに※④【シャドーカッター】と教えるのである。
「あいつ、詠唱スキルが100.00だから、無詠唱で唱えてくるから気を付けろ!」
詠唱のパッシブスキルは、10.00上がるたびに詠唱時間を10%短縮し、100.00になると100%詠唱が短くなり、無詠唱で唱えることが出来るのである。
ここで、詠唱のパワースクロールを使い、120.00になっても無駄じゃないのかと、思う人もいるかもしれないが、そうではないのである。
戦闘で、※⑥【スロー】で行動が20%遅くされた時に、効果を発揮するのである。
仮に20%遅くされても、120-20で100になるので、スローの魔法を掛けられても、無詠唱で唱えることが出来るのである。
システィナは、ケンジのセリフに恐怖するのだった。今まで、無詠唱で魔法を唱えてくる敵は、いなかったのである。そんな人物はケンジだけであり、側でケンジを見ていて、いつもケンジが味方で良かったと、思っていたのである。
システィナは、なんとか恐怖を打ち消し、挑発を発動させるのである。
すると、リッチロードはカツカツカツカツと、骨を打ち鳴らし笑っているようだった。そして、※⑦【ファイヤーボール】を撃ってきたのだった。
だが、システィナも負けてはいない!盾で炎の球を薙ぎ払い、システィナは盾に魔力を込める事で、火属性の魔法をはじき返す事が出来ているのだ。この盾は、基本属性の攻撃の耐性を持っているので、鉄壁の防御をほこるのだ!それを見た、リッチロードは闇魔法や高位属性に切り替えるのである。
このリッチロードは、単なる上位種ではなかったようだ。アンデットではあり得ない魔法を使ったのである。
「シャイニングレイ!」
※⑧【シャイニングレイ】これは光属性の攻撃魔法で、普通に考えても、アンデットには使えない属性の魔法なのだ。
「きゃあ~~~~!」
ケンジは、すかさず※⑨【ライトオーラ】をシスティナに付与したのである。
一方、マイ達アタッカー達は、リッチロードに攻撃を繰り返していたのだが、魔法使い特有の防御魔法で全然ダメージが通らないのである。
セイラは、その状況をみて、前と同じようにリッチロードに※⑩【ターニングアンデット】を唱えたのだった。不死王と言われるリッチには有効な神聖魔法であり、以前もこの魔法でケンジ達は助けられたのである。
だが、リッチロードはアンデットにもかかわらず、光属性の魔法が使えるような化け物だったのもわかる様に、聖属性の魔法にも抵抗力があった。
普通なら、アンデットはターニングアンデットを食らえば、抵抗むなしく消滅してしまうのだが、ダメージを食らっただけで、リッチロードはその場で耐えたのだった。
「な、何で!アンデットが耐えることが出来るの?」
セイラは驚愕にし、こんなアンデットが存在するのかと、恐怖に包まれるのだった。ケンジは、セイラを落ち着け恐怖を取り除くのだった。
「セイラ!あいつに直接攻撃はやめて、マイ達にホーリーウェポンを!」
ケンジはセイラに※⑪【ホーリーウェポン】の指示をとばした。
この魔法はホーリーウェポンといい、聖属性の魔法を武器に付与する事で、アンデットに直接攻撃で聖のダメージを叩き込むことが出来て、アンデット等闇属性や邪属性のクリーチャーに、効果のある攻撃方法であるのだ。
そして、ケンジはそれと同時に、※⑫【アンチマジックシェル】をリッチロードに唱えるのだった。
この魔法は、とんでもない魔法であり、掛けられるとかかっている魔法効果やマジックアイテム等、全てが機能しなくなるという魔法である。
つまり、リッチロードに付与されている防御魔法は全て剥がれ、基本の強さとなるのである。そして、この手の魔物が装備しているであろう、マジックアイテムもただの杖やローブに成り下がるのである。当然、指輪等のアクセサリーもまた、機能がストップしてしまうのである。
ケンジの魔法が、リッチロードに効いた瞬間、マイ達の攻撃がダメージとして通ったのだった。
『ぎゃああああああああああ!』
リッチロードは理解できなかったのである。防御魔法で物理攻撃は絶対効かないはずなのに、背中に浄化される痛みが走ったのである。
マジックアイテムであるローブが機能していないのである。このローブは聖と光のダメージの耐性を持つレアアイテムで、このリッチロードには相性抜群のローブである。
普通の人間が、このローブを装備するとデメリットの方が大きいのだ。聖の魔法を抵抗してしまうと、回復魔法を抵抗してしまい、回復されなくなってしまうのである。
このローブは、まさにこのリッチロードが装備して、最強になるような物で厄介な装備だったのである。
ケンジの魔法によって、このローブや付与魔法が一瞬にして無くなった、リッチロードは焦り、魔法を唱えようとしたのだが、魔法も発動しないのである。
ケンジの魔法により、リッチロードの持っているマジックバックも機能が停止しており、異空間に保管されているスペルブックが、リッチロードの手元にない状態なのだ。
これにより、リッチロードは今は少し強いスケルトンと、言ってもいいのである。
「や、やめ・・・・」
「なんだ?お前喋れたのか?残念だがやめる訳ねぇだろ!」
マードックは、慈悲もなくリッチロードに止めを刺すのだった!そして、あんなに強力で厄介なリッチロードは、呆気なくダンジョンに吸収され光の渦に消えてしまったのだった。
そして、その場には杖とローブ指輪とアミュレット、バックが残されたのだった。部屋の中心には虹色に輝く宝箱が出現していたのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたアイテム、魔法、スキル一覧
※①【ハウス】
超級ダンジョンの中ボスの宝物。物としてはミニチュアサイズの家の玩具
のような魔道具。用途は少しの魔力を込めイメージした家が簡単に建築可能。
そして、ミニチュアに戻し持ち運び可能。テントとして使ったり白亜の王城を
建築したりできる。
※②【転移マット】
超級ダンジョン中ボスの宝物。四角いタイルのようなマットで2つ一組
の魔道具で対になったマット間を瞬間移動できる。
対になったマットには同じルーン文字のようなものが印してありペアの
マットはわかるようになっている。
設置した人間以外が取ろうとしても窃盗防止の処置が出来て取ることが
出来ない様にすることもできる。
※③【ブレス】
魔物特有のスキルであり、口から範囲攻撃ができる。攻撃方法は様々な物
があり、代表的な攻撃方法は炎を吐き出し、相手を丸焼きにするのである。
※④【鑑定】
ケンジの、レアスキルでパッシブスキルとは別物である。このスキルは神眼
であり、物品は、もちろんあらゆる物が鑑定でき、人のステータスでさえ見る事
ができる。
※⑤【シャドーカッター】
闇属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 4秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 瞬間
効果対象 単体
効果範囲 レベル×1mまでの範囲
必要秘薬 アビスの葉5個
備考欄
影の刃を打ち出す魔法で時速は80kmも出る為、暗闇で唱えると
保護色となり、目に見えないので、避けるのは殆ど不可能である。
ただ、詠唱スキルが無いと詠唱時間が4秒と長い為、使いどころが難しいのだ。
魔法使い職レベル20魔法スキル30.00以上で使用可能
※⑥【スロー】
闇属性魔法 2階位
消費MP 40
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 レベル×30分
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 高麗人参1個
備考欄
唱えた対象にデメリットの効果を与え、行動の全てが遅くなる魔法。
効果はレベル×1%で最大40%までで、基本能力から差し引かれる。
魔法使い職業レベル20、魔法キル15.00以上で使用可能。
※⑦【ファイヤーボール】
火属性魔法 3階位
消費MP 15
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1人
効果範囲 半径1m×(レベル×10分の1)最大半径10m
(任意に調整可能)
必要秘薬 虹パール1個
備考欄
この魔法は、炎の球を作り出し打ち出す魔法。命中した起点を中心に、
最大半径10mの範囲で大爆発させることが出来る。ダメージは
爆発に巻き込まれた範囲内にいる人間一人につき、(1~10)×2分の1
レベル。
職業レベル30魔法スキル35.00でで使う事が可能。
※⑧【シャイニングレイ】
光属性魔法 7階位
消費MP 50
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 レベル×1m
必要秘薬 虹色パール1個
備考
この魔法はレベルが高いにも関わらず秘薬は1個しか使わなく
使いやすい。又発射までの時間が詠唱スキルが無くても1秒と
物凄く早いのである。ダメージは1~100+(レベル×10)
ダメージでそこそこのダメージが出るのである。
魔道士職業レベル75以上魔法スキル110.00で使える。
※⑨【ライトオーラ】
光属性魔法 5階位
消費MP 40
詠唱速度 3.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶 5個
備考欄
この魔法は、装備に掛ける事により、光属性を付与することが出来る。
武器に掛けると、光属性のダメージを与えることが出来る。また、防具に掛ける
と闇属性の攻撃を防ぐことが出来るようになるのである。
魔道士職業レベル50以上魔法スキル100.00で使える。
※⑩【ターニングアンデット】
神聖魔法 1階位
消費MP 50
詠唱速度 15秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 10×レベル人数のアンデット
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は、クレリックやプリーストの魔法で、アンデットを浄化し消滅
させてしまう魔法である。詠唱時間が、長い為連発する事はできない。
この魔法は、ダメージもなく抵抗できなかったアンデットは消滅する。
クレリックプリースト職業レベル40信仰心スキル20.00で使用可能。
※⑪【ホーリーウェポン】
神聖魔法 1階位
消費MP 20
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一つの武器
効果範囲 なし
必要秘薬 なし
備考欄
武器に聖属性の魔法を付与する事の出来る魔法。この武器で攻撃された
アンデットは2倍ダメージになる。
クレリック、プリースト職業レベル40信仰心スキル20.00で使用可能。
※⑫【アンチマジックシェル】
聖属性魔法 8階位
消費MP 40
詠唱速度 4.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 レベル×30分
効果対象 一人、又は一個所
効果範囲 半径1cm×レベル
必要秘薬 紫水晶・虹パール・魔水の苔 各10個
備考欄
この魔法を、掛ける事で対象は魔力が、封じ込められる事となる。付与魔法
の効果はなくなり、マジックアイテムも封じ込められてしまうのである。
また、場所に掛ける事で、そこを通過した者もまた、その空間ではマジック
アイテムは効果は無くなり、付与魔法は外れてしまう。
魔道師レベル100、魔法スキル120.00で使用可能
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のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
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彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
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不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
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クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
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外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
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