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第7章 超級ダンジョン攻略!
15話 平穏の日々
しおりを挟むケンジ達が帰って来た次の日からマイたちは訓練に明け暮れ、それを見ていたセバスたちは顔を青ざめて驚いていた。
「あの・・・ご主人様。」
「セバスなにかようか?」
「マイさんやギル達の戦闘能力が素人目にもあきらかに違って見えるのですがあの状況でダンジョンの攻略が出来なかったのですか?」
「何言ってんだ?マイたちはあれでもだいぶん抑えて訓練しているんだぞ。本気出したら剣圧で町が吹っ飛ぶぞ。」
「はぁ?」
それを聞いたセバスはケンジが何を言っているのかわからなかった。
「おいおい・・・もし今の調子で手を抜いた状態でダンジョンに潜ったらたぶん10階層が関の山だぞ。」
セバスはケンジ達の戦闘能力が桁違い強いとこの時初めて実感したのだ。
「あの・・・・じゃあご主人様達はこの強さでも物足りなくてこれから修行に出るのですか?そこまで超級ダンジョンは恐ろしい所だったのですか?」
「まあ、悪魔族が出現するところだからな。たぶん50階層の奥にはまだまだおとぎ話で聞くような魔物が存在していると思うぞ。」
「・・・・・」
「多分修業から帰って来た時にはみんな3次職になっているはずだから今の戦闘力はカスみたいなものになっているはずだよ。」
セバスは3次職というものはどれほどのものか思い知らされたのである。今の状態でもギルの素振りですら目で追うのがやっとで何回ダガーを突き出しているのか解らないのである。
そしてアタッカーであるマードックはそれをも凌駕した動きになっておりあまりに早くて動きが遅く見えるのである。つまり扇風機の羽根と言ったらわかるだろうか?あまりに速すぎる動きで残像現象が起き反対に遅く見えるのである。それはプリムやマイも同様の動きだったのである。
「こんな事を言っては失礼なのかもしれませんがご主人様はいったいどこを目指しているのでしょうか?私には解りかねます・・・」
「そりゃ万が一を考えてみんなで楽しく暮らせるようにが最終目標だな。」
「万が一ですか?」
「ああ。そうだ・・・万が一だよ。」
ケンジは何か考え込んだようになったがすぐさまセバスを見て笑顔になりギル達の訓練風景をみていた。セバスはケンジの事だから何かあるとは思っていたがそれ以上は入り込んで聞こうとはしなかったのだった。
そしてそれからギルドはすぐさま王国にケンジの授与の事を辞退すると返答し手紙を送ったのだった。
その知らせが届いたのは距離がある為1週間後だった。それを見た王国の重鎮達は驚き戸惑ったのである。平民無勢が国王の慈悲を断るなどもってのほかだとか辞退するとか馬鹿な決断をするだとか王国上層部では色々うわさが飛び交うのだった。その噂はメイガン商会会長のガンスにまで届いたのだった。
「な、なんだと!それは本当か?」
「父さん本当ですよ。わたしも聞いたときは驚きました。」
息子のメイガンは父ガンスにすぐさま連絡をしたようで二人そろって驚きそして頭を悩ますのであった。いままでケンジの後ろ盾をしていたメイガン商会は今後の事がどうなるのか解らなかったのである。
貴族同士ならまだ抑えることは可能だが相手が王族となると話は別になるのだ。そしてすぐさまガンスとメイガンはケンジの家に向かうのだった。
「スマン!メイガン商会だが坊主・・・いや、ケンジは御在宅でおるか?ガンスが来たと伝えてくれ!」
なんか重々しいいつもと違ったガンスの表情に店で働いていたユエティー達は何事かと思い身体をビクッとさせながら対応したのだった。
「今ご主人様たちは超級ダンジョンに行っておられます。」
「なんだと本当か?」
「えーっと何かあったのでしょうか?」
「ああ・・・ちょっとまずい事になるかもしれん・・・」
「話だけでも聞いたほうがよろしいでしょうか?」
「ああ・・・ガンスから言付けだと言ってもらえるとありがたい。」
「それでは、セバスの方に言っていただけますか?こちらへどうぞ。」
ユエティーはすぐさま屋敷の方に案内してガンスとメイガンを奥に連れて行ったのだがウランやアプリコットは何事だと思い不安そうに見送るしかできなかった。
そして家の中ではセバス、ミナレス、ユエティーがガンスの話を聞いていたのだった。
「な、なんですってご主人様が?」
「それは本当ですか?」
「王族の授与式を辞退したって・・・そんな・・・」
「ああ・・・本当の事だ・・・その連絡は貴族たちからの情報で確かなものだ。」
「ご主人様は何でそんなことを!」
「お主たちは知らなかったのか?」
「いえ・・・聞いておりません・・・でも何で王国はご主人様に授与式を行おうとしたのでございますか?」
「1か月いや2か月ぐらい前超級でスタンピードが起こりかけた事は知っておるよな。それを止めた功績での授与だそうだ。」
「そうだったのですか・・・・」
「でも・・・なんでケンジ君は授与を辞退したのでしょうか?」
「私達にはご主人様の考えている事がいつもわからくて後になっていつも驚かされるばかりで・・・・」
「だが今回はいつものようにうまくいくかわからんぞ・・・」
「それはどうゆうことですか?」
「貴族相手ならワシらでもなんとかなるが今度の相手は王族だからだよ。王族とそれに関与する親戚つまりは公爵家はワシらが後ろ盾になっていてもどうしようもない・・・」
「そればかりかそんなことをすればワシらも処分されてしまうからな・・・」
「今回だけはワシらも傍観するしかないんだよ・・・」
「そ、そんな!じゃあご主人様はどうなるのですか?」
「ワシらが今言えるのは坊主がダンジョンから帰ってこない事を祈るしかその期間だけでも長生きが出来るとしかいえん・・・」
「そ・・・・そんな・・・・」
ガンスのセリフにセバスたちはこの世の終わりのような顔をして涙を流したのだった。ガンスもまた奴隷たちにここまで慕われているセバスたちが不憫に思いなぐさめるのであった。
「お前達はこれからどうするんだ?」
ひとしきり涙を流したセバスたちは少し落ち着きガンス達に心配はいりませんと告げるのだった。これはケンジとの約束で無事この家に帰ってくると言われていたので今回もまたその言葉を信じるだけだとセバスたちは思い直したのだった。
「我々はご主人様をずっと帰ってくるのを信じるだけです。」
「そっか・・・」
ガンスはケンジの身に何かあった時にはここの奴隷達を引取るつもりでいたのだった。自分にはこれぐらいしかできないと思っていたからである。だが、セバスたちは奴隷紋が隷属の首輪に戻ってもいないうちからそんな話はできないと断ったのである。
もし首輪に戻ったとしても、ケンジの帰りを信じこの家を守ると奴隷達全員で誓いあっていたからである。
それを聞いたガンスはケンジの事を羨ましく思ったのだ。ガンス自身長く商人として生きてきて家族で無い他人からこれほどまで信頼を得た事は無かったからである。
そしてガンスはメイガンと商会への帰り道ガンスは空を見上げぼそっとつぶやくのだった。
「坊主は凄いの・・・」
「父さん何か言いましたか?」
「いや・・・・なんでもない・・・」
ガンス達の心配をよそにケンジ達は超級ダンジョンでめきめき力をつけ3か月みっちり修業をしてマイ達以下6名全員が3次職となれていたのだった。
*-----*-----*-----*-----*
名前 マイマール(通称マイ)(18歳)
種族 ヒューマン レベル80
職業 セインバロル レベル80
裏立花極心流 正統後継者
HP 1285
MP 1105
STR 398
VIT 324
INT 310
MID 294
DEX 390
AGI 335
LUK 68
パッシブスキル
格闘術 120.00
回避 100.00
刀術 100.00
戦術 100.00
治療 100.00
魔法(風属性) 65.74
アクティブスキル
アタックオーラ 使う事で与えるダメージが10%アップ
ディフェンスオーラ 使う事で防御が10%上がる。
アジリティーオーラ 使う事で素早さが10%上がる。
パワーアタック 使う事で単体の敵に2倍ダメージを与える
ことが出来る。
チャンプオブパワー 個人のストレングスを上げ攻撃力が跳ね上がる。
チャンプオブガード 個人のヴァイタリティーを上げ防御力が跳ね上がる。
チャンプオブオーラ 個人のアジリティーを上げ回避力を跳ね上げる。
チャンプオブスピード 個人のデックスを上げ攻撃回数を跳ね上げる。
チャンプオブホーチュン 個人のラックを跳ね上げクリティカルを跳ね上げる。
立花極心流 覇殺拳 表の奥義 相手の心臓の鼓動に合わせ拳を打ち込む奥義
心臓麻痺を起こす一撃必殺技
裏・立花極心流 奥義 円空旋 居合い斬りのような構えから剣気を飛ばす技
かまいたちを発生させどんなものでも斬ることが可能。
武闘家(モンク)→バトルバロン→セインバロルの順で転職
ギルスレイン(25歳)
種族 ヒューマン レベル80
職業 アドベンチャー レベル80
(ケンジ隷属)
ステータス
HP 1420
MP 980
STR 320
VIT 290
INT 300
MID 250
DEX 390
AGI 378
LUK 50
パッシブスキル
短剣術 120.00
戦術 100.00
罠発見解除 100.00
魔法(属性火) 45.23
解体 100.00
キャンプ 80.56
耐性 100.00
アクティブスキル
アクロバット 身体が身軽にできる。
サイレントムーブ 足音を立てず移動ができる。
バックスタブ 敵を後ろから攻撃する時命中率が上がる。
クリティカルブロー 攻撃時ダメージが1.5倍になる。
パワーアタック 攻撃力が2倍になり与えるダメージが増加
ナイトサイト 夜目が効き周りが明るく見える
聞き耳 周りの様子の音が聞き取りやすくなる
デットリーアタック 攻撃時相手の急所を突きHPの80%のダメージを与える
成功確率は30%
シャドー 影に忍び姿を消す
ブラッドブロウ 出血攻撃で毎分HPの10%が無くなる。継続ダメージ。
ローグ→トレジャーハンター→アドベンチャーの順で転職
システィナ(153歳)
種族 エルフ レベル80
職業 パーフェクトシンガー レベル80
(ケンジ隷属)
ステータス
HP 1500
MP 960
STR 265
VIT 350
INT 250
MID 265
DEX 248
AGI 267
LUK 60
パッシブスキル
音楽 120.00
歌唱 100.00
楽器 100.00
詠唱 30.00
魔法(属性水土) 25.78
ガーデニング 30.00
剣術 100.00
盾術 100.00
アクティブスキル
沈静化 楽器を使うことで敵を麻痺させて30秒動けなくする。
揺動化 二匹以上の敵を同士討ちにさせる
不協和音 ターゲットのステータスを著しく低下させる。
スラッシュ 剣気を前方に通常ダメージを飛ばす。
パワーアタック 剣に魔力を乗せ倍のダメージを与える。
シールドプレス シールドに魔力を乗せ後方に飛ばす。
薙ぎ払い 相手の攻撃をシールドで払いのけダメージを回避する。
ディザーム 相手の武器を攻撃し武器を落とす。
ソングオヴプロテクション パーティー全員に20分間防御力アップ。
ソングオヴウィンド パーティー全員に20分間移動力アップ。
ソングオヴリターン パーティー全員に20分間物理ダメージの10%
反射。
ソングオヴアジリティー パーティー全員に20分間回避力アップ。
ソングオヴバイタリティー パーティー全員のHPを20分間増加。
ソンクオブガード パーティー全員に基本属性の魔法防御アップ。
吟遊詩人→バード➘
剣士(タンカー) →ディフェンスシンガー→パーフェクトシンガーの順で
転職。
プリム(20歳)
名前 プリム
種族 天翔族 レベル90
職業 バルキリーロード レベル90
(ケンジの隷属)
ステータス
HP 1700
MP 1600
STR 421
VIT 410
INT 350
MID 382
DEX 400
AGI 378
LUK 45
パッシブスキル
槍術 120.00
戦術 100.00
回避 80.23
魔法(風属性) 45.00
治療 85.78
キャンプ 78.21
料理 98.89
裁縫 65.31
アクティブスキル
スタンアタック 攻撃した対象を30秒動けなくする。
トリプルアタック 3連突きで1発1.2倍ダメージ
ワイルドアタック 前方にいる敵を薙ぎ払うことができる。複数攻撃可能(最大5体)
フワァールウィンド 旋風陣を前方に飛ばし敵を上空に舞い上がらせ上空から落下させる技
旋風陣 竜巻を前方に打ち出し嵐の中に閉じ込めエアカッターで
なます切りにして上空に舞い上がらせ落下させる技
ウルトラバルキリア 個人で攻撃力防御力回避力を10分間倍に引き上げる。
ライトニング 魔法の稲妻と同じ名前だが武器に稲妻をまとわせ光の速さで攻撃を繰り出す技。
物理、魔法両方の特性を持った攻撃で当たると30%の確率で麻痺痙攣を
おこし動けなくする。
槍術士→バルキリー→バルキリーロードの順で転職。
名前 マードック(163歳)
種族 ダークエルフ レベル80
職業 ミストラルダンサー レベル80
(ケンジ隷属)
ステータス
HP 1400
MP 1250
STR 370
VIT 345
INT 300
MID 312
DEX 342
AGI 312
LUK 60
パッシブスキル
双剣術 120.00
戦術 100.00
ダンス 100.00
治療 100.00
耐性 100.00
アクティブスキル
ダブルスラッシュ 前方に剣気を飛ばし通常ダメージを与える。
パワースラッシュ 前方に剣気を飛ばし3倍ダメージを与える。
ジャンプ 跳び上がることが出来る。魔力の込め方で最大10m。
ダンスオヴインスピレーション パーティー全員に20分間命中率アップ。
ダンスオヴウォーリア パーティー全員に20分間攻撃力アップ。
ダンスオヴヘイスト パーティー全員に20分間攻撃速度アップ。
ダンスオヴスタンス パーティー全員に20分間クリティカルの
確立とダメージをアップ。
アタックダンサーの時のダンススキルが消え新たなダンススキルになり
個人に掛けていたスキルはパーティー全員に掛けることが出来るようになった。
大道芸人→ダンサー➘
双剣士(アタッカー)→アタックダンサー→ミストラルダンサーの順で転職。
オリヴィア(223歳)
種族 ダークエルフ レベル80
職業 アルデンソウル レベル80
(ケンジ隷属)
ステータス
HP 1300
MP 1600
STR 216
VIT 190
INT 375
MID 352
DEX 261
AGI 246
LUK 65
パッシブスキル
魔法(聖属性) 120.00
知識 100.00
料理 100.00
治療 100.00
瞑想 100.00
書写 80.42
詠唱 100.00
集中 100.00
アクティブスキル
なし
魔法一覧
ヒール、ハイヒール、キュア
リジェネレート、エリアヒール、キュアバラライズ、キュアストーン、
メンタルオーラ、エレメンタルオーラ、グレーターヒール、パーフェクトヒール
エクストラキュア、メンタルリジェネ、リチャージ、クローン、
リーンカネーション、リザレクション
ヒーラ→ソウルリューン→アルデンソウルの順で転職。
セイラ(18歳)
種族 ヒューマン レベル80
職業 ハイプリースト レベル80
(ケンジ隷属)
ステータス
HP 1400
MP 1580
STR 354
VIT 320
INT 380
MID 390
DEX 280
AGI 317
LUK 40
パッシブスキル
棍棒術 95.27
盾術 58.47
魔法(聖属性) 100.00
信仰 120.00
料理 100.00
治療 100.00
詠唱 98.36
アクティブスキル
ガイダンス 命中率アップ
ウーパー クリティカルアップ
ストレングス 攻撃力アップ
プロテクション 防御力アップ
レジストエレメンタル 基本魔法属性耐性アップ
ヘイスト 攻撃速度アップ
ブレスボディー HP増加
ブレスソウル MP増加
レジストホーリー 聖属性魔法の攻撃魔法の耐性アップ
レジストアビス 闇属性魔法の耐性アップ
レジストオーム 邪属性魔法の耐性アップ
レジストライト 光属性魔法の耐性アップ
ヒール
ハイヒール
グレーターヒール
キュア
ホーリーウェポン 聖属性の魔法を武器に付与
ホーリーブレス アンデットに唱えると動かなくなる。
ホーリーショット アンデットのみダメージを与えることが出来る攻撃魔法。
ターニングアンデット アンデットを浄化しダメージを与え無に帰す。
シスター→プリースト→ハイプリーストの順で転職
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