上 下
252 / 619
第7章 超級ダンジョン攻略!

15話 平穏の日々

しおりを挟む

 ケンジ達が帰って来た次の日からマイたちは訓練に明け暮れ、それを見ていたセバスたちは顔を青ざめて驚いていた。

「あの・・・ご主人様。」

「セバスなにかようか?」

「マイさんやギル達の戦闘能力が素人目にもあきらかに違って見えるのですがあの状況でダンジョンの攻略が出来なかったのですか?」

「何言ってんだ?マイたちはあれでもだいぶん抑えて訓練しているんだぞ。本気出したら剣圧で町が吹っ飛ぶぞ。」

「はぁ?」

 それを聞いたセバスはケンジが何を言っているのかわからなかった。

「おいおい・・・もし今の調子で手を抜いた状態でダンジョンに潜ったらたぶん10階層が関の山だぞ。」

 セバスはケンジ達の戦闘能力が桁違い強いとこの時初めて実感したのだ。

「あの・・・・じゃあご主人様達はこの強さでも物足りなくてこれから修行に出るのですか?そこまで超級ダンジョンは恐ろしい所だったのですか?」

「まあ、悪魔族が出現するところだからな。たぶん50階層の奥にはまだまだおとぎ話で聞くような魔物が存在していると思うぞ。」

「・・・・・」

「多分修業から帰って来た時にはみんな3次職になっているはずだから今の戦闘力はカスみたいなものになっているはずだよ。」

 セバスは3次職というものはどれほどのものか思い知らされたのである。今の状態でもギルの素振りですら目で追うのがやっとで何回ダガーを突き出しているのか解らないのである。
 そしてアタッカーであるマードックはそれをも凌駕した動きになっておりあまりに早くて動きが遅く見えるのである。つまり扇風機の羽根と言ったらわかるだろうか?あまりに速すぎる動きで残像現象が起き反対に遅く見えるのである。それはプリムやマイも同様の動きだったのである。

「こんな事を言っては失礼なのかもしれませんがご主人様はいったいどこを目指しているのでしょうか?私には解りかねます・・・」

「そりゃ万が一を考えてみんなで楽しく暮らせるようにが最終目標だな。」

「万が一ですか?」

「ああ。そうだ・・・万が一だよ。」

 ケンジは何か考え込んだようになったがすぐさまセバスを見て笑顔になりギル達の訓練風景をみていた。セバスはケンジの事だから何かあるとは思っていたがそれ以上は入り込んで聞こうとはしなかったのだった。





 そしてそれからギルドはすぐさま王国にケンジの授与の事を辞退すると返答し手紙を送ったのだった。
 その知らせが届いたのは距離がある為1週間後だった。それを見た王国の重鎮達は驚き戸惑ったのである。平民無勢が国王の慈悲を断るなどもってのほかだとか辞退するとか馬鹿な決断をするだとか王国上層部では色々うわさが飛び交うのだった。その噂はメイガン商会会長のガンスにまで届いたのだった。

「な、なんだと!それは本当か?」

「父さん本当ですよ。わたしも聞いたときは驚きました。」

 息子のメイガンは父ガンスにすぐさま連絡をしたようで二人そろって驚きそして頭を悩ますのであった。いままでケンジの後ろ盾をしていたメイガン商会は今後の事がどうなるのか解らなかったのである。
 貴族同士ならまだ抑えることは可能だが相手が王族となると話は別になるのだ。そしてすぐさまガンスとメイガンはケンジの家に向かうのだった。




「スマン!メイガン商会だが坊主・・・いや、ケンジは御在宅でおるか?ガンスが来たと伝えてくれ!」

 なんか重々しいいつもと違ったガンスの表情に店で働いていたユエティー達は何事かと思い身体をビクッとさせながら対応したのだった。

「今ご主人様たちは超級ダンジョンに行っておられます。」

「なんだと本当か?」

「えーっと何かあったのでしょうか?」

「ああ・・・ちょっとまずい事になるかもしれん・・・」

「話だけでも聞いたほうがよろしいでしょうか?」

「ああ・・・ガンスから言付けだと言ってもらえるとありがたい。」

「それでは、セバスの方に言っていただけますか?こちらへどうぞ。」

 ユエティーはすぐさま屋敷の方に案内してガンスとメイガンを奥に連れて行ったのだがウランやアプリコットは何事だと思い不安そうに見送るしかできなかった。

 そして家の中ではセバス、ミナレス、ユエティーがガンスの話を聞いていたのだった。

「な、なんですってご主人様が?」
「それは本当ですか?」
「王族の授与式を辞退したって・・・そんな・・・」

「ああ・・・本当の事だ・・・その連絡は貴族たちからの情報で確かなものだ。」

「ご主人様は何でそんなことを!」

「お主たちは知らなかったのか?」

「いえ・・・聞いておりません・・・でも何で王国はご主人様に授与式を行おうとしたのでございますか?」

「1か月いや2か月ぐらい前超級でスタンピードが起こりかけた事は知っておるよな。それを止めた功績での授与だそうだ。」

「そうだったのですか・・・・」

「でも・・・なんでケンジ君は授与を辞退したのでしょうか?」

「私達にはご主人様の考えている事がいつもわからくて後になっていつも驚かされるばかりで・・・・」

「だが今回はいつものようにうまくいくかわからんぞ・・・」

「それはどうゆうことですか?」

「貴族相手ならワシらでもなんとかなるが今度の相手は王族だからだよ。王族とそれに関与する親戚つまりは公爵家はワシらが後ろ盾になっていてもどうしようもない・・・」
「そればかりかそんなことをすればワシらも処分されてしまうからな・・・」
「今回だけはワシらも傍観するしかないんだよ・・・」

「そ、そんな!じゃあご主人様はどうなるのですか?」

「ワシらが今言えるのは坊主がダンジョンから帰ってこない事を祈るしかその期間だけでも長生きが出来るとしかいえん・・・」

「そ・・・・そんな・・・・」

 ガンスのセリフにセバスたちはこの世の終わりのような顔をして涙を流したのだった。ガンスもまた奴隷たちにここまで慕われているセバスたちが不憫に思いなぐさめるのであった。

「お前達はこれからどうするんだ?」

 ひとしきり涙を流したセバスたちは少し落ち着きガンス達に心配はいりませんと告げるのだった。これはケンジとの約束で無事この家に帰ってくると言われていたので今回もまたその言葉を信じるだけだとセバスたちは思い直したのだった。

「我々はご主人様をずっと帰ってくるのを信じるだけです。」

「そっか・・・」

 ガンスはケンジの身に何かあった時にはここの奴隷達を引取るつもりでいたのだった。自分にはこれぐらいしかできないと思っていたからである。だが、セバスたちは奴隷紋が隷属の首輪に戻ってもいないうちからそんな話はできないと断ったのである。
 もし首輪に戻ったとしても、ケンジの帰りを信じこの家を守ると奴隷達全員で誓いあっていたからである。

 それを聞いたガンスはケンジの事を羨ましく思ったのだ。ガンス自身長く商人として生きてきて家族で無い他人からこれほどまで信頼を得た事は無かったからである。

 そしてガンスはメイガンと商会への帰り道ガンスは空を見上げぼそっとつぶやくのだった。
 
「坊主は凄いの・・・」

「父さん何か言いましたか?」

「いや・・・・なんでもない・・・」

 ガンス達の心配をよそにケンジ達は超級ダンジョンでめきめき力をつけ3か月みっちり修業をしてマイ達以下6名全員が3次職となれていたのだった。


*-----*-----*-----*-----*



名前   マイマール(通称マイ)(18歳)
種族   ヒューマン    レベル80
職業   セインバロル   レベル80
     裏立花極心流 正統後継者

HP   1285
MP   1105
STR  398
VIT  324
INT  310
MID  294
DEX  390
AGI  335
LUK   68

パッシブスキル
格闘術     120.00
回避      100.00
刀術      100.00
戦術      100.00
治療      100.00
魔法(風属性)  65.74

アクティブスキル
アタックオーラ     使う事で与えるダメージが10%アップ
ディフェンスオーラ   使う事で防御が10%上がる。
アジリティーオーラ   使う事で素早さが10%上がる。
パワーアタック     使う事で単体の敵に2倍ダメージを与える
            ことが出来る。

チャンプオブパワー   個人のストレングスを上げ攻撃力が跳ね上がる。
チャンプオブガード   個人のヴァイタリティーを上げ防御力が跳ね上がる。
チャンプオブオーラ   個人のアジリティーを上げ回避力を跳ね上げる。
チャンプオブスピード  個人のデックスを上げ攻撃回数を跳ね上げる。
チャンプオブホーチュン 個人のラックを跳ね上げクリティカルを跳ね上げる。

立花極心流 覇殺拳   表の奥義 相手の心臓の鼓動に合わせ拳を打ち込む奥義
           心臓麻痺を起こす一撃必殺技
裏・立花極心流 奥義  円空旋 居合い斬りのような構えから剣気を飛ばす技
           かまいたちを発生させどんなものでも斬ることが可能。

武闘家(モンク)→バトルバロン→セインバロルの順で転職


ギルスレイン(25歳)
種族   ヒューマン     レベル80
職業   アドベンチャー   レベル80
     (ケンジ隷属)

ステータス
HP   1420
MP   980
STR  320
VIT  290
INT  300
MID  250
DEX  390
AGI  378
LUK  50

パッシブスキル
短剣術    120.00
戦術     100.00
罠発見解除  100.00
魔法(属性火)  45.23
解体     100.00
キャンプ    80.56
耐性     100.00

 アクティブスキル
アクロバット    身体が身軽にできる。
サイレントムーブ  足音を立てず移動ができる。
バックスタブ    敵を後ろから攻撃する時命中率が上がる。
クリティカルブロー 攻撃時ダメージが1.5倍になる。
パワーアタック   攻撃力が2倍になり与えるダメージが増加
ナイトサイト    夜目が効き周りが明るく見える
聞き耳       周りの様子の音が聞き取りやすくなる
デットリーアタック 攻撃時相手の急所を突きHPの80%のダメージを与える
          成功確率は30%
シャドー      影に忍び姿を消す
ブラッドブロウ   出血攻撃で毎分HPの10%が無くなる。継続ダメージ。

 ローグ→トレジャーハンター→アドベンチャーの順で転職


 システィナ(153歳)
種族    エルフ        レベル80
職業    パーフェクトシンガー レベル80
      
      (ケンジ隷属)
 ステータス
HP   1500
MP   960
STR  265
VIT  350
INT  250
MID  265
DEX  248
AGI  267
LUK  60

 パッシブスキル
音楽       120.00
歌唱       100.00
楽器       100.00
詠唱        30.00
魔法(属性水土)  25.78
ガーデニング    30.00
剣術       100.00
盾術       100.00

 アクティブスキル
沈静化  楽器を使うことで敵を麻痺させて30秒動けなくする。
揺動化  二匹以上の敵を同士討ちにさせる
不協和音 ターゲットのステータスを著しく低下させる。

スラッシュ        剣気を前方に通常ダメージを飛ばす。
パワーアタック      剣に魔力を乗せ倍のダメージを与える。
シールドプレス      シールドに魔力を乗せ後方に飛ばす。
薙ぎ払い         相手の攻撃をシールドで払いのけダメージを回避する。
ディザーム        相手の武器を攻撃し武器を落とす。
ソングオヴプロテクション パーティー全員に20分間防御力アップ。
ソングオヴウィンド    パーティー全員に20分間移動力アップ。
ソングオヴリターン    パーティー全員に20分間物理ダメージの10%
             反射。
ソングオヴアジリティー  パーティー全員に20分間回避力アップ。
ソングオヴバイタリティー パーティー全員のHPを20分間増加。
ソンクオブガード     パーティー全員に基本属性の魔法防御アップ。

吟遊詩人→バード➘
剣士(タンカー) →ディフェンスシンガー→パーフェクトシンガーの順で
転職。


 プリム(20歳)
名前 プリム
種族 天翔族      レベル90
職業 バルキリーロード レベル90
   (ケンジの隷属)

ステータス
HP  1700
MP  1600
STR  421
VIT  410
INT  350
MID  382
DEX  400
AGI  378
LUK   45

パッシブスキル
槍術     120.00
戦術     100.00
回避      80.23
魔法(風属性)  45.00
治療      85.78
キャンプ    78.21
料理      98.89
裁縫      65.31
 
アクティブスキル
スタンアタック    攻撃した対象を30秒動けなくする。
トリプルアタック   3連突きで1発1.2倍ダメージ
ワイルドアタック   前方にいる敵を薙ぎ払うことができる。複数攻撃可能(最大5体)
フワァールウィンド  旋風陣を前方に飛ばし敵を上空に舞い上がらせ上空から落下させる技 
旋風陣        竜巻を前方に打ち出し嵐の中に閉じ込めエアカッターで
           なます切りにして上空に舞い上がらせ落下させる技
ウルトラバルキリア  個人で攻撃力防御力回避力を10分間倍に引き上げる。
ライトニング     魔法の稲妻と同じ名前だが武器に稲妻をまとわせ光の速さで攻撃を繰り出す技。
           物理、魔法両方の特性を持った攻撃で当たると30%の確率で麻痺痙攣を
           おこし動けなくする。

 槍術士→バルキリー→バルキリーロードの順で転職。


名前  マードック(163歳)
種族  ダークエルフ     レベル80
職業  ミストラルダンサー  レベル80
    (ケンジ隷属)

ステータス
HP  1400
MP  1250
STR  370
VIT  345
INT  300
MID  312
DEX  342
AGI  312
LUK   60
 
パッシブスキル
双剣術 120.00
戦術  100.00
ダンス 100.00
治療  100.00
耐性  100.00

アクティブスキル
ダブルスラッシュ       前方に剣気を飛ばし通常ダメージを与える。
パワースラッシュ       前方に剣気を飛ばし3倍ダメージを与える。
ジャンプ           跳び上がることが出来る。魔力の込め方で最大10m。
ダンスオヴインスピレーション パーティー全員に20分間命中率アップ。
ダンスオヴウォーリア     パーティー全員に20分間攻撃力アップ。
ダンスオヴヘイスト      パーティー全員に20分間攻撃速度アップ。
ダンスオヴスタンス      パーティー全員に20分間クリティカルの
               確立とダメージをアップ。

 アタックダンサーの時のダンススキルが消え新たなダンススキルになり
個人に掛けていたスキルはパーティー全員に掛けることが出来るようになった。

大道芸人→ダンサー➘
双剣士(アタッカー)→アタックダンサー→ミストラルダンサーの順で転職。

オリヴィア(223歳)
種族    ダークエルフ  レベル80
職業    アルデンソウル レベル80
      (ケンジ隷属)

ステータス
HP    1300
MP    1600
STR    216
VIT    190
INT    375
MID    352
DEX    261
AGI    246
LUK     65

パッシブスキル
魔法(聖属性) 120.00
知識      100.00
料理      100.00
治療      100.00
瞑想      100.00
書写       80.42
詠唱      100.00
集中      100.00

アクティブスキル
なし
魔法一覧
ヒール、ハイヒール、キュア
リジェネレート、エリアヒール、キュアバラライズ、キュアストーン、
メンタルオーラ、エレメンタルオーラ、グレーターヒール、パーフェクトヒール
エクストラキュア、メンタルリジェネ、リチャージ、クローン、
リーンカネーション、リザレクション

 ヒーラ→ソウルリューン→アルデンソウルの順で転職。 

セイラ(18歳)
種族    ヒューマン   レベル80
職業    ハイプリースト レベル80
      (ケンジ隷属)

ステータス
HP    1400
MP    1580
STR    354
VIT    320
INT    380
MID    390
DEX    280
AGI    317
LUK     40

パッシブスキル
棍棒術      95.27
盾術       58.47
魔法(聖属性) 100.00
信仰      120.00
料理      100.00
治療      100.00
詠唱       98.36

アクティブスキル
ガイダンス      命中率アップ
ウーパー       クリティカルアップ
ストレングス     攻撃力アップ
プロテクション    防御力アップ
レジストエレメンタル 基本魔法属性耐性アップ
ヘイスト       攻撃速度アップ
ブレスボディー    HP増加
ブレスソウル     MP増加
レジストホーリー   聖属性魔法の攻撃魔法の耐性アップ
レジストアビス    闇属性魔法の耐性アップ
レジストオーム    邪属性魔法の耐性アップ
レジストライト    光属性魔法の耐性アップ
ヒール
ハイヒール
グレーターヒール
キュア
ホーリーウェポン   聖属性の魔法を武器に付与
ホーリーブレス    アンデットに唱えると動かなくなる。
ホーリーショット   アンデットのみダメージを与えることが出来る攻撃魔法。
ターニングアンデット アンデットを浄化しダメージを与え無に帰す。

 シスター→プリースト→ハイプリーストの順で転職

しおりを挟む
感想 223

あなたにおすすめの小説

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

最強の魔王が異世界に転移したので冒険者ギルドに所属してみました。

羽海汐遠
ファンタジー
 最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地。  彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。  残すは魔王ソフィのみとなった事で勇者たちは勝利を確信するが、肝心の魔王ソフィに全く歯が立たず、片手であっさりと勇者たちはやられてしまう。そんな中で勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出したマジックアイテムで、一度だけ奇跡を起こすと言われる『根源の玉』を使われて、魔王ソフィは異世界へと飛ばされてしまうのだった。  最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。  そして最強の魔王は、この新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。  彼の願いとはソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、そして全力で戦った上で可能であれば、その至高の相手に完膚なきまでに叩き潰された後に敵わないと思わせて欲しいという願いである。  人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。  彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。  『カクヨム』  2021.3『第六回カクヨムコンテスト』最終選考作品。  2024.3『MFブックス10周年記念小説コンテスト』最終選考作品。  『小説家になろう』  2024.9『累計PV1800万回』達成作品。  ※出来るだけ、毎日投稿を心掛けています。  小説家になろう様 https://ncode.syosetu.com/n4450fx/   カクヨム様 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796  ノベルバ様 https://novelba.com/indies/works/932709  ノベルアッププラス様 https://novelup.plus/story/998963655

アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~

明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!! 『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。  無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。  破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。 「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」 【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。

埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。 その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。 

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

処理中です...