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第6章 ケンジの新しい生産力!

17話 人気者・・・

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 ケンジ達が去った後ダンジョンの魔物の様子は元に戻り、前のように兵士が10人体制で魔物の間引きが出来るようになったのだった。
 兵士たちはケンジに感謝をし自分達の仕事を全うしたのだった。しかし、ダンジョンに潜った兵士の中でも実力ぞろいのパーティーが一組戻らなかったのである。




 ケンジ達はテンペの町に戻りまずギルドに顔を出すのだった。マイは依頼であったブラッドタイガーの素材をギルドに提出しまたギルド内でまたヒーローになっていた。

 ケンジはダンジョンの守衛である団長の受注達成書をギルド受付で提出し超級ダンジョン初の中ボス達成に驚かれるのだった。

「あのケンジ様本当に超級ダンジョン10階層を攻略なされたのですか?」

「ああ、危なかったがなんとか達成できて超級ダンジョンの魔物を普通の状態に戻したよ。」

 すると周りから歓声が上がるのだった。



「すげえ!Freedom奴ら等々超級の中ボスクリアかよ。」
「ワシは奴らをたたものじゃないと最初から・・・」
「あいつ等はこの町のヒーローだ!」


 等、勝手な言い分があちこちからわきあがるのだった。その中である冒険者は自分をFreedomに入れてくれとかケンジの奴隷を売ってくれとか言ってくる者もいた。
 ケンジが一番困ったのは女性冒険者で自分を恋人にしてほしいとか第2夫人にしてほしいとか色仕掛けがはんぱなかったことだ。

「なあ、俺をお前のパーティーに入れてくれよ。」

「いや、間に合っているから・・・・」

「お前の奴隷を俺達のパーティに売ってくれ!金ならいくらでも出すから!」

「そんな事するわけない!馬鹿にするな!」

「ねえ、ケンジ君。あたしと一晩どう?」

「いや・・・遠慮しておきます・・・・」

 ケンジは受付で生産している間ずっと話しかけられていたのだった。
 

「お前達・・・冒険者だろ!ここは生産ギルドの受付だ。俺はお前達の要求を聞くつもりはないから離れてくれないか?清算ができないだろ?」

「なんだよ!お高くとまりやがってよ・・・」

「そうよそうよ!ちょっとぐらい聞いてくれてもいいじゃない!」

 冒険者達がケンジにからもうとした時、プリム・システィナ達がケンジとの間に割って入るのだった。

「なによ!あんた達奴隷でしょ!生意気な態度取ったらどうなるかわかってんの?」

「そういってわたし達のご主人様に絡んで引退した冒険者は何人いたかしら?」

「なっ!」

「悪い事言わないわ。諦めてご主人様から離れなさい!」

「なによ!奴隷が偉そうに!決闘を・・・」

「やめておいたほうがいいよ!」

 マイが後ろから話に割って入った。

「マイマールさん!」

「決闘してもあなた達に勝てる要因はなにもないよ。決闘しても奴隷に落とされるだけだから!」

「だけど、奴隷にここまで馬鹿にされるなんて!」

「よく考えて!わたし達は超級の中ボスを攻略してきたのよ。貴方のパーティーにそんなことできるの?」

「あ・・・・」

「悪い事言わないからケンちゃんたちに謝って引きなさい!」

「お・・・俺達がわるかったよ・・・」

「ご、ごめんなさい・・・」

 マイがそういうと冒険者達は悔しそうに頭を下げ酒場の方に戻っていくのだった。

「マイ、ありがとな。助かったよ。」

「いいのよ。ホント今まで何も言ってきてもない人間がああやって群がるのは鬱としいだけだもの。あたしも今まで話したことのない友人がいっぱいできちゃったよ・・・」

 そういいながらマイは腰に手をやりため息をつくのだった。

「ケンジ様!それでですね・・・兵士達からの依頼分のお金です。」

「ああ、ありがとう!」

 ケンジは報酬を受け取りギルドから出て行こうとしたら、受付嬢から何か素材は売ってくれないのかとお願いされてきたのだった。

「ケンジ様・・・よかったらオリハルコンのインゴットの方を納品していただけませんか?」

「悪いけど無理だ。今回は自分の分だけしか掘ってきてないからな。申し訳ないが諦めてくれ!」

「今ならお金もあるしできるだけ買い取りたいのです。」

「今回は依頼を受けてないだろ?納品する分はないんだよ・・・それに採掘していた期間も3日しかやってなくて後の4日はダンジョン攻略に費やしたから無理なんだよ。」

「でしたら、魔物の素材なんかは?」

「それはマイが依頼を受けてブラッドタイガーを納品したはずだろ?」

「それは冒険者ギルドにですよね。生産ギルドにはないです。」

「だから魔物の素材は本来冒険者ギルドにだろ?今回は依頼受けてないしインゴットはないよ。」

「そ、そんな・・・」

「まあ、また今度気が向いたときに受けに来るからその時にまでギルドの方針を考え直したほうが良いよ。」

「何を言っているのですか?」

「もう、ギルドがあって生産者達が生活できるって考え方だよ!これからは生産者があってギルドが経営させてもらってると思い、もっと寄り添った考え方をするべきだと言っているんだよ。」

 ケンジの言葉に受付嬢はそんなこと無理だと言ったような顔をしていたが、上部にあたる職員達は苦虫を噛みしめたような顔をしていたのだった。
 それもそのはずでもうケンジなしでは町の維持が出来ないでいたのだった。だが、今までのように強気の態度にも出る事も出来ずケンジの機嫌を伺いながらお願いするしかないのが上部の人間にはわかっていたのだった。ギルドは今まで好き勝手やってきた付けが回ろうとしていたのだった。

「あのケンジ様・・・それってどうゆうことなのですか?」

「どうゆうことって・・・なにがわからないのか?」

「いえ・・・その、ギルドの考えを直せだなんてギルド員がそんなこと・・・」

「じゃあ特別に教えてあげるよ。」

 ケンジは今のギルドの立場というのを説明するのだった。インゴットは今他の所から納品はされているのか?なぜ、メイガン商会が俺みたいな一介の生産者の後ろ盾になったのか?
 便器はこの町に浸透しなくてはならない物になり、俺が居なくなった時どうなるのか?
 それにより町の結界は充分に維持できるのか?丁寧に説明したうえでギルドは今まで通り強気な態度に出ることが出来るのか?と受付嬢にケンジは尋ねるのだった。

「そ・・・それは・・・・」

「その時が来る前にギルドはなんとかしたいと思いお金のあるうちにインゴットを買いたいんだろ?」
「つまりだ!俺に頼らないとギルドは機能しないって事なんだ。」

「だからなんなんですか?それがわかっているなら協力してくれてもいいじゃないですか?」

「だから言っているだろ。ギルドがもっと考え方を変えて生産者達冒険者達に寄り添った考え方に変えろって!そのうえでの協力してくれと言うなら俺もこんなに意固地な事は言わないよ。」

「・・・・」

「今までギルドは美味しい所ばかり独り占めしてきたんだ。依頼が達成できなかったら違約金と言い冒険者に負担を掛けたり、町の依頼は安いからといいほったらかしで率先して動こうとしない。上げたらきりがないよ。」
「それで生産者の俺が何とかできる力を持ち俺だけにシワ寄せが来るようなお願いされてもそれは協力というじゃなく強制というんだよ。」
「いいかい?いま、生産者・・・ギルド所属の人間が採掘や採取、製作どうなっているとおもう?」

「それは魔物が強くなり過ぎてダンジョンに潜れなくて大変な事になっています。」

「ギルドはそのことに気づいてながらなぜ援助してやらないんだ?今まで美味しいとこどりしてばかりで生産者が困っているなら資材を安く開放してやるとか違約金をなしにしてやるとか色々あるだろ?」
「また冒険者達には武器や装備品のメンテナンスの料金をギルドでだしてやるとかなんかやってあげないのか?」

「そんなことできるわけがないでしょ!」

「なんでだ?さっきお金があるといったじゃないか。」

「そんな事したらギルドはつぶれてしまいますよ!絶対無理です!」

「じゃあ俺に頼み事しても俺の答えは同じように絶対無理!インゴットの納品はできないと言うしかないじゃないか!ギルドは無理で俺には協力しろというのは虫が良すぎると言うもんだよ。」

「・・・・・・・」




「まあ、どうしようもなくなったら俺も商売としてギルドの足元を見て儲けさせてもらうからその時はよろしくというわけだよ。」

「そんなあ・・・・」

 ケンジはそう言い残しギルドを出ていくのだった。





「主はホントすごいよなあ・・・」

「マードック今更何を言ってんだよ。」

「だってよ、もしギルドの考え方を主が変えることが出来たらもうそれってギルドマスターみたいなもんだろ?」

「まあ、それが叶えばだけどな。まあ無理だと思うよ。」

「主は何でそう思うんだ?」

「ギルドは貴族も手が出せない組織だろ?でかい組織がそう簡単に行くわけないじゃないか。」

「たしかに・・・」

「それにギルドの上層部は馬鹿ばっかりなんだよ。自分達の利益ばかり考えるからなにもできないんだよ。」

「どうゆうことですか?」

「ギルいいか?商売には【損して得を取れ!】と言う言葉があるんだぞ。」

「「「「「「えっ?損するのに得するんですか?」」」」」」

 ギル達全員が意味が解らず首を傾げるのだった。

「ああそうだ。さっきの例で言うとなギルドはできる範囲でいいから冒険者や生産者を援助するだろ。」

「でも、そんな事すればギルドはつぶれてしまうって・・・」

「だからできる範囲でって言っているだろ。そのことにより一時的には損をすることにはなるが俺たち生産者にギルドは寄り添い信頼を得ることになるんだ。」

「「「「ふむふむ。」」」」

「それによってさっきの協力って話になり俺がギルドに協力しインゴットが手に入ることになるんだよ。俺だって
ギルドがもしそんな事したならギルドに喜んで協力するさ。」

「「「「「・・・・・・・」」」」」

「目先の金に執着してたらそんな考えなんて出てくるわけないよ。協力というならお互いがしなきゃ意味がないって事だよ。まあ、そんなわけだから俺はその変なプライドを持ったギルドを利用するだけだよ。」

 ケンジはそう言いながらカラカラ笑うのだった。それを見たマイたちは「ケンちゃんだけは絶対敵にはしたくないわね・・・・」と苦笑いをしていた。







 家に帰って来たケンジ達はやっぱり家は落ち着くなあと言ってソファーに倒れ込むのだった。

「ご主人様おかえりなさい!無事帰ってきてくれて安心しました。」

「セバスただいま!」

「夕飯までまだ時間がありますのでごゆっくりしていてください。」

「ああ、そうさせてもらうよ。今回は大変だったからな。」

「やっぱり何かあったのでございますか?」

「ああ、結局超級ダンジョンの中ボスを攻略してきたんだが新種の魔物が出てきてな。」

「それでどうなったのですか?」

「まあ、無事みんな帰還したから問題なかったがやっぱり俺達はまだ弱いということがわかったよ。」

「そ・・・そうですか・・・ご主人様がまだ弱いってのがよくわからないですが世の中にはまだまだ知らない事があるってことですね。」

「まあ、そう言う事だな。」

「あ、そうだ!ギル達には今日から3日休ませるからよろしく頼むな。」

「はい!承知しました。」

 セバスはケンジの意向を伝えにギル達の所に向かうのだった。ギル達は帰ってすぐに何か自分のことが出来る仕事をやり始めようとしていたのだった。

「ギル。おかえり!」

「ああ、セバスただいま!」

「ご主人様がギル達6人は今日から3日休暇だと言っていたぞ。みんな疲れていると思うから部屋で休むようにと伝えてくれって言ってくれたよ。」

「「「「「「えええ~~~~!」」」」」」
「セバス本当に3日も休暇してもいいのか?」

「ああ!マードック、ご主人様はそう言ってたよ。」

「ラッキー!」

 マードックはセバスの言葉を聞いて踊り始めてしまったのだ。

「何がラッキーよ!あんたは今回死にかけてご主人様に心配かけたんだから休んでないで働きなさい!」

「えええ!姉貴そりゃないぜ・・・」

「ちょっと待ちなさい!死にかけたってどうゆう事ですか?」

 セバスが焦った様子でオリヴィアに問いただすのだった。オリヴィアもマードックもやばいと言った感じで口を押えたが時すでに遅し。
 ケンジは帰る途中ギル達には死にかけた事は家で留守番している連中には内緒だと言っていたのだった。そうしないとセバスはもちろんの事みんなこれからダンジョンに潜ると言ったら心配で夜も眠れなくなるといけないと言う理由から言わないと決めていたのだった。

「あ!何でもないよ!さすがに今回のダンジョンは大変だったと言いたかっただけだよ。」

「ごまかすのは止めなさい!さっき死にかけたって!」

「いやいや・・・それ位大変だったってはなしですよ。」

「この二人ではらちが明かないようですね・・・ギル!いったいどうゆうこ・・・と・・・」

 ギルはやばいと思いインビジビリティーリングを使いとっくに姿を消したのだった。
(やばかった・・・俺にとばっちりがくるとこだったぜ・・・・・ったく、マードックもヴィアも不注意しすぎだろ。)

「ちっ・・・勘のいい奴め!しょうがない・・・マードック、オリヴィアさっき言った事を!」

 その隙に二人はとっくにとんずらしていなくなっていたのだった。

「二人とも待ちなさい!ちゃんと説明しろ~~~~!」

 セバスはダンジョンでレベルの上がった二人に追いつけるはずもなく見失ってしまったのだった。そしてこの事はソファーでくつろいでいるケンジにとばっちりがいく事になってしまったのだった。




       ------合掌ーーーーーー



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