異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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第5章 遂に始動!

42話 流星の末路②

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 それからケンジの部屋をでたダリアはオリヴィアとシスティナに大部屋での暮らしや食事は他の奴隷生活とは別物であると説明をしてダリアを歓迎するのだった。そして今までダリアがどのような暮らしをしていたのかダリアの話を聞いてあげるのであった。

「そ!そんなことって・・・」
「ホント同じ同郷の友達同士で田舎を出てきて頑張ろうとしてたのにそんなの絶対許せないよ!」

 ダリアの話を聞きシスティナとオリヴィアは流星のメンバーを非難するのだった。そばで聞いていたティアナやフィアナそのほかの女性陣もダリアの状況に涙を流し同情していたのだった。

「で、ご主人様はその話を聞いて流星のメンバーの処置はどのようにするって?」

「最初、ケンジ様はわたしに流星のメンバーと離れたくないか?と聞いてきたので、わたしはケンジ様がどのような判断をしても構わないと言いました。」
「だけど、ケンジ様はこの家に残ってほしいのはわたしだけで後のメンバーはいらないと言っておられました。」

「「さすがご主人様!」」
 ここで、ムーアとムースの獣人が声を上げるのだった。その声に他の者もウンウンと頷いている様子であった。

「あの・・・・ケンジ様は何でわたしが何も言っていないのに全て理解しわかったような返事が出来るのでしょうか?」

「それはわたし達にもよくわからないですね・・・・」
「だけどご主人様はいつも先手先手で話を進めていくので時々本当に怖くなるときがありますよ。」

 ここにいる女性陣一同無言でうなずくのだった。そしてダリアはここにいる人にこれからの事を説明し、流星のメンバーと一緒にいたくないとケンジに言った事を言うと安心したようにホッとした顔になるのだった。

「ですが、そのことをわたしが言っても最終判断をするのはケンジ様だからどうなるかわかりませんよ。」

「ああ!大丈夫だよ。ダリアがそう言ったのならご主人様は流星のメンバーは明日にでも奴隷商に売られると思うよ。」

 ミイナがそういうと他の女性陣もニコニコしながら頷いていた。

「なんで、そんなことがわかるのですか?」

「ご主人様はあたし達の事を大事にしてくれていつも家族を大事にしてくれるからだよ。ダリアも最初は戸惑うかもしれないけどすぐにわかるよ。」

 ミイナは自分の事のようにどや顔をし胸を張るのだった。そして今まで不遇の扱いを受けていたが、ケンジの奴隷になることでこれからは幸せな毎日になるとみんなから宣言されるのだった。

「奴隷になったのに幸せって・・・そんなことが・・・」

「今日はちょっとわからなかったんで食事は奴隷食だったけど明日の朝からは食堂で食事できるから考えが変わるよ。」
 ミナレスは奴隷食を出したことを謝罪し、明日の朝からはご主人様と同じメニューで1日3回の食事の事を言うのだった。それを聞いたダリアは「はっ?」と一言だけ言って固まってしまうのである。

「それにダリアの家具やベットも明日にはここに設置され服も1週間毎日着替えできるくらい用意されるのよ。」

 その説明を受けてダリアは目が点になるのだった。もしその話が本当なら平民以上の暮らしになるのである。

 そればかりかケンジが町にいる間は毎日お風呂の準備がなされ、ケンジとマイが入った後に自分達も風呂に入れると聞き、これは平民以上ではなく上級貴族以上の生活になると理解するのだった。

「新しく入ってきた奴隷の人にこの説明をすると同じ顔になるのが面白い。」
「なにいってんのよ。あんたなんかもっと固まっていて楽しかったよ。」

 そんな事をいい、女性陣の部屋は長いこと話が続き、その話声で眠れなかったセバスが注意しに女性陣の部屋に入ってくるのだった。

「お前達!いいかげんにねなさい!今何時だと思っているんだ!やかましくて寝れないじゃないか!」

「「「ご、ごめんなさい!」」」
 女性陣は慌ててベッドに潜り込むのだった。そしてダリアはまだベットが無い為、身長の低いティアナと一緒に寝るのだった。




 そして一夜が明け、眠そうな目をこすりセバスが井戸にやってくるのだった。するとそこにケンジがもう目を覚まし朝の支度をしていたのだった。

「セバス。おはよう!」

「あ、これはご主人様おはようございます。今日はちょっと寝坊してしまったようです。」

「あははは!セバスにもそんな一面あるんだな。セバスが寝坊したの初めてみたよ。」

「もうしわけございません・・・主より遅く起きるなんて一生の不覚です・・・」

「まあ、そう気に病むな。今日は聖の日で休みの日だよ。昼まで寝てても誰も文句は言わないから大丈夫だwww」

「奴隷が昼まで寝てるなんて!そんなありえない事・・・」

「まあまあ、そんな事俺も見た事ないけど例え話だよ。休みの日はそれぐらい自由ってことだ。」

「はあ・・・確かに例え話としてはわかりやすいですね。」

「まあ、そんなことより顔を洗ったら?もうすぐ朝食だぞ。」

「は、はい!」

 その日の朝食はパンおかわり自由で卵焼き・サラダ・分厚いベーコンだった。この食事を出されダリアは恐縮ししばらく席にもつけずにいた。

「ダリア、遠慮なく食べたらいいよ。これからは俺の家族の一員になったんだパンはおかわり自由だからな。」

「ですが奴隷の私がこんな食事・・・」

「最初は戸惑うと思うが慣れてくれとしか言えない。ただ俺はみんなの事を奴隷じゃなく仲間とか家族だと思っているから他で見られるような理不尽な奴隷生活を強いるつもりはないよ。」

 それを見ていたミナレスが笑顔でダリアに席に着く様に促すのだった。ダリアは今まで長い間こんなに優しくされていなかった為、奴隷に堕ちてこんな他人のやさしさに触れて涙を流してしまった。

「涙を流しているとこ悪いが俺も慈善事業でやっている訳じゃないからな・・・こういった生活を提供するからにはちゃんと働いてくれよ。」

 ケンジは照れ隠しで締めるとこはちゃんと締めるのだった。照れ隠しなのがばれたのかダリアは涙を流しながら笑顔で返事をしたのだった。

「はい!ありがとうございます。これからの人生ケンジ様の役に立つことを誓います。」

「ああ、ありがとな。じゃあみんな席につけ。いただきます!」

「「「「いただきます!」」」」

 こうしてみんなで朝食をすませてケンジは大広間でのんびりしていた。そこにギルとプリムが流星のメンバーを連れてくるのだった。

「おい!主!なんだ昨日のあの飯は不味くて食えたもんじゃないだろ!」
「「「そうだ!そうだ!」」」

 流星のリーダーがケンジにくってかかるのだった。それに腹を立てたギルがリーダーの腹に一発拳を叩き込むのだった。

「ぐはっ!」

「お前は主に何を言っているんだ!」

「き、貴様ぁ・・・なに俺様に喧嘩売ってんだ・・・」

 リーダーはうつむき加減に腹を押さえてギルに歯向かおうとするのだった。

「何でお前たちはあんな上手そうなもん食べれて俺達は奴隷食なんだ!納得いかねえ!」

 リーダーはギルに拳を振り上げて何回も殴ろうとしたが全部避けられて全然当たらなかったのである。するとケンジが流星のメンバーに話し始めるのだった。

「お前たちは俺の奴隷だ!その経緯は覚えているか?」

「ああぁん!俺達の恥を又言わせるのか!」

「主に逆らうな!素直に聞かれたことに答えればいいんだ!」
 といいギルはまた流星のリーダーの腹に一発重い一撃を入れるのだった。

「ぐはっ!」
 リーダーはあまりの一撃に床でのたうちまわって気絶してしまった。

「お前はもうしゃべるな!双剣士の男お前は覚えているか?」

「はい・・・俺達は主様に決闘を申し込みその勝負で負けたからです。」
 双剣士の男はケンジに逆らう事はやめたのだった。ケンジに生意気な態度をとったらギルからの制裁がどこから飛んでくるのが怖かったのだ。

「だけど、何で同じ奴隷なのにわたし達にはあんな食事なのよ!納得いかない!」
 ファイヤーボールを撃った女が反論してきたのだった。すると、今度はプリムが女に向かって平手打ちをしたのだった。

「いっ・・・痛ったああ~~~!何すんのよ!この鳥人間が。」

「ご主人様に何を言っているの!食事を与えられるだけ感謝しなさい!」

「何で鳥人間にそんな事言われないといけないのよ!それにダリアはどこにやったの?もう奴隷商に売られた?」

「何でダリアを奴隷商に売らなきゃいけないんだ?」

「だってあいつ、効果の薄いポーションしか作れないし戦闘もできないし雑用しか出来ない役立たずじゃん!」

 するとそこに綺麗な服を着てダリアが大広間に入ってくるのだった。それを見た4人は自分とは違う扱いに憤慨するのだった。ヒーラーの女は心を閉ざして下を向いたままだった。

「何でダリアがあんな綺麗な服を着てあたし達は奴隷服なのよ!おかしいじゃない!」

「なにがおかしいんだ?」

「何であたし達と同じパーティーの役立たずがあんな待遇で、あたしたちはこんなみじめなのよ!」

「ダリアは俺との決闘を望んでやったのか?お前たちに命令されしかたなく一緒に行動しただけだろ?」
「言ってみたらお前たちに巻き込まれて奴隷になったようなものだ。それにさっきからダリアの事役立たずだからと言っているが今の状況をお前達は自覚しているのか?」

「何を言っているのよ!ダリアは雑用しか出来なくてポーションもノーマル品さえ運がいい時にしか作れない役立たずじゃん!」

「だが今はお前達の方が役立たずじゃないか!」

「何であたし達がダリアより役立たずなのよ!」

「じゃあ聞くがお前!またダンジョンに潜って魔物と戦闘できるのか?肩から腕が無くなり魔法の圧力に耐え高ランクの魔法が扱えるのか?双剣士の男にも聞こうか?お前は片腕が無くて双剣を扱えるのか?それに大剣士!片足であんな重い両手持ちの剣が振るえるのか?」

「「「・・・・・・」」」

「ヒーラーの女はうんともすんとも言わない。リーダーは利き腕をなくし剣が使えない!役立たずはどっちだ?」

 流星のメンバーはケンジにそういわれ黙るしかなかったのである。奴隷に堕ちた地点で流星のメンバーの資産はケンジの物となり貯金も全てなくなってしまっていたのだった。
 治療をしようにもエリクサーを買うお金も無いのである。

「なあ、黙ってちゃわからないだろ?お前達はもう冒険者として役に立たない。そしてダリアのように生産が出来るとも思えないんだがどうだ?この状況が理解できたか?」

 ケンジの説明に流星のメンバーたちは顔を真っ赤にして体を震わせ怒りをどこに向けたらいいのかわからずにいた。そして魔法使いの女はギルに向かって怒鳴り始めるのだった。

「あ、あんたが手加減してくれなかったからこんな体になったんだ!あんたに責任を取ってもらう!」

「「そうだ!俺達がこんなになったのはこの鳥人間のせいだ!」」

「お前たちはいったい何を言っているんだ。そもそも決闘のルールはお前達が決闘のルールを条件で気絶か死亡したら決着と決めたんだろ?」
「自分が弱い事を棚に上げて責任転換してんじゃないよ。」

「じゃあ、俺達はこれからどうなるんだよ!」

「俺としてはお前達はいらない!奴隷になったにもかかわらず自分達の状況を理解せず、自分勝手な事ばかり主張し、ダリアに今までの事を謝らず役立たずと罵る事しかしない。だからお前達を奴隷商に売りにいく事にする。」

「「「なっ!」」」「・・・・・・・」

「なんでよ!あたし達の体をこんなにしていらないってどうゆう事よ!」
「そうだ!こんな体にした責任を取れ!」
「俺達の生活をダリアみたいに保障しろよ!」

「お前達のような人間は近くにいるだけで不愉快だ。」

「ねえ!あたし達みたいな奴隷売っても二束三文にしかならないから売るのは止めにしてよ。」
「ダリアお前からも頼んでくれ!」
「今までの事は謝るから!」

 流星のメンバーは奴隷商に売られたくない一心でダリアに泣きつくのだった。欠損奴隷が奴隷商に売られたら買い手がつかず大抵は鉱山送りになり使いつぶす前提で送り込まれるのである。
 そして女性は娼館送りになり死ぬまで娼館から出る事は叶わないのである。

 運よく買い手が見つかっても欠損奴隷なので魔法の実験材料になったり性奴隷として買われるのが関の山なのである。それがわかっているからこそ流星のメンバーは必死でダリアに助けを求めたのだった。

「なあ、ダリアこいつらは君の幼馴染だろ?もう見納めになるが何か言いたいことがあるなら今のうちに言っておいたほうが良いぞ。」

 ケンジがそういうとダリアはにっこり微笑み流星のメンバーの方をみつめるのだった。その笑顔を見たメンバーは何を勘違いしたのか的外れな事を言いだすのだった。

「さすがダリアだ。主人に説得してくれるんだな?」
「やっぱりダリアは俺達の事が大事なんだな。」
「これからも仲良くしてあげるからよろしくね。」

「何を言っているの貴方達は?今までのことわたしは絶対忘れないし、ケンジ様に説得?なんでわたしがそんなことすると思っているのよ。」
「俺達のことが大事?今までわたしにしたこと忘れたわけじゃないでしょ。」
「なにがこれからも仲良く?いつあなた達がわたしに仲良くしたのよ!ふざけんなぁ~~~~!」

 ダリアは今までの鬱憤を全て吐き出すように目に涙をためて絶叫し肩で息をするようにハアハアしていた。その絶叫を聞いて流星のメンバーは下を向きダリアを睨みつけるのだった。

「という訳だ!お前達が居てはダリアの精神衛生上よくないし俺もお前達をこれ以上見たくない!」
「この家にいる人間すべてがお前達の事を毛嫌いしているので、これからお前達は奴隷商に売りにいく事が決定した。」

「「「そっ!そんな・・・」」」

「今までダリアにやったことを後悔しながら残りの人生を暮らすといいよ。」

 ケンジはそう言って流星のメンバー全員に【パラライズ】の魔法を唱え抵抗できなくしてしまったのであった。






 そのままリアカーに乗せギルに運んでもらい流星のメンバー5人は奴隷商に売られてしまったのである。


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