異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

文字の大きさ
上 下
145 / 619
第5章 遂に始動!

13話 リューガ男爵④

しおりを挟む
 リューガ男爵は今の状況が怖くてしょうがなかったのである。外からは悲鳴しか聞こえてこなくて、窓から外を見ると私設兵団が次々に倒れていくのである。そして、あの生意気な平民と目が合うのであった。その目は怒りに打ち震えていて遠くにいるはずなのに間近で睨まれているかのようである。

「おい!何をやっているのだ!あんな小僧一人に!」

「御屋形様はすぐに避難してください!」

「何を言っておる!早くあんな奴ひっ捕らえてこい!」

 団長はリューガ男爵の言葉に絶望しか感じなかったのである。たしかに見かけはまだ二十歳にもみない子供だがあいつの前に立つとドラゴンの前に立つのと同じくらいの脅威しか感じないのである。

 それをひっ捕らえろとは・・・そんなことせずに今は避難が最優先が何でわからないのか団長は苛立ちしか思わなかったのである。

 そして、遂にケンジは男爵の住む屋敷の扉の前に着いたのだった。ケンジは屋敷の扉を叩きつけるのだった。


ドン!ドン!ドン!

 するとケンジに向かって後方から矢が放たれるのである。


カン!カン!キン!キン!

 確かに矢はケンジに当たり刺さるはずだったのだが全て弾かれて下に落ちてしまうのであった。
 
「何ぃ~~~!」
「いったいどうゆう事だ!」

 ケンジは後ろを向き攻撃してきた方向にファイヤーボールを打ち込むのだった!


ドッカーン!ビりビリビリ!

 ファイヤーボールが着弾したと同時にそこにいた兵士はいきなり発火しあまりの熱量に兵士が装備していた鎧は溶けだし兵士たちはのたうちまわるしかなかったのである。

 そこは兵士たちが熱さに耐えきれなくて悲鳴や叫び声呻き声しか聞こえない阿鼻叫喚の世界が広がっていたのである。

【ファイヤーボール】
火属性魔法    3階位
消費MP     20
詠唱速度     1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間     瞬間
効果対象     範囲内にいる者すべて
効果範囲     レベル×直径1m
必要秘薬     虹パール5個
備考
 火の玉を投げつける魔法。火の玉が一発発射することが出来
着弾した範囲内にいるもの全てにダメージを与え、
(5~10)×レベル半分のダメージを与える。



つまりケンジの場合範囲内にいる者一人に対し最低ダメージは5×250で1250ダメージになるのである。単純計算で60レベルの戦士では生き残れないのである。

 そして、ケンジは矢を全て弾き飛ばしたのだがこれもまた魔法の効果であり、昔マードックに攻撃して来いと言った時のことを覚えているだろうか。絶対に不意打ちを食らわないと言った意味がこの魔法である。

【ストーンスキン】
土属性魔法     5階位
消費MP      75
詠唱速度      1分(詠唱スキルが無い場合)
効果時間      攻撃され物理攻撃無効の膜が剥がされるまで永久
効果対象      術者のみ
効果範囲      なし
必要秘薬      紫水晶15個
備考
 この魔法は特殊で唱えると攻撃されるまで永久に
効果が続く。レベル二分の一回数物理攻撃無効化。
つまり1ダメージも通さなくなり無敵状態になる。


 ケンジの場合だと250回以上の攻撃回数が無効化できるのである。ケンジは攻撃されたが何の意味もないのである。兵士たちはケンジが無詠唱で魔法を唱える為近づくことが出来ず、弓矢で攻撃するしか出来なかったがこれも無効化され反撃を食らうのである。

これを見た残った兵士たちは戦意喪失し次々と散りじりに逃げ出すのである。

 しかし、結界でリューガ男爵邸は封じ込められており高い塀を上り外に逃げ出そうとしたがはじき返され地獄へと戻されてしまうのである。
 そして唯一の出口はギルとセバスが守っているリューガ邸も門だけであった。兵士たちは死に物狂いで出口へ逃げ出そうとしたがギルもまたAランク冒険者以上の実力を持っているためあっさりと倒されてしまうのだった。



 ケンジはリューガ邸の扉を蹴り破って中に侵入し、男爵がいるであろう立派な扉の前に立った。

 扉は中から鍵がかかっており開かなかったが、ケンジは扉を勢いよく蹴り破り中に侵入するとそこにはリューガ男爵と団長と兵士が5人武器を構えてこちらを睨んでいたのだった。

「貴様!こんなことをしてタダですむと思っているのか!」

「こんなこと?リューガ、お前は何回も俺に喧嘩を売って来たんだよ。その喧嘩を買ってやったんだ!なんの問題があると言うんだ。」

「平民の分際で貴族に喧嘩だと!馬鹿も休み休み言え!」
「お前たち何をしている!早くコイツを捕らえろ!」

 兵士たちは必死の形相をしケンジに向かって剣を振り下ろしてくるのだったが剣は全て弾き飛ばされケンジは兵士の鎧の上から拳をくらわせ全員を気絶させてしまったのである。

 ケンジは一歩一歩ゆっくりとリューガ男爵の側に近づき、男爵が逃げようとしたところを胸ぐらを掴み上に持ち上げるのだった。

「くっ・・・苦しい・・・その手を・・・」

 リューガ男爵は身動きが取れず手足をジタバタさせるぐらいしかできなかったのである。

「さあ、約束してもらおうか!今後俺達には係らないと!」

「だっだまれ!平民が儂に命令するな!」

 その言葉を発した瞬間ケンジはリューガ男爵にビンタしたのだった。あまりの出来事にリューガ男爵は呆然としてしまうのだった。

「あんたの言葉はハイの一つだけ。いいな!」
「もう一回いうぞ!これ以上俺達に・・・」

「だ!だまれ!お前たち平民は儂ら貴族の言う事を黙って従っていればいいのだ!」



      パアアアァァァ~~~~~ン!



 さっきより強めのビンタがリューガ男爵の反対の頬に炸裂し今回は顎が外れてしまったのである。

「アガ・・・アガガガが・・・」
「きひゃま・・・きょんなことひて・・・」

 続けざまにケンジはビンタを叩きいれたのだった。



       パパアーン!



 リューガ男爵はビンタの勢いがある過ぎて壁まで吹き飛んで気絶してしまうのだった。ケンジはリューガ男爵にヒールを掛け目覚めさすのであった。

「はっ!ここは・・・」
 目覚めたリューガ男爵はまたケンジに胸ぐらを掴まれビンタの構えをみせられるのだった。

「リューガもう一度言う!これから先俺達に係わるな!」

「うるさい!お前がこの家に便所を納めればいいだけのことだ!何を偉そうに儂に命令をしているのだ!」

 この押し問答をケンジ達は10回以上繰り返しリューガ男爵はケンジのビンタで頬がパンパンにはれ上がりあごの骨は砕け気絶してしまうのだった。

「こいつのこの性格は死ななきゃ治らんらしいな・・・」

 



 リューガ男爵にヒールを掛け目を覚まさせる。今度は目の前に手をやり火の玉を作り出すのだった。

「き、貴様いったい何を!」

「お前は俺にこれからいやでも係わってきそうだからな!命を奪う事にしたよ。今まで迷惑を掛けられた迷惑料をもらおうとおもう。」

「なっ!」

「こうゆう執行はどうだ?まずお前に身動きが出来ないようにしてそのあとリジェネレートを掛けるとHPが徐々に回復し、そしてファイヤーウォールをかけるとどうなるか・・・わかるか?」

「いったい何を・・・」

「ファイヤウォールの効果時間ずっとHPが回復していき死ぬことが出来ず焼かれ続けるんだ。死ぬに死ねない拷問だ!そして長時間焼かれ続けリジェネレートが切れたとたん地獄の業火に焼かれて死ぬんだ。」

「ま、待て!儂はまだ死にたくない!」

「遅かったな。俺がまだ係わるなと言っているときにハイと頷いていれば助かった命だったな。」

「い、いやだあ~~~~!儂はまだ死にたく・・・」

「うるさい!」ケンジはリューガ男爵にパラライズを掛け麻痺させてしまう。

 ケンジは先ほど言った様にリジェネレートを掛け動けないリューガ男爵にファイヤーウォールを唱えた!
 パラライズで叫び声も上げられずのた打ち回る事も出来ず、リューガ男爵は自分が焼かれていき部屋に嫌な臭いが充満してくるのだった。

 リューガ男爵にはこの状況が受け取れなくて精神が徐々に崩壊していきついには気絶してしまいブラックアウトしてしまった。


 ケンジはサーチで周りの事を見てみると逃げ出す影や潜んで隠れている者がもういないとわかりウィンドボイスでギルとセバスを呼んだのだった。


 すると二人はすぐにケンジがいる部屋に来たのだった。

「ギル。申し訳ないがこの金庫をあけてくれないか?」

「主・・・それはちょっとまずくないですか?仮にも人の金庫ですし・・・」

「ば、馬鹿!何を考えているんだ!人の金を盗むわけないだろ・・・いいから開けてくれ。」

「は、はい・・・わかりました。」

 ギルはケンジが何かほかに訳があるのかと思い金庫を素早く開けてしまうのだった。するとそこにはリューガ男爵の不正や賄賂、贈賄の数々の証拠がでてくるのだった。

「やっぱここに・・・こんなにいっぱいでてきた。」

「ご主人様・・・これはいったい・・・」

「こいつの犯罪の証拠だよ。」

 そこには何の傷も火傷もないただ醜く太ったリューガ男爵が立ったまま気絶していたのだった。


 ケンジはリューガ男爵をリジェネレートやファイヤーウォールで攻撃をしていなかったのである。部屋の中でファイヤーウォール等使ってしまったらケンジまで危なくなってしまうので、ケンジはコンフュージョンという魔法を使ったのである。

【コンフュージョン】
闇属性魔法    5階位
消費MP     30
詠唱速度     2秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間     レベル×1分
効果対象     一人
効果範囲     なし
必要秘薬     アビスの葉・マンドラゴラの根各2個
備考
 この魔法を使われると術者のイメージ映像が
脳に直接打ち込まれあたかも自分がその状況に
陥っているかのようになる。現実に起こっているような
感覚に陥るのである。

 この魔法を使いケンジはリューガ男爵に幻を見せていたのである。この魔法によりリューガ男爵は永遠に自分が焼かれる幻を見ていただけなのである。

 そこに町の衛兵団長や衛兵が部屋に乗り込んで来たのだった。

「ケンジ殿無事か?」

「ああ、団長さん。これを見てください。」

「こ、これは!」

「ええ、こいつの不正の数々の証拠書類ですね。他の貴族や・・・」

「ん・・・どうした?」

「言いにくいがこの町の衛兵支部長の賄賂の証拠だな・・・賄賂を受け取りこいつの刑期を短くした犯罪だ。」

「なっ・・・まさか!そんなことが・・・」

「これは団長に預けます。どうするかは団長に任せますよ。」

「・・・・」

「俺は攫われた仲間を救出しにいきます。」

「ああ、わかった!」

「おい!こいつをひっ捕らえろ!そして支部長も一緒に逮捕に行くぞ!」

「「「はい!」」」

 ケンジは急いでミナレス達が居る地下牢に急ぐのだった。






「ねえ・・・騒ぎが収まったみたいね・・・」
「うん・・・」

 するとカツカツカツと急いで階段を駆け下りてくる音が地下牢に響くのだった。

「みんな!大丈夫か?」

「「「ご主人様!」」」

「無事みたいだな・・・よかった・・・」

 ケンジは何の怪我もしてない3人を見てホッと胸をなでおろすのだった。

「ギル。鍵を頼むよ。」

 ギルはすでに鍵を開けて牢屋の扉を開けていたのだった。3人はすぐに牢屋から出てきてミナレスとミイナは安心しケンジにお礼を言いながら抱きつくのだった。

「ご主人様本当にありがとうございます!」
「心配かけてごめんなさい。」

「ああ、無事で本当に良かったよ。」

 すると横を見るとイチカが土下座をしていたのだった。ケンジはすぐにイチカの側に行き肩を掴むのだった。

「ご主人様!イチカも頑張ってくれたんです!おやめください!」

 ミナレス、ミイナはケンジが一華を責めると思い必死で擁護していたのだった。

「二人とも何を言っているんだ?」

「「えっ?」」

「俺はイチカが土下座する意味がわからないから起こそうとしただけだ。」

「ご主人様・・・ごめんなさい・・・わたしは二人を守ることが出来ませんでした。
そればかりかご主人様の手をわずらわせてしまい・・・」

「イチカ!あの状況はしょうがないよ!」
「そうだよ!イチカが悪いんじゃなくわたし達が・・・」

「そっか・・・二人を人質に取られてしまったのか。」

「「「え!なんでそれを?」」」

「いや、今の言葉でイチカが捕らえられた事がわかるじゃないか。イチカがそう簡単にここの奴らに負けるわけがないしな。」

「ご主人様・・・」

「だが、牢屋の中で二人をちゃんと守ってくれてたんだろ?なら充分イチカは役目を果たしたとおもうぞ。土下座なんてするな!」

 イチカはケンジの言葉が、とてもうれしく思ったのである。涙は流せないが下を向き、震えていたのがわかるのだった。

   


 ケンジ達はみんな無事なのを喜び家路につくのだった。

しおりを挟む
感想 223

あなたにおすすめの小説

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

一級警備員の俺が異世界転生したら一流警備兵になったけど色々と勧誘されて鬱陶しい

司真 緋水銀
ファンタジー
【あらすじ】 一級の警備資格を持つ不思議系マイペース主人公、石原鳴月維(いしはらなつい)は仕事中トラックに轢かれ死亡する。 目を覚ました先は勇者と魔王の争う異世界。 『職業』の『天職』『適職』などにより『資格(センス)』や『技術(スキル)』が決まる世界。 勇者の力になるべく喚ばれた石原の職業は……【天職の警備兵】 周囲に笑いとばされ勇者達にもつま弾きにされた石原だったが…彼はあくまでマイペースに徐々に力を発揮し、周囲を驚嘆させながら自由に生き抜いていく。 -------------------------------------------------------- ※基本主人公視点ですが別の人視点も入ります。 改修した改訂版でセリフや分かりにくい部分など変更しました。 小説家になろうさんで先行配信していますのでこちらも応援していただくと嬉しいですっ! https://ncode.syosetu.com/n7300fi/ この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?

名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」 「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」 「それは貴様が無能だからだ!」 「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」 「黙れ、とっととここから消えるがいい!」  それは突然の出来事だった。  SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。  そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。 「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」 「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」 「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」  ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。  その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。 「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」

『完結済』ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!

あるちゃいる
ファンタジー
 山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。  気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。  不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。  どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。  その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。  『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。  が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。  そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。  そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。   ⚠️超絶不定期更新⚠️

処理中です...