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第5章 遂に始動!
1話 ケンジのお店!①
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女神クローティア様と恋人になり1年が経ちケンジ達は上級ダンジョンをも攻略していたのだった。そして上級ダンジョンのボスからは採掘のパワースクロール200.00(GOD)が出たのだった。
クローティアの説明によるとパワースクロールはGODが上限でありこれが最終段階となると言われるのだった。GODの前に180.00がありこれはデミゴッドというらしいのだ。
そしてこの1年でケンジは採掘を200.00にまで上げ切り神鋼魔石というものを採掘できるようになったである。この神鋼魔石というものは魔力で登録したらどんな物でもある程度吸収してしまう魔石なのだ。
ケンジはこの特性を生かし、前から常に苦痛と思っていたトイレを作ることに成功したのだった。
便器は土を固めて土魔法でイメージ通り洋式トイレの形を形成し後は魔道反射炉の中に入れ焼き上げることで完成。便器の中に2個設置する位置に神鋼魔石を置くと完成である。この便器で用を足し、し終わったら地球のトイレと同じく水を流す所に捻りがあり、それをひねると便とそれを拭いた紙を全て吸収し綺麗にしてくれるのだ。
そして、画期的なのがある程度吸収すると魔石の赤色がドンドン黒く変色して真っ黒になると新しい魔石に交換して魔石の需要は減らないのである。
ケンジはこれを独占販売し町の衛生問題を解決しようとしたのである。魔石の欠片を平民の人でも問題なく購入できる値段に設定し100ドゴンで販売しトイレ本体は1000ドゴンとした。使い終わった魔石は回収しないといけないので1個10ドゴンで買い取ることにしたのである。
ケンジとギル達は店の準備に大忙しである。この数日ギル達が寝ている1階部分を店舗にする為、痛んでいる所を修繕し掃除したりしていた。ケンジは店を開くため商人ギルドにも登録し、お店が開けるように手続きをする。
商人ギルドでもランクはあるらしいのだが生産や冒険者や魔道に所属している人はそのままのランクが引き継がれるので楽である。ランクは上からEXからFまであり商人ギルドではランク別に年間費を収めれば何の問題なくお店が維持できるのだ。
これは城壁内のことで言ってみればお店の持たない行商などは適応されないみたいである。行商や屋台、持ち込みまでギルドは関知していないのである。つまりお店の場所代として年間費ををとっているようだった。
つまり城壁外にお店を街道沿いに作って販売したら登録したら年会費はいらない事となるのである。まずそんなところにお店を建てた所で魔物に荒らされるし盗賊に襲われてお店どころではないのである。防犯システムはあるがこれは城壁内で作動する仕組みになっていて、町を守っている結界と連動されているシステムであるらしい。
ケンジはまずトイレ販売だけをするつもりでトイレを1000セット作りお店に置くことにしたのである。
「おお!ケン坊!もうすぐ開店なのか?何を売るつもりだ?」
「これですよ!これ!」
「なんだその真っ白い物は?」
「トイレ!便所ですよ。」
「はあ?なんで便所なんか売ろうと思ったんだ?それに便所にしては綺麗で真っ白だなあ。」
「ええ、前からずっと思ってたんですが町が匂いでひどいと思いませんか?」
「まあ、そうだな・・・わしは慣れちまって気にはならないがそんなもんじゃないのか?で、いくらで販売するんだ?」
「1個1000ドゴンでこの魔石を2個200ドゴンで売ろうとおもってます。」
「便所が1000ドゴンとは安いな・・・それにその魔石はなんだ?必要なのか?」
「今使っている便所に設置可能だからこの値段で売れるんですよ。」
この世界の便所は家の外に作ってあってぼっとん式が普通なのである。ある程度便が貯まると汲み取り、便の処理場に捨てにいかなければいけないので重労働で汚れ仕事なのである。ケンジもFランクの依頼で何回も受けたことがよくある。
貴族街の方ではぼっとん式で地下の下水道に直接落とし便は川に流れるといった感じで水洗といったら水洗だが直接落とすので匂いが立ち上ってくるので便所には蓋をしないと絶対だめなのである。
「おっちゃん聞いてくれよ!この魔石が便を全て吸収し匂いも残らない様にするんだ。」
「ほうう!匂いが残らない?」
「それでこの魔石は1か月ぐらいで使えないようになり黒く変色するんでこの魔石を交換するだけでいいから便所の後処理が格段と楽になるんだよ。」
「ほうう!それは年寄りにも楽に出来そうだな。」
「それで使い終わって役に立たない魔石は俺の店で1個10ドゴンで新しい魔石と交換で買い取らせて貰う事にしたんで家計にも安く済むとおもいますよ。」
「使い終わった魔石を新しい魔石と交換で買い取ってくれるのか?」
「ええ、この魔石は俺にしか処理できないですからね。必ず持ってきてくれるにはどうしたらいいのか考えた結果でそうなりました。」
「お金が帰ってくるとなりゃ。みんな必ず持ってくるだろうなあ。」
「魔石に吸収されるからこうやって素手で持っても汚れることはないですから処理も楽ですよ。」
「これは本当に画期的な商品だよな。いつから販売するんだ?ワシ必ず購入することにするよ。それとみんなにも伝えておいてやるよ。」
「ありがとうございます!」
「いや・・・ケン坊にはみんなお世話になっているからみんな買いにくると思うけどな。」
「そういってもらえるとありがたいですよ。いずれこの町の便所はこの商品だけになってくれると嬉しいですけどね。」
「ああ、多分そうなると思うぞ!聞いただけでもその処理方法が楽なのがわかるからな。そのうえこの充満した匂いが無くなるんだろ?」
「ええ!そうなりますね。」
「じゃあ、売れないわけがないと思うぞ。それに便所が1000ドゴンでやすいしな。」
「はい!お店が開くときはお待ちしておりますね。予定は1週間後にしていますから。」
「おう!忙しい所を長々悪かったな!がんばってくれよ。」
「はい!ありがとうございます。」
ケンジは町の人には便器や日用品であるユリアが作った薬を販売し衛生面を重視した商品を置き、冒険者達にはケンジが作ったミスリルまでの武器や防具を店に並べるのだった。
また、ティアナとフィアナがガーデニングで採取したオレンジの花びらや赤い花びらなど低ランク冒険者に毒解除や麻痺解除アイテムやプリムとユリアで作った包帯を置くのだった。そしていずれ神鋼魔石をつかった製品を増やしていきたいと思うケンジである。
それから1週間後ケンジの店の名前はFreedomとして採用され開店するのであった。
すると肉屋の親父さんの口コミが広がり開店前だと言うのにケンジの店の前には長蛇の列があり町の人たちは便所の掃除が解消されるという便利さに興味を示して自分の家の便所を買い替えたいとおもっていたのだ。
開店前にケンジは魔法を使い【ウィスパニングウィンド】を使い並んでいるお客様に便所の在庫は充分に用意はしているが1000個までなのでご容赦のほどを。とあらかじめ伝えたのであった。
【ウィスパニングウィンド】
風属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 瞬間
効果対象 目視できる人間を任意に選別
効果範囲 レベル×半径1m
必要秘薬 ケサランパサラン1個
備考
この魔法は広場や集会で効果を発揮し風に乗せて
術者の声を参加している人間に聞かせることが
出来る。言ってみればマイクの代わりになる魔法
である。ただし、ケンジでも半径500mが精一杯
なので町間の連絡手段には使えない。
「皆さんには不便をおかけするかもしれませんが随時便所は作り、売りだしていきますので今日買えなかった人は後日でお願いします。」
ケンジは1000人以上並んでいるであろうお客様にお詫びを言うのだった。
「ケンジさん!そんな恐縮しなくて結構よ。買えなかったらまた後日買う事にするしこれからも頑張ってちょうだい。」と、Fランク依頼でお世話になった老婦人から声を掛けられるのだった。
「「「そうだぞ。俺達も全然待つから頑張ってくれよ!」」」とケンジを労わる町の人々でいっぱいであった。ケンジは町の人たちにお礼をいい開店の準備をするのだった。
開店するとあまりの人の多さに店への入場制限をしてギル達もまた奮闘していたのだった。お客様には魔石の扱いを説明し交換時期については魔石の色で判断してくれとお願いをして新しい魔石を買いに来るときは古い魔石を持参してくれたら新しい魔石は180ドゴンで売ることになると説明しながら便所は昼前には全部完売となった。
「申し訳ありません!この方で便所は売り切れになりました。」
システィナが列に並んでいる人を数えて後ろに並んでいる町の人たちに謝罪をして回るのだった。
「本当に申し訳ありません・・・」
「ああああ・・・残念・・・まさか俺の前で売り切れるとはついてないぜ・・・」
そういったおじさんは材木屋の親方であった。システィナは顔見知りもあり丁寧にお詫びをするのだった。
「いや、そんなに謝るなよ。シスちゃんにも日ごろお世話になってるからな・・・しょうがない・・・次の機会に買いに来るとするよ。」といい笑いながら帰っていくのだった。
「又のお越しをお待ちしております。」とシスティナは頭を下げて見送るのであった。すると便所が目的に買いに来た人は次々にシスティナに笑顔でまた買いに来るよといい列から抜け出し帰っていくのだった。
残った人たちは冒険者や薬を買い求める人たちだけになり若干店は楽になるのだった。
そこで、説明があるのだがケンジの店は最高ランクの防犯システムが作動していて転売はできないシステムになっている。
その理由は便所に魔石が使用されている事にある。行商の人に買われ他の町で売られると魔石の流通が大変だからである。世の中に神鋼魔石を使えるのはケンジだけなので他の町の事は看過できないのである。
そして、転売した場合商品はこの店【Freedom】に転送されるのである。そして万引きをした場合、万引きした人間は店の横に設置してある牢屋に転送され即座に騎士団に連行されるのである。
当然最高ランクの防犯システムは商会にも採用されているシステムであり信用はぴか一であるのだ。ここに、ケンジの結界がギル達の部屋にエンチャントされているので害意のある人間、最初から万引きするような人間は入場できないのである。
そして、ケンジの店の商品はケンジが製作した武器であるため鍛冶スキルが150.00の高品質でありレジェンド以上の強い武器である為、冒険者達はその武器を見るだけで目を輝かしいずれこのミスリルの武器を買うぞとか興奮し息巻いているのである。
「今はまだ買えないからこの青鉱石製のロングソードを買っていく。いくらだ?」
「その武器は80万ドゴンです。」
「このスペックで80万は安いな!ホントにいいのか?」
「え?そうですか?じゃ110万ドゴンで!」
「おいおい・・・冗談だろ?」
「はい。冗談です。」とケンジはにこやかに笑いながら言うのだった。
「ホントケンジは冗談が過ぎるぜ!」
その冒険者はケンジと仲の良い人で日ごろから挨拶やランクが高いがFランクの依頼も率先してやってくれるような気の良い冒険者なのだ。
「毎度あり~~~!その武器でなるべく死なないように気を付けて頑張ってください!」
「ああ、わかってるよ!冒険者は生き残ってなんぼだからな!」その冒険者は笑いながらケンジの店を出ていくのだった。
名前 ケンジ=ヤマミチ(17歳)
種族 ハイヒューマン レベル510
職業 LD (レジェンダリー) 大魔導士 レベル500
GOD(ゴッド) 採掘師 レベル60
MS (ミソソロジー) 鍛冶師 レベル45
ステータス
HP 7000
MP 10700
STR 1250
VIT 1208
INT 2550
MID 1954
DEX 1408
AGI 967
LUK 75(110)
パッシブスキル
魔法*120.00 全属性適正
瞑想 100.00
集中 100.00
鑑定 100.00
耐性 100.00
書写 100.00
知性 100.00
詠唱 100.00
採掘 200.00(上限200.00)
鍛冶 150.00(上限150.00)
加護
クローティアの寵愛
異世界言語・世界地図・インベントリ・ベール・成長
ケンジはこの1年で上級ダンジョンを攻略し神鋼魔石を見つけるまでになったのである。
この神鋼魔石は採掘が180.01になった時初めて掘れるものであり掘れる場所も超級ダンジョン以上でしか掘れない物である。
つまりどうあがいたところでケンジにしか入手不可能であるのだ。そしてこの魔石は採掘が180.01以上で初めて加工もできる事になり鉱石の中から取り出す事が出来ないのである。
そしてケンジにもまだ鍛冶としては扱うことが出来ないのだが、この魔石にドラゴン等強力な魔物を討伐した時に取れた魔石をこの神鋼魔石に吸収し武器の素材として使うとインテリジェンスソードや考えられない程の強力な武器や防具が製作できるのである。しかしこれはまた別の話である。
いまはまだ町の暮らしを便利にするためだけにこの神鋼魔石を使うことにしているのである。
そして、その日の営業は終わりケンジ達はヘロヘロになり業務を終えるのだった。便所は次の日からまた作り出し1週間後また1000個作りドンドンと町の人たちへ広がっていくのである。
ケンジの店で売っている便所の事は最初の日に買えた人たちがまだ持っていない人達に便所を貸す事からうわさが広がり、なんて清潔な便所だと感想が広がっていくのである。
そうなのであるケンジの作った便所はこれまでの便所の概念を根底から覆すものであったのだ。
するとある日生産ギルドから呼び出しがケンジにあるのだったがケンジは便器を生産するのに忙しくてギルドの呼び出しに対応できる暇はないのである。
「ご主人様ちょっとよろしいですか?」
「セバスなんだ?」
「お店の方なのですが人数をもう少し増やしたほうが良いかもしれません。奴隷を購入してもらえませんか?」
お店は噂を呼び、冒険者からも人気が出てきて初心者はアイテムが安い事もあり人気の店となっていて店員が全く足りていないのであった。
「あと何人ほど足りていないと見積もっているんだ?」
「そうですね。あと5人はいるかと思います。」
そうなのであるケンジの家では秘密の事がいっぱいあるため、一般の平民を使うことが出来ないのである。それゆえに奴隷を購入し店員として使う事になるのである。
マイやシスティナ、プリムも時々手伝う事はあるがマイは基本冒険者ギルドの依頼をうけ、二人を貸してもらい地上の魔物を狩りに行く生活を送っているのである。
セバスやミイナ、ミナレス達も家の管理があるの店での店員はずっとはできないのである。今はユリア、アイリ、ユエティー、ウランを中心に手の空いたギル達が順番に手伝っているのである。
「そっか、わかったよ。これから奴隷商店に行って使えそうな人間と契約してくる。」
ケンジは便器の製作を一時中断をして奴隷商店に出向くことにしたのだった。
「おお!ケンジ様じゃないですか?お久しぶりです。今日はどのような奴隷をお求めですか?」
「店が回らなくなってきたんだよ。だから店員が出来る奴隷はいますか?」
「なるほど!あれだけ繁盛しているお店はないですからね。」
「え?俺の店のこと知っているの?」
「ええ!私もあなたのところの便所を購入することが出来て清潔感を堪能して満足している一人ですよ。」
なんと!奴隷商店の店員さんも運がよくケンジの便所を購入する事が出来た一人であった。
「あの魔石はホント不思議な物ですよね。調べてみたのですが何の情報も得ることが出来ませんでしたよ。」
「ああ・・・やっぱり調べたのですね・・・あれは今のところ俺にしか扱う事が出来ないと思いますよ。」
「えええ!そうなのですか?理由を聞いても?」
「申し訳ない・・・あれは飯の種何で勘弁してください・・・」ケンジは丁寧に断りをいれるのだった。
「ああ・・・たしかにそうですよね・・・あたしも興奮してすいませんでした・・・」
店員さんもまた日ごろからケンジにお世話になっているため素直に謝罪し身を引いてくれるのだった。
「あ、それでは店員のできるものを5人ほどでよろしいですか?」
「ああ、それで頼むよ。出来たら物腰の柔らかな15歳前後の女性を5人頼むよ。」
「ケンジ様申し訳ございません・・・いま、そのような条件にあう奴隷は3人あとは、欠損奴隷で死にかけている者が2人になりますがよろしいでしょうか?」
「とりあえず、会わせてもらえるか?」
ケンジはまず3人に会って応対して見ると、中の2人は使い物にならない事がわかり残りの一人天翔族の女性を一人契約を結ぶことにした。
そして、残りの二人は生粋の猫獣人である。なんでも田舎から出てきて姉妹でお店で働いていたのだがお店の常連のお客様である貴族に料理をこぼしてしまい不敬罪で片手と尻尾を切られてしまったらしくお店は責任をとり賠償金を払ったそうなのだ。その借金をこの姉妹に被せ借金奴隷に落としてしまったらしく、この町に流れてきたのだった。
この3人は優秀だとケンジは鑑定で分かるのでこの3人と契約を結ぶのだった。3人はこれからどんな扱いを受けるのだろうと不安で目が死んで暗くなっていたのだった。
そして、幸運な事に今奴隷でノームとドワーフの男性が入荷してきたのであった。
「あ、店員さんこの二人は売り手は決まっているのですか?」
「いえ、まだでございますがこの二人もご購入してくれるのですか?ですが店員に必要な計算とか文字は書くことが苦手でそれにお店の対応にはそぐわない感じですがよろしいのですか?」
この二人は物を作ることは得意であるのだが計算とか特にお客様の対応は苦手であったのだ。ケンジは手先が器用である二人に便器を手伝わせようと思っていたのだった。
特にノーム族は土の精霊魔法が得意であり便器の形を作るのに最適であり手先の器用なドワーフ族に形を修正してもらおうとおもったのだった。
「ではこの5人の値段ですが2250万ドゴンですがよろしいですか?」
内わけは次のようである
天翔族 500万ドゴン
猫獣人1人 25万ドゴン
ノーム族 800万ドゴン
ドワーフ族 900万ドゴン
ケンジは今ではオリハルコンをいくらでも掘ることが出来るので財力はそこら辺の商人より金持ちである。1年前生産ギルドが8億で首が回らなくなったのだが今ではその10倍の値段は即決で払える財力があるのである。
ケンジは良い人材が確保できたとばかりに猫獣人を抱え後の3人についてこさせ家に帰るのだった。
クローティアの説明によるとパワースクロールはGODが上限でありこれが最終段階となると言われるのだった。GODの前に180.00がありこれはデミゴッドというらしいのだ。
そしてこの1年でケンジは採掘を200.00にまで上げ切り神鋼魔石というものを採掘できるようになったである。この神鋼魔石というものは魔力で登録したらどんな物でもある程度吸収してしまう魔石なのだ。
ケンジはこの特性を生かし、前から常に苦痛と思っていたトイレを作ることに成功したのだった。
便器は土を固めて土魔法でイメージ通り洋式トイレの形を形成し後は魔道反射炉の中に入れ焼き上げることで完成。便器の中に2個設置する位置に神鋼魔石を置くと完成である。この便器で用を足し、し終わったら地球のトイレと同じく水を流す所に捻りがあり、それをひねると便とそれを拭いた紙を全て吸収し綺麗にしてくれるのだ。
そして、画期的なのがある程度吸収すると魔石の赤色がドンドン黒く変色して真っ黒になると新しい魔石に交換して魔石の需要は減らないのである。
ケンジはこれを独占販売し町の衛生問題を解決しようとしたのである。魔石の欠片を平民の人でも問題なく購入できる値段に設定し100ドゴンで販売しトイレ本体は1000ドゴンとした。使い終わった魔石は回収しないといけないので1個10ドゴンで買い取ることにしたのである。
ケンジとギル達は店の準備に大忙しである。この数日ギル達が寝ている1階部分を店舗にする為、痛んでいる所を修繕し掃除したりしていた。ケンジは店を開くため商人ギルドにも登録し、お店が開けるように手続きをする。
商人ギルドでもランクはあるらしいのだが生産や冒険者や魔道に所属している人はそのままのランクが引き継がれるので楽である。ランクは上からEXからFまであり商人ギルドではランク別に年間費を収めれば何の問題なくお店が維持できるのだ。
これは城壁内のことで言ってみればお店の持たない行商などは適応されないみたいである。行商や屋台、持ち込みまでギルドは関知していないのである。つまりお店の場所代として年間費ををとっているようだった。
つまり城壁外にお店を街道沿いに作って販売したら登録したら年会費はいらない事となるのである。まずそんなところにお店を建てた所で魔物に荒らされるし盗賊に襲われてお店どころではないのである。防犯システムはあるがこれは城壁内で作動する仕組みになっていて、町を守っている結界と連動されているシステムであるらしい。
ケンジはまずトイレ販売だけをするつもりでトイレを1000セット作りお店に置くことにしたのである。
「おお!ケン坊!もうすぐ開店なのか?何を売るつもりだ?」
「これですよ!これ!」
「なんだその真っ白い物は?」
「トイレ!便所ですよ。」
「はあ?なんで便所なんか売ろうと思ったんだ?それに便所にしては綺麗で真っ白だなあ。」
「ええ、前からずっと思ってたんですが町が匂いでひどいと思いませんか?」
「まあ、そうだな・・・わしは慣れちまって気にはならないがそんなもんじゃないのか?で、いくらで販売するんだ?」
「1個1000ドゴンでこの魔石を2個200ドゴンで売ろうとおもってます。」
「便所が1000ドゴンとは安いな・・・それにその魔石はなんだ?必要なのか?」
「今使っている便所に設置可能だからこの値段で売れるんですよ。」
この世界の便所は家の外に作ってあってぼっとん式が普通なのである。ある程度便が貯まると汲み取り、便の処理場に捨てにいかなければいけないので重労働で汚れ仕事なのである。ケンジもFランクの依頼で何回も受けたことがよくある。
貴族街の方ではぼっとん式で地下の下水道に直接落とし便は川に流れるといった感じで水洗といったら水洗だが直接落とすので匂いが立ち上ってくるので便所には蓋をしないと絶対だめなのである。
「おっちゃん聞いてくれよ!この魔石が便を全て吸収し匂いも残らない様にするんだ。」
「ほうう!匂いが残らない?」
「それでこの魔石は1か月ぐらいで使えないようになり黒く変色するんでこの魔石を交換するだけでいいから便所の後処理が格段と楽になるんだよ。」
「ほうう!それは年寄りにも楽に出来そうだな。」
「それで使い終わって役に立たない魔石は俺の店で1個10ドゴンで新しい魔石と交換で買い取らせて貰う事にしたんで家計にも安く済むとおもいますよ。」
「使い終わった魔石を新しい魔石と交換で買い取ってくれるのか?」
「ええ、この魔石は俺にしか処理できないですからね。必ず持ってきてくれるにはどうしたらいいのか考えた結果でそうなりました。」
「お金が帰ってくるとなりゃ。みんな必ず持ってくるだろうなあ。」
「魔石に吸収されるからこうやって素手で持っても汚れることはないですから処理も楽ですよ。」
「これは本当に画期的な商品だよな。いつから販売するんだ?ワシ必ず購入することにするよ。それとみんなにも伝えておいてやるよ。」
「ありがとうございます!」
「いや・・・ケン坊にはみんなお世話になっているからみんな買いにくると思うけどな。」
「そういってもらえるとありがたいですよ。いずれこの町の便所はこの商品だけになってくれると嬉しいですけどね。」
「ああ、多分そうなると思うぞ!聞いただけでもその処理方法が楽なのがわかるからな。そのうえこの充満した匂いが無くなるんだろ?」
「ええ!そうなりますね。」
「じゃあ、売れないわけがないと思うぞ。それに便所が1000ドゴンでやすいしな。」
「はい!お店が開くときはお待ちしておりますね。予定は1週間後にしていますから。」
「おう!忙しい所を長々悪かったな!がんばってくれよ。」
「はい!ありがとうございます。」
ケンジは町の人には便器や日用品であるユリアが作った薬を販売し衛生面を重視した商品を置き、冒険者達にはケンジが作ったミスリルまでの武器や防具を店に並べるのだった。
また、ティアナとフィアナがガーデニングで採取したオレンジの花びらや赤い花びらなど低ランク冒険者に毒解除や麻痺解除アイテムやプリムとユリアで作った包帯を置くのだった。そしていずれ神鋼魔石をつかった製品を増やしていきたいと思うケンジである。
それから1週間後ケンジの店の名前はFreedomとして採用され開店するのであった。
すると肉屋の親父さんの口コミが広がり開店前だと言うのにケンジの店の前には長蛇の列があり町の人たちは便所の掃除が解消されるという便利さに興味を示して自分の家の便所を買い替えたいとおもっていたのだ。
開店前にケンジは魔法を使い【ウィスパニングウィンド】を使い並んでいるお客様に便所の在庫は充分に用意はしているが1000個までなのでご容赦のほどを。とあらかじめ伝えたのであった。
【ウィスパニングウィンド】
風属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 瞬間
効果対象 目視できる人間を任意に選別
効果範囲 レベル×半径1m
必要秘薬 ケサランパサラン1個
備考
この魔法は広場や集会で効果を発揮し風に乗せて
術者の声を参加している人間に聞かせることが
出来る。言ってみればマイクの代わりになる魔法
である。ただし、ケンジでも半径500mが精一杯
なので町間の連絡手段には使えない。
「皆さんには不便をおかけするかもしれませんが随時便所は作り、売りだしていきますので今日買えなかった人は後日でお願いします。」
ケンジは1000人以上並んでいるであろうお客様にお詫びを言うのだった。
「ケンジさん!そんな恐縮しなくて結構よ。買えなかったらまた後日買う事にするしこれからも頑張ってちょうだい。」と、Fランク依頼でお世話になった老婦人から声を掛けられるのだった。
「「「そうだぞ。俺達も全然待つから頑張ってくれよ!」」」とケンジを労わる町の人々でいっぱいであった。ケンジは町の人たちにお礼をいい開店の準備をするのだった。
開店するとあまりの人の多さに店への入場制限をしてギル達もまた奮闘していたのだった。お客様には魔石の扱いを説明し交換時期については魔石の色で判断してくれとお願いをして新しい魔石を買いに来るときは古い魔石を持参してくれたら新しい魔石は180ドゴンで売ることになると説明しながら便所は昼前には全部完売となった。
「申し訳ありません!この方で便所は売り切れになりました。」
システィナが列に並んでいる人を数えて後ろに並んでいる町の人たちに謝罪をして回るのだった。
「本当に申し訳ありません・・・」
「ああああ・・・残念・・・まさか俺の前で売り切れるとはついてないぜ・・・」
そういったおじさんは材木屋の親方であった。システィナは顔見知りもあり丁寧にお詫びをするのだった。
「いや、そんなに謝るなよ。シスちゃんにも日ごろお世話になってるからな・・・しょうがない・・・次の機会に買いに来るとするよ。」といい笑いながら帰っていくのだった。
「又のお越しをお待ちしております。」とシスティナは頭を下げて見送るのであった。すると便所が目的に買いに来た人は次々にシスティナに笑顔でまた買いに来るよといい列から抜け出し帰っていくのだった。
残った人たちは冒険者や薬を買い求める人たちだけになり若干店は楽になるのだった。
そこで、説明があるのだがケンジの店は最高ランクの防犯システムが作動していて転売はできないシステムになっている。
その理由は便所に魔石が使用されている事にある。行商の人に買われ他の町で売られると魔石の流通が大変だからである。世の中に神鋼魔石を使えるのはケンジだけなので他の町の事は看過できないのである。
そして、転売した場合商品はこの店【Freedom】に転送されるのである。そして万引きをした場合、万引きした人間は店の横に設置してある牢屋に転送され即座に騎士団に連行されるのである。
当然最高ランクの防犯システムは商会にも採用されているシステムであり信用はぴか一であるのだ。ここに、ケンジの結界がギル達の部屋にエンチャントされているので害意のある人間、最初から万引きするような人間は入場できないのである。
そして、ケンジの店の商品はケンジが製作した武器であるため鍛冶スキルが150.00の高品質でありレジェンド以上の強い武器である為、冒険者達はその武器を見るだけで目を輝かしいずれこのミスリルの武器を買うぞとか興奮し息巻いているのである。
「今はまだ買えないからこの青鉱石製のロングソードを買っていく。いくらだ?」
「その武器は80万ドゴンです。」
「このスペックで80万は安いな!ホントにいいのか?」
「え?そうですか?じゃ110万ドゴンで!」
「おいおい・・・冗談だろ?」
「はい。冗談です。」とケンジはにこやかに笑いながら言うのだった。
「ホントケンジは冗談が過ぎるぜ!」
その冒険者はケンジと仲の良い人で日ごろから挨拶やランクが高いがFランクの依頼も率先してやってくれるような気の良い冒険者なのだ。
「毎度あり~~~!その武器でなるべく死なないように気を付けて頑張ってください!」
「ああ、わかってるよ!冒険者は生き残ってなんぼだからな!」その冒険者は笑いながらケンジの店を出ていくのだった。
名前 ケンジ=ヤマミチ(17歳)
種族 ハイヒューマン レベル510
職業 LD (レジェンダリー) 大魔導士 レベル500
GOD(ゴッド) 採掘師 レベル60
MS (ミソソロジー) 鍛冶師 レベル45
ステータス
HP 7000
MP 10700
STR 1250
VIT 1208
INT 2550
MID 1954
DEX 1408
AGI 967
LUK 75(110)
パッシブスキル
魔法*120.00 全属性適正
瞑想 100.00
集中 100.00
鑑定 100.00
耐性 100.00
書写 100.00
知性 100.00
詠唱 100.00
採掘 200.00(上限200.00)
鍛冶 150.00(上限150.00)
加護
クローティアの寵愛
異世界言語・世界地図・インベントリ・ベール・成長
ケンジはこの1年で上級ダンジョンを攻略し神鋼魔石を見つけるまでになったのである。
この神鋼魔石は採掘が180.01になった時初めて掘れるものであり掘れる場所も超級ダンジョン以上でしか掘れない物である。
つまりどうあがいたところでケンジにしか入手不可能であるのだ。そしてこの魔石は採掘が180.01以上で初めて加工もできる事になり鉱石の中から取り出す事が出来ないのである。
そしてケンジにもまだ鍛冶としては扱うことが出来ないのだが、この魔石にドラゴン等強力な魔物を討伐した時に取れた魔石をこの神鋼魔石に吸収し武器の素材として使うとインテリジェンスソードや考えられない程の強力な武器や防具が製作できるのである。しかしこれはまた別の話である。
いまはまだ町の暮らしを便利にするためだけにこの神鋼魔石を使うことにしているのである。
そして、その日の営業は終わりケンジ達はヘロヘロになり業務を終えるのだった。便所は次の日からまた作り出し1週間後また1000個作りドンドンと町の人たちへ広がっていくのである。
ケンジの店で売っている便所の事は最初の日に買えた人たちがまだ持っていない人達に便所を貸す事からうわさが広がり、なんて清潔な便所だと感想が広がっていくのである。
そうなのであるケンジの作った便所はこれまでの便所の概念を根底から覆すものであったのだ。
するとある日生産ギルドから呼び出しがケンジにあるのだったがケンジは便器を生産するのに忙しくてギルドの呼び出しに対応できる暇はないのである。
「ご主人様ちょっとよろしいですか?」
「セバスなんだ?」
「お店の方なのですが人数をもう少し増やしたほうが良いかもしれません。奴隷を購入してもらえませんか?」
お店は噂を呼び、冒険者からも人気が出てきて初心者はアイテムが安い事もあり人気の店となっていて店員が全く足りていないのであった。
「あと何人ほど足りていないと見積もっているんだ?」
「そうですね。あと5人はいるかと思います。」
そうなのであるケンジの家では秘密の事がいっぱいあるため、一般の平民を使うことが出来ないのである。それゆえに奴隷を購入し店員として使う事になるのである。
マイやシスティナ、プリムも時々手伝う事はあるがマイは基本冒険者ギルドの依頼をうけ、二人を貸してもらい地上の魔物を狩りに行く生活を送っているのである。
セバスやミイナ、ミナレス達も家の管理があるの店での店員はずっとはできないのである。今はユリア、アイリ、ユエティー、ウランを中心に手の空いたギル達が順番に手伝っているのである。
「そっか、わかったよ。これから奴隷商店に行って使えそうな人間と契約してくる。」
ケンジは便器の製作を一時中断をして奴隷商店に出向くことにしたのだった。
「おお!ケンジ様じゃないですか?お久しぶりです。今日はどのような奴隷をお求めですか?」
「店が回らなくなってきたんだよ。だから店員が出来る奴隷はいますか?」
「なるほど!あれだけ繁盛しているお店はないですからね。」
「え?俺の店のこと知っているの?」
「ええ!私もあなたのところの便所を購入することが出来て清潔感を堪能して満足している一人ですよ。」
なんと!奴隷商店の店員さんも運がよくケンジの便所を購入する事が出来た一人であった。
「あの魔石はホント不思議な物ですよね。調べてみたのですが何の情報も得ることが出来ませんでしたよ。」
「ああ・・・やっぱり調べたのですね・・・あれは今のところ俺にしか扱う事が出来ないと思いますよ。」
「えええ!そうなのですか?理由を聞いても?」
「申し訳ない・・・あれは飯の種何で勘弁してください・・・」ケンジは丁寧に断りをいれるのだった。
「ああ・・・たしかにそうですよね・・・あたしも興奮してすいませんでした・・・」
店員さんもまた日ごろからケンジにお世話になっているため素直に謝罪し身を引いてくれるのだった。
「あ、それでは店員のできるものを5人ほどでよろしいですか?」
「ああ、それで頼むよ。出来たら物腰の柔らかな15歳前後の女性を5人頼むよ。」
「ケンジ様申し訳ございません・・・いま、そのような条件にあう奴隷は3人あとは、欠損奴隷で死にかけている者が2人になりますがよろしいでしょうか?」
「とりあえず、会わせてもらえるか?」
ケンジはまず3人に会って応対して見ると、中の2人は使い物にならない事がわかり残りの一人天翔族の女性を一人契約を結ぶことにした。
そして、残りの二人は生粋の猫獣人である。なんでも田舎から出てきて姉妹でお店で働いていたのだがお店の常連のお客様である貴族に料理をこぼしてしまい不敬罪で片手と尻尾を切られてしまったらしくお店は責任をとり賠償金を払ったそうなのだ。その借金をこの姉妹に被せ借金奴隷に落としてしまったらしく、この町に流れてきたのだった。
この3人は優秀だとケンジは鑑定で分かるのでこの3人と契約を結ぶのだった。3人はこれからどんな扱いを受けるのだろうと不安で目が死んで暗くなっていたのだった。
そして、幸運な事に今奴隷でノームとドワーフの男性が入荷してきたのであった。
「あ、店員さんこの二人は売り手は決まっているのですか?」
「いえ、まだでございますがこの二人もご購入してくれるのですか?ですが店員に必要な計算とか文字は書くことが苦手でそれにお店の対応にはそぐわない感じですがよろしいのですか?」
この二人は物を作ることは得意であるのだが計算とか特にお客様の対応は苦手であったのだ。ケンジは手先が器用である二人に便器を手伝わせようと思っていたのだった。
特にノーム族は土の精霊魔法が得意であり便器の形を作るのに最適であり手先の器用なドワーフ族に形を修正してもらおうとおもったのだった。
「ではこの5人の値段ですが2250万ドゴンですがよろしいですか?」
内わけは次のようである
天翔族 500万ドゴン
猫獣人1人 25万ドゴン
ノーム族 800万ドゴン
ドワーフ族 900万ドゴン
ケンジは今ではオリハルコンをいくらでも掘ることが出来るので財力はそこら辺の商人より金持ちである。1年前生産ギルドが8億で首が回らなくなったのだが今ではその10倍の値段は即決で払える財力があるのである。
ケンジは良い人材が確保できたとばかりに猫獣人を抱え後の3人についてこさせ家に帰るのだった。
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