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第4章 生産無双へ!
38話 問題の二人
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ケンジはセバスからの説明を聞き二人に話しかけるのだった。
「二人とも・・・どうゆうことか言いたいことはあるか?」
「「・・・・」」
「何も言わないとゆう事は事実で間違いないということだな?」
「はい・・・ですがわたし達はこういったことをやってこなかっただけでなれていないだけなんです・・・」
「そんな事を自信ありげに言われても困るのはこっちだぞ。家の仕事をしないのであれば、給料にあたる衣食住は与えられないけどいいのか?」
「「そ!そんな!」」二人は顔を青くして反抗しようとするのだった。
「そんなといわれてもな・・・他のみんなはちゃんと役目を全うしているんだぞ。仕事もせずにみんなと一緒の権利を貰おうと言うのが間違っているとおもわないか?」
「ですが、わたし達にはこの仕事は向いてないだけで・・・」
ここでシスティナが口を挟むのだった。
「あなた達!いったい何を言っているのよ!」
二人の口答えに普段は優しいはずのシスティナが大声を上げて怒りを露わにしていたのだった。その様子に二人はビクッと身を震わせて黙ってしまうのである。
「あなた達の立場はなに?受付嬢?副ギルマス?ねえ!答えなさいよ!」
「「・・・・・」」
「あたし貴方達に言ったわよね!調子に乗ったら許さないって!」
「あなた達はご主人様・・・ケンジ様の奴隷だってことを肝に銘じなさい!」
「「はい・・・ですが・・・」」
「ですがなに?」
「わたし達は本当にこうゆう事を・・・」
「だ・か・ら!なに?」システィナは二人を殺すんじゃないかという目で睨みつけるのだった。
「やってこなかった?甘えるんじゃないわよ!だったらあなた達!ご主人様の護衛役になる?」
そうシスティナは二人の言い分にものすごく腹が立ったのだった。自分も昔はみんなに守ってもらっていたのだが何とか自分がご主人様の役に立てるように動いていたつもりだった。
なのにこの二人の言い分は自分には向いていないとかできないと言うばかりで何とかやってみようという気持ちが全く見えてこなかったのだった。
「「そ、そんな・・・戦闘なんてそれこそ無理です・・・」」
「あれもダメ、これもダメ戦闘は無理!貴方達は奴隷なのよ!本来ならそんな我儘言えない立場なのよ!わかってるの?」
「「ですが・・・」」
「まだいうのですか?」次はオリヴィアが口を挟むのだった。
「あなた達はご主人様の為に役に立つ為だけを考えるのです。他の事は考える必要がありません。」
「わたし達も頑張ってやったのですが・・・」
「ご主人様!この二人はもうだめです!奴隷商人に売ったほうが良いと提案します!」
「まあ、待て!システィナやオリヴィアの言いたいことはわかるが俺の手元から解放するつもりはない。この家でのことをばらされたくないしな。」
そうケンジが言うとユエティー、ウランはホッとした様な笑みがこぼれるのだった。
「なに貴方達は勝ち誇ったような表情しているのですか?」システィナは二人のホッとした様な笑みを見て気分を害するのだった。
「主、提案があるのですがよろしいですか?」
「ん?なんだ?」
「売る事も出来なくて、家の事をできないのであれば護衛をやらすしかないかとおもうのですが?」
それを聞いたユエティーとウランは絶対に無理だと言い放つのだった。
「ギル・・・それは無謀なんじゃないのか?」
「役に立たないのであればダンジョンで犠牲になったとしてもしょうがないかと!」
「ギル!お前はなんて事言うんだ!」ケンジはギルに対して怒りをあらわにし、胸ぐらを掴むのだった。
「あ・・・主・・・な、なにを・・・」
「何をじゃねえよ!お前はお前の前の主人である奴隷商人と同じことを俺にやらせるのか?」
ギルは自分の軽率な行動を後悔するのであるがもう遅かったのである。
「なあ!答えろ!」
「あ、主、申し訳ありません!私が悪かったです・・・」
「2度とそんなこと考えるんじゃないぞ!」ケンジはギルの胸ぐらから手を放し自分の席に着くのだった。
「でも、ケンちゃんどうするつもりなの?護衛にはしないんでしょ?」
「ああ、この二人をダンジョンに連れて行っても足手まといになりギル達の方が危険になるから絶対に連れて行かない!」
「じゃあ、どうするつもり?」
「荒療治になるかもしれないがこの二人には自分の立場を理解してもらうのが一番だと思う。」
「ご主人様・・・それって・・・」
「ああ、そうだ!俺はしたくはないがしょうがない・・・ユエティーとウランが嫌だと思っている奴隷生活をしてもらおうと思う!」
「「なっ・・・」」
「け、ケンジ様それだけは・・・」
「それだけってなんだよ!」マードックが怒り狂ってユエティーの胸ぐらを掴むのだった。
「お前らはあれはいや!これはやり慣れてないから無理!我儘ばっかじゃねえか!主が優しいことに調子に乗りやがって!」
「お前達はこのままにしてたら万が一街中で貴族に無礼を働く恐れがあるから本来これが普通といわれる奴隷としての生活をさせることで自分の立場を解らせるしかないと判断した。」
そうなのである。ケンジの家では奴隷だけで買い物に行かせるし、町の人の好意で奴隷だけで店の商品を選ばせてもらい買い物をさせているのである。このままこの二人を自由にさせ、万が一この性格のまま街中で問題を起こした場合、主人であるケンジが責任を取らなければいけなくなるのである。
その問題を起こした対象が貴族だった場合、不敬罪になりケンジはおろかマイにまでも罪が及ぶことになるのは絶対に防がなければならないのである。
「「そ、そんな!」」
「口答えは許さん!同じ待遇にしたらちゃんとしてるみんなに不平不満がでるからな!まずはお前たちのその過去の栄光を消し去る所から俺直々に教育してやるよ。」
「セバス!今日からこの二人は1日1食奴隷食でいい。」
それを聞いたユエティー、ウランはガクッと膝から抜け落ちるのだった。
「ご主人様・・・この二人が使っているベットは?」
「ああ、それはそのままでいいよ。」
それを聞いた二人は食事だけ厳しい物と勘違いするのだった。
「こいつらの部屋は畑の横に魔法で奴隷小屋を作るから。」
それを聞き一部の望みも失い二人は涙を流すのだった。ケンジは外にでて土属性魔法で土を壁のように盛り上げ囲いを作り、木属性魔法で植物を床全体に敷き詰め簡易版の小屋を作るのだった。
「今日からお前たちはここで寝泊まりする様に!シーツ一枚あるから2人で使うように!食事は晩御飯になったら運んでやるからそれまで我慢するように!」
「「け、ケンジ様・・・すいませんでした・・・」」
「何を謝っているんだ?明日から大変だろうが、頑張る様に!あ、そうそうその服は脱いでこっちに着替えるんだ!」
ケンジは一般的に言われている奴隷服を二人に渡すのだった。今着ている服はこの簡易部屋ではドロドロになり勿体ないからである。
「ケ、ケンジ様・・・もう我儘は言いません・・・だから、元の暮らしに・・・」
二人はその場所で土下座をするのである。
「ケンちゃん、騙されたらダメよ!この二人は今謝ったら許されると思ってるだけだから。」
「「マイマールさんは関係ないでしょ!」」「今はケンジ様とわたし達の問題です!」
「なんで、関係ないんだ?マイにもちゃんと礼儀をもって働かないといけないんだぞ。」
「ですが、わたし達の主はケンジ様です。」
「その考え方がもう奴隷じゃないんだよ。俺のやさしさに胡坐をかいているといってんだ。」
「いいか?よく聞くんだ!主の知り合いや友達、そしていずれ俺の妻になるマイは関係ないのか?違うだろ?」
「ケンちゃん・・・」マイはケンジの言葉に顔を赤らめるのだった。
「ギル達はその辺を踏まえて自分の立場を理解して接してくれるぞ。」
「セバス!悪かったな・・・こんな厄介な連中を任せてしまって。」
「いえ・・・謝らないでください。私もこんな奴隷初めてみました・・・役に立てず本当に申し訳ありませんでした。」
「いいか?ユエティー、ウラン俺はこういった奴隷扱いするのは苦手だがお前達のような人間に対しては別だと思う事にする。」
「「そ、そんな・・・」」
「もし、本当に改心したとわかるまでこの暮らしが続くから覚悟した方がいいぞ。俺は人の心を読むのが得意なのはよくわかっているだろうから下手な事はしないこと。わかったな。」
二人はケンジが本気だとわかり項垂れ下を向き諦めるのだった。
「二人とも・・・どうゆうことか言いたいことはあるか?」
「「・・・・」」
「何も言わないとゆう事は事実で間違いないということだな?」
「はい・・・ですがわたし達はこういったことをやってこなかっただけでなれていないだけなんです・・・」
「そんな事を自信ありげに言われても困るのはこっちだぞ。家の仕事をしないのであれば、給料にあたる衣食住は与えられないけどいいのか?」
「「そ!そんな!」」二人は顔を青くして反抗しようとするのだった。
「そんなといわれてもな・・・他のみんなはちゃんと役目を全うしているんだぞ。仕事もせずにみんなと一緒の権利を貰おうと言うのが間違っているとおもわないか?」
「ですが、わたし達にはこの仕事は向いてないだけで・・・」
ここでシスティナが口を挟むのだった。
「あなた達!いったい何を言っているのよ!」
二人の口答えに普段は優しいはずのシスティナが大声を上げて怒りを露わにしていたのだった。その様子に二人はビクッと身を震わせて黙ってしまうのである。
「あなた達の立場はなに?受付嬢?副ギルマス?ねえ!答えなさいよ!」
「「・・・・・」」
「あたし貴方達に言ったわよね!調子に乗ったら許さないって!」
「あなた達はご主人様・・・ケンジ様の奴隷だってことを肝に銘じなさい!」
「「はい・・・ですが・・・」」
「ですがなに?」
「わたし達は本当にこうゆう事を・・・」
「だ・か・ら!なに?」システィナは二人を殺すんじゃないかという目で睨みつけるのだった。
「やってこなかった?甘えるんじゃないわよ!だったらあなた達!ご主人様の護衛役になる?」
そうシスティナは二人の言い分にものすごく腹が立ったのだった。自分も昔はみんなに守ってもらっていたのだが何とか自分がご主人様の役に立てるように動いていたつもりだった。
なのにこの二人の言い分は自分には向いていないとかできないと言うばかりで何とかやってみようという気持ちが全く見えてこなかったのだった。
「「そ、そんな・・・戦闘なんてそれこそ無理です・・・」」
「あれもダメ、これもダメ戦闘は無理!貴方達は奴隷なのよ!本来ならそんな我儘言えない立場なのよ!わかってるの?」
「「ですが・・・」」
「まだいうのですか?」次はオリヴィアが口を挟むのだった。
「あなた達はご主人様の為に役に立つ為だけを考えるのです。他の事は考える必要がありません。」
「わたし達も頑張ってやったのですが・・・」
「ご主人様!この二人はもうだめです!奴隷商人に売ったほうが良いと提案します!」
「まあ、待て!システィナやオリヴィアの言いたいことはわかるが俺の手元から解放するつもりはない。この家でのことをばらされたくないしな。」
そうケンジが言うとユエティー、ウランはホッとした様な笑みがこぼれるのだった。
「なに貴方達は勝ち誇ったような表情しているのですか?」システィナは二人のホッとした様な笑みを見て気分を害するのだった。
「主、提案があるのですがよろしいですか?」
「ん?なんだ?」
「売る事も出来なくて、家の事をできないのであれば護衛をやらすしかないかとおもうのですが?」
それを聞いたユエティーとウランは絶対に無理だと言い放つのだった。
「ギル・・・それは無謀なんじゃないのか?」
「役に立たないのであればダンジョンで犠牲になったとしてもしょうがないかと!」
「ギル!お前はなんて事言うんだ!」ケンジはギルに対して怒りをあらわにし、胸ぐらを掴むのだった。
「あ・・・主・・・な、なにを・・・」
「何をじゃねえよ!お前はお前の前の主人である奴隷商人と同じことを俺にやらせるのか?」
ギルは自分の軽率な行動を後悔するのであるがもう遅かったのである。
「なあ!答えろ!」
「あ、主、申し訳ありません!私が悪かったです・・・」
「2度とそんなこと考えるんじゃないぞ!」ケンジはギルの胸ぐらから手を放し自分の席に着くのだった。
「でも、ケンちゃんどうするつもりなの?護衛にはしないんでしょ?」
「ああ、この二人をダンジョンに連れて行っても足手まといになりギル達の方が危険になるから絶対に連れて行かない!」
「じゃあ、どうするつもり?」
「荒療治になるかもしれないがこの二人には自分の立場を理解してもらうのが一番だと思う。」
「ご主人様・・・それって・・・」
「ああ、そうだ!俺はしたくはないがしょうがない・・・ユエティーとウランが嫌だと思っている奴隷生活をしてもらおうと思う!」
「「なっ・・・」」
「け、ケンジ様それだけは・・・」
「それだけってなんだよ!」マードックが怒り狂ってユエティーの胸ぐらを掴むのだった。
「お前らはあれはいや!これはやり慣れてないから無理!我儘ばっかじゃねえか!主が優しいことに調子に乗りやがって!」
「お前達はこのままにしてたら万が一街中で貴族に無礼を働く恐れがあるから本来これが普通といわれる奴隷としての生活をさせることで自分の立場を解らせるしかないと判断した。」
そうなのである。ケンジの家では奴隷だけで買い物に行かせるし、町の人の好意で奴隷だけで店の商品を選ばせてもらい買い物をさせているのである。このままこの二人を自由にさせ、万が一この性格のまま街中で問題を起こした場合、主人であるケンジが責任を取らなければいけなくなるのである。
その問題を起こした対象が貴族だった場合、不敬罪になりケンジはおろかマイにまでも罪が及ぶことになるのは絶対に防がなければならないのである。
「「そ、そんな!」」
「口答えは許さん!同じ待遇にしたらちゃんとしてるみんなに不平不満がでるからな!まずはお前たちのその過去の栄光を消し去る所から俺直々に教育してやるよ。」
「セバス!今日からこの二人は1日1食奴隷食でいい。」
それを聞いたユエティー、ウランはガクッと膝から抜け落ちるのだった。
「ご主人様・・・この二人が使っているベットは?」
「ああ、それはそのままでいいよ。」
それを聞いた二人は食事だけ厳しい物と勘違いするのだった。
「こいつらの部屋は畑の横に魔法で奴隷小屋を作るから。」
それを聞き一部の望みも失い二人は涙を流すのだった。ケンジは外にでて土属性魔法で土を壁のように盛り上げ囲いを作り、木属性魔法で植物を床全体に敷き詰め簡易版の小屋を作るのだった。
「今日からお前たちはここで寝泊まりする様に!シーツ一枚あるから2人で使うように!食事は晩御飯になったら運んでやるからそれまで我慢するように!」
「「け、ケンジ様・・・すいませんでした・・・」」
「何を謝っているんだ?明日から大変だろうが、頑張る様に!あ、そうそうその服は脱いでこっちに着替えるんだ!」
ケンジは一般的に言われている奴隷服を二人に渡すのだった。今着ている服はこの簡易部屋ではドロドロになり勿体ないからである。
「ケ、ケンジ様・・・もう我儘は言いません・・・だから、元の暮らしに・・・」
二人はその場所で土下座をするのである。
「ケンちゃん、騙されたらダメよ!この二人は今謝ったら許されると思ってるだけだから。」
「「マイマールさんは関係ないでしょ!」」「今はケンジ様とわたし達の問題です!」
「なんで、関係ないんだ?マイにもちゃんと礼儀をもって働かないといけないんだぞ。」
「ですが、わたし達の主はケンジ様です。」
「その考え方がもう奴隷じゃないんだよ。俺のやさしさに胡坐をかいているといってんだ。」
「いいか?よく聞くんだ!主の知り合いや友達、そしていずれ俺の妻になるマイは関係ないのか?違うだろ?」
「ケンちゃん・・・」マイはケンジの言葉に顔を赤らめるのだった。
「ギル達はその辺を踏まえて自分の立場を理解して接してくれるぞ。」
「セバス!悪かったな・・・こんな厄介な連中を任せてしまって。」
「いえ・・・謝らないでください。私もこんな奴隷初めてみました・・・役に立てず本当に申し訳ありませんでした。」
「いいか?ユエティー、ウラン俺はこういった奴隷扱いするのは苦手だがお前達のような人間に対しては別だと思う事にする。」
「「そ、そんな・・・」」
「もし、本当に改心したとわかるまでこの暮らしが続くから覚悟した方がいいぞ。俺は人の心を読むのが得意なのはよくわかっているだろうから下手な事はしないこと。わかったな。」
二人はケンジが本気だとわかり項垂れ下を向き諦めるのだった。
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