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第4章 生産無双へ!

34話 プリムの防具完成!そして・・・

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 あの騒動から1週間近くが経ち、プリムの防具がやっと完成するのだった。プリムの防具はやはりプレートメイルでマードックやシスティナの物とは違い集団戦特化型と言えばいいのかとにかく敵対する者に囲まれれば囲まれるほど真価を発揮するものであった。

プレートヘルム ミソロジー級
必要STR   25
防御      55
ストレングス  常にSTRが2倍。
フォーカス   命中率が3倍良くなる。
HPブレス   HPが+1000
ナイトサイト  暗闇でも周りが明るく見える。
火属性耐性   火の属性攻撃に50%の耐性  
耐久度     耐久値1500/総耐久値1500
相場価格    1500万ドゴン~
備考欄
 プリム専用防具。集団戦特化の装備であり、身に着けるだけ
で何倍もの力を出す事が可能。額の部分にルビーの宝石が埋め込み
火属性の耐性がついている。

プレートゴルジット(喉当て) ミソロジー級
必要STR   15
防御      55
水属性耐性   50%軽減
ヘイスト    常に攻撃速度が2倍
ストレングス  常にSTRが2倍
耐久度     耐久値4500/総耐久値4500
相場価格    350万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートゴルジット。ゴルジットの喉部分にアクアマリン
の宝石を埋め込むことで水の耐性が付与されている。

プレートアーム ミソロジー級
必要STR   35
防御      50
風属性耐性   50%軽減
スピード    DEXが2倍になり移動が早くなる
ドレイン    与えられたダメージの50%を回復
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートアーム。アームの肩口部分にエメラルドの宝石を
埋め込むことで風の耐性が付与されている。
また、スピードが付与されていてプレートメイルとは思えないくらいの
移動速度で歩ける。ドレインが付与されており攻撃力が上がれば上がるほど
回復量が上がる。

プレートグローブ ミソロジー級
必要STR   25
防御      35
土属性耐性   50%軽減
ストレングス  常に腕力が2倍
ドレイン    与えられたダメージの50%を回復
フォーカス   命中率が3倍良くなる
耐久度     耐久値2400/総耐久値2400
相場価格    500万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートグローブ。グローブの手の甲の部分にトパーズ
の宝石を埋め込むことで土の耐性が付与されている。
ストレングスとフォーカスの効果がつきまたプリムの装備はドレインが
付いているがマードックのと違い与えられたダメージの50%を回復の為
実質受けるダメージは半分になるのである。
この事から早く集団の敵倒すことが出来る逸品である。

プレートメイル ミソロジー級
必要STR   65
防御      255
無属性耐性   50%軽減
ドレイン    与たえられたダメージの50%回復
フォーカス   命中率が3倍良くなる。
耐久度     耐久値6500/総耐久値6500
相場価格    5000万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートメイル。メイルの胸部分に水晶の宝石を
埋め込むことで無属性の耐性が付与されている。
また、ドレインが付与されていてアーム、グローブと合わされば150%回復
されるアタッカーにはありがたい逸品である。

プレートレッグス ミソロジー級
必要STR   55
防御      165
闇属性耐性   50%軽減
ヘイスト    常に攻撃速度が2倍
MPドレイン  与えたダメージの10%MPが回復
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートレッグス、レッグスの膝部分にターコイズの
宝石を埋め込むことで闇の耐性が付与されている。
また、攻撃速度が2倍、MPの回復もしてくれる逸品である。

プレートブーツ ミソロジー級
必要STR   15
防御      25
邪属性耐性   50%軽減
スピード    移動速度2倍
プロテクション 常に防御力2倍
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 プリム専用のプレートブーツ。ブーツの足の甲部分にタンザナイト
の宝石を埋め込むことで邪の耐性が付与されている。
また、プロテクションで防御も2倍にしてくれる逸品である。

そしてこの装備一式装備で効果が50%アップし、またステータスALL
+500される。

 プリムにもこの装備一式を与えこれで上級ダンジョンに向かう準備が整うのである。

「ご主人様、わたしの装備まで作ってもらい本当にありがとうございます。」

「いや、遅くなって悪かったな・・・でも完成してよかったよ。これからは上級ダンジョンだ油断しないようにがんばってくれ!」

「はい!わかりました。」

 すると周りにはみんなが集まっていてプリムの装備の完成に賑わっていたのだった。

「プリムの装備は俺のと違う戦闘特化型なんだな!」

「ええ、わたしのは集団戦なのでボス戦とかでは周りにいる雑魚を先に殲滅したら効率あがると思うわ!」

「俺のはタイマン張った場合の方が効率はいいからシスティナが敵の攻撃を受けてもらっている間にボスを優先で攻撃が良いみたいだ。」

「たぶんこれで殲滅スピードは劇的に上がると思うわ。」

 そんな感じで3人は連携の相談をして上級ダンジョンに向けて士気を上げるのだった。

 すると、そんな話に割って入る者が2人いた。当然だがユエティーとウランだった。

「「え?ええ!」」「まさかケンジ様達はこれから上級ダンジョンに行くつもりなのですか?」

「あ・・・そういえば二人にはまだ言ってなかったな。そうだよ!俺達のこれからの拠点は上級になるんだ。」

「おやめください!上級は今誰も入れない程強い魔物で溢れているのですよ。生産者どころかSランク冒険者でも厳しい所なのです!」

「ユエティー・・・もうその自分の物差しで語るのはやめたほうが良い。」

「「ですが!」」

「ウランもよくきいて、俺達はもう普通じゃないと言った方がわかりやすいんだが、プリムにセイラの強化魔法をかけて戦うとどうなるとおもう?」

「そんなのわかる訳ないじゃないですか!」

「じゃあ、驚くことが起きるぞ!俺の目安では一人で王国の騎士団と渡り合えるくらい強いんだ!」

「「!!」」

「それに加え護衛メンバーそれぞれが強さの系統は違うが同等の強さを持っているんだ!」

「そ、そんなばかな・・・一人で王国の騎士団と?」

「ああ、だが一応言っておくがここでの事は他言無用だからな!特にギルドには言うなよ!」

「えええ!なんで、ケンジ様はここまでギルドを信用しないのですか?報告すればもっと自分の思い通りにできるのに・・・」

「お前達はもうギルドの人間じゃないから言うが、思い通りになる?それはちがうだろ?ギルドの思い通りになるの間違いだろ。」

「ええ!なんですか?」

「じゃあ、聞くが俺達にこんな力があるのを知ったギルドはそう動くのか言ってみな。」

「それは当然ケンジ様には色んな素材を取ってきてもらい・・・」

「そうだろ?だがそれは俺の思い通りじゃないんだ。ギルドが俺を便利に利用するだけなんだよ。」
「ギルドの考え方はギルドがあって生産者、冒険者は生活できているんだ!という発想のもとで動いているんだよ。」

「そ、それは・・・」

「違うとは言わせないよ。自分の都合のいいことは動こうとするが都合が悪くなるとこうゆう事は所属の者に任せたらいいとおもうだろ?」

「そんなことはありません!」

「じゃ、また同じことを言う事になるがなぜゴッドオーダーの事は調査を終わらせたんだ?」

「あれはこれ以上続けても無駄だと言う結論に至ったからです。」

「ホントにそうか?」ケンジはウランを突き刺さるような視線でにらむ。

「・・・・・・・」

「ちがうだろ?生産者にやらせてそれを見てただけで自分達からは動かずやってた雰囲気になってただけだろ?」

「やってた感じに・・・」

「俺は言ったはずだぞ。ギルドが責任もって検証をやってくれと。責任とは見ているだけか?」

「それは・・・」

「あとな、わかると思うがこれの大広間にあるこれはなんだかわかるな?」

「ええ、ゴッドオーダーです。」

「俺はこれを使い良い物が出る検証を続けた結果ある程度良い物が出る法則をみつけたよ。」

「えええ!それはなんですか?」

「これも他言無用だぞ!言ったら奴隷紋が作動するから言えないと思うが・・・これには受注書の種類これは知っているな。難しい物になればなるほど良いアイテムが出るみたいだ。」

「それは間違いでケンジ様にしか出なかったじゃ・・・」

「それはお前たちが検証しなくなっただけだろ!これは間違いじゃないんだよ。後はそれを作って納品した生産者のレベル多分だがステータスの高さと幸運値が高くないと良いアイテムが出ないんだ。」

「それは本当ですか?でしたらギルドにそのことを!」

「なぜ、報告しないといけないんだ?」

「なぜって・・・」

「この事は誰にも言うつもりはないよ。それにお前たちはもうギルドの人間じゃないんだぞ。俺達の仲間だけの共有財産だ。それにもうギルドでゴッドオーダーをやりに行く必要もないしな。」

「なんですか?それを公表したらケンジ様にも十分なお礼とギルドでの地位がギルドから支払われるはずです。」

「いやいやいや・・・そんなはした金貰ったって意味ないだろ?俺はもうオリハルコンどころかヒイロカネを採掘できるんだぜ。金には困らないし、ギルドでの地位?そんな厄介な物いるわけないだろ。」

「ええええ!」

「それにこのゴッドオーダーは俺が独自に検証を行った結果で何で何もしないギルドに報告する義務があるんだ?」

「それは・・・」

「な!だからいっただろ。ギルドは人を利用することしか考えていないって!だから俺はギルドには協力しないし隙あらば俺がギルドを利用する物でしかない組織なんだ。」

「「・・・・」」

「まあ、こういっちゃなんだが俺からしてみればギルドがあって生産者達は生活が出来るんじゃなく、俺達があってギルドは運営できていると言った方がいいんだけどな!」

「それじゃあ、ケンジ様はギルドの協力はいらないと・・・」

「うん、いらないねえ。ギルドは俺が持ってくる一部の素材を買い取って貰う組織だけの認識だね。いずれそれも無くなるだろうけどね。」

「え?どうゆうことですか?」

「前にも言ったように俺はお店を開くつもりでいる。そうなるとどうなると思う?ギルドに素材を買い取って貰わなくてもよくなるんだよ。」「お前たち二人はその考え方を正さない限りいずれやるお店の経理やその他雑用の為だけの奴隷になるんだがそれでいいのか?」

「「そ、そんな・・・」」

「まあ、衣食住に関してはみんなと一緒にしているがそれだけでだよ。」

「ですがそんなうまくいくのですか?お店を軌道に乗せるのにもギルドの協力があってこそだと!」

「ああ!お前たちはそう思うのは当然だと思うよな。だがそんな心配はいらないよ。何のために俺がFランクの依頼を率先してやってきたんだと思う?」

「どうゆうことですか?」

「わからないか?じゃ教えてやるよ。俺は独自の町の人たちとの繋がりを強化するためにFランクの依頼を受けていたんだ!俺がお店を開くと町の人たちは俺の店を利用してくれるとおもっている。まあ、その為には町の人たちが満足できる商品を作らないといけないけどな。」

「なんでそんなことがわかるのですか?」

「なんで?じゃあ、聞くけど町の人たちは何でギルやミナレスだけなのに物を売ってくれたり店に入れてくれると思う?本当なら奴隷という立場の人間だけで売買ができるとおもうのか?」

「「あ・・・・」」

「そうゆうことだよ。俺は独自に町の人たちとの繋がりをもうもっているということなんだ。それによってギルドの協力なんかいらないということなんだよ。」

「ケンジ様はそんな先の事をみすえて・・・」

「あんまり俺の事を馬鹿にしないほうが良いぞ。調子に乗るとたぶん、俺は知らないがお前たち二人には誰かが忠告を入れたはずだ!」

 その言葉にユエティートウランはドキッとするのだった。

「やっぱりな!誰かとは言わなくてもいいがお前たちが調子に乗った場合、制裁が入るかもしれないが俺は今のままだとそれを止めるつもりはないよ。」

「「なっ!なんでそんなことを・・・」」

「なんでって本当にわからないのか?」

「「それは・・・」」

「まあ、ここにいるかぎり贅沢な暮らしはできるからいいじゃないか。それに俺はお前たちを手放すつもりはないからそのつもりで思っていてくれ!」

「なんですか?他の皆さんと同じように思ってくれないのに・・・」

「あたりまえだろ。ここでの事をもう知ってしまったんだから手放し奴隷商に売ってしまったらばれる恐れがあるからな。今の状態なら奴隷紋で言う事しか聞けない状態だけど、売ってしまったら喋るかもしれないだろ。」

「「そ、そんな・・・」」

「まあ、そんな扱いが嫌なら考えを正す事をおすすめするよ。まあ、お前たちの事はセバスやミナレスにまかせることにするよ。」

「「お任せください!ご主人様。」」

「と言い訳で二日後から俺達は上級ダンジョンに潜ることにするからよろしくな。」

「今回は何日行かれるのですか?」

「今回は様子見なんで1週間にするよ。」

「わかりました。お気をつけていってらっしゃいませ!」

「ギル達は手分けをし町に行きポーションや包帯必要なものを揃えてくれ。」

「「「はい!わかりました!」」」

「ケンちゃんあたしは?」

「あたしはって?・・・まあ、冒険者ギルドで依頼を受けるぐらいでいいんじゃないか?俺も生産ギルドでアダマンタイトとオリハルコンぐらいしか受けるつもりはないしな。」

「今回は5階層までなの?」

「ああ、そのつもりだな。たぶん上級だと5階層でも結構な量が手に入ると思うしな。新しい素材が見つかるといいんだがな・・・」

 その会話の側でユエティーとウランは暗く沈みこんでうつむいて涙を堪えているのであった。

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