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第4章 生産無双へ!
31話 ギルドのピンチ②
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ケンジは怒りを押さえながら町を歩いていたのだった。
「あ、あの・・・主・・・」
ケンジはギルの言葉に我に返りいつもの調子で返答をするのだった。
「ん?なんだ?ギル。」
「あの・・・主ですよね?・・・いつもの?」
「ギルなにいってんだ?」
「後ろを向くとギルをはじめマイも青を青くしてついてきていた。」
「あ・・・・ごめん・・・別にお前たちに対して怒ってたわけじゃないんだ・・・だからそんなに怯えるな。」
「怯えるなってケンちゃん・・・」
「ホントに悪かった・・・俺は理不尽な奴には容赦はしないがお前達にはそんなことしないって・・・」
「ですが、主・・・のあんな一面があるとはびっくりしました・・・これを見てください・・・」
ギルの手は緊張で握りしめられていたらしく汗でべたべたになり、握りすぎで爪の跡がくっきりついていたのであった。
「ホント、あんなご主人様初めて見てトラウマになりますよ・・・」
「システィナも悪かったな・・・だがギルドの態度にもう俺も我慢がならなかったんだよ。」
「それで主・・・どうするつもりですか?とりあえずギルドの逃げ道の一つを潰しておこうか・・・」
「え?どうゆう事ですか?」
「あんな大金用意できるとしたらなんだとおもう?」
「まあ、考えられるとしたら貴族関係かと・・・」
「まあ、ついてきなよ。」
ケンジはメイガン商会の前に来たのだった。
「ああ!なるほど!商会か・・・」
「そうゆうことだ。貴族ギルドと普通のギルドが共有していることは無いのはわかるだろ?」
「そうね。冒険者ギルドも貴族ギルドからの公共の依頼が流れてくるけどいつも安い依頼ばかりで文句ばかり言っていたわ。」
「という事は頼れるのは付き合いのある商会になるとゆう訳だ。で、俺はここの会長の知り合いってことでギルドとここのパイプを切らせてもらおうとおもうのである。」
ケンジは腰に手をやり胸を張るのである。
「主ってホント怖ぇ~~~・・・」
「まあ、ギルドマスターがどんなやつかわからんから貴族とか別の手段があるかもしれないからそうなったらしょうがないんだけどな・・・」
そういいながら、ケンジはメイガン商会の門をくぐるのだった。ここの受付嬢はケンジの姿を見た瞬間すぐにそばに寄ってきて丁寧な案内をしてくるのだった。
「ケンジ様いらっしゃいませ。今日はどのようなご用件でしょうか?」
「すいません。今日は買い物じゃないんですがよろしいですか?」
「はい、どのようなご用件で?」
「今日はガンスさんに用があってアポイントメント取っていないのですがお会いできるでしょうか?」
「少々お待ちください。商会長に確認してまいります。」
ケンジ達は少し待っていると、先ほどの受付嬢がでてきてガンスさんがすぐにあってくれると言ってくれるのであった。
受付嬢はケンジをガンスの部屋の前まで案内してドアをノックする。するとガンスさんは笑顔でケンジを出迎えでくれるのだった。
「おお!坊主!よくきたな。ささ、入ってくれ。奴隷のみんなも気軽にくつろいでくれよ。」とガンスはギル達にも気を配ってくれるのだった。
「で、今日はどうしたんだ?」
「突然訪問してすいません・・・」
「坊主との仲じゃないか!ワシはお主の事を息子だと思っているから遠慮はなしだ!がはははは!」
「ありがとうございます。」
「で、どうしたんだ?」
ケンジはギルドであったことを包み隠さずガンスさんに話すのだった。
「なっ!ギルドがそんなことを?そして報酬金額を払えない状態に?」
「ええ、そうなんですよ。で、ですねたぶんギルドは借金を返すためにガンスさんの商会を頼るしかないかと思うんです。他の貴族とか頼る所があれば別なのですが多分ないとおもわれるので明日ギルドマスターが俺が納品したオリハルコンのインゴットを売りにやってくるかと思うのです。」
「ふむふむ、それで?」
「たぶん、今はオリハルコンやミスリルが高沸しているのはご存知ですよね?」
「ああ、わしのところも品薄で入ってきておらん・・・」
「だから、たぶん吹っ掛けてくると思うんです。俺はインゴット一個4000万ドゴンで納品したのでそれ以上で・・・」
「なっ・・・そんな高値で売ったのか?たしかに、わしもオリハルコンは欲しいがその値段では・・・でもこの高沸のさなかそのインゴットがあれば・・・」
「ですよね!だから買わないでほしいのです!あ・・・でも、買わないとなると今後の商売に支障が出るから買ってもいいですが足元をみて買いたたいてくれたら結構です。」
「それは坊主のお願いでもワシの一存で決めれるものじゃないからのう・・・」
「俺もただガンスさんにお願いだけ言いに来たわけじゃないですよ。」
「ん?どういうことだ?」
ケンジはテーブルの上にオリハルコンとアダマンタイトのインゴットを5本づつ出すのだった。
「こ、こいつは!」
「これはガンスさんに売るつもりで俺が採掘し持ってきたものです。これを高沸前の値段でお売りしたいと考えてます。どうですか?」
ガンスはニヤリと笑いケンジの提案に乗るのだった。
「もしギルドがインゴットを売りに来なくてもそれは別に構わないでそのままの値段でお売りします。」
「だが、それじゃ坊主が損するだけじゃないのか?」
「いえ、普通の値段で売るだけですから損はしませんよ。」
「それにギルドがメイガン商会に売りに来なかったとしても、ギルドに俺が知らない力がまだあったと思いいい勉強と諦めますし、ギルドが俺に借金を払う事だけで俺自身は全然損していないから全然いいですよ。」
「ワシの商会は今の時期にオリハルコンとアダマンタイトのインゴットが手に入り、ギルドへ商会の力が示せるし全然OKだ!」
そうなのだメイガン商会はギルドの知らない所からも商品を仕入れるルートがあると言うことができるのでこれからの商談がやりやすくなるである。
「でも、坊主はギルドをどうしたいんだ?話を聞くにその辺がよくわからんのだが?・・・潰したいんじゃないんだろ?」
「それはそうですよ!潰したら町の人たちも迷惑がかかりますからね。俺が思うにギルドや上に立つ者をどうにかしたいだけです。」
「どうゆうことだ?」
「俺がこの町に来た理由は前のギルドでもそうでしたが上に立つ者がどうしようもない人間ばかりだとゆう事です。そうなると迷惑がかかるのはその下で働くものや権力のない人やそのしわ寄せを食らう町の平民の方々ということです。」
「ふむふむ、たしかにそうだな・・・」
「今回この事件で、ギルドはものすごい損失を出すとしたらどうなると思いますか?」
「それは・・・」
「そうです。その責任はギルドマスターや副ギルドマスターがとることになりますよね。その結果、人員配置が見直され、まあ、どんな人員が配置されるかわかりませんが前の人物より優秀な人物がギルドマスターとして配置されるでしょ?」
「なるほど!」
「俺はそれを狙ってこれを計画したんです。」
「だが、それは坊主が危険になるんじゃないのか?大丈夫なのか?」
「ああ、俺なら大丈夫ですよ。」
「なぜそんなことが言える?坊主は生産者じゃないか。もしクビになったり左遷された者に恨みを買って暗殺されることにでもなったら・・・」
「ガンスさん俺は生産者でもありますが元は魔法使いで中級ダンジョンも攻略できるほど強いですよ。」
「なっなに!中級ダンジョンを攻略したのか?じゃあうわさに聞いていた攻略者とは坊主の事だったのか?」
「ええ、そうです。それと今はここだけの話なのですが俺達はこれから上級ダンジョンを起点に活動する予定ですよ。」
ガンスはケンジの言葉に口がふさがらず目が点になるのだった。
「ぼ、坊主!相談だがいいか?」
「えーっと、上級に行くようになったら素材をメイガン商会に優先に卸してくれってことですか?」
ガンスはケンジの頭の回転に驚きを隠せなかった。
「な、なんでそれが?わかった?」
「はなしの流れでそりゃわかりますよ。」とケンジは笑顔で答えるのだった。
ガンスは今まで自分のやってきた商人人生はまだまだだとケンジを見て反省をするのだった。ケンジのような子供にすぐに腹の内を読まれるようではケンジに勝てる気がしなかったのだ。
「坊主・・・さっきの上級の素材の話はわすれてくれ・・・」
「ガンスさんどうしたのですか?俺は別に素材の一部をこちらに卸しても全然かまわないですよ。」
「いや・・・確かに坊主との仲だがこういったことはやっぱいかんよな・・・ちゃんとほしい物があったら坊主に依頼を出す事にするよ。」
「そうですか。それは安心しました。」
ガンスはその安心したと言う言葉に内心ドキドキしていたが顔に出さずインゴットのお金を受付嬢に用意させ一括で支払い、笑顔でケンジ達を見送りケンジと別れるのだった。
ケンジが帰った後ガンスはケンジの事を考えていたのである。
「ケンジか・・・末恐ろしい坊主だな・・・あのまま成長したらいずれ王国とも対等に立ち会える商人になるかもしれん・・・」
ガンスは部屋で一人そうつぶやくのだった。
「あ、あの・・・主・・・」
ケンジはギルの言葉に我に返りいつもの調子で返答をするのだった。
「ん?なんだ?ギル。」
「あの・・・主ですよね?・・・いつもの?」
「ギルなにいってんだ?」
「後ろを向くとギルをはじめマイも青を青くしてついてきていた。」
「あ・・・・ごめん・・・別にお前たちに対して怒ってたわけじゃないんだ・・・だからそんなに怯えるな。」
「怯えるなってケンちゃん・・・」
「ホントに悪かった・・・俺は理不尽な奴には容赦はしないがお前達にはそんなことしないって・・・」
「ですが、主・・・のあんな一面があるとはびっくりしました・・・これを見てください・・・」
ギルの手は緊張で握りしめられていたらしく汗でべたべたになり、握りすぎで爪の跡がくっきりついていたのであった。
「ホント、あんなご主人様初めて見てトラウマになりますよ・・・」
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「え?どうゆう事ですか?」
「あんな大金用意できるとしたらなんだとおもう?」
「まあ、考えられるとしたら貴族関係かと・・・」
「まあ、ついてきなよ。」
ケンジはメイガン商会の前に来たのだった。
「ああ!なるほど!商会か・・・」
「そうゆうことだ。貴族ギルドと普通のギルドが共有していることは無いのはわかるだろ?」
「そうね。冒険者ギルドも貴族ギルドからの公共の依頼が流れてくるけどいつも安い依頼ばかりで文句ばかり言っていたわ。」
「という事は頼れるのは付き合いのある商会になるとゆう訳だ。で、俺はここの会長の知り合いってことでギルドとここのパイプを切らせてもらおうとおもうのである。」
ケンジは腰に手をやり胸を張るのである。
「主ってホント怖ぇ~~~・・・」
「まあ、ギルドマスターがどんなやつかわからんから貴族とか別の手段があるかもしれないからそうなったらしょうがないんだけどな・・・」
そういいながら、ケンジはメイガン商会の門をくぐるのだった。ここの受付嬢はケンジの姿を見た瞬間すぐにそばに寄ってきて丁寧な案内をしてくるのだった。
「ケンジ様いらっしゃいませ。今日はどのようなご用件でしょうか?」
「すいません。今日は買い物じゃないんですがよろしいですか?」
「はい、どのようなご用件で?」
「今日はガンスさんに用があってアポイントメント取っていないのですがお会いできるでしょうか?」
「少々お待ちください。商会長に確認してまいります。」
ケンジ達は少し待っていると、先ほどの受付嬢がでてきてガンスさんがすぐにあってくれると言ってくれるのであった。
受付嬢はケンジをガンスの部屋の前まで案内してドアをノックする。するとガンスさんは笑顔でケンジを出迎えでくれるのだった。
「おお!坊主!よくきたな。ささ、入ってくれ。奴隷のみんなも気軽にくつろいでくれよ。」とガンスはギル達にも気を配ってくれるのだった。
「で、今日はどうしたんだ?」
「突然訪問してすいません・・・」
「坊主との仲じゃないか!ワシはお主の事を息子だと思っているから遠慮はなしだ!がはははは!」
「ありがとうございます。」
「で、どうしたんだ?」
ケンジはギルドであったことを包み隠さずガンスさんに話すのだった。
「なっ!ギルドがそんなことを?そして報酬金額を払えない状態に?」
「ええ、そうなんですよ。で、ですねたぶんギルドは借金を返すためにガンスさんの商会を頼るしかないかと思うんです。他の貴族とか頼る所があれば別なのですが多分ないとおもわれるので明日ギルドマスターが俺が納品したオリハルコンのインゴットを売りにやってくるかと思うのです。」
「ふむふむ、それで?」
「たぶん、今はオリハルコンやミスリルが高沸しているのはご存知ですよね?」
「ああ、わしのところも品薄で入ってきておらん・・・」
「だから、たぶん吹っ掛けてくると思うんです。俺はインゴット一個4000万ドゴンで納品したのでそれ以上で・・・」
「なっ・・・そんな高値で売ったのか?たしかに、わしもオリハルコンは欲しいがその値段では・・・でもこの高沸のさなかそのインゴットがあれば・・・」
「ですよね!だから買わないでほしいのです!あ・・・でも、買わないとなると今後の商売に支障が出るから買ってもいいですが足元をみて買いたたいてくれたら結構です。」
「それは坊主のお願いでもワシの一存で決めれるものじゃないからのう・・・」
「俺もただガンスさんにお願いだけ言いに来たわけじゃないですよ。」
「ん?どういうことだ?」
ケンジはテーブルの上にオリハルコンとアダマンタイトのインゴットを5本づつ出すのだった。
「こ、こいつは!」
「これはガンスさんに売るつもりで俺が採掘し持ってきたものです。これを高沸前の値段でお売りしたいと考えてます。どうですか?」
ガンスはニヤリと笑いケンジの提案に乗るのだった。
「もしギルドがインゴットを売りに来なくてもそれは別に構わないでそのままの値段でお売りします。」
「だが、それじゃ坊主が損するだけじゃないのか?」
「いえ、普通の値段で売るだけですから損はしませんよ。」
「それにギルドがメイガン商会に売りに来なかったとしても、ギルドに俺が知らない力がまだあったと思いいい勉強と諦めますし、ギルドが俺に借金を払う事だけで俺自身は全然損していないから全然いいですよ。」
「ワシの商会は今の時期にオリハルコンとアダマンタイトのインゴットが手に入り、ギルドへ商会の力が示せるし全然OKだ!」
そうなのだメイガン商会はギルドの知らない所からも商品を仕入れるルートがあると言うことができるのでこれからの商談がやりやすくなるである。
「でも、坊主はギルドをどうしたいんだ?話を聞くにその辺がよくわからんのだが?・・・潰したいんじゃないんだろ?」
「それはそうですよ!潰したら町の人たちも迷惑がかかりますからね。俺が思うにギルドや上に立つ者をどうにかしたいだけです。」
「どうゆうことだ?」
「俺がこの町に来た理由は前のギルドでもそうでしたが上に立つ者がどうしようもない人間ばかりだとゆう事です。そうなると迷惑がかかるのはその下で働くものや権力のない人やそのしわ寄せを食らう町の平民の方々ということです。」
「ふむふむ、たしかにそうだな・・・」
「今回この事件で、ギルドはものすごい損失を出すとしたらどうなると思いますか?」
「それは・・・」
「そうです。その責任はギルドマスターや副ギルドマスターがとることになりますよね。その結果、人員配置が見直され、まあ、どんな人員が配置されるかわかりませんが前の人物より優秀な人物がギルドマスターとして配置されるでしょ?」
「なるほど!」
「俺はそれを狙ってこれを計画したんです。」
「だが、それは坊主が危険になるんじゃないのか?大丈夫なのか?」
「ああ、俺なら大丈夫ですよ。」
「なぜそんなことが言える?坊主は生産者じゃないか。もしクビになったり左遷された者に恨みを買って暗殺されることにでもなったら・・・」
「ガンスさん俺は生産者でもありますが元は魔法使いで中級ダンジョンも攻略できるほど強いですよ。」
「なっなに!中級ダンジョンを攻略したのか?じゃあうわさに聞いていた攻略者とは坊主の事だったのか?」
「ええ、そうです。それと今はここだけの話なのですが俺達はこれから上級ダンジョンを起点に活動する予定ですよ。」
ガンスはケンジの言葉に口がふさがらず目が点になるのだった。
「ぼ、坊主!相談だがいいか?」
「えーっと、上級に行くようになったら素材をメイガン商会に優先に卸してくれってことですか?」
ガンスはケンジの頭の回転に驚きを隠せなかった。
「な、なんでそれが?わかった?」
「はなしの流れでそりゃわかりますよ。」とケンジは笑顔で答えるのだった。
ガンスは今まで自分のやってきた商人人生はまだまだだとケンジを見て反省をするのだった。ケンジのような子供にすぐに腹の内を読まれるようではケンジに勝てる気がしなかったのだ。
「坊主・・・さっきの上級の素材の話はわすれてくれ・・・」
「ガンスさんどうしたのですか?俺は別に素材の一部をこちらに卸しても全然かまわないですよ。」
「いや・・・確かに坊主との仲だがこういったことはやっぱいかんよな・・・ちゃんとほしい物があったら坊主に依頼を出す事にするよ。」
「そうですか。それは安心しました。」
ガンスはその安心したと言う言葉に内心ドキドキしていたが顔に出さずインゴットのお金を受付嬢に用意させ一括で支払い、笑顔でケンジ達を見送りケンジと別れるのだった。
ケンジが帰った後ガンスはケンジの事を考えていたのである。
「ケンジか・・・末恐ろしい坊主だな・・・あのまま成長したらいずれ王国とも対等に立ち会える商人になるかもしれん・・・」
ガンスは部屋で一人そうつぶやくのだった。
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