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第4章 生産無双へ!
29話 町での活動⑦
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ケンジ達はギルドの酒場にやってきていたのであった。ギルドの酒場は24時間営業をしていて誰でも気軽に飲める場所として人気が高いが料理の味は質より量と言った感じがする。冒険者や仕事帰りの生産者が多く利用するのでそれも無理もなく腹いっぱい食べれるのが売りなのである。
「それじゃ!乾杯~~~~!」
「今日も働いた~~~」
「「「乾杯~~~~~!!」」」
「今日もお疲れさん~~~!」など賑わっている。
ウェイトレスは元気いっぱいのボーイッシュの女の子や可愛らしい女の子がいっぱいいて冒険者達はお気に入りの子を呼び注文する感じである。
ケンジはそれに見習い自分の好みの女の子は居ないか探し辺りをキョロキョロ見回すと大人しめの感じの娘が壁際に立っているのだった。
「すいませ~~~ん!注文いいですか?」
その女の子はケンジに気づき久しぶりに自分に注文してくれるお客さんに喜び注文を取りに来てくれるのだった。
そうここのウェイトレスは注文をとると自分の売り上げとして一生懸命に働いているのである。つまり自分を呼んでくれないと売り上げは落ち自分の給料は雀の涙ほどしかないのである。
なのでここのウェイトレスは自分のお客になってもらうためにセクシーな服をきたり愛想をよく対応し自分に注文してもらおうと営業努力を欠かさないのである。その対応もギルドの酒場は人気なのである。
その呼ばれた女の子はパタパタと言った足音が聞こえる位可愛らしい狐獣人のハーフの女の子でケンジの側に注文を取りに来るのであった。
普通は4人客で来ると女の子たちがお客の取り合いになるのだがケンジ以外は奴隷なのでウェイトレスは注文は少なめなのがわかり、その狐獣人のハーフの女の子はスムーズに注文が取れるのだった。
「いらっしゃいませ!対応は私レンがいたします。どうぞよろしくお願いします。この酒場では見ないお客様ですね?初めて来たのですか?」
「ああ!俺はケンジです。初めて男同士でのみに来たんだ。」
「へえ。そうなんですね。ゆっくりしていってくださいね。」そのウェイトレスはニッコリ笑い対応してくれるのであった。
「えーっと何を注文しますか?」
「じゃあこのオークのステーキ2個とフォレストディアのステーキ2個あとこれとこれ!サラダと・・・・」
「ええ~~~!?」
「ん?なに?」
「お客様そんなに一人でお召し上がりになるのですか?ここの料理の量はおおいですよ?」
「何言ってんだよ!俺達4人でたべるにきまってるだ・・・・」
「主・・・普通我々は奴隷食になるのを忘れていたのですか?」
「ああ・・・なるほどな・・・そうゆうことか・・・いや俺達は4人で食べるからだいじょうぶだ。」
その言葉にさらに驚くウェイトレスの女の子は上客だあと嬉しそうに対応してくれるのだった。
「それで飲み物はいかがしましょう?」
「じゃあ、みんなエールでいいよね?」
「「「はい!」」」
「エール4つで!」
「は~~~い!」と言ってウェイトレスはエールをつぎに厨房の方に入っていった。
レンはケンジ達にエールを先に出し少ししたらテーブルいっぱいの料理を出すのだった。レンや他のウェイトレスたちはまさかあんなに注文してくれるお客だとは思っておらず驚くのであった。
裏ではレンが他のウェイトレスたちにラッキーなお客様だったねと羨ましがられたりしていたのであった。
「うん・・・まさか奴隷の人たちにも同じ料理を頼む人だなんて初めて見たよ。」
「うんうん。それが驚きだよね・・・どこのお金持ちなのかな?」
「あの人たちギルドの酒場には初めて来たと言ってたよ。」
「「「へええ~~~そうなんだ!」」」
ウェイトレスたちはケンジの噂話が止まらないでいたら厨房の方から「料理出来てるよ!サボってないでちゃんと働け!」と店長さんらしき人が笑いながら注意しているのであった。
「「「ごめんなさ~~~い!すぐいきま~~~す!」」」
「それじゃ、初めての飲み会だ!きょうは無礼講でたのしもう!乾杯!」
「「「乾杯~~~~!」」」
「ぷはああ~~~!エールってこんな味がするんだなあ。」
「「「くううう~~~~!」」」
「久しぶりに酒を飲めた!ご主人様ありがとうございます!」
「主!ありがとうございます・・・こんなことはもうないと思ってましたよ。」
「主、俺・・・酒なんてもう飲めることないと思ってたよ!ホントありがと・・・」
3人は涙ぐんでいたのがケンジには不思議であったが、考えると本来奴隷である3人は一日一回奴隷食が与えられるだけで満足しなければいけない立場であり酒なんて絶対飲むことが出来ないのである。
「まあ、そんな泣くことないだろ・・・これから毎日じゃないが来ることはできるしな。」
「「「え!またつれていってくれるのですか?」」」
「ああ!だが毎日は無理だぞ。」
「はい!わかっています。また飲めることが嬉しいのです!」
「俺、主に買われてホント幸せだよ。」
「まあ、そんなことばっかり言ってないで飲んで食えよ!」
ケンジ達は周りから見ても異様な光景で何で奴隷なんかにあんな豪勢な食事を与えているんだと思えるほど何杯もエールをおかわりをしていたのだった。
「そういえば、セバスとギルこの間はわるかったな・・・」
「ん?なにがですか?」
「いや・・・俺が一人で出歩いたとき追跡を無駄にしてプライドがへし折られたんじゃないかとおもってな?・・・」
「「あああ・・・」」
「なんだ?あの時二人とも主を追跡してたんか?俺も心配でたまらんかったけどそうゆうスキルが無かったからなあ・・・」
「あの時は心配で追跡したのですがやっぱりご主人様には適いませんでした・・・」
「私もあっとゆう間にまかれてしまいました・・・・」
「それで、お詫びとは何なんだが・・・これを買ってきたんだ。二人に貰って欲しくてな。」
ケンジは二人に商会で買ってきたアクセサリーを渡すのだった。
「「こんな良いものを私達に?ありがとうございます!」」
「ああ、俺の製作したものじゃないんだが、エンチャントして強化してあるから使えると思うんだけどな。」
「「主の強化魔法?」」
「セバスのカフスボタンにはリジェネをエンチャントしているから疲れてても少しづつ回復していく逸品だ。」
「それは凄い!最近疲れ気味だったので本当にありがたいです。」
「ギルのアームバンドにはプロテクションの魔法が付与されているから3倍になる防御魔法でギルは軽装備だから役に立つと思う!」
「それはすごい!これからの活動に役に立ちますね。ありがとうございます!」
「マードックのは無いけど申し訳ない・・・」
「いやいや・・・主には凄い装備一式貰ったばかりじゃないか!あれだけで充分だよ。ありがと!」
「そういってもらえると助かる。」
こうしてケンジ達は楽しく飲んでいて、時間が経っていくのだった。
「そういえばさ・・・お前たちみんなは・・・夜の生活に・・・興味ってないのか?」
ケンジの言葉に3人はエールをブーーーとエールを吹き出すのだった。
「「「主(ご主人様)いきなり何言うんですか?」」」
「だって気になるじゃないか・・・俺はシスティナ達が夜時々襲ってくるがお前達も男だろ?恋人がいるわけじゃないし溜まらないのかなあって・・・」
「前にも言ったと思うのですが、男主人の場合男奴隷は我慢するか自家発電しかないですね・・・」
「恋人を作ったりしないのか?」
「主・・・それは無理というもんだぜ・・・奴隷についてくる女なんて聞いたことないよ・・・」
「そうですね・・・女性は強い男の子を宿したがるものですよ。」
「そうか・・・じゃあ、男は奴隷に堕ちたら女を抱くことはできなくなるのか?」
「まあ、そうですね・・・」
「二人はまだ奴隷に堕ちる前に女を抱けた経験があるから羨ましいよな・・・俺なんて小さいころに姉貴と一緒に奴隷に堕ちたからまだ経験ないんだぜ・・・」
「マードックはまだ経験ないんか?」
「ああ・・・まあ、奴隷に堕ちたからしょうがないんだけどな・・・」
「奴隷には奴隷って持てないんだったか?」
「「「は?」」」
ケンジはマードックが可哀想になってきて女性を抱かせてあげたいと思ったのだが根本的に考え方がちがうのである。
「主・・・主の考えは有り難いが俺が奴隷を持つことはできないよ。奴隷は資産になるし奴隷を持つには衣食を与えてやらないといけない決まりだけど俺にそんな甲斐性は無いからな・・・」
「そっかあ・・・じゃあマードックが女性を抱けるには奴隷解放しかないんだ。」
それを聞いたマードックは顔が真っ青になりケンジにそれだけはやめてくれと懇願するのである。
「なんだよ!そんなにあせることないだろ?」
「いやいやいや・・・奴隷解放なんてされるほうが生活が不安になる!」
「まあ、俺もマードックを手放すつもりはないけどな!」ケンジはあはははと笑いながら言うのであった。
「主・・・頼むぜ・・・酔っぱらってるからって悪い冗談だ・・・ホント焦ったぜ・・・」
「ご主人様は我々を大事に思っているくださるのが嬉しいです。」
「いや、でもなんか良い方法があったらいいんだけどな・・・」
ここでギルが提案しだすのであった。
「主にこれ以上甘えてしまうのは心苦しいのですが一つ方法はありますがいいですか?」
「お、おい!ギル・・・それを言うのは甘え過ぎじゃ・・・」
セバスはギルがなにを言うのか解ったみたいで焦り出すのであった。
「セバスやっぱそうおもうか・・・」
「当たり前だろ・・・」
「なにか心当たりがあるなら遠慮なく言ってくれたらいいぞ。今日は無礼講だからな。」
「「・・・・・・」」
マードックは二人が何を言うのか解らずにいて黙ったまま二人を見ていた。
「主、無理ならいいのですが・・・娼館ですよ。あそこならマードックも女遊びができるでしょう。」
「娼館がこの世界にもあるのか?」
「ええ、あそこならお金さえあれば奴隷でも遊べますが主人である人間が奴隷に女遊びなどさせる事がないので奴隷が娼館に入るのは聞いたことがないですがあそこなら大丈夫かと。」
「相手の女性は犯罪奴隷が行き場を無くし最後に落ち着く場所が娼館なのです。」
「それじゃ、そこの女性はおばさんばかりなのか?」
「いえ、そうゆうわけではありませんよ。見た目が美しい女性はたくさんいますし、娼館にはその犯罪奴隷の娘もその道に入ることになりますから・・・」
「え?生まれながらにしてそうゆう生活を虐げられるのか?」
「ええ・・・そうゆう場所なんです・・・」
「ですが、犯罪奴隷として娼館に落ちたものは救済処置は無いのですが、そこで働ける年になった子供はお客に気に入られると奴隷として買取してもらえると聞いたことがあります。」
「へええ・・・そうなんだ・・・それでもなんか不憫だな・・・」
「まあ、それは不幸だったと諦めるしかないのが実状です・・・」
「で、どうする?」
「「「は?」」」
「はっ?じゃないよ3人とも行きたくないのか?金なら俺が出してやるから行きたいなら行ってもいいよ。」
「「いや・・・でも・・・そこまで・・・」」
「主!本当か?」
「ああ、マードックはいきたいのか?」
「ホントにホントか?」
「行きたいのなら連れて行ってやるぞ。」
マードックはあまりに嬉しかったらしくケンジに抱きつくのであった。
「で、二人はどうする?」
「「お願いします!」」二人も欲望には勝てなかったらしくケンジにお願いするのであった。
ケンジは酒場の会計をすまし、ウェイトレスのレイは久しぶりの売り上げに満足しケンジに又いつでもおいでくださいと出口まで送り挨拶するのだった。
そしてケンジ達はその日は朝帰りしセバスたちはケンジにものすごいお礼を言い満足して家に帰るのである。
そして、凄く酔っ払い朝帰りをしたケンジ達はマイたちにものすごく叱られるのであった・・・
「それじゃ!乾杯~~~~!」
「今日も働いた~~~」
「「「乾杯~~~~~!!」」」
「今日もお疲れさん~~~!」など賑わっている。
ウェイトレスは元気いっぱいのボーイッシュの女の子や可愛らしい女の子がいっぱいいて冒険者達はお気に入りの子を呼び注文する感じである。
ケンジはそれに見習い自分の好みの女の子は居ないか探し辺りをキョロキョロ見回すと大人しめの感じの娘が壁際に立っているのだった。
「すいませ~~~ん!注文いいですか?」
その女の子はケンジに気づき久しぶりに自分に注文してくれるお客さんに喜び注文を取りに来てくれるのだった。
そうここのウェイトレスは注文をとると自分の売り上げとして一生懸命に働いているのである。つまり自分を呼んでくれないと売り上げは落ち自分の給料は雀の涙ほどしかないのである。
なのでここのウェイトレスは自分のお客になってもらうためにセクシーな服をきたり愛想をよく対応し自分に注文してもらおうと営業努力を欠かさないのである。その対応もギルドの酒場は人気なのである。
その呼ばれた女の子はパタパタと言った足音が聞こえる位可愛らしい狐獣人のハーフの女の子でケンジの側に注文を取りに来るのであった。
普通は4人客で来ると女の子たちがお客の取り合いになるのだがケンジ以外は奴隷なのでウェイトレスは注文は少なめなのがわかり、その狐獣人のハーフの女の子はスムーズに注文が取れるのだった。
「いらっしゃいませ!対応は私レンがいたします。どうぞよろしくお願いします。この酒場では見ないお客様ですね?初めて来たのですか?」
「ああ!俺はケンジです。初めて男同士でのみに来たんだ。」
「へえ。そうなんですね。ゆっくりしていってくださいね。」そのウェイトレスはニッコリ笑い対応してくれるのであった。
「えーっと何を注文しますか?」
「じゃあこのオークのステーキ2個とフォレストディアのステーキ2個あとこれとこれ!サラダと・・・・」
「ええ~~~!?」
「ん?なに?」
「お客様そんなに一人でお召し上がりになるのですか?ここの料理の量はおおいですよ?」
「何言ってんだよ!俺達4人でたべるにきまってるだ・・・・」
「主・・・普通我々は奴隷食になるのを忘れていたのですか?」
「ああ・・・なるほどな・・・そうゆうことか・・・いや俺達は4人で食べるからだいじょうぶだ。」
その言葉にさらに驚くウェイトレスの女の子は上客だあと嬉しそうに対応してくれるのだった。
「それで飲み物はいかがしましょう?」
「じゃあ、みんなエールでいいよね?」
「「「はい!」」」
「エール4つで!」
「は~~~い!」と言ってウェイトレスはエールをつぎに厨房の方に入っていった。
レンはケンジ達にエールを先に出し少ししたらテーブルいっぱいの料理を出すのだった。レンや他のウェイトレスたちはまさかあんなに注文してくれるお客だとは思っておらず驚くのであった。
裏ではレンが他のウェイトレスたちにラッキーなお客様だったねと羨ましがられたりしていたのであった。
「うん・・・まさか奴隷の人たちにも同じ料理を頼む人だなんて初めて見たよ。」
「うんうん。それが驚きだよね・・・どこのお金持ちなのかな?」
「あの人たちギルドの酒場には初めて来たと言ってたよ。」
「「「へええ~~~そうなんだ!」」」
ウェイトレスたちはケンジの噂話が止まらないでいたら厨房の方から「料理出来てるよ!サボってないでちゃんと働け!」と店長さんらしき人が笑いながら注意しているのであった。
「「「ごめんなさ~~~い!すぐいきま~~~す!」」」
「それじゃ、初めての飲み会だ!きょうは無礼講でたのしもう!乾杯!」
「「「乾杯~~~~!」」」
「ぷはああ~~~!エールってこんな味がするんだなあ。」
「「「くううう~~~~!」」」
「久しぶりに酒を飲めた!ご主人様ありがとうございます!」
「主!ありがとうございます・・・こんなことはもうないと思ってましたよ。」
「主、俺・・・酒なんてもう飲めることないと思ってたよ!ホントありがと・・・」
3人は涙ぐんでいたのがケンジには不思議であったが、考えると本来奴隷である3人は一日一回奴隷食が与えられるだけで満足しなければいけない立場であり酒なんて絶対飲むことが出来ないのである。
「まあ、そんな泣くことないだろ・・・これから毎日じゃないが来ることはできるしな。」
「「「え!またつれていってくれるのですか?」」」
「ああ!だが毎日は無理だぞ。」
「はい!わかっています。また飲めることが嬉しいのです!」
「俺、主に買われてホント幸せだよ。」
「まあ、そんなことばっかり言ってないで飲んで食えよ!」
ケンジ達は周りから見ても異様な光景で何で奴隷なんかにあんな豪勢な食事を与えているんだと思えるほど何杯もエールをおかわりをしていたのだった。
「そういえば、セバスとギルこの間はわるかったな・・・」
「ん?なにがですか?」
「いや・・・俺が一人で出歩いたとき追跡を無駄にしてプライドがへし折られたんじゃないかとおもってな?・・・」
「「あああ・・・」」
「なんだ?あの時二人とも主を追跡してたんか?俺も心配でたまらんかったけどそうゆうスキルが無かったからなあ・・・」
「あの時は心配で追跡したのですがやっぱりご主人様には適いませんでした・・・」
「私もあっとゆう間にまかれてしまいました・・・・」
「それで、お詫びとは何なんだが・・・これを買ってきたんだ。二人に貰って欲しくてな。」
ケンジは二人に商会で買ってきたアクセサリーを渡すのだった。
「「こんな良いものを私達に?ありがとうございます!」」
「ああ、俺の製作したものじゃないんだが、エンチャントして強化してあるから使えると思うんだけどな。」
「「主の強化魔法?」」
「セバスのカフスボタンにはリジェネをエンチャントしているから疲れてても少しづつ回復していく逸品だ。」
「それは凄い!最近疲れ気味だったので本当にありがたいです。」
「ギルのアームバンドにはプロテクションの魔法が付与されているから3倍になる防御魔法でギルは軽装備だから役に立つと思う!」
「それはすごい!これからの活動に役に立ちますね。ありがとうございます!」
「マードックのは無いけど申し訳ない・・・」
「いやいや・・・主には凄い装備一式貰ったばかりじゃないか!あれだけで充分だよ。ありがと!」
「そういってもらえると助かる。」
こうしてケンジ達は楽しく飲んでいて、時間が経っていくのだった。
「そういえばさ・・・お前たちみんなは・・・夜の生活に・・・興味ってないのか?」
ケンジの言葉に3人はエールをブーーーとエールを吹き出すのだった。
「「「主(ご主人様)いきなり何言うんですか?」」」
「だって気になるじゃないか・・・俺はシスティナ達が夜時々襲ってくるがお前達も男だろ?恋人がいるわけじゃないし溜まらないのかなあって・・・」
「前にも言ったと思うのですが、男主人の場合男奴隷は我慢するか自家発電しかないですね・・・」
「恋人を作ったりしないのか?」
「主・・・それは無理というもんだぜ・・・奴隷についてくる女なんて聞いたことないよ・・・」
「そうですね・・・女性は強い男の子を宿したがるものですよ。」
「そうか・・・じゃあ、男は奴隷に堕ちたら女を抱くことはできなくなるのか?」
「まあ、そうですね・・・」
「二人はまだ奴隷に堕ちる前に女を抱けた経験があるから羨ましいよな・・・俺なんて小さいころに姉貴と一緒に奴隷に堕ちたからまだ経験ないんだぜ・・・」
「マードックはまだ経験ないんか?」
「ああ・・・まあ、奴隷に堕ちたからしょうがないんだけどな・・・」
「奴隷には奴隷って持てないんだったか?」
「「「は?」」」
ケンジはマードックが可哀想になってきて女性を抱かせてあげたいと思ったのだが根本的に考え方がちがうのである。
「主・・・主の考えは有り難いが俺が奴隷を持つことはできないよ。奴隷は資産になるし奴隷を持つには衣食を与えてやらないといけない決まりだけど俺にそんな甲斐性は無いからな・・・」
「そっかあ・・・じゃあマードックが女性を抱けるには奴隷解放しかないんだ。」
それを聞いたマードックは顔が真っ青になりケンジにそれだけはやめてくれと懇願するのである。
「なんだよ!そんなにあせることないだろ?」
「いやいやいや・・・奴隷解放なんてされるほうが生活が不安になる!」
「まあ、俺もマードックを手放すつもりはないけどな!」ケンジはあはははと笑いながら言うのであった。
「主・・・頼むぜ・・・酔っぱらってるからって悪い冗談だ・・・ホント焦ったぜ・・・」
「ご主人様は我々を大事に思っているくださるのが嬉しいです。」
「いや、でもなんか良い方法があったらいいんだけどな・・・」
ここでギルが提案しだすのであった。
「主にこれ以上甘えてしまうのは心苦しいのですが一つ方法はありますがいいですか?」
「お、おい!ギル・・・それを言うのは甘え過ぎじゃ・・・」
セバスはギルがなにを言うのか解ったみたいで焦り出すのであった。
「セバスやっぱそうおもうか・・・」
「当たり前だろ・・・」
「なにか心当たりがあるなら遠慮なく言ってくれたらいいぞ。今日は無礼講だからな。」
「「・・・・・・」」
マードックは二人が何を言うのか解らずにいて黙ったまま二人を見ていた。
「主、無理ならいいのですが・・・娼館ですよ。あそこならマードックも女遊びができるでしょう。」
「娼館がこの世界にもあるのか?」
「ええ、あそこならお金さえあれば奴隷でも遊べますが主人である人間が奴隷に女遊びなどさせる事がないので奴隷が娼館に入るのは聞いたことがないですがあそこなら大丈夫かと。」
「相手の女性は犯罪奴隷が行き場を無くし最後に落ち着く場所が娼館なのです。」
「それじゃ、そこの女性はおばさんばかりなのか?」
「いえ、そうゆうわけではありませんよ。見た目が美しい女性はたくさんいますし、娼館にはその犯罪奴隷の娘もその道に入ることになりますから・・・」
「え?生まれながらにしてそうゆう生活を虐げられるのか?」
「ええ・・・そうゆう場所なんです・・・」
「ですが、犯罪奴隷として娼館に落ちたものは救済処置は無いのですが、そこで働ける年になった子供はお客に気に入られると奴隷として買取してもらえると聞いたことがあります。」
「へええ・・・そうなんだ・・・それでもなんか不憫だな・・・」
「まあ、それは不幸だったと諦めるしかないのが実状です・・・」
「で、どうする?」
「「「は?」」」
「はっ?じゃないよ3人とも行きたくないのか?金なら俺が出してやるから行きたいなら行ってもいいよ。」
「「いや・・・でも・・・そこまで・・・」」
「主!本当か?」
「ああ、マードックはいきたいのか?」
「ホントにホントか?」
「行きたいのなら連れて行ってやるぞ。」
マードックはあまりに嬉しかったらしくケンジに抱きつくのであった。
「で、二人はどうする?」
「「お願いします!」」二人も欲望には勝てなかったらしくケンジにお願いするのであった。
ケンジは酒場の会計をすまし、ウェイトレスのレイは久しぶりの売り上げに満足しケンジに又いつでもおいでくださいと出口まで送り挨拶するのだった。
そしてケンジ達はその日は朝帰りしセバスたちはケンジにものすごいお礼を言い満足して家に帰るのである。
そして、凄く酔っ払い朝帰りをしたケンジ達はマイたちにものすごく叱られるのであった・・・
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