異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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第4章 生産無双へ!

26話 町での活動④

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 ケンジ達は町でマッタリすごしプリムたちはマイの罰であるコスプレ衣装を一生懸命作りデザインが少しでも違うと自分達にも罰をあたえられる恐怖で忠実に製作していた。
 ケンジは工房に篭りまずシスティナの防具プレートメイルをヒイロカネをマジックスミスハンマーで製作していたのだった。
 プレートメイルは頭、首、胴体、レギンス、ブーツ、グローブ、シーブスの7か所の部分を作ることになるのでシスティナのプレートメイルを製作するのに7日間かかる。休憩を挟まないと死んでしまうので最低でも14日間
を見積もらないといけないのだ。
 
 そのあとプリム、マードックの装備を作っていかないといけないので最低でも42日間は町での活動を余技されることになるのだった。

 ケンジは庭でくつろいでいるときティアナ、フィアナが庭仕事をしているのが目に入るのだった。それに気づいた二人がケンジのもとにやってくる。

「「ご主人様。なにをやっているのですか?」」

「ああ、昨日システィナの防具の一か所を作れたので今日は休憩でのんびりしようとおもってな。空を見てた。」

「何か見えますか?」
「・・・・・・・」

「何も見えないけど、こんなのんびり空を見上げたのって初めてかもしれないなあ・・・」

 ケンジは地球にいるときは、学校だのバイトだの、家に帰ってきたらラノベ小説やインターネット、時たま友達とカラオケやゲームセンターと忙しくて空なんて見てなかった。

「「ご主人様はそらをみたことがなかったのですか?」」
「なんか驚きです・・・」
「わたし達なんて・・・奴隷の牢屋に入れられてた時は・・・空を見上げる事が唯一の楽しみ・・・」

「そうなんだよなあ・・・前のところは娯楽が溢れていてこの世界は娯楽が少なすぎるんだよ・・・」

「娯楽が少なすぎる?」

「そう・・・音楽鑑賞なんかもそうだ・・・なんでホールにいかないと音楽が聞けないんだ?」

「まあ・・・普通はそうゆうものかと・・・」

「でしたら、システィナに家の中で演奏会してもらったらどうですか?」

「いや・・・そうじゃないんだ・・・」

 この世界の音楽と言えば地球で言うJ-POPとかではなくオーケストラみたいなものでケンジが言う音楽とは違っていたが説明が難しくティアナ、フィアナに上手く伝えることができなかったのだ。
 このように考えるとケンジは地球の文明は凄い物だったんだなあと改めて感心しのんびり空を見上げていたのだった。

「あ、そうそうティアナ、フィアナ。」

「「なんでしょうか?」」

「この間今回の町での滞在は1週間ぐらいだと言ってただろ。」

「はい言ってましたね。」

「もっと長くなりそうだ!」

 ケンジがもっと長くなりそうと言ったとたん二人はものすごい笑顔になりキャッキャ!喜ぶのだった。

「本当ですか?」
「どのくらい居てくれるの・・・」

「最低でも40日以上は家で作業しなきゃいけないと思うぞ。」

 二人はケンジと40日以上一緒に過ごせることに嬉しく二人で抱き合うほど喜ぶのだった。

「それで悪いがセバスに報告しておいてくれ。」

「ハイ!わかったです。」
 ティアナはさっそくセバスに報告しに屋敷の中に入っていくのだった。

「ご主人様・・・わたし・・・うれしいです。」

「そうか。そう思ってくれてそれは俺も嬉しいぞ。」
 ケンジはそう言いながらフィアナの頭を優しくポンポンすると、フィアナは普段人前では見せないような満面の笑みを見せるのだった。

「フィアナもそんな笑顔を見せることがあるんだな・・・」
 ケンジはフィアナのそんな笑顔を初めてみてすこしドキッとするのだった。

「わたしも笑う事ぐらい・・・ある・・・」

「ああ、悪いとは言ってないよ。いつものはにかむ様な笑顔もその笑顔の方も可愛いと思っただけだよ。」

 ケンジの言葉にフィアナは顔から火が出る様に顔が真っ赤になるのだった。

「そんな・・・こと・・・いきなり言うの・・・反則・・・」




 そこにティアナが帰ってきてフィアナが顔を真っ赤にしているのを見ておでこに手を当て熱があるのを確かめるのだった。

「ちょっとフィアナ!熱が出てるんじゃないの?部屋に戻って寝てなさい!」

「ティアナ落ち着いて・・・熱が出てるけど風邪とちがう・・・だいじょうぶ・・・」

「ご主人様!フィアナ熱があるみたいなんです!」

「ちょ、大丈夫だから!ホントに!」

「大丈夫じゃないよ!また顔が真っ赤に!」

 その二人の様子を見てケンジは笑うのだった。







 数日後システィナの装備がやっと完成するのだった。

プレートヘルム ミソロジー級
必要STR   15
防御      45
火属性耐性   50%軽減
ナイトサイト  ダンジョン内でもランタンなど光源が無くても明るく見える
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値3400/総耐久値3400
相場価格    1400万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートヘルム。ヘルムの額部分にルビーの宝石を
埋め込むことで炎の耐性が付与されている。
また、暗闇でも見通せることが出来、ダメージも反射してくれるタンカーには
ありがたい逸品である。


プレートゴルジット(喉当て) ミソロジー級
必要STR   15
防御      55
水属性耐性   50%軽減
リジェネレート 1分間に20づつHP回復
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値4500/総耐久値4500
相場価格    1500万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートゴルジット。ゴルジットの喉部分にアクアマリン
の宝石を埋め込むことで水の耐性が付与されている。
また、リジェネの魔法が付与されておりHPの回復が出来、ダメージも反射
してくれるタンカーにはありがたい逸品である。


プレートアーム ミソロジー級
必要STR   35
防御      50
風属性耐性   50%軽減
スピード    DEXが2倍になり移動が早くなる
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    1400万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートアーム。アームの肩口部分にエメラルドの宝石を
埋め込むことで風の耐性が付与されている。
また、スピードが付与されていてプレートメイルとは思えないくらいの
移動速度で歩ける。ダメージも反射してくれるタンカーには
ありがたい逸品である。

プレートグローブ ミソロジー級
必要STR   25
防御      35
土属性耐性   50%軽減
ストレングス  常に腕力が2倍
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値2400/総耐久値2400
相場価格    1500万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートグローブ。グローブの手の甲の部分にトパーズ
の宝石を埋め込むことで土の耐性が付与されている。
また、ストレングスの魔法が付与されて耐える力が2倍になっている。
ダメージも反射してくれるタンカーにはありがたい逸品である。

プレートメイル ミソロジー級
必要STR   65
防御      255
無属性耐性   50%軽減
ダメージ反射  受けたダメージの30%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値6500/総耐久値6500
相場価格    5000万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートメイル。メイルの胸部分に水晶の宝石を
埋め込むことで無属性の耐性が付与されている。
また、ダメージも反射してくれるタンカーにはありがたい逸品である。

プレートレッグス ミソロジー級
必要STR   55
防御      165
闇属性耐性   50%軽減
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    4000万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートレッグス、レッグスの膝部分にターコイズの
宝石を埋め込むことで闇の耐性が付与されている。
また、ダメージも反射してくれるタンカーにはありがたい逸品である。

プレートブーツ ミソロジー級
必要STR   15
防御      25
邪属性耐性   50%軽減
スピード    移動速度2倍
ダメージ反射  受けたダメージの10%を反射
プロテクション 常に防御力2倍
アジリティー  常にAGIを2倍にし回避力を上げる。
耐久度     耐久値400/総耐久値400
相場価格    400万ドゴン~
備考欄
 システィナ専用のプレートブーツ。ブーツの足の甲部分にタンザナイト
の宝石を埋め込むことで邪の耐性が付与されている。
また、ダメージも反射してくれるタンカーにはありがたい逸品である。

 そしてこの装備一式装備で効果が50%アップし、またステータスALL
+500される。毒・麻痺の耐性が80%付く。



 ケンジは14日間かけてシスティナの装備を完成させたのだった。システィナはその完成したプレートメイルを見てあたしの装備・・・とつぶやきケンジに頭を下げ騎士が君主に頭を下げ忠誠を誓うような感じでお礼を言うのだった。

 システィナはそのプレートメイルを装備した時今までとは違う感覚に襲われるのだった。襲われると言っても嫌な感じではなく気分が高揚するというかハイテンションになっていたのだった。
 するとそこにマードックがやってきてシスティナの装備を見るや否や攻撃を仕掛けるのだった。

「システィナ装備できたのか?いっちょ段取りしようぜ!」

 マードックは自分の武器を抜きシスティナに攻撃を仕掛けるのだったがシスティナはマードックの攻撃回数を物ともせず全て払いのけ完璧な防御を繰り出したのだった。
 はたから見ると本当にシスティナはあの重いプレートメイルを装備しているのか?と疑問に思うくらいの動きをしマードックの攻撃を全て回避したのだった。

「マードック!いきなり斬りかかってこないでよ!装備に傷がついたらどうしてくれるの!」

「なにいってんだよ!全て受け止めるのではなく回避したくせによ!」

「あたりまえじゃない!」

「それになんだそのスピードは!普通のタンカーの動きじゃねえじゃねえか!」

「当たり前でしょ!ご主人様の装備をそこら辺の装備と一緒にしないでよ。これは装備した人にしか解らないよ。」

 システィナはケンジからもらった装備を胸に秘めて感動しているのだった。ケンジはこの行動を見てこれなら上級ダンジョンも攻略できると確信するのだった。

「マードック!次はお前に装備を作るからな!楽しみにしておけよ。」

「主!ありがとう!楽しみにしておくからな。それで絶対主の役に立ってみせるよ!」

「ああ、楽しみにしてるよ。」

 そういいながらケンジはシスティナの装備に全て力を注いだ為、今日明日は休憩し明後日からマードックの装備に取り掛かるのである。

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