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第4章 生産無双へ!
22話 ダンジョンから帰って来た日の夜③
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ケンジに部屋を追い出されたユリアはマイに連れられてマイの部屋の中で泣いていたのだった。
「ねえ・・・ユリア泣いているだけじゃわからないよ・・・なにがあったの?」
「ぐすっ・・・・ぐすっ・・・・」
「実は今日、システィナさんたちに連れられご主人様・・・に奉仕するため・・・4人でご主人様の部屋に・・・」
「えええ!4人で?」
「はい・・・システィナさんたちはわたしをここに早く馴染んでもらい・・・たかった理由もあるみたいでっ・・・した・・・スンッ・・・」
「だったらよかったじゃない・・・何でユリアだけ外で泣いていたの?」
「それが・・・オリヴィアさん、プリムさん、システィナさんの順で奉仕させて貰い最後わたしの番になった時、ご主人様はわたしの事は抱けないと・・・部屋に帰れと追い出されてしまっ・・・うううう・・・」
ここまで言ったところで、ユリアは自分がこれからどうなってしまうのか最悪の想像が膨らんで号泣してしまうのだった。
「なに!それ!ケンちゃんたっら酷い!」
ケンジは女奴隷が奉仕を断れる事がどんなにひどい事なのかを知らなかったのである。ケンジは夜の奉仕とは奴隷のすることと頭でわかっているのだが地球での感覚が残っていて、主とゆう事だけで嫌なのに抱かれているのでは?そこにホントは嫌悪感があるのにそれを隠して抱かれているのでは?と思ってしまうのである。
それゆえ、ケンジが「抱かれるのが嫌なら別にいい」と言ったユリアの答えが「自分は奴隷です。ご主人様の思い通り抱いて下さい。」と答えたものだからケンジはユリアを無理やり抱いてはいけないと思ったのである。
だが、ケンジもミスをしてしまったのである。ちゃんとユリアの目を見てそのことを説明せず部屋の外に出してしまったことだ。
だがそうしないとケンジも溜まったものをまだ出していなかったので、これ以上あの魅力的なユリアをそのまま部屋の中にいさせたら、ケンジは欲望に負けてしまい襲ってしまうかもしれなかったのだ。それゆえに説明不足に陥りただユリアの奉仕を拒絶しただけとなったのである。
「ユリアはここにいて構わないから!あたしがケンちゃんに文句言ってあげるからね!」
そうなのだ・・・このケンジの想いが反対にこの世界を知っているマイにはユリアの辛さが辛いほどわかり怒りをあらわにするのだった。
ダンダンダン!マイはケンジの部屋の扉を強く叩き開けるように催促するのだった。
(ユリアか・・・また乱暴なノックの仕方だな・・・)
「ちょっとケンちゃん!話はユリアから聞いたわよ!」
「え?マイ?!」
「いいからここを開けて!」
ケンジはすぐさま部屋中に【クリーン】をかけ服を着て部屋のドアを開けるのだった。開けたとたんマイはケンジの胸ぐらをつかみユリアのあんな仕打ちと凄むのだった。
ケンジにとってはなにがなにやら、なぜマイがこんなに怒っているのか?本当にわけがわからなかったのだ。
「ちょっとまて!何でお前がそんなに怒っているんだ?」
「なんでってそんなの当り前じゃない!ユリアに何をしたのよ!あんなに泣かせてケンちゃんは心が痛まないの?」
「はあ?・・・なぜユリアが泣くんだよ・・・」
ケンジは本当にわからなかった。すると騒ぎを聞きつけセバスがかけ着けるとそこにはマイがケンジの胸ぐらをつかみ普段は見せないような怒りの表情をケンジにぶつけている修羅場があった。
「ちょ、ちょっとマイ様!何がったかわかりませんがその手を納めてください!」
「「セ・・・セバス・・・」」
「いったい何があったのでございますか?」
セバスはケンジの部屋の中を見ると気を失ったかのようにベッドに並べられている3人を見て何かを察したかのようにとりあえずマイの意見を聞こうとしたのだった。
「マイ様・・・マイ様の気持ちもわからないではありませんがあれは只の奉仕でございます・・・」
「ちょ、ちょっとまってよ・・・セバス何を言っているの?」
「え?マイ様はあれを見てご主人様に怒りを覚えたのでは?」
「違うわよ!ケンちゃんほどの人が一人の女性で収まらない事はあたしにもわかっているわよ!」
「では、何であのような喧嘩を?」
マイは先ほどのユリアの事をセバスに説明をするのだった。その説明を聞いていたケンジは自分が何をやったのかユリアを傷つけてしまったのかがわかってきて顔を青くするのだった。
「ご主人様・・・今マイ様の言ったことは本当の事でございますか?」
「ああ・・・だが言い訳に・・・いや、俺が知らなかったとはいえやったことはほぼあっているよ。」
「で、マイ!」
「なによ!」マイはケンジの知らない事への苛立ちをぶつけるのだった。
「ユリアは今どこに?」
「あたしの部屋で泣いているわよ!」
ケンジは向かいの部屋に行こうとしたところマイに腕をつかまれ引き戻されるのである。
「今行ってどうすんのよ。事態ややこしくするつもり?」
「だが、謝らないと・・・」
「謝ってどうすんのよ!抱いてあげなさいよ!」
「いやそれは無理!」
「なんでよ!さっきの話を聞いてなかったの?」
「ユリアの立場もわかるが、奴隷だから、それがこの世界では普通だからって理由で女性を抱くつもりはないよ。」
「じゃあ、ユリアの気持ちはどうなるのよ!」
「ご主人様の気持ちもわかりますが抱いてあげないとユリアはこのまま廃棄されると精神が参ってしまいますよ・・・」
「俺から言わせればそんな気持ちで抱かれ続けられるほうが精神が壊れると思うぞ。」
「どうゆう事よ?」
「いいか?ユリアは前の主人にもそうやって抱かれ続けたんだろ?本来なら奴隷なんか落ちる事なかったはずで無理やり主人の命令で抱かれ続け人間いや、世界に絶望したんだ!」
「「・・・・・・」」
「それで俺のとこに奴隷として来てまた同じことを続けさせてどうすんだよ。」
「それは・・・」
「今がよかったらそれでいいのか?違うだろ?確かに俺は説明せずにユリアを部屋から追い出した・・・俺が無知だったよ・・・それは謝罪する。けどそれでユリアを抱くのは違うと思う。」
「俺はユリアに権力を行使しないし理不尽な事はしないから安心してくれと約束したんだよ。」
「このまま俺が欲望のままユリアを抱いたらユリアはもう人間を絶対信用しないだろう・・・それは絶対阻止しないと・・・」
ケンジがそう力説していたらガチャッとマイの部屋の扉が開いた。
「「「ユリア・・・」」」3人が同時に名前を呼ぶ。
「ご主人様・・・わたしの勘違いでした・・・」
ユリアはケンジ達の話を部屋で聞いていたのだった。ケンジがユリアに立場は奴隷だが俺は奴隷扱いしないと言っていた言葉は本当だと思い人間は信じられないがケンジならこの方なら信じられると思ったのだった。
するとケンジはユリアを傷つけたとすぐさま側に行き土下座したのだった。その後景にマイとセバスは固まり身動きが出来なくなったのである。
「俺は女奴隷の事を知らなかったとはいえ本当に申し訳ない事をした。許してくれ!」とケンジは頭を床に当て続けるのだった。
「ご主人様!頭を上げてください。」ユリアはケンジを抱きかかえ頭を無理やりあげさせる。
「ケンちゃんやり過ぎよお!立場を考えなさいよ!」
「うるさい!俺はユリアもそうだがセバスたちみんな奴隷とは思ってない!立場上そうなっているだけだ!」
「ご主人様!わかりましたからどうかもうお止めになってください・・・」
「じゃあ、ゆるしてくれるのか?」ケンジはそう言いながら頭を下げ続けるのだった。
「わ、わかりましたから・・・どうか頭を!」
「ご主人様・・・」セバスはケンジらしいと思い何も言わずにいた。
マイは今までの事はいったい何だったんだと思い「もうこんなことはごめんよ!」と言い自分の部屋に戻っていったのだった。
「ユリア本当にごめんな・・・」
「もうそのことはいいです・・・ご主人様改めてわたしに奉仕をさせてくださいませんか?」
「え?」
「わたしはもう奴隷の義務だと思っていません・・・ご主人様だからご主人様を信じお慕いしております。だから・・・お願いします・・・」
「ホントに俺でいいんだな?」
「ご主人様が良いのです!」
ケンジはユリアの肩を抱き部屋に招き入れるのだった。
セバスもその様子に安心し一礼し部屋に戻るのだった。
「ねえ・・・ユリア泣いているだけじゃわからないよ・・・なにがあったの?」
「ぐすっ・・・・ぐすっ・・・・」
「実は今日、システィナさんたちに連れられご主人様・・・に奉仕するため・・・4人でご主人様の部屋に・・・」
「えええ!4人で?」
「はい・・・システィナさんたちはわたしをここに早く馴染んでもらい・・・たかった理由もあるみたいでっ・・・した・・・スンッ・・・」
「だったらよかったじゃない・・・何でユリアだけ外で泣いていたの?」
「それが・・・オリヴィアさん、プリムさん、システィナさんの順で奉仕させて貰い最後わたしの番になった時、ご主人様はわたしの事は抱けないと・・・部屋に帰れと追い出されてしまっ・・・うううう・・・」
ここまで言ったところで、ユリアは自分がこれからどうなってしまうのか最悪の想像が膨らんで号泣してしまうのだった。
「なに!それ!ケンちゃんたっら酷い!」
ケンジは女奴隷が奉仕を断れる事がどんなにひどい事なのかを知らなかったのである。ケンジは夜の奉仕とは奴隷のすることと頭でわかっているのだが地球での感覚が残っていて、主とゆう事だけで嫌なのに抱かれているのでは?そこにホントは嫌悪感があるのにそれを隠して抱かれているのでは?と思ってしまうのである。
それゆえ、ケンジが「抱かれるのが嫌なら別にいい」と言ったユリアの答えが「自分は奴隷です。ご主人様の思い通り抱いて下さい。」と答えたものだからケンジはユリアを無理やり抱いてはいけないと思ったのである。
だが、ケンジもミスをしてしまったのである。ちゃんとユリアの目を見てそのことを説明せず部屋の外に出してしまったことだ。
だがそうしないとケンジも溜まったものをまだ出していなかったので、これ以上あの魅力的なユリアをそのまま部屋の中にいさせたら、ケンジは欲望に負けてしまい襲ってしまうかもしれなかったのだ。それゆえに説明不足に陥りただユリアの奉仕を拒絶しただけとなったのである。
「ユリアはここにいて構わないから!あたしがケンちゃんに文句言ってあげるからね!」
そうなのだ・・・このケンジの想いが反対にこの世界を知っているマイにはユリアの辛さが辛いほどわかり怒りをあらわにするのだった。
ダンダンダン!マイはケンジの部屋の扉を強く叩き開けるように催促するのだった。
(ユリアか・・・また乱暴なノックの仕方だな・・・)
「ちょっとケンちゃん!話はユリアから聞いたわよ!」
「え?マイ?!」
「いいからここを開けて!」
ケンジはすぐさま部屋中に【クリーン】をかけ服を着て部屋のドアを開けるのだった。開けたとたんマイはケンジの胸ぐらをつかみユリアのあんな仕打ちと凄むのだった。
ケンジにとってはなにがなにやら、なぜマイがこんなに怒っているのか?本当にわけがわからなかったのだ。
「ちょっとまて!何でお前がそんなに怒っているんだ?」
「なんでってそんなの当り前じゃない!ユリアに何をしたのよ!あんなに泣かせてケンちゃんは心が痛まないの?」
「はあ?・・・なぜユリアが泣くんだよ・・・」
ケンジは本当にわからなかった。すると騒ぎを聞きつけセバスがかけ着けるとそこにはマイがケンジの胸ぐらをつかみ普段は見せないような怒りの表情をケンジにぶつけている修羅場があった。
「ちょ、ちょっとマイ様!何がったかわかりませんがその手を納めてください!」
「「セ・・・セバス・・・」」
「いったい何があったのでございますか?」
セバスはケンジの部屋の中を見ると気を失ったかのようにベッドに並べられている3人を見て何かを察したかのようにとりあえずマイの意見を聞こうとしたのだった。
「マイ様・・・マイ様の気持ちもわからないではありませんがあれは只の奉仕でございます・・・」
「ちょ、ちょっとまってよ・・・セバス何を言っているの?」
「え?マイ様はあれを見てご主人様に怒りを覚えたのでは?」
「違うわよ!ケンちゃんほどの人が一人の女性で収まらない事はあたしにもわかっているわよ!」
「では、何であのような喧嘩を?」
マイは先ほどのユリアの事をセバスに説明をするのだった。その説明を聞いていたケンジは自分が何をやったのかユリアを傷つけてしまったのかがわかってきて顔を青くするのだった。
「ご主人様・・・今マイ様の言ったことは本当の事でございますか?」
「ああ・・・だが言い訳に・・・いや、俺が知らなかったとはいえやったことはほぼあっているよ。」
「で、マイ!」
「なによ!」マイはケンジの知らない事への苛立ちをぶつけるのだった。
「ユリアは今どこに?」
「あたしの部屋で泣いているわよ!」
ケンジは向かいの部屋に行こうとしたところマイに腕をつかまれ引き戻されるのである。
「今行ってどうすんのよ。事態ややこしくするつもり?」
「だが、謝らないと・・・」
「謝ってどうすんのよ!抱いてあげなさいよ!」
「いやそれは無理!」
「なんでよ!さっきの話を聞いてなかったの?」
「ユリアの立場もわかるが、奴隷だから、それがこの世界では普通だからって理由で女性を抱くつもりはないよ。」
「じゃあ、ユリアの気持ちはどうなるのよ!」
「ご主人様の気持ちもわかりますが抱いてあげないとユリアはこのまま廃棄されると精神が参ってしまいますよ・・・」
「俺から言わせればそんな気持ちで抱かれ続けられるほうが精神が壊れると思うぞ。」
「どうゆう事よ?」
「いいか?ユリアは前の主人にもそうやって抱かれ続けたんだろ?本来なら奴隷なんか落ちる事なかったはずで無理やり主人の命令で抱かれ続け人間いや、世界に絶望したんだ!」
「「・・・・・・」」
「それで俺のとこに奴隷として来てまた同じことを続けさせてどうすんだよ。」
「それは・・・」
「今がよかったらそれでいいのか?違うだろ?確かに俺は説明せずにユリアを部屋から追い出した・・・俺が無知だったよ・・・それは謝罪する。けどそれでユリアを抱くのは違うと思う。」
「俺はユリアに権力を行使しないし理不尽な事はしないから安心してくれと約束したんだよ。」
「このまま俺が欲望のままユリアを抱いたらユリアはもう人間を絶対信用しないだろう・・・それは絶対阻止しないと・・・」
ケンジがそう力説していたらガチャッとマイの部屋の扉が開いた。
「「「ユリア・・・」」」3人が同時に名前を呼ぶ。
「ご主人様・・・わたしの勘違いでした・・・」
ユリアはケンジ達の話を部屋で聞いていたのだった。ケンジがユリアに立場は奴隷だが俺は奴隷扱いしないと言っていた言葉は本当だと思い人間は信じられないがケンジならこの方なら信じられると思ったのだった。
するとケンジはユリアを傷つけたとすぐさま側に行き土下座したのだった。その後景にマイとセバスは固まり身動きが出来なくなったのである。
「俺は女奴隷の事を知らなかったとはいえ本当に申し訳ない事をした。許してくれ!」とケンジは頭を床に当て続けるのだった。
「ご主人様!頭を上げてください。」ユリアはケンジを抱きかかえ頭を無理やりあげさせる。
「ケンちゃんやり過ぎよお!立場を考えなさいよ!」
「うるさい!俺はユリアもそうだがセバスたちみんな奴隷とは思ってない!立場上そうなっているだけだ!」
「ご主人様!わかりましたからどうかもうお止めになってください・・・」
「じゃあ、ゆるしてくれるのか?」ケンジはそう言いながら頭を下げ続けるのだった。
「わ、わかりましたから・・・どうか頭を!」
「ご主人様・・・」セバスはケンジらしいと思い何も言わずにいた。
マイは今までの事はいったい何だったんだと思い「もうこんなことはごめんよ!」と言い自分の部屋に戻っていったのだった。
「ユリア本当にごめんな・・・」
「もうそのことはいいです・・・ご主人様改めてわたしに奉仕をさせてくださいませんか?」
「え?」
「わたしはもう奴隷の義務だと思っていません・・・ご主人様だからご主人様を信じお慕いしております。だから・・・お願いします・・・」
「ホントに俺でいいんだな?」
「ご主人様が良いのです!」
ケンジはユリアの肩を抱き部屋に招き入れるのだった。
セバスもその様子に安心し一礼し部屋に戻るのだった。
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