上 下
110 / 619
第4章 生産無双へ!

19話 ギルドでの交渉!

しおりを挟む
 その日ケンジはやる事がなくなってしまったのでやっぱりギルドに依頼清算しにいく事にするのだった。

「なあ!だれかあ~~~いないか?」

「は~~~い!ご主人様、なにかありましたか?」

 そこにプリムとシスティナが来てくれたので依頼の清算に行きたいから付き合ってくれるか?

「「はい!わかりました。」」

 セバスにはそのことを伝えてもう昼過ぎだが3人でギルドに出かけることにした。

「ご主人様。長い間なんか深刻に色々話していましたが解決いたしましたか?」

「聞いていたのか?」

「まあ、全部は聞いていませんでしたがなんとなくですが・・・」

「まあ、こうゆうのは時間がかかるからなあ・・・今は保留でいいんじゃないのかな・・・」

「あたし達も早くユリアがここの環境に慣れるようにがんばりますよ。」

 システィナは主の役に立ちたいとばかりに両手を自分の胸の前に握りこぶしを作って頑張るアピールをするのだった。

「まあ、ほどほどにしてくれよ。こうゆうのは焦ってもしょうがないんだからな。」

「まあ、まかせてくださいよ。」

 なぜかプリムもやる気にケンジは嫌な予感しかしなかったのだった。そんな話をしながらギルドに着くと、なぜかケンジの姿をギルド職員が見つけると2,3人の受付嬢が案内を申し出てくるのだった。

「「「ケンジ様。こんにちは!どうぞこちらへ。」」」

 なぜか、冒険者ギルドの受付嬢までケンジの案内を申し出てきているのだ。

「受付嬢さん・・・これはいったい何事だ!」

 ケンジは専属であるウランに尋ねるのだった。

「ちょっと貴方達は引っ込んでてください!ケンジ様は生産ギルド所属の方なんですから!」

「ケンジ様!ちょっと聞いて下さいませんか?」

 プリムとシスティナはケンジの護衛として3人の受付嬢からケンジに近寄らせないようにガードをしていたのだった。

「ははーん・・・冒険者ギルドの受付嬢か。俺達の素材が目当てで言い寄ってきているんだな。」

「その通りでございます!どうか半分で良いので冒険者ギルドの方へお願いできませんか?」

「ちょっと貴方達!それはルール違反でしょ!私達生産ギルドは今まで冒険者ギルドに良い素材が入ってもそんな事した事なかったじゃない!」

「魔物の素材なら冒険者ギルドの方が経験が豊富にあるしケンジ様も納得いく値段で買い取ることが可能かと思います!」

「何言っているのですか!値段は一緒のはずです!」

 ケンジは受付嬢を見てこれからする交渉相手にこんな姿を見せて馬鹿だなあと思い笑いを必死に堪えるのがたいへんであった。

「そちらの二人は冒険者ギルドの受付嬢の方ですよね?」

「「はい!そうです。」」

「それじゃすいませんが、お引き取りしてください。」ケンジははっきりとした態度で断るのだった。それを聞きウランはホッとした表情になるが、それをケンジは見逃さなかった。

「ちょ、ちょっと待ってください!貴方のパーティーにはマイマール様もいらっしゃいますよね?」

「でしたら、半分は冒険者ギルドにも買い取らせてください!」

「まあ、そうゆう考えもあるよな・・・」というと今度はウランが焦るのだった。ウランが焦るのは無理もなくケンジはいつも大量の素材を提供してくれるのだ。その生産ギルド始まって以来中級ダンジョンの最深部の素材が半分になってしまうからである。

「ケンジ様!ケンジ様は生産ギルド所属ですから冒険者ギルドは関係ないんですよ!」

「ちょっと余計な事言わないでよ!」

 受付嬢がこんなに必死になる訳は、ここのところ魔物の力が強くなってきていて最深部の素材が取れていなかったのである。
 最深部まで到達できるパーティーが居なくなってきていたのだった。その為、中級ダンジョン攻略出来たパーティーは本当に久しぶりの快挙だったのである。

「そ、それじゃ!冒険者ギルドの方へも!」

「でも、わざわざ半分づつ納品も面倒だしな・・・」

「そ、そうですよね。そんな面倒なことする必要ないですよ。」ウランも必死にケンジを止めるのだった。

「ケンジ様マイマール様の分だけでも冒険者ギルドの方へお願いします。」

 冒険者ギルドの受付嬢は土下座する勢いでケンジに頭を下げるのだった。

「あの、生産ギルドは今まで冒険者ギルドに入ってきた素材をこうして売ってもらったことは本当になかったのですか?」

「そんなことは羨ましく思ったことはあっても絶対ありません!」ウランはきっぱりと言い切るのだった。

「じゃあ、もし俺がそれをやったら初めての事案になるんだ。」

「け、ケンジ様・・・そんなことしなくてもいいのですよ!こっちでも優秀なスタッフがいるのですから問題はないです。」

「ですよね!とゆう訳でお二人さんはお引き取りください!それと言っておきますがこれらの素材は半分はマイの分じゃないですよ。」

「ですが、ケンジ様とマイマール様のパーティーなんだから半分はそうなるじゃないですか。それとも全部ケンジ様の物と主張するのですか?」

「いいえ、ちがいます!これらは俺とマイとその仲間全部!みんなの物です。半分は俺の物だなんて主張するなんてさらさらないですよ。」
 ケンジはニッコリと笑うのだった。その言葉にウランはホッとし生産ギルドに全部売ってもらえると確信するのだった。

「受付嬢(ウラン)さん!貴方達ももっとギルドが一つの建物に収まって情報共有できるならもっと冒険者ギルドとも色んなことを共有してくださいよ。」

「でも、情報さえ共有していたらスムーズに運ぶことなので・・・」

「じゃあこの状況はどうなっているのですか?スムーズに運んでいましたか?」

「じゃあ、どうすればいいのですか!」

「どうすればって!えーっとそれって俺が決めれる事なんですか?決めれるなら口を出しますがいいんですか?」

「いや・・・それは・・・」

「それって逆切れですよね!俺から言えるのは先ほどのような事はギルド内ですませておけって事ですよ!俺を巻き込むな!」

 ケンジはギルドの態度が本当に我慢がならなくて大きな声を出して怒鳴ってしまったのだった。

「申し訳ありません!」ウランはケンジの気迫に寿命が縮んだのだった。

「でだ、俺にこれだけ迷惑を掛けたんだ迷惑料として高額で素材を買い取ってもらうからな!」

「そ、そんな・・・」

「そんなじゃない!買い取って貰えないなら冒険者ギルドに半分持って行ってもいいんだな?」

 その言葉にウランは血の気が引くのだった。

「わ!わかりました!できるだけ高額で買い取らせてもらうのでよろしくおねがいします!」とウランは深々と頭を下げるのだった。

 ケンジは倉庫にいき中級ダンジョンで取れたボス以外の素材以外を出すのだった。

「これで全部だ!清算はやっぱり2,3日かかりそうか?」

「そうですね、これだけの量になるとそれぐらいかかりそうですね。」

「それじゃ依頼ぶんのインゴットのお金だけ今日は持って帰るよ。」

「あ、あのケンジ様・・・中級ダンジョンの魔物の素材はこれだけですか?」

「ああ、買い取って貰うのはこれだけだよ。」

「あの・・・ダンジョンボスの素材は?・・・売らないのですか?」

「ああ!あの素材は自分達で使うから売るつもりはないよ。」

「えええ!そんなこと言わないでそのメインの素材もお願いします!噂に聞いた所レッドタイガーの変異種だときいてますよ。」

「ったく、そうゆう自分に有利な情報だけは早いんだな・・・あの素材は俺達パーティー強化のために使うから駄目だ!」

「えええ・・・そんなこと言わず肉だけでも売ってもらえませんか?」

「肉も高級品でうちの連中で処理するつもりだから無理!」

 プリムとシスティナはそんな高級肉を食べれると聞いて「きゃあ~~~!」と大きな悲鳴をあげるのだった。

「ま、まさか・・・レッドタイガーの肉を奴隷にも与えているのですか?」
 ウランは信じられないという顔をしていたのだった。

「ああ、そうだよ。うちは人数が多いからな。あれくらいの量はすぐ無くなるから肉もいるんだよ。ご飯はみんな一緒に一緒の物を食べるから美味しいんだよ。」

「そそ・・・そんな・・・その肉を売ったお金で奴隷食を与えたらいいじゃないですか・・・」

「いや!内には内のルールがあるし奴隷食なんかで栄養がつく訳ないからダメだ!見て見ろこのシスティナとプリムの体形を!すっごい健康だから中級ダンジョンでも俺の護衛が務まるんだぞ。」

「でも、奴隷の食べ物として普通じゃないですか!」

「この世界では確かに普通なのかもしれないけど俺の中で普通じゃないからダメだ!」

「毛皮だって使わないでしょ?」

「ああ、あれは軽装備の材料として文句のない上等のものだよ。あの材料を使って装備を作ればパーティー強化に十分役に立つものだよ。」

「そ、そんなあ・・・肉だけでも半分売ってほしいんですが・・・」

「あの・・・受付嬢さん。売る売らないは討伐した人の勝手ですよね?」

「ですが・・・こんな機会めったにないのです・・・お願いですから・・・後生です・・・」

「ったく・・・このギルドはホントありえないよな・・・肉だけですよ。」

 その言葉にプリムとシスティナは「ええ~~~・・・」というため息をもらすのだった。ウランはプリムたちを鋭い目つきで睨むのだった。

「奴隷なんだから文句言わないでください!」

「受付嬢!なんだその態度は!俺は売るつもりないと言ってたのに、そっちの意向に合わせようとしているんだぞ。」

「全部売らなくてもいいんだぞ!」

「あああ・・・すいません・・・」

「謝るのは俺にじゃないだろ!二人に謝ってくれ。」

 ウランは奴隷に謝る?何を言っているんだと言う様な顔をするのだった。その態度を見てケンジは出した素材をインベントリに収納しだすのだった。その行動に顔を青くするウラン・・・

「ケンジ様ごめんなさい・・・許してください・・・」

「だ・か・ら!謝罪する相手が違うだろ!」

 ウランはプライドをズタズタにされ震えながらプリムとシスティナに土下座をするのだった。

「今度また俺の仲間にそんな口を聞いたら許さないからな!」

 ケンジは収納した素材を元あった場所に戻すのだった。そしてレッドタイガーの肉を500kgを出すのだった。

「この肉がボスモンスターですか?」

「ああ、そうだ!1tあるから半分の500kgでいいよな?でだ、こいつは特別だから何割増しで買ってくれるんだ?」

「あのケンジ様・・・他の素材は高めで買うのでこの肉だけは通常価格でお願いできませんか?」

「受付嬢さん?何を言っているんだ?このボスの素材が欲しいと無理を言っているのはそっちだぞ。」

「もう他の素材でめいいっぱいなのです・・・そこまで頑張らせてもらってるのでどうかお願いします。」

「ご主人様!こんなに言われて売ることは無いと思います!」

 システィナも我慢の限界に達したのか普段は口を挟まないのだが口を出してしまうのだった。

「奴隷が生意気です!口を出さないでください!」

「ああ!アンタはまだわかってないのか?どうゆう立ち位置なのか!」

「ケンジ様ごめんなさい・・・奴隷にあんな事言われたことないのでつい・・・」

「ああ・・・わかったよ・・・これ以上ギルドとギクシャクしても俺にとってもマイナスになるし、この肉だけ通常値段で我慢してやるよ。」

「ケンジ様!ありがとうございます!」

「ただし勘違いするなよ。これは貸しだからな!何かあった時はこちらの言う事を聞いてもらうからな。」

「はい。たしかに!」

「じゃあ、2,3日後にお金を受け取りに来るからちゃんと用意しておいてくれ。」

 ケンジは依頼の清算をすませて屋敷に帰るのだった。ケンジ達がギルドから出て行ったあとウランはやっぱりケンジは子供だなぁと侮っていたのだった。

 それもそのはずで受付嬢は売り上げの為ならいくらでも頭を下げるものなのだ。それにコロッと騙され肉も通常価格で買い取れたので他の素材を抜きにしても売り上げは凄い物となるのである。ウランはこの交渉は大勝利だと確信していたのだった。




「ご主人様・・・ホントに良かったのですか?」

「ん?なにがだ?」

「「あの肉を売ったことがですよ!」」

「お前たちは本当に俺が半分も売ったと思っているのか?思い出してみろレッドタイガーの体格を!」

「「そ、そういえば・・・あの体格からして1tでは収まらなかったような・・・」」

「そうゆうことだ。半分売ったと見せて実は8分の1しか売ってないどころかギルドに貸しも作れてこっちの方が十分実入りがあったんだぞ。」

「さすが、ご主人様です!」

「それにギルドはこれから困ると思うぞ!」

「「え?なにがですか?」」

「何がですかって・・・いいかよく考えるんだ。これからギルドは俺達に借りがある分強く出れないのはわかるな。」

「「うんうん」」

「で、俺達はこれからどこを拠点にするんだ?」

「「あ!」」 

「そうゆう事だ!これから先ほどの素材なんか価値の薄い物に成り下がるんだぞ。これから強く出れない相手にどうゆう交渉になるのかホント楽しみだな。はははははは!」

 ケンジのその姿にシスティナ、プリムの二人は背筋が寒くなり震えあがるのである。




「ご主人様ってホント敵に回さないほうがいいよね・・・」

「うんうん・・・・怖いです・・・」

「お前たちも切り札は中々言わず出し惜しみをするように心がけるんだぞ。」
「俺の一番好きな言葉は【出し惜しみは知っている者の特権だ!】を心がけている!」

 こうして、3人は良い気分で家に帰るのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

研磨職人!異世界に渡り、色んなものを磨き魔法スキルと合わせて、幸せに暮らす。

本条蒼依
ファンタジー
主人公である小野田博俊(おのだひろとし)は女神ミーレヌのせいで死んでしまい、 異世界であるミストラルに転移してもらう。  そこには研磨という職業は無く、博俊は研磨でお店を開き、魔法と掛け合わせて 楽しく儲けて生活する物語。  研磨で新しい効果を生み出し、時には笑い時には悲しみありの長編小説。に、 したいとおもいます(*^-^*)

異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。

karashima_s
ファンタジー
 地球にダンジョンが出来て10年。 その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。  ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。 ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。  当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。  運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。  新田 蓮(あらた れん)もその一人である。  高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。 そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。 ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。 必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。 落ちた。 落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。 落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。 「XXXサバイバルセットが使用されました…。」 そして落ちた所が…。

ディストピア~蒼天のヘスカラント~「異世界転移したら無双どころか親友を惨殺されたので逃げだした結果……」

金国佐門
ファンタジー
主人公、木村ケイトは、見た目は悪くないのにオタク系。 その愉快な仲間たちは、クールだけど中二病の自称魔術師。TRPGでは美少女キャラしか使わないという厳しい制約と誓約を己に課して生きるいかついマッチョマン。紅一点は腐ってるし。後輩君は女の子にしか見えないショタ枠だ。 そんなこんなで、ひっそりとディープな世界を生きていた彼らは今日もいつものように学園で馬鹿をやって楽しく過ごしていた。 しかし、彼らにはそれぞれ隠された悩みがあって……。 ――逃避願望を持つ彼らはやがて異世界転移に巻き込まれてしまう。 彼らに待っていたのは無双などではなく地獄のように過酷な現実。 果たして何人、無事に生きて帰ることができるのだろうか……。 前半はオタク系あるある日常学園コメディ。中盤からは青少年の悩みをテーマにした現代ドラマ。異世界転移後からはほぼチートなし、無双なし、ハーレムなしのシリアスダークファンタジー。 泣きあり、笑いあり、コメディあり、多少のグロもあるかも。 無双物やハーレム物に飽きた、ビター風味なファンタジーが見たいという方向けの新感覚異世界転移系ヒューマンドラマです。 異世界へ転移して何もできないので普通に生活しておしまい。なんてオチはなく、がんばって異世界からの帰還を目指す、絶望からの逆転青春冒険ストーリー。 注意:*マークのついた話は別視点の物語です。途中で何度か入ってきます(そういうルールだと思ってください)。そして異世界パートは後編からとなります(48話以降異世界となります)最初の内は各部最初のプロローグで少しだけ異世界で何が起きたのか謎だけ残す程度に描かれる程度です。後に明かされますので急かないでゆったり彼らの平穏だった在りし日の日常を読み進めてくださいませ。 ロゴは「ふーみん@『叛逆ノ猫神』@fumin_chemistry」様より

元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました

きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。 元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。 もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。

虐待して監禁してくるクソ親がいるので、仮想現実に逃げちゃいます!

学生作家志望
ファンタジー
かつて、主人公の父親は国王だったが、謎の失踪を遂げ、現在は主人公の母親が女王となってこの国の政治を任されている 表向きは優しく美しい女王、カンナ・サンダーランド。 裏では兄を贔屓、弟の主人公を城に監禁して虐待しまくるクソ親。 子供のころから当たり前になっていた生活に、14歳にもなって飽き飽きしてきた、主人公、グラハム・サンダーランドは、いつもの通り城の掃除を任されて父親の書斎にやってくる。 そこで、録音機が勝手に鳴る、物が勝手に落ちる、などの謎の現象が起こる そんな謎の現象を無視して部屋を出て行こうとすると、突然、いかにも壊れてそうな機械が音を出しながら動き始める 瞬間、周りが青に染まり、そこを白い閃光が駆け抜けていく────── 目が覚めると...そこは俺の知っているクルパドックではなく、まさかのゲーム世界!? 現実世界で生きる意味を無くしたグラハムは仮想現実にいるという父親と、愛を求めて、仲間と共に戦う物語。 重複投稿をしています! この物語に登場する特殊な言葉 オーガニゼーション 組織、ギルドのこと 鳥の羽 魔法の杖のこと

転生賢者の異世界無双〜勇者じゃないと追放されましたが、世界最強の賢者でした〜

平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人は異世界へと召喚される。勇者としてこの国を救ってほしいと頼まれるが、直人の職業は賢者であったため、一方的に追放されてしまう。 だが、王は知らなかった。賢者は勇者をも超える世界最強の職業であることを、自分の力に気づいた直人はその力を使って自由気ままに生きるのであった。 一方、王は直人が最強だと知って、戻ってくるように土下座して懇願するが、全ては手遅れであった。

異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。

長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。  女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。  お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。  のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。   ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。  拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。  中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。 旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます

ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。 何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。 生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える そして気がつけば、広大な牧場を経営していた ※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。 7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。 5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます! 8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!

処理中です...