104 / 619
第4章 生産無双へ!
13話 留守番している間①
しおりを挟む
ミナレス、ミイナは屋敷でケンジの帰りを待っている間、本当に心配で夜も寝れていない日々が続いていたのだった。
「ねえ、ミイナ今回はご主人様達大丈夫かな?」
「ご主人様達なら大丈夫だよ。それよりミナレス・・・顔色悪いけどちゃんと寝てるの?」
「う~ん、それが寝れてないんだよね・・・」
「心配するのはあたしもそうだしわかるんだけどちゃんと睡眠取らないとたおれちゃうよ・・・」
「うん・・・わかってるんだけど眠りにつくとご主人様がダンジョンで倒れて他の人たちも魔物に食われて死んじゃう夢を見て汗だくになって起きちゃうのよ。」
「ミナレス!そんな縁起でもない事言わないの!」
「だけど、今回は中級ダンジョンの攻略でしょ・・・心配で心配で・・・」
そこに話を聞いていたセバスが厨房に入ってくるのだった。
「ミナレス!今晩これをのんでベットに着きなさい!ご主人様が用意してくれた精神安定剤です。」
「え?なんでそんな薬をご主人様が?」
「ご主人様はこんなこともあろうかと私達の事を気にかけてくれていたのです。」
「ご主人様はいつも留守番をしている私達が心配しているんだろうと思い私に声をかけてくれていたのです。」
「そして私は心配で夜も寝れないものやイライラしているものがいると報告させてもらい何かいい案が無いかと言ったらご主人様がこれを買ってくれたのです。」
「でも、これって相当高価な物なんじゃ・・・」
「ええ、そうですね。ですがこんなお金ならどんどん使っても構わないと言いそれより、お金をケチったことにより私達の体調が悪くなる方がよくないとおっしゃられたのです。」
それを聞いたミナレスとミイナは自分のご主人様はなんて人なんだろうと口を押えて感動して涙を流すのだった。その夜ミナレスはケンジからもらった精神安定剤を飲み久しぶりに心の高ぶりがなくなりぐっすりと朝まで寝る事が出来たのだった。
そして、一方こちらはティアナとフィアナが畑仕事をし野菜の世話をしていたのだった。
「ねえ、フィアナ・・・」
「ん・・・なに?・・・」
「今頃、ご主人様どうしているかな?」
「ん・・・大丈夫・・・心配いらない・・・」
「なんでそうおもうの?心配じゃないの?」
「ご主人様・・・私達の欠損を治せるぐらい非常識なくらい強い・・・」
「そうなんだけど。やっぱり今回は中級ダンジョン攻略なんだよ。あたしやっぱり心配だよ・・・」
「わたしはご主人様が無事帰ってくるって信じている・・・だから大丈夫・・・」
フィアナは気丈な態度でそう言い切り、畑仕事を続けるのだった。
「あたしも無事帰ってくるって信じているよ!」
「だったら変な事言ってないで仕事する!」
そういったフィアナの瞳は涙で溢れ、気が緩むと涙が決壊しそうになっているのだった。その姿を見たティアナはドキッとして顔を背け、フィアナも本当は心配で夜も寝れないんだなあと思うのだった。
「フィアナ・・・ご、ごめんね・・・」
「何謝っているの・・・謝らないでよ・・・わたしはご主人様がちゃんと無事帰ってくるって思っているの!」
そういった瞬間、フィアナの瞳から止めどなく涙があふれ止まらなくなってしまったのだ。それを見たティアナもまた涙が止まらなくなって二人して畑で抱き合いお互いを慰めていたのだった。
そこに、新しくケンジの奴隷になった二人、ユリアとアイリが心配になり近づいてきたのだった。
「ティアナ、フィアナどうしたの?なんで泣いているの?」
ユリアが二人を心配し背中をさすって落ち着かせようとするのだった。
「だ・・・だって・・・ティアナが・・・ぇぐ・・・ェッ・・・・ぅぐ・・・」
フィアナは泣きすぎていて言葉がつまり要領を得ないでいるのだった。
「ね。フィアナ・・・大丈夫だから落ち着いて・・・」
「あたしも・・・しん・・・ぇぐ・・・ぇッ・・・ぅぐ・・・わぁ~~~~ん!!」
日頃、感情をこんなにもあらわにしないフィアナが涙を流し泣いているのを見てティアナもケンジのことが心配でパニックを起こしてしまうのだった。
「えええ・・・ティアナまでどうしたの?・・・ね・・・大丈夫だよ・・・落ち着いてよ・・・」
ティアナもフィアナも成長が遅い魔族なのもあり見た目はホント幼い美少女なのだ。その二人がユリアに抱きつき泣きわめいているのでユリアはどう扱っていいのか解らなくてオロオロするばかりであった。
「ねえ、アイリ・・・セバスさんを呼んできてもらえないかしら?・・・」
「うん!わかった。」
アイリは自分にもどうしたらいいのか解らなかったので急いでセバスを呼びに行くのだった。
*------*-----*-----*
今日は文字数も少なく、ケンジのいない時屋敷での話です。
2話投稿予定です。どうぞお楽しみに(^^)/
「ねえ、ミイナ今回はご主人様達大丈夫かな?」
「ご主人様達なら大丈夫だよ。それよりミナレス・・・顔色悪いけどちゃんと寝てるの?」
「う~ん、それが寝れてないんだよね・・・」
「心配するのはあたしもそうだしわかるんだけどちゃんと睡眠取らないとたおれちゃうよ・・・」
「うん・・・わかってるんだけど眠りにつくとご主人様がダンジョンで倒れて他の人たちも魔物に食われて死んじゃう夢を見て汗だくになって起きちゃうのよ。」
「ミナレス!そんな縁起でもない事言わないの!」
「だけど、今回は中級ダンジョンの攻略でしょ・・・心配で心配で・・・」
そこに話を聞いていたセバスが厨房に入ってくるのだった。
「ミナレス!今晩これをのんでベットに着きなさい!ご主人様が用意してくれた精神安定剤です。」
「え?なんでそんな薬をご主人様が?」
「ご主人様はこんなこともあろうかと私達の事を気にかけてくれていたのです。」
「ご主人様はいつも留守番をしている私達が心配しているんだろうと思い私に声をかけてくれていたのです。」
「そして私は心配で夜も寝れないものやイライラしているものがいると報告させてもらい何かいい案が無いかと言ったらご主人様がこれを買ってくれたのです。」
「でも、これって相当高価な物なんじゃ・・・」
「ええ、そうですね。ですがこんなお金ならどんどん使っても構わないと言いそれより、お金をケチったことにより私達の体調が悪くなる方がよくないとおっしゃられたのです。」
それを聞いたミナレスとミイナは自分のご主人様はなんて人なんだろうと口を押えて感動して涙を流すのだった。その夜ミナレスはケンジからもらった精神安定剤を飲み久しぶりに心の高ぶりがなくなりぐっすりと朝まで寝る事が出来たのだった。
そして、一方こちらはティアナとフィアナが畑仕事をし野菜の世話をしていたのだった。
「ねえ、フィアナ・・・」
「ん・・・なに?・・・」
「今頃、ご主人様どうしているかな?」
「ん・・・大丈夫・・・心配いらない・・・」
「なんでそうおもうの?心配じゃないの?」
「ご主人様・・・私達の欠損を治せるぐらい非常識なくらい強い・・・」
「そうなんだけど。やっぱり今回は中級ダンジョン攻略なんだよ。あたしやっぱり心配だよ・・・」
「わたしはご主人様が無事帰ってくるって信じている・・・だから大丈夫・・・」
フィアナは気丈な態度でそう言い切り、畑仕事を続けるのだった。
「あたしも無事帰ってくるって信じているよ!」
「だったら変な事言ってないで仕事する!」
そういったフィアナの瞳は涙で溢れ、気が緩むと涙が決壊しそうになっているのだった。その姿を見たティアナはドキッとして顔を背け、フィアナも本当は心配で夜も寝れないんだなあと思うのだった。
「フィアナ・・・ご、ごめんね・・・」
「何謝っているの・・・謝らないでよ・・・わたしはご主人様がちゃんと無事帰ってくるって思っているの!」
そういった瞬間、フィアナの瞳から止めどなく涙があふれ止まらなくなってしまったのだ。それを見たティアナもまた涙が止まらなくなって二人して畑で抱き合いお互いを慰めていたのだった。
そこに、新しくケンジの奴隷になった二人、ユリアとアイリが心配になり近づいてきたのだった。
「ティアナ、フィアナどうしたの?なんで泣いているの?」
ユリアが二人を心配し背中をさすって落ち着かせようとするのだった。
「だ・・・だって・・・ティアナが・・・ぇぐ・・・ェッ・・・・ぅぐ・・・」
フィアナは泣きすぎていて言葉がつまり要領を得ないでいるのだった。
「ね。フィアナ・・・大丈夫だから落ち着いて・・・」
「あたしも・・・しん・・・ぇぐ・・・ぇッ・・・ぅぐ・・・わぁ~~~~ん!!」
日頃、感情をこんなにもあらわにしないフィアナが涙を流し泣いているのを見てティアナもケンジのことが心配でパニックを起こしてしまうのだった。
「えええ・・・ティアナまでどうしたの?・・・ね・・・大丈夫だよ・・・落ち着いてよ・・・」
ティアナもフィアナも成長が遅い魔族なのもあり見た目はホント幼い美少女なのだ。その二人がユリアに抱きつき泣きわめいているのでユリアはどう扱っていいのか解らなくてオロオロするばかりであった。
「ねえ、アイリ・・・セバスさんを呼んできてもらえないかしら?・・・」
「うん!わかった。」
アイリは自分にもどうしたらいいのか解らなかったので急いでセバスを呼びに行くのだった。
*------*-----*-----*
今日は文字数も少なく、ケンジのいない時屋敷での話です。
2話投稿予定です。どうぞお楽しみに(^^)/
0
お気に入りに追加
2,458
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のルナリス伯爵家にミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
無能と呼ばれてパーティーを追放!最強に成り上がり人生最高!
本条蒼依
ファンタジー
主人公クロスは、マスターで聞いた事のない職業だが、Eランクという最低ランクの職業を得た。
そして、差別を受けた田舎を飛び出し、冒険者ギルドに所属しポーターとして生活をしていたが、
同じパーティーメンバーからも疎まれている状況で話は始まる。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる