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第3章 ダンジョンへ!
26話 やっと決まった!
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ケンジ達は【ウィンドーウルフ】のメンバーをリアカーに乗せ馬車の後ろに連結させて引っ張って帰るのだった。6時間ほど馬車を走らせると遠くの方に町の城壁がみえてきてやっと帰ってきたと実感がわいてくる。
「主!町が見えてきたぞ。」
「そっか、みんな今回もお疲れさま!家に帰ったらゆっくりしような!」
「はい!」みんないい声で返事をした。
城門に着くと門番の兵士がその者たちはどうした?と聞いてくるので野営してたらいきなり襲ってきたので捕らえました。縛られたウィンドーウルフのメンバーは何やら声にならない呻き声を上げるだけでギル達に引っ張られていたのだった。
「哀れな奴らだ・・・こいつらのギルドカードだが一緒に提出したらいいのか?」
ケンジは有無も言わさず衛兵に突き出した。
「いや、すまないが確認だけするからそれはギルドの方に君らが持って行ってくれないか?それは君達が悪くないという証明になるからな。」
そういってギルドカードはこの捕らえられた者と死亡者のギルドカードが同一人物と裏面に現れた罪状の確認をして返されたのだった。
「このギルドカードってどうゆう仕組みになっているんだろうな?便利な物だよな・・・」
「坊主も悪い事は絶対にしちゃいかんぞ!こいつ等みたいに奴隷に落とされ死ぬまで鉱山で働かされるからな。」
「まあ、女は鉱山じゃなくて鉱山で監視官をやっている者たちの慰み者にされちまうがな。」
「いや、俺は人生楽しく生きたいから悪い事はしませんよ。あははは!」
「それじゃ、手間になるがギルドカードの方はたのんだぞ!」
「はい!わかりました。」ケンジは元気よく返事をしギルドに向かうのだった。
ギルドの門をくぐり受付に向かったケンジは久しぶりに会うウランに強盗に襲われたこと報告するのだった。
「あ、ケンジ様おかえりなさい!今回は中級ダンジョンでしたよね。」
「ああ、中級ダンジョンだが5階層だったんでそんなつらくはなかったよ。」
「ええ!生産者が中級ダンジョンに行くなんて普通はいないんですよ?」
「まあ、そこはいいんだが・・・報告したいことがあるんだ。」
「え?なにかありましたか?」
「ああ、この間ウィンドーウルフやその仲間の冒険者に注意しろと言ってくれただろ?」
「え!まさか?」
「ああ、そのまさかだ!昨日野営してたところを襲われたんだ。そして返り討ちにして門番の兵士に突き出したところだ。」
「それで大丈夫だったのですか?」
「俺達はだいじょうぶだ。それにこれ・・・衛兵に証拠だからと言われてウィンドーウルフのメンバーのギルドカードをギルドに提出しろと言われて持ってきたんだ。」
「そうですか・・・無事で何よりです。そのカードは預からせていただきます。」
「それじゃ俺達は一旦帰るとして明日また今回の依頼清算にこさせてもらいますね。」
「わかりました。その時一緒にウィンドーウルフのメンバーの奴隷に落としたお金が支払われると思いますので昼頃にいらしてください。」
「あ、そっか・・・そうゆうのもあったな。わかった。じゃあ明日昼過ぎにくるよ。」
そういってケンジはマイの清算を待ち、一緒に屋敷に帰るのだった。
「ご主人様、おかえりなさいませ。」
「「「「おかえりなさいませ。」」」」
5人は庭の手入れをしていたらしくケンジが帰ってきたのがわかって安心した様子だった。セバスたちにすれば留守を守るのと同時にケンジが無事帰ってこないと生きていけない為、いつも帰ってくるまでハラハラし通しなのだ。
今回ケンジがダンジョンに行く前にティアナとフィアナが家庭菜園をしたいと言ってきたので庭の一部を畑に変えていたのだった。そこにはこの一週間で芽が出てスクスク育った野菜の苗があった。
「フィアナ、ティアナ芽が出てるじゃないか。がんばってるな。」とケンジは二人の頭を優しくなでるのだった。最初二人は奴隷商店であと少ししたら廃棄されるほど体力はなくなっており手足も欠損し表情も暗く世の中に絶望していたのだが、今ではケンジを慕い表情も明るく美味しいご飯も与えられふっくらと丸みを帯びた健康的な美少女となっていたのだった。
ケンジに頭を撫でられたフィアナは満面の笑みを浮かべ、ティアナは顔を赤らめ照れた表情を浮かべるのだった。
二人の性格は対照的だがいつも二人一緒に行動しさすが双子だなと思えるのだ。家庭菜園も二人同時に言いだしたことでやってみたいならやらせてあげようと思い、庭の一部を畑に変えてあげたのだった。
実はこの世界のトイレは未だくみ取り式トイレなのである。最初この世界のトイレにはケンジは慣れなかったのだがくみ取り式はまだいい方で殆どのトイレはトイレ用の小さな川の上にトイレが建てられて川を跨いで用を足すのが普通だったのだ。
ケンジの屋敷のトイレもくみ取り式で便が貯まったら誰かがくみ取り便の処理場に捨てに行かなければならなかったのだ。そこで便の有効活動として畑の肥料代わりに畑を作ったのだった。
その為トイレ用の川は臭いがきついのだが国がお金を払い教会関係者がクリーンの魔法で浄化しているため綺麗なはずなのだが予算がなかなか取れないため、不衛生になる時がしばしばあるのだ。
だが、貴族街では下水道が完備されていて街中が不衛生になることは無かったのだが病気になると困る理由で下水道の浄化を先にしてから平民の方に回ってくるので予算が無いらしいのだった。
だが平民から不平不満が出ない為に平民街には公衆便所を設置し、衛生面をなんとかしようとはしていたのだった。トイレ掃除のくみ取りはギルドの依頼で出したり、依頼失敗続きの冒険者のペナルティーとして掃除させたりしていたのだった。
まあ、貴族や王族なんてこんなもんだよなと思いケンジは気にもしないようにしていた。
久しぶりに屋敷のご飯はゆっくりできて美味しく楽しいものだった。そして落ち着いたところでケンジはみんなに提案をしたのだった。
「ちょっとみんな聞いてくれないか?」
「主、なんでしょうか?」
「俺忘れていたんだけどダンジョンに入るとき兵士さんにパーティー名を聞かれてつけるのをすっかり忘れていたんだよ。」
「ああ、なるほど!」
「ご主人様、今までパーティーに名前付けていなかったのですか?」セバスは驚き信じられない様子で聞いてきたのだった。
「ああ、そうなんだよ。すっかり忘れていてな・・・」
「で主は今その名前を決めようと思ったのですね。」
「その通りだ!ギル。」
「はい!はい!は~~~い!」
「じゃマードックなんか提案があるのか?」
「ケンジ様とそのしもべ達でどうだ?」
「はい!却下!」
「どうしてだよ!」
「俺はお前たちをしもべと思ってないし、そんなパーティーなんかいやだ!」
「じゃあ、立花極心流は?」
「マイ・・・それはお前だけだろ・・・」
「やっぱだめか・・・」
「あたりまえだろ。もっと真剣に考えてくれよ・・・」
「・・・」
「やっぱりそこはご主人様が思ういい名前はありませんか?」
「システィナ、どういう具合がいいんだ?」
「あたしとしてはご主人様が決めた名前なら何でもいいのですが・・・」
ここでセバスが発言をするのだった。
「ご主人様、少しいいですか?」
「ああ、なんだセバス?」
「ここにいる者は全てご主人様の事なら何でも受け入れる者ばかりです。だからご主人様が決めた事に反対を述べる人間がいるとは思えないのでここはどうでしょう。」
「いつもご主人様が言葉に出している事柄を引用してみると言うのは?」
「うん・・・どうゆうことだ?」
「ご主人様はいつも生活の中でみんな楽しく暮らしていけるのが俺の幸せなんだと言っているじゃありませんか?そこからいい名前を決めてくださいませんか?」
ケンジはセバスの言葉にピンときてパーティー名を考えるのだった。
「セバスナイスアイデアだ!」
ケンジはメモ用紙に浮かんだパーティーの名前を書いた。
「何か浮かびましたか?」
「うん!【Freedom】はどうだろうか?」ケンジの書いた文字にみんなが身を乗り出して見るのだった。
「主、この暗号のような文字は?読めないのですが・・・」
この文字がわかるのはマイだけだがマイだけがケンちゃんらしいねと喜んでいたのだった。
「これは俺の前にいた所の文字でフリーダムと読むんだ。」
「で、どうゆう意味なんですか?」
「「自由!」」
それを聞いたギル達みんなはいつもケンジがみんな一緒に自由に楽しく暮らしていこう!の言葉を思い出し、みんなはなんか自分たちのパーティーにピッタリな名前だと笑顔になるのだった。
「ご主人様、取ってもいい名前が決まりましたね。」
「ああ、セバスのおかげだよ。ありがとな!」
このようにしてケンジのパーティーに名前が付けられたのと同時にケンジ達が活躍しFreedomの名前が世の中に知れ渡るのは時間の問題になるのだった。
*------*------*------*------*------*------*
ギルドではパーティーは2名から10名と枠は決まっているのである。それ以上、気の合った者同士が集まる場合、11人以上30人未満の場合ギルドに申請するとファミリーになるのである。
ファミリーを設立するには所属しているギルドに申請書を提出し、代表者がAランクでファミリーの拠点となるファミリーハウスを建てればファミリーが設立できるのである。
年間所属ギルドに100万ドゴンを税金として納めなければならない。
そして、信頼できる仲間がさらに増え30人以上になった場合、90人まで、つまりファミリーが3セットできるまでが連合となる。
その際拠点となるファミリーハウスは増築し新しくするなりし、仲間全員が住める拠点を作らなければならない。年間500万ドゴンを納めることで申請が通る。
そして、最終段階90人以上になるとレギュオンとなるのである!これはもう国ともいえるものでギルド依頼も国家相手に引けを取らないものと言えるだろう。
年間1000万ドゴンを納めることで申請が通る。
この年間費はあくまでも城壁内の土地税になるので城壁外にファミリーハウスを建てた場合、年間費は要らないが維持が大変になる。
城壁の外に建てても構わないが建てる人はまずいないであろう。理由はわかると思うが魔物や盗賊がいて安全に拠点が守れないからである。
「主!町が見えてきたぞ。」
「そっか、みんな今回もお疲れさま!家に帰ったらゆっくりしような!」
「はい!」みんないい声で返事をした。
城門に着くと門番の兵士がその者たちはどうした?と聞いてくるので野営してたらいきなり襲ってきたので捕らえました。縛られたウィンドーウルフのメンバーは何やら声にならない呻き声を上げるだけでギル達に引っ張られていたのだった。
「哀れな奴らだ・・・こいつらのギルドカードだが一緒に提出したらいいのか?」
ケンジは有無も言わさず衛兵に突き出した。
「いや、すまないが確認だけするからそれはギルドの方に君らが持って行ってくれないか?それは君達が悪くないという証明になるからな。」
そういってギルドカードはこの捕らえられた者と死亡者のギルドカードが同一人物と裏面に現れた罪状の確認をして返されたのだった。
「このギルドカードってどうゆう仕組みになっているんだろうな?便利な物だよな・・・」
「坊主も悪い事は絶対にしちゃいかんぞ!こいつ等みたいに奴隷に落とされ死ぬまで鉱山で働かされるからな。」
「まあ、女は鉱山じゃなくて鉱山で監視官をやっている者たちの慰み者にされちまうがな。」
「いや、俺は人生楽しく生きたいから悪い事はしませんよ。あははは!」
「それじゃ、手間になるがギルドカードの方はたのんだぞ!」
「はい!わかりました。」ケンジは元気よく返事をしギルドに向かうのだった。
ギルドの門をくぐり受付に向かったケンジは久しぶりに会うウランに強盗に襲われたこと報告するのだった。
「あ、ケンジ様おかえりなさい!今回は中級ダンジョンでしたよね。」
「ああ、中級ダンジョンだが5階層だったんでそんなつらくはなかったよ。」
「ええ!生産者が中級ダンジョンに行くなんて普通はいないんですよ?」
「まあ、そこはいいんだが・・・報告したいことがあるんだ。」
「え?なにかありましたか?」
「ああ、この間ウィンドーウルフやその仲間の冒険者に注意しろと言ってくれただろ?」
「え!まさか?」
「ああ、そのまさかだ!昨日野営してたところを襲われたんだ。そして返り討ちにして門番の兵士に突き出したところだ。」
「それで大丈夫だったのですか?」
「俺達はだいじょうぶだ。それにこれ・・・衛兵に証拠だからと言われてウィンドーウルフのメンバーのギルドカードをギルドに提出しろと言われて持ってきたんだ。」
「そうですか・・・無事で何よりです。そのカードは預からせていただきます。」
「それじゃ俺達は一旦帰るとして明日また今回の依頼清算にこさせてもらいますね。」
「わかりました。その時一緒にウィンドーウルフのメンバーの奴隷に落としたお金が支払われると思いますので昼頃にいらしてください。」
「あ、そっか・・・そうゆうのもあったな。わかった。じゃあ明日昼過ぎにくるよ。」
そういってケンジはマイの清算を待ち、一緒に屋敷に帰るのだった。
「ご主人様、おかえりなさいませ。」
「「「「おかえりなさいませ。」」」」
5人は庭の手入れをしていたらしくケンジが帰ってきたのがわかって安心した様子だった。セバスたちにすれば留守を守るのと同時にケンジが無事帰ってこないと生きていけない為、いつも帰ってくるまでハラハラし通しなのだ。
今回ケンジがダンジョンに行く前にティアナとフィアナが家庭菜園をしたいと言ってきたので庭の一部を畑に変えていたのだった。そこにはこの一週間で芽が出てスクスク育った野菜の苗があった。
「フィアナ、ティアナ芽が出てるじゃないか。がんばってるな。」とケンジは二人の頭を優しくなでるのだった。最初二人は奴隷商店であと少ししたら廃棄されるほど体力はなくなっており手足も欠損し表情も暗く世の中に絶望していたのだが、今ではケンジを慕い表情も明るく美味しいご飯も与えられふっくらと丸みを帯びた健康的な美少女となっていたのだった。
ケンジに頭を撫でられたフィアナは満面の笑みを浮かべ、ティアナは顔を赤らめ照れた表情を浮かべるのだった。
二人の性格は対照的だがいつも二人一緒に行動しさすが双子だなと思えるのだ。家庭菜園も二人同時に言いだしたことでやってみたいならやらせてあげようと思い、庭の一部を畑に変えてあげたのだった。
実はこの世界のトイレは未だくみ取り式トイレなのである。最初この世界のトイレにはケンジは慣れなかったのだがくみ取り式はまだいい方で殆どのトイレはトイレ用の小さな川の上にトイレが建てられて川を跨いで用を足すのが普通だったのだ。
ケンジの屋敷のトイレもくみ取り式で便が貯まったら誰かがくみ取り便の処理場に捨てに行かなければならなかったのだ。そこで便の有効活動として畑の肥料代わりに畑を作ったのだった。
その為トイレ用の川は臭いがきついのだが国がお金を払い教会関係者がクリーンの魔法で浄化しているため綺麗なはずなのだが予算がなかなか取れないため、不衛生になる時がしばしばあるのだ。
だが、貴族街では下水道が完備されていて街中が不衛生になることは無かったのだが病気になると困る理由で下水道の浄化を先にしてから平民の方に回ってくるので予算が無いらしいのだった。
だが平民から不平不満が出ない為に平民街には公衆便所を設置し、衛生面をなんとかしようとはしていたのだった。トイレ掃除のくみ取りはギルドの依頼で出したり、依頼失敗続きの冒険者のペナルティーとして掃除させたりしていたのだった。
まあ、貴族や王族なんてこんなもんだよなと思いケンジは気にもしないようにしていた。
久しぶりに屋敷のご飯はゆっくりできて美味しく楽しいものだった。そして落ち着いたところでケンジはみんなに提案をしたのだった。
「ちょっとみんな聞いてくれないか?」
「主、なんでしょうか?」
「俺忘れていたんだけどダンジョンに入るとき兵士さんにパーティー名を聞かれてつけるのをすっかり忘れていたんだよ。」
「ああ、なるほど!」
「ご主人様、今までパーティーに名前付けていなかったのですか?」セバスは驚き信じられない様子で聞いてきたのだった。
「ああ、そうなんだよ。すっかり忘れていてな・・・」
「で主は今その名前を決めようと思ったのですね。」
「その通りだ!ギル。」
「はい!はい!は~~~い!」
「じゃマードックなんか提案があるのか?」
「ケンジ様とそのしもべ達でどうだ?」
「はい!却下!」
「どうしてだよ!」
「俺はお前たちをしもべと思ってないし、そんなパーティーなんかいやだ!」
「じゃあ、立花極心流は?」
「マイ・・・それはお前だけだろ・・・」
「やっぱだめか・・・」
「あたりまえだろ。もっと真剣に考えてくれよ・・・」
「・・・」
「やっぱりそこはご主人様が思ういい名前はありませんか?」
「システィナ、どういう具合がいいんだ?」
「あたしとしてはご主人様が決めた名前なら何でもいいのですが・・・」
ここでセバスが発言をするのだった。
「ご主人様、少しいいですか?」
「ああ、なんだセバス?」
「ここにいる者は全てご主人様の事なら何でも受け入れる者ばかりです。だからご主人様が決めた事に反対を述べる人間がいるとは思えないのでここはどうでしょう。」
「いつもご主人様が言葉に出している事柄を引用してみると言うのは?」
「うん・・・どうゆうことだ?」
「ご主人様はいつも生活の中でみんな楽しく暮らしていけるのが俺の幸せなんだと言っているじゃありませんか?そこからいい名前を決めてくださいませんか?」
ケンジはセバスの言葉にピンときてパーティー名を考えるのだった。
「セバスナイスアイデアだ!」
ケンジはメモ用紙に浮かんだパーティーの名前を書いた。
「何か浮かびましたか?」
「うん!【Freedom】はどうだろうか?」ケンジの書いた文字にみんなが身を乗り出して見るのだった。
「主、この暗号のような文字は?読めないのですが・・・」
この文字がわかるのはマイだけだがマイだけがケンちゃんらしいねと喜んでいたのだった。
「これは俺の前にいた所の文字でフリーダムと読むんだ。」
「で、どうゆう意味なんですか?」
「「自由!」」
それを聞いたギル達みんなはいつもケンジがみんな一緒に自由に楽しく暮らしていこう!の言葉を思い出し、みんなはなんか自分たちのパーティーにピッタリな名前だと笑顔になるのだった。
「ご主人様、取ってもいい名前が決まりましたね。」
「ああ、セバスのおかげだよ。ありがとな!」
このようにしてケンジのパーティーに名前が付けられたのと同時にケンジ達が活躍しFreedomの名前が世の中に知れ渡るのは時間の問題になるのだった。
*------*------*------*------*------*------*
ギルドではパーティーは2名から10名と枠は決まっているのである。それ以上、気の合った者同士が集まる場合、11人以上30人未満の場合ギルドに申請するとファミリーになるのである。
ファミリーを設立するには所属しているギルドに申請書を提出し、代表者がAランクでファミリーの拠点となるファミリーハウスを建てればファミリーが設立できるのである。
年間所属ギルドに100万ドゴンを税金として納めなければならない。
そして、信頼できる仲間がさらに増え30人以上になった場合、90人まで、つまりファミリーが3セットできるまでが連合となる。
その際拠点となるファミリーハウスは増築し新しくするなりし、仲間全員が住める拠点を作らなければならない。年間500万ドゴンを納めることで申請が通る。
そして、最終段階90人以上になるとレギュオンとなるのである!これはもう国ともいえるものでギルド依頼も国家相手に引けを取らないものと言えるだろう。
年間1000万ドゴンを納めることで申請が通る。
この年間費はあくまでも城壁内の土地税になるので城壁外にファミリーハウスを建てた場合、年間費は要らないが維持が大変になる。
城壁の外に建てても構わないが建てる人はまずいないであろう。理由はわかると思うが魔物や盗賊がいて安全に拠点が守れないからである。
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