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第3章 ダンジョンへ!
22話 中級ダンジョンへ!②
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ケンジ達はいつも通り馬車で移動し、中級ダンジョンに来たのだった。中級ダンジョンも入る時にギルドカードを見せ何日入るのか衛兵に伝えることになっているのである。
「お!初めて見るパーティーだな。パーティーネームは何というんだ?」
「え?パーティーネーム・・・そういえば決めてなかったっけ・・・」
「そうなのか?めずらしいな。普通すぐに決めるものなんだが・・・」
「まあ、どうでもいいし帰ってから決めてみますよ。ケンジとマイの名前でOKですか?」
「ああ、構わないよ。で、何階層で何日潜るんだ?」
「5階層までで一週間でお願いします。」
「ケンジにマイ・・・一週間・・・だな。」衛兵はケンジの言葉を聞きながら記帳するのだった。
「じゃOKだ。気をつけて。絶対無理はしちゃいかんぞ。特に君は生産者だから危ないと思ったら逃げるんだぞ。生きていてこそなんぼだからな。」
「はい!わかりました。いってきます!」ケンジは元気いっぱいに答えるのだった。
ケンジ達はダンジョンに踏み入れたのだが初級と違って中級は明かりが少ない感じがして暗く1m先も見えなかったのだった。
ケンジは危険が増すと思い【ライト】の魔法を唱えるのだった。
【ライト】
光属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 8時間
効果対象 一つの物体
効果範囲 掛けた対象を中心に半径3m
必要秘薬 ケサランパサラン1個
備考
物にかける事でその対象が光り輝く。
普通はランプのような容器に石ころを
入れてその石にかけて明かりを確保する。
すると、明かりが目印になり遠くから魔物がやってくるのであった。やってきた魔物はいきなりオークで豚の姿をした魔物でドロップアイテムの肉は庶民に人気の肉なので是非にでも出しておきたいところだ。
ギルが斥侯しているおかげで遠くからきているのがすぐに分かりマードックはダンススキル、システィナはソングスキルを使い、セイラはみんなに神聖魔法でバフをかけていく。この3人のスキルだけでオークは手も足もでないほど強化されているのである。
オークが5匹やってきたが強化魔法のおかげでプリムがバルキリーのアクティブスキルのワイドアタック一発でオークは全滅し、ダンジョンに吸収されドロップアイテムがその場に残るのだった。
するとその場に残ったドロップアイテムは初級ダンジョンでドロップした量と質が違っていて、肉だけだと思っていたのだが地上で狩った時の様に素材で売れるものが全部出ていたのだった。
ドロップアイテムは牙・肝臓・睾丸・上質な肉50kg・魔石5体分全てがドロップしたのだった。
「主!なんかおかしいぞ!」
「マードックどうしたんだ?」
「ドロップアイテムが地上で解体した時のように売れるもの全部残ってる。それも5体全てだ。」
「おお!全然変じゃない、ラッキーだな。」
「ご主人様やっぱおかしいですよ。普通はそんなドロップで全て残るなんて聞いたことありませんよ。」
「でも、実質残ってるんだろ?じゃあ、問題はないし貰っておけばいいじゃないのか?反対に何も出ないよりいいだろ?」
「なあ、そうなんだけどさ・・・」
「まあ、全部ギルのマジックバックにしまっておいてくれ。」
「はい!わかりました。」
おかしいと思いながらケンジ達は奥に進み魔物を出てきた端から全部狩っていくのだった。そしてその魔物で売れる素材全てドロップしていくのだった。
「マードックこれってどうおもう?」
「ギルが解らないのに俺が解る訳ないだろ。」
そう!もう気付いている方もいると思うが、これは全てケンジのおかげでLUK値が幸運の指輪で100にブーストされているからなのである。
ドロップアイテムは討伐したパーティーのLUK値が最高の人物が適応されるのである。つまり、パーティーにLUK値が高い人がいればそれだけで色んな幸運が舞い降りるのである。
そして、そのLUK値が3桁の冒険者は今までいなかったので、ダンジョンでのドロップアイテムが全て出るなんて思いもしなかったのだ。
そして、2階層に続く階段に着いたときにはケンジとマイの受けた依頼、オーガの素材はすべてそろってしまったのだった。
普通はドロップアイテムは1種類しか出ない為すべてを揃えるには何匹も狩らなければいけないのだが、ドロップアイテムが全て出てしまう為早々と終ってしまったのだった。
「こんな事ならもっといっぱい依頼を受けるんだったな・・・」
「うん・・・」
ケンジとマイはどうゆう事なのか解らず依頼内容が終わったにもかかわらず沈んで落ち込むのだった。
「主、どうします?5階層まで一気におりますか?」
「そうだな・・・なるべく魔物はスルーして5階層まで一気に降りてしまおう。」
なぜ、ケンジ達は初めて来た中級ダンジョンなのに一気に5階層までこれたかとゆうと浅い階層5階層ぐらいならダンジョンのまわりにできた簡易村で出張ギルドにダンジョンの地図が売っているのである。
ケンジ達はそれを買っていたのだった。おかげで迷わず5階層までこれて、一回来てしまえばケンジのレアスキルの世界地図にインプットしてしまえるのでゴミになるが安いので問題ないのだった。
「いつ来てもこのダンジョン内のフィールドエリアって不思議だよな・・・ダンジョン内なのに太陽があるみたいに明るいし夜になったら暗くなるしどんなからくりになってるんだろうな?」
「ご主人様はは変なとこに疑問を持つんですね。」オリヴィアは首を傾げてニコリと笑うのだった。
「でも、不思議に思わないか?」
「確かに言われれば不思議に思いますが気にしたことなかったですよ。それが普通だと思ってましたしね。」
「そうゆうものか・・・」
「そうゆうものですよ。」
すると先行していたギルからケンジを呼ぶ声がするのだった。
「どうしたギル?そんな声を出して。」
「主、これを見てください・・・」
ギルが下を指刺した先には依頼内容の月光草が所狭しと生えていたのだった。
「なんじゃこりゃ!月光草って一本づつしか生えていないものじゃないのか?」
ケンジ達は驚きのあまり声を上げてしまったのだった。
「主!やっぱりなんかおかしいですよ。初級ダンジョンのように異変が起こっているんじゃないでしょうか?」
「だが、初級の時のように魔物が溢れているとかじゃないし、ドロップアイテムが多いだけだっただろ?この月光草もあちこち回らなくて幸運・・・」
幸運という言葉を口にしたケンジはハッとした表情になる。
「ご主人様?・・・どうかしましたか?」
システィナはケンジが心配になりみつめるのだった。
するとケンジは全ての謎が解けた様に笑いだすのだった。
「あはははは!」
「ケンちゃん?」「「主?」」「「「「ご主人様?」」」」
「ああ、おかしなことが解ったかもしれない!」
「なにがわかったのですか?」
「これだよこれ!」ケンジは手を広げて幸運の指輪をみんなに見せるのだった。
「その指輪がどうしたのですか?」
「ずっと前に俺一人でギルドに行って皆に心配させたときあっただろ。あの時ゴッドオーダーで出た物なんだよ。」
「それがどうしたのです?」
「これはな幸運の指輪と言ってステータスのLUK値を+35する逸品なんだ。」
「「「「「「「えええ!!」」」」」」」「LUK値を上昇?そんなアイテムがあるのですか?」
「ああ、このアイテムにより俺のLUK値は3桁になっているんだ。」
このケンジの言葉にみんなは口を開けたまま放心状態になっていたのだった。
「つまり・・・多分だがこの月光草やドロップアイテムの幸運はこれしか考えられないってことだ。」
「ってことは、ダンジョンに異常が出ているんじゃなくて、主が異常ってことなのか?」
「マードック・・・言葉を選べ!なんか俺が異常者みたいに聞こえるだろ。」
「す・・・すいません・・・」
このやり取りを見てみんなが笑うのだった。
「ってことはだ、たぶんこの先もっとすごい事が起きてもおかしくないぞ。」
「ご主人様、どうゆうことですか?」
「まあ、システィナ見てなって!」
ケンジ達は月光草を全部採取し、ケンジは世界地図にマークを付けて次来るときまた月光草の依頼を受けたら儲かると思い嬉しくなるのだった。
この群生地は月光草100本以上生えていたのだった。
そしてフィールドエリアの岩場や崖の場所にきてケンジは採掘を始め、ギル達は周りを注意し護衛を始めるのだった。
*------*------*------*------*
魔法のレベルの名称をレベルから階位に変えました。
なんかレベルだと職業レベルや種族レベルのように上がる感じがして
ややこしくなると思ったからです。
魔法は1階位から10階位まで今のところはあり
1階位は簡単に使える魔法で数字が上がるにつれ、職業レベル、魔法スキルが
高くないと扱えない。
「お!初めて見るパーティーだな。パーティーネームは何というんだ?」
「え?パーティーネーム・・・そういえば決めてなかったっけ・・・」
「そうなのか?めずらしいな。普通すぐに決めるものなんだが・・・」
「まあ、どうでもいいし帰ってから決めてみますよ。ケンジとマイの名前でOKですか?」
「ああ、構わないよ。で、何階層で何日潜るんだ?」
「5階層までで一週間でお願いします。」
「ケンジにマイ・・・一週間・・・だな。」衛兵はケンジの言葉を聞きながら記帳するのだった。
「じゃOKだ。気をつけて。絶対無理はしちゃいかんぞ。特に君は生産者だから危ないと思ったら逃げるんだぞ。生きていてこそなんぼだからな。」
「はい!わかりました。いってきます!」ケンジは元気いっぱいに答えるのだった。
ケンジ達はダンジョンに踏み入れたのだが初級と違って中級は明かりが少ない感じがして暗く1m先も見えなかったのだった。
ケンジは危険が増すと思い【ライト】の魔法を唱えるのだった。
【ライト】
光属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 0.75秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 8時間
効果対象 一つの物体
効果範囲 掛けた対象を中心に半径3m
必要秘薬 ケサランパサラン1個
備考
物にかける事でその対象が光り輝く。
普通はランプのような容器に石ころを
入れてその石にかけて明かりを確保する。
すると、明かりが目印になり遠くから魔物がやってくるのであった。やってきた魔物はいきなりオークで豚の姿をした魔物でドロップアイテムの肉は庶民に人気の肉なので是非にでも出しておきたいところだ。
ギルが斥侯しているおかげで遠くからきているのがすぐに分かりマードックはダンススキル、システィナはソングスキルを使い、セイラはみんなに神聖魔法でバフをかけていく。この3人のスキルだけでオークは手も足もでないほど強化されているのである。
オークが5匹やってきたが強化魔法のおかげでプリムがバルキリーのアクティブスキルのワイドアタック一発でオークは全滅し、ダンジョンに吸収されドロップアイテムがその場に残るのだった。
するとその場に残ったドロップアイテムは初級ダンジョンでドロップした量と質が違っていて、肉だけだと思っていたのだが地上で狩った時の様に素材で売れるものが全部出ていたのだった。
ドロップアイテムは牙・肝臓・睾丸・上質な肉50kg・魔石5体分全てがドロップしたのだった。
「主!なんかおかしいぞ!」
「マードックどうしたんだ?」
「ドロップアイテムが地上で解体した時のように売れるもの全部残ってる。それも5体全てだ。」
「おお!全然変じゃない、ラッキーだな。」
「ご主人様やっぱおかしいですよ。普通はそんなドロップで全て残るなんて聞いたことありませんよ。」
「でも、実質残ってるんだろ?じゃあ、問題はないし貰っておけばいいじゃないのか?反対に何も出ないよりいいだろ?」
「なあ、そうなんだけどさ・・・」
「まあ、全部ギルのマジックバックにしまっておいてくれ。」
「はい!わかりました。」
おかしいと思いながらケンジ達は奥に進み魔物を出てきた端から全部狩っていくのだった。そしてその魔物で売れる素材全てドロップしていくのだった。
「マードックこれってどうおもう?」
「ギルが解らないのに俺が解る訳ないだろ。」
そう!もう気付いている方もいると思うが、これは全てケンジのおかげでLUK値が幸運の指輪で100にブーストされているからなのである。
ドロップアイテムは討伐したパーティーのLUK値が最高の人物が適応されるのである。つまり、パーティーにLUK値が高い人がいればそれだけで色んな幸運が舞い降りるのである。
そして、そのLUK値が3桁の冒険者は今までいなかったので、ダンジョンでのドロップアイテムが全て出るなんて思いもしなかったのだ。
そして、2階層に続く階段に着いたときにはケンジとマイの受けた依頼、オーガの素材はすべてそろってしまったのだった。
普通はドロップアイテムは1種類しか出ない為すべてを揃えるには何匹も狩らなければいけないのだが、ドロップアイテムが全て出てしまう為早々と終ってしまったのだった。
「こんな事ならもっといっぱい依頼を受けるんだったな・・・」
「うん・・・」
ケンジとマイはどうゆう事なのか解らず依頼内容が終わったにもかかわらず沈んで落ち込むのだった。
「主、どうします?5階層まで一気におりますか?」
「そうだな・・・なるべく魔物はスルーして5階層まで一気に降りてしまおう。」
なぜ、ケンジ達は初めて来た中級ダンジョンなのに一気に5階層までこれたかとゆうと浅い階層5階層ぐらいならダンジョンのまわりにできた簡易村で出張ギルドにダンジョンの地図が売っているのである。
ケンジ達はそれを買っていたのだった。おかげで迷わず5階層までこれて、一回来てしまえばケンジのレアスキルの世界地図にインプットしてしまえるのでゴミになるが安いので問題ないのだった。
「いつ来てもこのダンジョン内のフィールドエリアって不思議だよな・・・ダンジョン内なのに太陽があるみたいに明るいし夜になったら暗くなるしどんなからくりになってるんだろうな?」
「ご主人様はは変なとこに疑問を持つんですね。」オリヴィアは首を傾げてニコリと笑うのだった。
「でも、不思議に思わないか?」
「確かに言われれば不思議に思いますが気にしたことなかったですよ。それが普通だと思ってましたしね。」
「そうゆうものか・・・」
「そうゆうものですよ。」
すると先行していたギルからケンジを呼ぶ声がするのだった。
「どうしたギル?そんな声を出して。」
「主、これを見てください・・・」
ギルが下を指刺した先には依頼内容の月光草が所狭しと生えていたのだった。
「なんじゃこりゃ!月光草って一本づつしか生えていないものじゃないのか?」
ケンジ達は驚きのあまり声を上げてしまったのだった。
「主!やっぱりなんかおかしいですよ。初級ダンジョンのように異変が起こっているんじゃないでしょうか?」
「だが、初級の時のように魔物が溢れているとかじゃないし、ドロップアイテムが多いだけだっただろ?この月光草もあちこち回らなくて幸運・・・」
幸運という言葉を口にしたケンジはハッとした表情になる。
「ご主人様?・・・どうかしましたか?」
システィナはケンジが心配になりみつめるのだった。
するとケンジは全ての謎が解けた様に笑いだすのだった。
「あはははは!」
「ケンちゃん?」「「主?」」「「「「ご主人様?」」」」
「ああ、おかしなことが解ったかもしれない!」
「なにがわかったのですか?」
「これだよこれ!」ケンジは手を広げて幸運の指輪をみんなに見せるのだった。
「その指輪がどうしたのですか?」
「ずっと前に俺一人でギルドに行って皆に心配させたときあっただろ。あの時ゴッドオーダーで出た物なんだよ。」
「それがどうしたのです?」
「これはな幸運の指輪と言ってステータスのLUK値を+35する逸品なんだ。」
「「「「「「「えええ!!」」」」」」」「LUK値を上昇?そんなアイテムがあるのですか?」
「ああ、このアイテムにより俺のLUK値は3桁になっているんだ。」
このケンジの言葉にみんなは口を開けたまま放心状態になっていたのだった。
「つまり・・・多分だがこの月光草やドロップアイテムの幸運はこれしか考えられないってことだ。」
「ってことは、ダンジョンに異常が出ているんじゃなくて、主が異常ってことなのか?」
「マードック・・・言葉を選べ!なんか俺が異常者みたいに聞こえるだろ。」
「す・・・すいません・・・」
このやり取りを見てみんなが笑うのだった。
「ってことはだ、たぶんこの先もっとすごい事が起きてもおかしくないぞ。」
「ご主人様、どうゆうことですか?」
「まあ、システィナ見てなって!」
ケンジ達は月光草を全部採取し、ケンジは世界地図にマークを付けて次来るときまた月光草の依頼を受けたら儲かると思い嬉しくなるのだった。
この群生地は月光草100本以上生えていたのだった。
そしてフィールドエリアの岩場や崖の場所にきてケンジは採掘を始め、ギル達は周りを注意し護衛を始めるのだった。
*------*------*------*------*
魔法のレベルの名称をレベルから階位に変えました。
なんかレベルだと職業レベルや種族レベルのように上がる感じがして
ややこしくなると思ったからです。
魔法は1階位から10階位まで今のところはあり
1階位は簡単に使える魔法で数字が上がるにつれ、職業レベル、魔法スキルが
高くないと扱えない。
応援ありがとうございます!
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