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第2章 新たな国へ!
12話 家を購入!④
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ギルスレインは、ケンジはこの家の主なんだから、当然この家の中で一番大きくて立派な部屋を使うべきだと進言するのだった。これを聞き、マイマールもその通りだと頷き、みんなそろって強引にケンジの部屋を、一番大きな部屋にしたのだった。ケンジは、その一番大きな部屋に入りため息をつくのである。
「あぁ……こんな大きな部屋はいいけど落ち着かないな……」
「ご主人様、部屋の家具とかは、まだ置かないのですか?」
「ああ……そうだな。ゆっくりしたいし配置していくか」
ケンジは、ベットも大きいサイズを買っていて、本来はもっと小さな物にしていたのだが、システィナ達が自分達も日替わりで奉仕する為、もっと大きなベットを買うようにお願いしてきて、この大きなキングサイズのベットになったのである。
「ケンちゃん……あたしも、ホントにこの家に住んでもいいの?」
「当たり前だろ?マイは前世ですっごい苦労をしてまで、俺を追ってきてくれたんだろ?」
「うん。そうなんだけど……やっぱり家まで、一緒に住むのは違うのかなって思ちゃって……」
「なんだよいきなりそんな事考えて!ちゃんと、部屋は別々だし今更遠慮するなよ!」
「うん、ケンちゃんありがとね」
マイマールは、ケンジの言葉に照れながらお礼を言うのだった。
「あの、ご主人様……あたし達の部屋はどこになるのですか?」
「うん?みんなの部屋は、こんだけ多くの部屋が余ってるんだしどこでもいいぞ?」
「「え?」」
システィナとプリムが、それを聞いて驚くのだった。
「ご主人様!何言ってんですか!あたし達に個室はいらないです……」
「そうですよ!そんな勿体ない事しないでください。雨風防げるだけでも幸せなのに、どこか離れの大部屋みたいなところで十分です」
システィナ達は、今までケンジの優しさに甘えて、宿屋で同じ部屋に泊まらせてもらっていたのにケンジの優しさにまた甘え、個室を貰うのは駄目だと思っていたのだった。
「いや、これだけ部屋があるのに、使わないのは勿体ないじゃないか」
「いえ、主……これ以上、主に甘えるのは違うと思います」
ギルスレインは、厳しい顔つきで言ってくるのだった。それに追従するように、普段無口なマードックやオリヴィアも、ウンウンと頷いていたのだった。
「そんな事言っても、部屋はこの屋敷しかないし、個室使うしかないだろ?だから、ギル達も遠慮しないで使ったらいいよ」
そう言うと、黙っていたセイラが思いついたように、発言してきたのだ。
「ご主人。ちょっといいですか?あの前の店舗の2階部分に大きな部屋があるのですが、そこを私達に住まわせてくれませんか?」
「何でそんな、わざわざ店舗の寒い所で住むんだ?ここでいいじゃないか」
「ご主人様……ご主人様が、私達を大事にしてくれる気持ちは充分伝わってありがたいのですが、これ以上甘えてしまってはホント大事なところで、私達が失敗してしまうのです。それが私は怖いです……この住む場所の格差だけでもつけてもらえませんか?」
セイラは発言し、頭を下げてケンジに懇願してくるのだった。それにならって、ギルスレイン達も一緒になって頭を下げるのだった。
ケンジは、セイラにそういわれて、黙ってしまうのだった。
「ケンちゃん!ケンちゃんの気持ちはわかるけど、それが普通の事なんだよ」
「なんだよ!マイまでそんな事を言うなよ」
「あたしも、転生じゃなく転移してこの世界に来たなら、ケンちゃんと同じ気持ちになってたと思うよ。でも、この世界で生きてきたあたしにとって、こういう事は普通だと思うんだよ。だから、セイラ達の言う事は主と奴隷の立場を明確にして、いつでも主を一番に優先するという気持ちなんだよ」
「主、覚えていますか?マイさんと初めて会った時の事を……」
「ああ、覚えているよ」
「私達はあの時、主の優しさに甘え主に対して、責任を取れとか非難してしまいました。本来、奴隷はそんな事絶対にしちゃいけないのです。ですが、私達はそんな普通の常識である事を忘れ、主に対して甘えてが出てしまったのです……」
「いや、もうその事は気にしていないし、気にするなと言ったろ?」
「だから、もうそんな過ちを繰り返さない為にも、自分達が奴隷だと忘れないように、個室なんてそんな贅沢な事を受けたら駄目なのです」
ケンジは、ギルスレインの言う事を考え、目をつむり黙ったのだった。
「みんなも、気持ちはかわらないのか?」
「「「「「はい!」」」」」
「わかったよ……みんなの好きにしたらいいよ。だけど、我儘は個室だけだからな!ご飯は、みんなでここで食べるように!」
「「「「「「え?」」」」」」
「え?じゃない!それ以上の差別を、俺はするつもりはないよ。いいな!」
ギルスレイン達は、ケンジの優しさに顔を伏せながら静かに頭を下げて礼を言い、ギルスレイン達は涙が出そうになるのだった。
ケンジは、黙って部屋を出ていくので、マイマールも黙ってケンジの後について部屋を出ていくのだった。
「ケンちゃん、相変わらず優しいんだから……で、どこにいくの?」
「マイ……なんで、あんな事を言ったんだ?俺が、ギル達を奴隷扱いしないのは分かっているだろ?」
「だって、この間からギルが考え込んでいたから、心配になってたんだもの。この世界には、この世界の常識があると思うよ」
「だからって、それを言う通りにしなきゃいけないなんて事はないだろ?もし、それが常識だなんていうなら、主である俺がどのようにギル達を扱っても問題はないはずだろ?違うか?」
「えぇ、それは構わないと思うわ」
「だったら、何でマイはギル達を援護するような事を言うんだよ!」
「ケンちゃんよく聞いて。あたしは、ギル達の気持ちを読んだだけだよ。ケンちゃんが、奴隷の扱いにカルチャーショックを受けてるように、ギル達もまたケンちゃんの奴隷への扱いに戸惑っているのよ。だから、今はお互い少しづつで良いから歩み寄り落としどころを、探っていったらいいんじゃないのかなって思ったの!」
「……」
「あのまま、ケンちゃんがギル達の基本的な扱いを知らないまま、あの状態を続けたらどうなるか?あたし達が会った時のように、身内だけで済んでるならいいと思うけど、外にも被害が出た時困るのはケンちゃんなんだよ」
「なぜ困る事に?」
「最悪の状況を考えると、ギル達はケンちゃんに甘えて、2週間程度であんな態度が出たんでしょ?このままあの状態が続いて、もしその対象が貴族に出たらどうなるのか考えてみてよ!」
「あっ!」
「奴隷はもちろん、ケンちゃんも不敬罪で死刑!主であるケンちゃんも、責任を取る事になるんだよ!」
ケンジは、マイマールの言う事を黙って聞き、目をつむるしかなかったのだった。マイマールは、この世界での15年間の経験があり、ケンジはその事を忘れていたのである。
ここは、ケンジの知っている地球じゃなく、危険な世界で魔物や盗賊、貴族もいるガイアースである事を、改めて思い知らされるのだった。
「マイ……」
「うん、なあに?」
「忠告ありがとな……そこまで考えがなかったよ。これからも、俺がいきすぎたらブレーキ役を頼むな……」
「ブレーキ役だけなの?」
マイマールは、ちょっと不満げに尋ねて、口をとがらせて拗ねる真似をするのだった。
「いや……そうじゃないな!これからも一緒に俺の隣にいてくれ!」
ケンジは、結婚という言葉がまだ使えなくて、隣にいてくれと照れながら言ったのだった。
「ケンちゃんには、まだそれが精一杯か……」
マイマールは、ケンジのヘタレ具合に小さな声で言ったのだった。
「んっ?何か言ったか?」
「いいえ、別にぃ~~~」
「なんだよ!その目は!」
マイマールは、ケンジがハッキリ言ってくれないので、ジト目でケンジを見つめたのだった。
「で、ケンちゃんどこに行くのよ。」
「ああ、店舗の建物だよ。あのままじゃ寒くて、ギル達が風邪でも引いたら困るからな」
「また、ケンちゃんたら過保護なんだから……」
「まあ、そのくらいいいだろ!土魔法で、隙間風が吹かないようにして暖かくしてやらないとな」
そう言いながら、ケンジは大部屋に土魔法をかけて建物のひずみを直し、大部屋の外側に木属性の魔法※①【プラントウォール】を唱えて壁一面、ツタを生やし断熱材の代わりにしたのだった。
ケンジは、大部屋にベットを人数分とタンスや机など置き、少しでも生活しやすくしたのだった。
それを見ていた、マイマールはジト目でケンジを見ていたのだった。
*-----*-----*-----*-----*
この話でてきた魔法
【プラントウォール】
木属性魔法 2階位
消費MP 10
詠唱速度 5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 なし
効果対象 一つの場所
効果範囲 レベル×50cm四方の壁(以内なら任意に大きさを設定可)
必要秘薬 マンドラゴラの根・アビスの葉・魔水の苔、各1個
備考
植物の壁を作り出すことが出来る。術者のイメージ次第でどんな
植物か選ぶことが可能。
魔法使い職業レベル10魔法スキル15.00で使用可能。
「あぁ……こんな大きな部屋はいいけど落ち着かないな……」
「ご主人様、部屋の家具とかは、まだ置かないのですか?」
「ああ……そうだな。ゆっくりしたいし配置していくか」
ケンジは、ベットも大きいサイズを買っていて、本来はもっと小さな物にしていたのだが、システィナ達が自分達も日替わりで奉仕する為、もっと大きなベットを買うようにお願いしてきて、この大きなキングサイズのベットになったのである。
「ケンちゃん……あたしも、ホントにこの家に住んでもいいの?」
「当たり前だろ?マイは前世ですっごい苦労をしてまで、俺を追ってきてくれたんだろ?」
「うん。そうなんだけど……やっぱり家まで、一緒に住むのは違うのかなって思ちゃって……」
「なんだよいきなりそんな事考えて!ちゃんと、部屋は別々だし今更遠慮するなよ!」
「うん、ケンちゃんありがとね」
マイマールは、ケンジの言葉に照れながらお礼を言うのだった。
「あの、ご主人様……あたし達の部屋はどこになるのですか?」
「うん?みんなの部屋は、こんだけ多くの部屋が余ってるんだしどこでもいいぞ?」
「「え?」」
システィナとプリムが、それを聞いて驚くのだった。
「ご主人様!何言ってんですか!あたし達に個室はいらないです……」
「そうですよ!そんな勿体ない事しないでください。雨風防げるだけでも幸せなのに、どこか離れの大部屋みたいなところで十分です」
システィナ達は、今までケンジの優しさに甘えて、宿屋で同じ部屋に泊まらせてもらっていたのにケンジの優しさにまた甘え、個室を貰うのは駄目だと思っていたのだった。
「いや、これだけ部屋があるのに、使わないのは勿体ないじゃないか」
「いえ、主……これ以上、主に甘えるのは違うと思います」
ギルスレインは、厳しい顔つきで言ってくるのだった。それに追従するように、普段無口なマードックやオリヴィアも、ウンウンと頷いていたのだった。
「そんな事言っても、部屋はこの屋敷しかないし、個室使うしかないだろ?だから、ギル達も遠慮しないで使ったらいいよ」
そう言うと、黙っていたセイラが思いついたように、発言してきたのだ。
「ご主人。ちょっといいですか?あの前の店舗の2階部分に大きな部屋があるのですが、そこを私達に住まわせてくれませんか?」
「何でそんな、わざわざ店舗の寒い所で住むんだ?ここでいいじゃないか」
「ご主人様……ご主人様が、私達を大事にしてくれる気持ちは充分伝わってありがたいのですが、これ以上甘えてしまってはホント大事なところで、私達が失敗してしまうのです。それが私は怖いです……この住む場所の格差だけでもつけてもらえませんか?」
セイラは発言し、頭を下げてケンジに懇願してくるのだった。それにならって、ギルスレイン達も一緒になって頭を下げるのだった。
ケンジは、セイラにそういわれて、黙ってしまうのだった。
「ケンちゃん!ケンちゃんの気持ちはわかるけど、それが普通の事なんだよ」
「なんだよ!マイまでそんな事を言うなよ」
「あたしも、転生じゃなく転移してこの世界に来たなら、ケンちゃんと同じ気持ちになってたと思うよ。でも、この世界で生きてきたあたしにとって、こういう事は普通だと思うんだよ。だから、セイラ達の言う事は主と奴隷の立場を明確にして、いつでも主を一番に優先するという気持ちなんだよ」
「主、覚えていますか?マイさんと初めて会った時の事を……」
「ああ、覚えているよ」
「私達はあの時、主の優しさに甘え主に対して、責任を取れとか非難してしまいました。本来、奴隷はそんな事絶対にしちゃいけないのです。ですが、私達はそんな普通の常識である事を忘れ、主に対して甘えてが出てしまったのです……」
「いや、もうその事は気にしていないし、気にするなと言ったろ?」
「だから、もうそんな過ちを繰り返さない為にも、自分達が奴隷だと忘れないように、個室なんてそんな贅沢な事を受けたら駄目なのです」
ケンジは、ギルスレインの言う事を考え、目をつむり黙ったのだった。
「みんなも、気持ちはかわらないのか?」
「「「「「はい!」」」」」
「わかったよ……みんなの好きにしたらいいよ。だけど、我儘は個室だけだからな!ご飯は、みんなでここで食べるように!」
「「「「「「え?」」」」」」
「え?じゃない!それ以上の差別を、俺はするつもりはないよ。いいな!」
ギルスレイン達は、ケンジの優しさに顔を伏せながら静かに頭を下げて礼を言い、ギルスレイン達は涙が出そうになるのだった。
ケンジは、黙って部屋を出ていくので、マイマールも黙ってケンジの後について部屋を出ていくのだった。
「ケンちゃん、相変わらず優しいんだから……で、どこにいくの?」
「マイ……なんで、あんな事を言ったんだ?俺が、ギル達を奴隷扱いしないのは分かっているだろ?」
「だって、この間からギルが考え込んでいたから、心配になってたんだもの。この世界には、この世界の常識があると思うよ」
「だからって、それを言う通りにしなきゃいけないなんて事はないだろ?もし、それが常識だなんていうなら、主である俺がどのようにギル達を扱っても問題はないはずだろ?違うか?」
「えぇ、それは構わないと思うわ」
「だったら、何でマイはギル達を援護するような事を言うんだよ!」
「ケンちゃんよく聞いて。あたしは、ギル達の気持ちを読んだだけだよ。ケンちゃんが、奴隷の扱いにカルチャーショックを受けてるように、ギル達もまたケンちゃんの奴隷への扱いに戸惑っているのよ。だから、今はお互い少しづつで良いから歩み寄り落としどころを、探っていったらいいんじゃないのかなって思ったの!」
「……」
「あのまま、ケンちゃんがギル達の基本的な扱いを知らないまま、あの状態を続けたらどうなるか?あたし達が会った時のように、身内だけで済んでるならいいと思うけど、外にも被害が出た時困るのはケンちゃんなんだよ」
「なぜ困る事に?」
「最悪の状況を考えると、ギル達はケンちゃんに甘えて、2週間程度であんな態度が出たんでしょ?このままあの状態が続いて、もしその対象が貴族に出たらどうなるのか考えてみてよ!」
「あっ!」
「奴隷はもちろん、ケンちゃんも不敬罪で死刑!主であるケンちゃんも、責任を取る事になるんだよ!」
ケンジは、マイマールの言う事を黙って聞き、目をつむるしかなかったのだった。マイマールは、この世界での15年間の経験があり、ケンジはその事を忘れていたのである。
ここは、ケンジの知っている地球じゃなく、危険な世界で魔物や盗賊、貴族もいるガイアースである事を、改めて思い知らされるのだった。
「マイ……」
「うん、なあに?」
「忠告ありがとな……そこまで考えがなかったよ。これからも、俺がいきすぎたらブレーキ役を頼むな……」
「ブレーキ役だけなの?」
マイマールは、ちょっと不満げに尋ねて、口をとがらせて拗ねる真似をするのだった。
「いや……そうじゃないな!これからも一緒に俺の隣にいてくれ!」
ケンジは、結婚という言葉がまだ使えなくて、隣にいてくれと照れながら言ったのだった。
「ケンちゃんには、まだそれが精一杯か……」
マイマールは、ケンジのヘタレ具合に小さな声で言ったのだった。
「んっ?何か言ったか?」
「いいえ、別にぃ~~~」
「なんだよ!その目は!」
マイマールは、ケンジがハッキリ言ってくれないので、ジト目でケンジを見つめたのだった。
「で、ケンちゃんどこに行くのよ。」
「ああ、店舗の建物だよ。あのままじゃ寒くて、ギル達が風邪でも引いたら困るからな」
「また、ケンちゃんたら過保護なんだから……」
「まあ、そのくらいいいだろ!土魔法で、隙間風が吹かないようにして暖かくしてやらないとな」
そう言いながら、ケンジは大部屋に土魔法をかけて建物のひずみを直し、大部屋の外側に木属性の魔法※①【プラントウォール】を唱えて壁一面、ツタを生やし断熱材の代わりにしたのだった。
ケンジは、大部屋にベットを人数分とタンスや机など置き、少しでも生活しやすくしたのだった。
それを見ていた、マイマールはジト目でケンジを見ていたのだった。
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この話でてきた魔法
【プラントウォール】
木属性魔法 2階位
消費MP 10
詠唱速度 5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 なし
効果対象 一つの場所
効果範囲 レベル×50cm四方の壁(以内なら任意に大きさを設定可)
必要秘薬 マンドラゴラの根・アビスの葉・魔水の苔、各1個
備考
植物の壁を作り出すことが出来る。術者のイメージ次第でどんな
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魔法使い職業レベル10魔法スキル15.00で使用可能。
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