24 / 619
第1章 異世界に!
23話 ギルドの依頼をこなしに行こう!①
しおりを挟む
次の日の朝、みんなでギルドの依頼を受ける為、ケンジは朝早く起きるのだった。
朝起きると、今日はケンジの、ベットにはシスティナが裸で寝ているのだった。昨日は、システィナが奉仕をすると言って、ケンジのベットに入り込んで来たのだった。ケンジは昨日もやったし、明日も早いからと断ったのだ。
「昨日はプリムでまだ奉仕していません!」
システィナは、ケンジに断られ涙目になり訴えてきたので、結局はケンジも誘惑に負けてしまい、昨日もやってしまった。
昨日の事もあるので、ケンジは部屋の外に声がもれないように部屋に※①【サイレンス】を掛けたのだった。
「システィナ起きろ!もう朝だぞ。」
「ご主人様・・・足腰が立ちません・・・無理です・・・」
「だから言ったじゃないか・・・今日は朝が早いからやめようって・・・しょうがない、ヒールをかけてやるよ。」
※②【グレーターヒール】をかけると、システィナは体力が戻り、動けるようになり、ベットから飛び起きることができたのだった。
「さすが!ご主人様!ありがとうございます。」
「調子のいいやつめ。グレーターヒール代、金貨5枚だからな。」
ケンジは、笑いながら意地悪そうに、システィナに言うのだった。
「はい・・・わかりました・・・」
システィナは死にそうなくらい落ち込むのであった・・・
それを見た、ケンジは慌てて言い直すのだった。
「冗談だ!冗談!本気にするな。」
ドタバタしながら、朝の準備をすませ、朝ご飯を宿屋の食堂で食べていたら、親父さんが厨房から出てきて、ニヤニヤして話しかけてきた。
「昨日はしずかだったなあ」
それを、聞いた女将さんは慌てた様子で、親父さんの頭をたたき厨房へ追いやったのだった。それを聞き、ケンジ達は顔が真っ赤になり、周りのお客さんから、嫉妬や羨ましさでケンジ達は冒険者から色々言われるのだった。
「まだ、ガキのくせに!」
「照れて可愛い。」
「今晩はあたしとやる」
ケンジは、色々言われさっさと朝ご飯をすませギルドに向かう事にした。ギルドに着いた、ケンジ達は今日から、本格的に仕事をしていかないと、生活費はまだ十分にあるとはいえ、仕事をしないとお金が減っていく一方なので、真剣に依頼をさがすのだった。
「ご主人様は、どのスキルを育てようと、思っているのですか?」
「ああ、言ってなかったな。とりあえず採掘のスキルを上げ、掘った鉄鉱石で鍛冶のスキルを、上げていこうと思っているよ。」
「へええ、鍛冶ですか。鍛冶のスキルが上がったなら武器の修理も出来るし、お得な感じですね。」
「まあ、グランドマスターになるまでは、ギルスレイン達の装備品は修理依頼した方がいいけどな。早くグランドマスターになりたいものだよ。」
そう言いながら、ケンジは掲示板に張ってある依頼書を手に取り、鉄のインゴット100個と、癒し草10本以上(いくつでも可)毒草10本(いくつでも可)という、3つの依頼書を手に取り受付に持っていくのであった。
「アンナさん、おはようございます。」
「あ、ケンジ様でしたね。今日から依頼を受けるのですか?」
「はい。よろしくです。今日は、この3つを受けようと思います。」
「なるほど。ケンジ様はいずれ、鍛冶士になるおつもりですか?」
「はい!まずは、採掘師を極めてその材料で、鍛冶士になろうと思います。」
「長い道のりですが、頑張ってくださいね。」
マリアは、両手をグーにして胸の前に、両手を持っていき明るく応援してくれた。
そして、採掘場の場所は知っていますか?と聞いてきたので場所を聞くと、町から1時間ぐらいの場所に初心者にうってつけの場所があり、鉄鉱石しか掘れない場所があるそうなので、初心者はその場所に行ってみると良いといわれた。
「この場所は、初心者用で鉄鉱石しか掘れない場所なんです。近い場所なんで、結構便利なんですよ。」
「へええ!ここなら、日帰り出来て便利ですね。」
「だけど、周りには絶対注意してくださいね。」
「なんだ?盗賊でも出るのですか?」
「盗賊もそうなんですが・・・・この間も、言った通り後継者不足で、今は新人はケンジ様くらいしかいないんですよ。」
「あ、なるほど・・・」
「そうです・・・昔なら、この場所も採掘士もいっぱいいて、護衛の方々もいっぱいいたのですが、今は多分ケンジ様しかいないと思うんです。だから、魔物や盗賊が来たら何が何でも、逃げてくださいね。戦おうと思ったら絶対駄目ですよ!」
ケンジは、しつこいぐらいマリアに、念を押されたのだった。
「では、ケンジ様ギルドカードを、出してください。」
マリアは、町からも近いし大丈夫だろうと思いますがと、注釈を入れながら席の横にあるボックスに、ケンジのギルドカードを差し込み、受注内容を打ち込み受注をすませるのだった。
「それじゃ、ギルドカードをお返ししますね。気を付けていってらしゃいませ。」
ギルド依頼
Fランク以来
鉄のインゴット100個
1個10ドゴン
Fランク依頼
癒し草10本
1本2ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
Fランク依頼
毒草10本
1本4ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
ケンジ達は、リアカーを引きながら、初心者採掘場を目指した。町を出る時、兵士にゴブリンには気を付けるんだぞと、心配されたが、自分達が情報提供した事なので、大丈夫ですと言い、町を出たのである。
ギルスレインにはカモフラージュの為、リアカーを引っ張て貰っていたが、町が見えなくなると、リアカーを※③【インベントリ】にしまい、身軽になって採掘場まで早く辿り着けるのだったが、途中※④【世界地図】で癒し草、毒草をサーチし、採取しながら歩いたのだった。採取の途中、ケンジは採取のスキルが早々に生えたのだった。
それを言ったら、ギルスレイン達はスキルが生えるのが早すぎると、驚いて凄いと褒めてくれたのであった。
普通はスキルが無い場合、スキルが発生するのは少なくとも年単位らしく、早くとも半年は、かかるそうなのである。
それを聞き、レアスキルの成長はありがたいなぁ!と思うケンジであった。
そして、採掘場にやってきたが、本当に誰もいなくてケンジ達しかいなくて、本当に人っ子一人いなかったのである。
初心者採掘場は、掘り出しで露天掘りみたいになっていて、大きな穴が開いている感じだった。
「それじゃ、俺は採掘を始めるけど、みんなは周りの警戒と、システィナは楽器の練習しててもいいぞ。」
「「「はい!わかりました。」」」
ケンジは、穴の底で採掘を始め、ギルスレインとプリムは、穴に入ってきた道を警護し、システィナは周りを警戒しながら、楽器の演奏をしたのであった。
ケンジは、持ってきたピッケルで採掘し始めると、一回目で採掘のスキルが生えて、鉄鉱石が掘れるたび、採掘のスキルが0.01づつ面白いように、上がっていくのであった。作業を始めて、3時間ほど経った時、プリムがケンジの側に来て、忠告をしてくるのだった。
「ご主人様、無理をなさらずいったん休憩を、はさんだ方がよろしいのではないですか?」
「え?休憩?」
「はい。もうお昼ですよ。ぶっ続けで、作業してたら体を壊します。」
空を見ると、太陽が真上になっており、お昼になっていたようだ。
「いや~~~・・・スキルが、面白いように上がるんで、熱中してしまったよ。」
「え!もう、スキルが生えたんですか?」
「ああ、採掘のスキルは、もう25.14まであがったぞ。」
「ご主人様すごいです!あたしは、楽器でずっと練習してるけど、なかなかあがりません・・・」
「まあ、俺はティアさんから、もらったレアスキルがあるからな・・・システィナは、のんびりと焦らずあげるといいよ。」
「はい・・・わかりました・・・でも、ご主人様を見てると、焦ってしまいますよ・・・」
「まあまあ!そんな事より、お昼にしようか。」
「でも、主・・・ここには、なにもないですよ・・・」
「ギルスレイン、何言ってんだ!俺には、【インベントリ】があるだろ。」
そう言って、ケンジは【インベントリ】から、机イスそして、料理を出して一瞬にして、食べれる状態にしたのだった。ギルスレインはそうだったと頭をたたき、主の常識外れの行動をおもいだしたのだった。
「野外で、こんな暖かくて美味しいものが、食べれるなんて私達は幸せです。」
「「ホント!ホント!」」
プリムとシスティナは、相槌を打ちニッコリと、料理を平らげていったのだった。
料理を食べている時、ケンジは思い出したように、パーティー組めばひょっとして、みんなにも※⑤【成長】の効果があるのかもと思い、ギルスレイン達にパーティー申請をするのだった。
「主・・・なぜ、パーティーを組むのですか?午前中思ったのですが、魔物もいないみたいですし・・・」
「いないからと言っても、パーティー組んでても、問題はないとおもうけど?」
「まあ、そうですね。万が一魔物が出てきたら、すぐにパーティー組めませんものね。」
「それはそうと、午後からはギルスレインとプリムも、武器の素振りをしてみてくれないか?だけど、疲れすぎないようにしてくれよ。」
「え?ここでですか?」
「うん。ちょっと、試してみたい事があってな。周りの注意が、最優先でやってみてくれないか?」
ギルスレイン達は、首をひねりながら、ケンジの言う事だから、何かあるんだろうと思い、午後から素振りを始めるのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てくる魔法、スキル一覧
※①【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※②【グレーターヒール】
聖属性魔法 6階位
消費MP 65
詠唱速度 60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶・高麗人参・黒大蒜各10個
備考欄
聖属性魔法でかなり上の位である回復魔法。ガイアースでこの魔法が使用
可能なのは教会の位の高い司教の位についている人間だけである。
HPはMAXで回復し体力も回復する魔法。欠損は治らない。
魔道士職業レベル50魔法スキル100.00で使用可能。
※③【インベントリ】
ガイアースではケンジしか持っていない
レアスキルで収納BOXの上位版である。
生物以外なら何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※④【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※⑤【成長】
ケンジしか持っていないレアスキル。この効果はスキルが初めて
習得するのに年単位かかるものが、数回繰り返す事で習得することが
出来る。また、パーティーを組むことで、メンバーもその恩恵を受けることが
出来るが、その効果はケンジの10%ほどである。
朝起きると、今日はケンジの、ベットにはシスティナが裸で寝ているのだった。昨日は、システィナが奉仕をすると言って、ケンジのベットに入り込んで来たのだった。ケンジは昨日もやったし、明日も早いからと断ったのだ。
「昨日はプリムでまだ奉仕していません!」
システィナは、ケンジに断られ涙目になり訴えてきたので、結局はケンジも誘惑に負けてしまい、昨日もやってしまった。
昨日の事もあるので、ケンジは部屋の外に声がもれないように部屋に※①【サイレンス】を掛けたのだった。
「システィナ起きろ!もう朝だぞ。」
「ご主人様・・・足腰が立ちません・・・無理です・・・」
「だから言ったじゃないか・・・今日は朝が早いからやめようって・・・しょうがない、ヒールをかけてやるよ。」
※②【グレーターヒール】をかけると、システィナは体力が戻り、動けるようになり、ベットから飛び起きることができたのだった。
「さすが!ご主人様!ありがとうございます。」
「調子のいいやつめ。グレーターヒール代、金貨5枚だからな。」
ケンジは、笑いながら意地悪そうに、システィナに言うのだった。
「はい・・・わかりました・・・」
システィナは死にそうなくらい落ち込むのであった・・・
それを見た、ケンジは慌てて言い直すのだった。
「冗談だ!冗談!本気にするな。」
ドタバタしながら、朝の準備をすませ、朝ご飯を宿屋の食堂で食べていたら、親父さんが厨房から出てきて、ニヤニヤして話しかけてきた。
「昨日はしずかだったなあ」
それを、聞いた女将さんは慌てた様子で、親父さんの頭をたたき厨房へ追いやったのだった。それを聞き、ケンジ達は顔が真っ赤になり、周りのお客さんから、嫉妬や羨ましさでケンジ達は冒険者から色々言われるのだった。
「まだ、ガキのくせに!」
「照れて可愛い。」
「今晩はあたしとやる」
ケンジは、色々言われさっさと朝ご飯をすませギルドに向かう事にした。ギルドに着いた、ケンジ達は今日から、本格的に仕事をしていかないと、生活費はまだ十分にあるとはいえ、仕事をしないとお金が減っていく一方なので、真剣に依頼をさがすのだった。
「ご主人様は、どのスキルを育てようと、思っているのですか?」
「ああ、言ってなかったな。とりあえず採掘のスキルを上げ、掘った鉄鉱石で鍛冶のスキルを、上げていこうと思っているよ。」
「へええ、鍛冶ですか。鍛冶のスキルが上がったなら武器の修理も出来るし、お得な感じですね。」
「まあ、グランドマスターになるまでは、ギルスレイン達の装備品は修理依頼した方がいいけどな。早くグランドマスターになりたいものだよ。」
そう言いながら、ケンジは掲示板に張ってある依頼書を手に取り、鉄のインゴット100個と、癒し草10本以上(いくつでも可)毒草10本(いくつでも可)という、3つの依頼書を手に取り受付に持っていくのであった。
「アンナさん、おはようございます。」
「あ、ケンジ様でしたね。今日から依頼を受けるのですか?」
「はい。よろしくです。今日は、この3つを受けようと思います。」
「なるほど。ケンジ様はいずれ、鍛冶士になるおつもりですか?」
「はい!まずは、採掘師を極めてその材料で、鍛冶士になろうと思います。」
「長い道のりですが、頑張ってくださいね。」
マリアは、両手をグーにして胸の前に、両手を持っていき明るく応援してくれた。
そして、採掘場の場所は知っていますか?と聞いてきたので場所を聞くと、町から1時間ぐらいの場所に初心者にうってつけの場所があり、鉄鉱石しか掘れない場所があるそうなので、初心者はその場所に行ってみると良いといわれた。
「この場所は、初心者用で鉄鉱石しか掘れない場所なんです。近い場所なんで、結構便利なんですよ。」
「へええ!ここなら、日帰り出来て便利ですね。」
「だけど、周りには絶対注意してくださいね。」
「なんだ?盗賊でも出るのですか?」
「盗賊もそうなんですが・・・・この間も、言った通り後継者不足で、今は新人はケンジ様くらいしかいないんですよ。」
「あ、なるほど・・・」
「そうです・・・昔なら、この場所も採掘士もいっぱいいて、護衛の方々もいっぱいいたのですが、今は多分ケンジ様しかいないと思うんです。だから、魔物や盗賊が来たら何が何でも、逃げてくださいね。戦おうと思ったら絶対駄目ですよ!」
ケンジは、しつこいぐらいマリアに、念を押されたのだった。
「では、ケンジ様ギルドカードを、出してください。」
マリアは、町からも近いし大丈夫だろうと思いますがと、注釈を入れながら席の横にあるボックスに、ケンジのギルドカードを差し込み、受注内容を打ち込み受注をすませるのだった。
「それじゃ、ギルドカードをお返ししますね。気を付けていってらしゃいませ。」
ギルド依頼
Fランク以来
鉄のインゴット100個
1個10ドゴン
Fランク依頼
癒し草10本
1本2ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
Fランク依頼
毒草10本
1本4ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
ケンジ達は、リアカーを引きながら、初心者採掘場を目指した。町を出る時、兵士にゴブリンには気を付けるんだぞと、心配されたが、自分達が情報提供した事なので、大丈夫ですと言い、町を出たのである。
ギルスレインにはカモフラージュの為、リアカーを引っ張て貰っていたが、町が見えなくなると、リアカーを※③【インベントリ】にしまい、身軽になって採掘場まで早く辿り着けるのだったが、途中※④【世界地図】で癒し草、毒草をサーチし、採取しながら歩いたのだった。採取の途中、ケンジは採取のスキルが早々に生えたのだった。
それを言ったら、ギルスレイン達はスキルが生えるのが早すぎると、驚いて凄いと褒めてくれたのであった。
普通はスキルが無い場合、スキルが発生するのは少なくとも年単位らしく、早くとも半年は、かかるそうなのである。
それを聞き、レアスキルの成長はありがたいなぁ!と思うケンジであった。
そして、採掘場にやってきたが、本当に誰もいなくてケンジ達しかいなくて、本当に人っ子一人いなかったのである。
初心者採掘場は、掘り出しで露天掘りみたいになっていて、大きな穴が開いている感じだった。
「それじゃ、俺は採掘を始めるけど、みんなは周りの警戒と、システィナは楽器の練習しててもいいぞ。」
「「「はい!わかりました。」」」
ケンジは、穴の底で採掘を始め、ギルスレインとプリムは、穴に入ってきた道を警護し、システィナは周りを警戒しながら、楽器の演奏をしたのであった。
ケンジは、持ってきたピッケルで採掘し始めると、一回目で採掘のスキルが生えて、鉄鉱石が掘れるたび、採掘のスキルが0.01づつ面白いように、上がっていくのであった。作業を始めて、3時間ほど経った時、プリムがケンジの側に来て、忠告をしてくるのだった。
「ご主人様、無理をなさらずいったん休憩を、はさんだ方がよろしいのではないですか?」
「え?休憩?」
「はい。もうお昼ですよ。ぶっ続けで、作業してたら体を壊します。」
空を見ると、太陽が真上になっており、お昼になっていたようだ。
「いや~~~・・・スキルが、面白いように上がるんで、熱中してしまったよ。」
「え!もう、スキルが生えたんですか?」
「ああ、採掘のスキルは、もう25.14まであがったぞ。」
「ご主人様すごいです!あたしは、楽器でずっと練習してるけど、なかなかあがりません・・・」
「まあ、俺はティアさんから、もらったレアスキルがあるからな・・・システィナは、のんびりと焦らずあげるといいよ。」
「はい・・・わかりました・・・でも、ご主人様を見てると、焦ってしまいますよ・・・」
「まあまあ!そんな事より、お昼にしようか。」
「でも、主・・・ここには、なにもないですよ・・・」
「ギルスレイン、何言ってんだ!俺には、【インベントリ】があるだろ。」
そう言って、ケンジは【インベントリ】から、机イスそして、料理を出して一瞬にして、食べれる状態にしたのだった。ギルスレインはそうだったと頭をたたき、主の常識外れの行動をおもいだしたのだった。
「野外で、こんな暖かくて美味しいものが、食べれるなんて私達は幸せです。」
「「ホント!ホント!」」
プリムとシスティナは、相槌を打ちニッコリと、料理を平らげていったのだった。
料理を食べている時、ケンジは思い出したように、パーティー組めばひょっとして、みんなにも※⑤【成長】の効果があるのかもと思い、ギルスレイン達にパーティー申請をするのだった。
「主・・・なぜ、パーティーを組むのですか?午前中思ったのですが、魔物もいないみたいですし・・・」
「いないからと言っても、パーティー組んでても、問題はないとおもうけど?」
「まあ、そうですね。万が一魔物が出てきたら、すぐにパーティー組めませんものね。」
「それはそうと、午後からはギルスレインとプリムも、武器の素振りをしてみてくれないか?だけど、疲れすぎないようにしてくれよ。」
「え?ここでですか?」
「うん。ちょっと、試してみたい事があってな。周りの注意が、最優先でやってみてくれないか?」
ギルスレイン達は、首をひねりながら、ケンジの言う事だから、何かあるんだろうと思い、午後から素振りを始めるのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てくる魔法、スキル一覧
※①【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※②【グレーターヒール】
聖属性魔法 6階位
消費MP 65
詠唱速度 60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶・高麗人参・黒大蒜各10個
備考欄
聖属性魔法でかなり上の位である回復魔法。ガイアースでこの魔法が使用
可能なのは教会の位の高い司教の位についている人間だけである。
HPはMAXで回復し体力も回復する魔法。欠損は治らない。
魔道士職業レベル50魔法スキル100.00で使用可能。
※③【インベントリ】
ガイアースではケンジしか持っていない
レアスキルで収納BOXの上位版である。
生物以外なら何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※④【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※⑤【成長】
ケンジしか持っていないレアスキル。この効果はスキルが初めて
習得するのに年単位かかるものが、数回繰り返す事で習得することが
出来る。また、パーティーを組むことで、メンバーもその恩恵を受けることが
出来るが、その効果はケンジの10%ほどである。
4
お気に入りに追加
2,455
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる