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第1章 異世界に!
22話 町にショッピングに行こう!④
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「主・・・次は、どこに行くつもりですか?」
「次は、システィナが使う楽器を買わないといけないから、楽器の売っている所に行かないとな。システィナは、どんな楽器を使うんだ?」
システィナとプリムは、さっき買ってもらった服を見ながら、楽しそうに話していたのだった。それを見た、ケンジはギルスレインにやっぱり女の子は、お洒落した方がいいよなあ。ギルスレインと語るのだった。
「あたしは、楽器を使った事がないです。ですが、あたしが幼いころ母が弾いていたハープを、教えてもらってたんで弾く事ができます。」
システィナは、笑顔で答えニコリ笑うのだった。
「へぇ、ハープかあ。実際に聴いた事はないけど、システィナに似合ってそうだな。」
ケンジは、※①【世界地図】を見ながら町の中をうろついていたのだが、楽器屋が見当たらなかったのだ。
「なあ、システィナ?楽器屋が無いんだけど、楽器ってどこに売ってるんだ?」
「ご主人様・・・知らずにうろついてたんですか?」
「ああ、楽器屋を探してた・・・」
「楽器は大きな商会か、大工をやっている所で、家具を売ってる一角で作ってもらうのですよ。楽器は、高価で売れるのが稀なので、受注発注になるのです。」
「ええっ!家具屋で楽器が売ってるのか?で、作り置きがしてないの?」
「すぐに欲しければ、商会にしか売っていませんよ。」
「へぇ!楽器が欲しければ、商会って事なのか・・・」
この世界では、楽器を作る職人は、大工のスキルを持つ職人が作るのである。それも、大工のスキルと楽器のスキルがいるのである。この2つのスキルが揃うと、楽器職人になれるので、家具屋の一角で楽器が作られているのである。
「大きな商会か・・・デパートみたいなものなのかな?」
「主、デパートってなんですか?」
「ああ、俺の元の世界で色んなものが、売っているお店だ。」
「へぇ!商会みたいなところですね。」
「商会って、最初に入った装備屋みたいなところか?」
「ええ。そうですね。あそこは、装備しか売ってませんでしたが、あそこより大きなお店ですよ。」
「ただ、商会で売ってる物を、個人で購入にはどこかからの紹介状がいるのですが、生産ギルドで発行してもらいますか?」
「ご主人様!城門であったおじさんいたでしょ。あそこを頼りましょうよ。なんていいましたっけ?」
ケンジは、※②【インベントリ】を発動させ、鞄からメイガン商会のカードを出したのだった、
「プリム!ナイスだ。忘れてたよ・・・メイガン商会のガンスさんだ!」
ケンジは、メイガン商会を世界地図で見て、メイガン商会の場所に行く事にしたのだった。
ケンジ達は、メイガン商会の前に着き、口をあんぐり開け驚いた。メイガン商会は、周りにあるお店が豆粒のようにみえるくらい大きく、地球にあるデパートみたいに何十階建てではないが3階建てで、ギルドより大きな敷地であった。
ケンジ達は、場違いな感じがして、ギルスレインが恐る恐る聞いてくるのだった。
「ホントにここに入るのですか?」
「ガンスさんが、来てくれって言ってただろ?楽器売ってもらわないと、システィナが吟遊詩人の職業がレベルアップしないし、楽器が無いと意味がないじゃないか。」
ケンジはギルスレインにそう言いながら、メイガン商会に入店した。
入店すると、そこは凄く広いロービーになっていて、その奥のカウンターに綺麗な受付嬢が3人並んで立っていた。
「今日は、どのようなご用件でしょうか?」
「ガンスさんは、いらっしゃいますか?」
「ガンスさん?・・・」
「ああ!何か入り用になったら、ワシを頼れって言われたんで、楽器を売ってもらおうと思いまして、訪ねてきたんです。」
「が・・・ひょっとして、会長の事ですか?!」
「あの・・・会長は、今日は用事があって外出しております。会長がいなくても、紹介状があれば個人での買い物は問題はないのですが・・・」
「いや・・・紹介状がないから、ガンスさんを頼ってきたんだ・・・」
そう言うと、受付嬢は申し訳なさそうに、謝罪してくるのだった。
「申し訳ございません・・・でしたら、商品をお売りする事ができないんです・・・それに、会長のお知り合いというのも証明できないので、本当に申し訳ございません・・・」
受付嬢は深々と頭を下げた。
「主・・・しょうがないですよ・・・店を出ましょう・・・」
「でも、楽器を作ってもらうとしたら、時間がかかるんだろ?」
「はい・・・でも、このままでは買う事もできないんですし・・・」
ケンジは、思い出したように、受付嬢にガンスから貰ったカードを見せた。
「あ、これって証明になるのかな?」
それを見た受付嬢は、驚き恐縮した感じで、目を見開くのだった。
「これは!会長のマスターズカード!大変申し訳ございませんでした。そのカードがあれば、どんな商品でも買い物ができます。どうぞ!奥の部屋へお入りください。」
ガンスから貰ったカードは、ガンスの家族や親族また、とても親しい友人しか持っていない特別なカードだった。しかも、このカードを見せる事で殆どの商品が5割引きになる素晴らしいカードだった。
ケンジは、この事を聞いてガンスは、本当に俺の事が気に入ったんだなあと思い、ガンスに感謝するのだった。
すると、見知らぬ40代ぐらいの男性と、先ほどの受付嬢が部屋に入ってきて、両名は頭を下げて謝罪してきたのだった。
「先ほどは、知らぬ事とはいえ追い返そうとして、申し訳ございませんでした。」
「初めまして!ケンジと言います。気にしてないので、頭を上げてください。」
そして、見知らぬ男性は、今のメイガン商会の社長で、ガンスの息子のメイガンであった。
ガンスは、息子が生まれた時に、お店を立ち上げて息子の名前をお店につけるほど、一人息子であるメイガンを溺愛していたのである。
「親父は、商会を私に譲り今は商会を引退し一人気ままな行商に戻り、今朝早く町を出てしまったんですよ。」
「え?こんな大きな商会の会長さんが行商を?」
「ええ。親父が言うには、商人の感が鈍らないようにと言うのですが、私から言わせれば、親父自身が行商で気ままに商売する事が、好きなだけなんだと思います。」
メイガンは、父親の事を気ままに第二の人生を謳歌していると、笑っていたのだった。
「それで、今日は何でオヤジに?」
「ええ、このシスティナが吟遊詩人なのですが、楽器を売ってほしくてガンスさんを頼って、メイガン商会にきました。」
「なるほど!楽器は作ってもらうには、時間がかかるものですものね。かといって、在庫があり売っているところは商会しかないから、親父を頼ってうちに来たって事ですか。」
「こう言っては失礼ですが、ケンジさんは、奴隷に楽器を買い与えるのですか?」
「えぇ!3人の立場は奴隷ですが・・・俺は3人を奴隷と思っていないし、仲間だと思っていますから問題はないです。」
それを、聞いたメイガンはニッコリと笑うのだった。
「なんとなく、親父は君を気に入ったのがわかる気がします。」
メイガンは笑顔を見せ、受付嬢に楽器を持ってくるようにと、指示を出した。
「システィナさんは、どんな楽器を所望したいのですか?」
「奴隷のあたしに、さん付けは要りませんし、敬語もお止めください。恐れ多いです・・・」
「いや、君の主人が奴隷扱いをしないんであれば、私達にとって、あなたはお客様です。なので、気にする必要はないですよ。」
それを聞いたケンジは、メイガン商会は尊敬するお店なんだとおもった。システィナ達3人も、敬語で接客されるのは久しぶりの経験であたふたするのだった。
「あたしは幼少の頃、母からハープを習ってたんで、ハープがほしいです。」
そういうと、受付嬢が部屋を出て行き、ハープが来るまでの間、メイガンとガンスとどういう経路で知り合いになったのか談笑していた。
20分ぐらいすると、受付嬢と数人でハープを持ってきてくれた。
「ただいま・・・この商会にあるハープは、この3点のみです。」
受付嬢が、持ってきてくれた3点は、それぞれ芸術的な装飾をほどこされて、本当に美しいハープで物凄く高価そうだった。
「ご主人様・・・これはもの凄く高いのでは・・・」
「うん・・・息をのむぐらい美しいね。芸術品って感じだ。」
ケンジは、3つの内一番小さいハープに見惚れて、手に取り※③【鑑定】をするのだった。
鑑定
ハープ (最高品質+)
ダメージ 0
必要STR 5
耐久度 耐久度値 800/総耐久度値 800
相場価格 120万ドゴン
備考
大工・音楽のスキルがグランドマスター(105.00)以上の
楽器職人が作ったハープ。この世の物とは思えないぐらいの音色を
奏でることができる。
これほどの物は、中々お目にかかれない逸品である。
ケンジが、一番小さいハープを手に取ると、メイガンはさすがお目が高いとほめて、他の2つも名品だが、ケンジが手に取ったものはグランドマスター+の職人が作った物なんですよ!と、目を輝かせ説明してくれた。
「システィナ、このハープにするか?」
「この一品だけ、倍くらい値段が高いんですが・・・」
「このハープで、演奏しているシスティナが、見たいんだけどなあ?・・・」
ケンジは、システィナが遠慮すると思い、お願いをする形で購入させるのである。
「そんな、言い方ずるいです・・・断れないじゃないですか・・・」
システィナは、ケンジのお願いに折れてしまい、この最高級品のハープを手に入れる事ができた。
だが、ケンジはマスターカードを持っていた為、60万ドゴンにしてもらい、ここでも安く装備品を手に入れる事が出来たのだった。
商品を購入し店を出る時、メイガンはまたなにか必要な時は、いつでもお越しくださいと言ってくれたのだ。
ケンジも、また気分の良い買い物が出来た事で、またよろしくお願いします。といい店を出るのであった。
その後、PM5時くらいまで、市場に行き食糧を買い込むのであった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたスキル一覧
※①【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※②【インベントリ】
ガイアースでは、ケンジしか持っていない
レアスキルで、収納BOXの上位版である。
生物以外なら、何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※③【鑑定】
ケンジの、レアスキルでパッシブスキルとは別物である。このスキルは神眼
であり、物品は、もちろんあらゆる物が鑑定でき、人のステータスでさえ見る事
ができる。
「次は、システィナが使う楽器を買わないといけないから、楽器の売っている所に行かないとな。システィナは、どんな楽器を使うんだ?」
システィナとプリムは、さっき買ってもらった服を見ながら、楽しそうに話していたのだった。それを見た、ケンジはギルスレインにやっぱり女の子は、お洒落した方がいいよなあ。ギルスレインと語るのだった。
「あたしは、楽器を使った事がないです。ですが、あたしが幼いころ母が弾いていたハープを、教えてもらってたんで弾く事ができます。」
システィナは、笑顔で答えニコリ笑うのだった。
「へぇ、ハープかあ。実際に聴いた事はないけど、システィナに似合ってそうだな。」
ケンジは、※①【世界地図】を見ながら町の中をうろついていたのだが、楽器屋が見当たらなかったのだ。
「なあ、システィナ?楽器屋が無いんだけど、楽器ってどこに売ってるんだ?」
「ご主人様・・・知らずにうろついてたんですか?」
「ああ、楽器屋を探してた・・・」
「楽器は大きな商会か、大工をやっている所で、家具を売ってる一角で作ってもらうのですよ。楽器は、高価で売れるのが稀なので、受注発注になるのです。」
「ええっ!家具屋で楽器が売ってるのか?で、作り置きがしてないの?」
「すぐに欲しければ、商会にしか売っていませんよ。」
「へぇ!楽器が欲しければ、商会って事なのか・・・」
この世界では、楽器を作る職人は、大工のスキルを持つ職人が作るのである。それも、大工のスキルと楽器のスキルがいるのである。この2つのスキルが揃うと、楽器職人になれるので、家具屋の一角で楽器が作られているのである。
「大きな商会か・・・デパートみたいなものなのかな?」
「主、デパートってなんですか?」
「ああ、俺の元の世界で色んなものが、売っているお店だ。」
「へぇ!商会みたいなところですね。」
「商会って、最初に入った装備屋みたいなところか?」
「ええ。そうですね。あそこは、装備しか売ってませんでしたが、あそこより大きなお店ですよ。」
「ただ、商会で売ってる物を、個人で購入にはどこかからの紹介状がいるのですが、生産ギルドで発行してもらいますか?」
「ご主人様!城門であったおじさんいたでしょ。あそこを頼りましょうよ。なんていいましたっけ?」
ケンジは、※②【インベントリ】を発動させ、鞄からメイガン商会のカードを出したのだった、
「プリム!ナイスだ。忘れてたよ・・・メイガン商会のガンスさんだ!」
ケンジは、メイガン商会を世界地図で見て、メイガン商会の場所に行く事にしたのだった。
ケンジ達は、メイガン商会の前に着き、口をあんぐり開け驚いた。メイガン商会は、周りにあるお店が豆粒のようにみえるくらい大きく、地球にあるデパートみたいに何十階建てではないが3階建てで、ギルドより大きな敷地であった。
ケンジ達は、場違いな感じがして、ギルスレインが恐る恐る聞いてくるのだった。
「ホントにここに入るのですか?」
「ガンスさんが、来てくれって言ってただろ?楽器売ってもらわないと、システィナが吟遊詩人の職業がレベルアップしないし、楽器が無いと意味がないじゃないか。」
ケンジはギルスレインにそう言いながら、メイガン商会に入店した。
入店すると、そこは凄く広いロービーになっていて、その奥のカウンターに綺麗な受付嬢が3人並んで立っていた。
「今日は、どのようなご用件でしょうか?」
「ガンスさんは、いらっしゃいますか?」
「ガンスさん?・・・」
「ああ!何か入り用になったら、ワシを頼れって言われたんで、楽器を売ってもらおうと思いまして、訪ねてきたんです。」
「が・・・ひょっとして、会長の事ですか?!」
「あの・・・会長は、今日は用事があって外出しております。会長がいなくても、紹介状があれば個人での買い物は問題はないのですが・・・」
「いや・・・紹介状がないから、ガンスさんを頼ってきたんだ・・・」
そう言うと、受付嬢は申し訳なさそうに、謝罪してくるのだった。
「申し訳ございません・・・でしたら、商品をお売りする事ができないんです・・・それに、会長のお知り合いというのも証明できないので、本当に申し訳ございません・・・」
受付嬢は深々と頭を下げた。
「主・・・しょうがないですよ・・・店を出ましょう・・・」
「でも、楽器を作ってもらうとしたら、時間がかかるんだろ?」
「はい・・・でも、このままでは買う事もできないんですし・・・」
ケンジは、思い出したように、受付嬢にガンスから貰ったカードを見せた。
「あ、これって証明になるのかな?」
それを見た受付嬢は、驚き恐縮した感じで、目を見開くのだった。
「これは!会長のマスターズカード!大変申し訳ございませんでした。そのカードがあれば、どんな商品でも買い物ができます。どうぞ!奥の部屋へお入りください。」
ガンスから貰ったカードは、ガンスの家族や親族また、とても親しい友人しか持っていない特別なカードだった。しかも、このカードを見せる事で殆どの商品が5割引きになる素晴らしいカードだった。
ケンジは、この事を聞いてガンスは、本当に俺の事が気に入ったんだなあと思い、ガンスに感謝するのだった。
すると、見知らぬ40代ぐらいの男性と、先ほどの受付嬢が部屋に入ってきて、両名は頭を下げて謝罪してきたのだった。
「先ほどは、知らぬ事とはいえ追い返そうとして、申し訳ございませんでした。」
「初めまして!ケンジと言います。気にしてないので、頭を上げてください。」
そして、見知らぬ男性は、今のメイガン商会の社長で、ガンスの息子のメイガンであった。
ガンスは、息子が生まれた時に、お店を立ち上げて息子の名前をお店につけるほど、一人息子であるメイガンを溺愛していたのである。
「親父は、商会を私に譲り今は商会を引退し一人気ままな行商に戻り、今朝早く町を出てしまったんですよ。」
「え?こんな大きな商会の会長さんが行商を?」
「ええ。親父が言うには、商人の感が鈍らないようにと言うのですが、私から言わせれば、親父自身が行商で気ままに商売する事が、好きなだけなんだと思います。」
メイガンは、父親の事を気ままに第二の人生を謳歌していると、笑っていたのだった。
「それで、今日は何でオヤジに?」
「ええ、このシスティナが吟遊詩人なのですが、楽器を売ってほしくてガンスさんを頼って、メイガン商会にきました。」
「なるほど!楽器は作ってもらうには、時間がかかるものですものね。かといって、在庫があり売っているところは商会しかないから、親父を頼ってうちに来たって事ですか。」
「こう言っては失礼ですが、ケンジさんは、奴隷に楽器を買い与えるのですか?」
「えぇ!3人の立場は奴隷ですが・・・俺は3人を奴隷と思っていないし、仲間だと思っていますから問題はないです。」
それを、聞いたメイガンはニッコリと笑うのだった。
「なんとなく、親父は君を気に入ったのがわかる気がします。」
メイガンは笑顔を見せ、受付嬢に楽器を持ってくるようにと、指示を出した。
「システィナさんは、どんな楽器を所望したいのですか?」
「奴隷のあたしに、さん付けは要りませんし、敬語もお止めください。恐れ多いです・・・」
「いや、君の主人が奴隷扱いをしないんであれば、私達にとって、あなたはお客様です。なので、気にする必要はないですよ。」
それを聞いたケンジは、メイガン商会は尊敬するお店なんだとおもった。システィナ達3人も、敬語で接客されるのは久しぶりの経験であたふたするのだった。
「あたしは幼少の頃、母からハープを習ってたんで、ハープがほしいです。」
そういうと、受付嬢が部屋を出て行き、ハープが来るまでの間、メイガンとガンスとどういう経路で知り合いになったのか談笑していた。
20分ぐらいすると、受付嬢と数人でハープを持ってきてくれた。
「ただいま・・・この商会にあるハープは、この3点のみです。」
受付嬢が、持ってきてくれた3点は、それぞれ芸術的な装飾をほどこされて、本当に美しいハープで物凄く高価そうだった。
「ご主人様・・・これはもの凄く高いのでは・・・」
「うん・・・息をのむぐらい美しいね。芸術品って感じだ。」
ケンジは、3つの内一番小さいハープに見惚れて、手に取り※③【鑑定】をするのだった。
鑑定
ハープ (最高品質+)
ダメージ 0
必要STR 5
耐久度 耐久度値 800/総耐久度値 800
相場価格 120万ドゴン
備考
大工・音楽のスキルがグランドマスター(105.00)以上の
楽器職人が作ったハープ。この世の物とは思えないぐらいの音色を
奏でることができる。
これほどの物は、中々お目にかかれない逸品である。
ケンジが、一番小さいハープを手に取ると、メイガンはさすがお目が高いとほめて、他の2つも名品だが、ケンジが手に取ったものはグランドマスター+の職人が作った物なんですよ!と、目を輝かせ説明してくれた。
「システィナ、このハープにするか?」
「この一品だけ、倍くらい値段が高いんですが・・・」
「このハープで、演奏しているシスティナが、見たいんだけどなあ?・・・」
ケンジは、システィナが遠慮すると思い、お願いをする形で購入させるのである。
「そんな、言い方ずるいです・・・断れないじゃないですか・・・」
システィナは、ケンジのお願いに折れてしまい、この最高級品のハープを手に入れる事ができた。
だが、ケンジはマスターカードを持っていた為、60万ドゴンにしてもらい、ここでも安く装備品を手に入れる事が出来たのだった。
商品を購入し店を出る時、メイガンはまたなにか必要な時は、いつでもお越しくださいと言ってくれたのだ。
ケンジも、また気分の良い買い物が出来た事で、またよろしくお願いします。といい店を出るのであった。
その後、PM5時くらいまで、市場に行き食糧を買い込むのであった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたスキル一覧
※①【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※②【インベントリ】
ガイアースでは、ケンジしか持っていない
レアスキルで、収納BOXの上位版である。
生物以外なら、何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※③【鑑定】
ケンジの、レアスキルでパッシブスキルとは別物である。このスキルは神眼
であり、物品は、もちろんあらゆる物が鑑定でき、人のステータスでさえ見る事
ができる。
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