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第1章 異世界に!
11話 教会に行き再び。
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お腹一杯になったケンジ達は※①【世界地図】のマップを見ながら教会を目指していた。細い道が開けた場所に教会はありケンジは驚いたのであった。
そこにあったのは地球で見ていたような教会でなくお城かというほどでかい建物であった。
「でけえ!これが教会?」
「そのようですね。」
ケンジは一般の人が普通に入れるのか?とおもいながら敷地内に恐る恐る足を踏み入れるのだった。するとそこには一人のシスターがいて教会の玄関を掃除していてケンジ達に気がつき話しかけてきた。
「教会に何か用事ですか?懺悔ですか?それとも参拝に?」
「俺達でも参拝してもいいですか?なんか教会が立派すぎて場違いな気がして・・・」
「女神クローティア様は皆に平等に接してくれますよ。どうぞ教会にお入りください。」
シスターはクスッと可愛らしく笑うのだった。
教会の入り口はジャイアントでも悠々に通れるぐらい大きく、今の時間は誰でも入れるように開けっ放しにして解放になっているのだそうだ。
「では、わたしは表にいますのでごゆるりとどうぞ。」
シスターはそう言ってまた表に出て行ってしまった。ケンジ達は教会の中の装飾やステンドグラスそして正面に祀ってある女神クローティアの巨大な神像に息をのんだ。
「主、すごい神像ですね。こうして私も参拝できることが凄く幸せです。」
「ああ、そうだな。俺もこういうものにふれあう事ができて感謝しなきゃな。」
ケンジはそう言って片足をひざまづき両手を握り心の中でクローティアに語り掛けるのだった。
「ティアさん、色々あったが仲間が3人増えたけどなんとか町に着くことができたよ。」
ケンジは目をつむり独り言のようにお祈りをした。
「ケンジさん無事町についてよかったですね。目を開けてください。」
「えっ?」
そこはケンジがクローティアと初めて会った屋敷の庭がケンジの目の前に拡がっていたのであった。
「おお?なんで俺は又ここに来てるんだ?」
クローティアは少し困ったような笑顔でケンジを迎えるのである。
「え~っとですね・・・ケンジさんを転移したさい加護を授けたんですが別れ際に友達になってと言われましたよね・・・」
「ああ、言ったな。」
「それでわたし・・・嬉しくなっちゃって力配分を間違えてしまい加護ではなく寵愛を授けてしまったみたです。だからこうしてお祈りするとケンジさんは神界にこれてしまうようになっちゃって・・・てへ。」
「そ・・・それってすごくやばいんじゃ・・・特に教会関係の組織から狙われたりしないのか?」
「まあ、マズいとは思いますがけどその為にベールも授けたのでばれる事は絶対ないです。それに大きな教会は聖職者が殆どいませんしね。魔法使いばかりなので問題ないですよ。」
それをクローティアから聞いたケンジはホッと胸をなでおろした。
「そう言えばティアさん!それと言いたいことがたくさんあるんだがいいか?俺を死なせたくないという気持ちはわかりますし、俺自身感謝もしてるんだがレベル500とかスキルの値120.00とか全魔法適正とかもう失われている魔法とか色々やりすぎなんじゃないですか!」
「だってぇ・・・ケンジさんはわたしのお気に入りなんだもん。」
クローティアはケンジに怒られて可愛らしくシナをつき女神らしくない行動したのだった。
「だってぇ~~~とかもんじゃない。俺が権力者達に狙われてもいいのか?」
「ケンジさんの今の力なら大丈夫ですよ。」
「いやいやいや・・・俺はそんな力でなんとかしようとか思わないよ。できたら仲間と楽しく自由に生きていきたいだけだよ。」
「でも一回授けた能力を取り上げる事が出来ないし・・・・じゃあ、お詫びに又何でも一つお願い事を聞いてあげるわ。」
「もうこれ以上いらないよ。どんだけ強くしたらいいんだ・・・」
「え~~~~でもわたしの気がすまないし・・・」
ケンジはふと思い出したことがあり二ヤリと笑うのだった。
「ホントになんでもいいのか?」
「なによその笑みは・・・怖いけど女神クローティアに二言はないわよ!」
「その言葉信じるからね。あのさ俺ずっと気になってたことがあるんだけど舞はどうしてる?」
ケンジの言葉にクローティアは下を向き落ち込んだようになるのだった。
「そうですね・・・少しマズいかもしれませんね。」
「え?なんで?友達が何とかしてくれてるって・・・」
「マイさんはケンジさんが亡くなって凄い落ち込みようで時間と友達が解決してくれると思っていたのですが一度手首を切って自殺未遂をしてしまい今は入院しています・・・」
「えええ!やっぱそんなに思い詰めてたか・・・」
「ティアさん舞は小さい頃から俺の後ばかりついてきて何かとおせっかいばかりして、俺は舞が俺に好意を持っていた事には気づいていたんだよ。」
「だから俺からの伝言をティアさんから伝えてくれないかな?この世界に転移して生き返れた事や、俺の事は忘れてちゃんと前を向いて幸せに生きてくれって。俺もこっちの世界で頑張るって伝えてくれないか?」
「俺からの伝言なら舞も時間はかかるかもしれないけどちゃんと聞いて前向きになると思うからさ。」
「後、お前の事が好きだったって。これを舞に伝えれなかった事が俺の後悔している事なんだ・・・自分で言いたいけどもう無理だからさ・・・・」
「ホントはケンジさんに対してのお願いを聞くつもりだったのですがしょうがないですね・・・わたしがマイさんの夢枕に立ちケンジさんの事を伝えましょう。」
「ホントか!」
ケンジは喜びクローティアに抱きつき感謝を笑顔でしたのだった。
クローティアはいきなりの事で顔を真っ赤にしてモジモジするのであった。そしてクローティアは照れを隠すように今なにかを思い出したように、ケンジを呼び出した事を説明するのだった。
「あ、そうそう!ケンジさんを神界に呼び出したわけがあったんだった。」
「大事な事なのか?」
「ええ、ケンジさんはガイアースの事がわからない事多いでしょ?」
「そりゃそうだな。奴隷のシステムの事もしらないし、町が城壁で囲まれてるとは思わなかった。転移する時聞いていたけど柵の様にもっと低い物と思っていたから驚いたよ。」
「なので、基本情報や色んな事をケンジさんに覚えてもらおうと思って呼び出したんですよ。」
「え、今から?覚えるの苦手なんだけどなあ・・・時間もかかるんでしょ?」
「いえ、ケンジさんの脳に直接インストールするだけなので情報を一気に植えつける事だできるので一瞬ですよ。」
「へぇそれは便利だな!そんな感じで覚えることができたら地球にいた時テストで楽勝だったのにな。」
ケンジはクローティアの説明に笑顔で答え気軽に思っていたのだった。
「それじゃあいきますよ。」
「ああ、パッパッとやってくれ。」
「インストールしている時はすっごい頭痛がしますが我慢してくださいね。」
「なっ!そんな直前にいう・・・・がああああ!イタ、痛い!やめて・・・止めてくれぇ~~~~!」
あまりの頭痛の激しさにケンジは頭を抱えのた打ち回るのだった。その姿は孫悟空が師匠の三蔵法師に折檻をされているかのように見えたのである。
「うがががが・・・ううう・・・・痛ぇ~~~!」
ケンジはいきなりの事で何も言えなくて1分ほど頭痛にのた打ち回り耐えたのであった。
「はあはあはあ・・・・ひでえ目にあった・・・」
「ケンジさん大丈夫ですか?・・・」
「ティアさん!いきなりなんてことするんだよ!」
「ヒッ・・・ごめんなさい・・・でも、こうでもしないとガイアースの事1から教える事になって何年もかかるんだもの・・・」
「いや。前もって頭痛の事教えてくれたっていいじゃないか。いきなりあんな痛いのは耐えられないじゃんか!」
「でも、耐えられたでしょ・・・」
「そういうことじゃない!」
「でも、苦痛に耐えたことだけ実入りも大きいはずよ。」
「え?・・・お・・おおお・・・色んなことがわかるぞ。これって知識チートじゃないか?」
「そうね。ガイアースに住む人々がまだ解明されていない事も解るようになってて、これで何を隠し何をやってもいいのか怪しまれずにすむはずよ。」
「たしかにこれなら大丈夫だな。」
「じゃあそろそろ時間だわ。元の場所に戻っても時間は殆ど進んでいないから大丈夫よ。それじゃまた教会に寄ってね。今度はゆっくりお茶でもしましょうね。」
「ああ、そうだな。それと舞の事たのむよ。」
そういうとクローティアはニコリと微笑み聞こえなかったが口元は「任せておいて!」というのが伝わった。
目をつぶって参拝しているとギルスレイン達がケンジを呼ぶ声が聞こえてきた。
「主!主!凄いですよ!」
「うん?どうかしたのか?」
「参拝しているとき女神像から主を照らしていたんですよ。」
「主はなにか神から啓示あったのですか?」
ケンジは今のあったことを知られないようにごまかしたのだった。
「いや・・・別に何もなかったけど?・・・でも、なんか暖かい気に包まれていた感じがしてたよ。」
「そうですか。神像と主がものすごく輝いてたんですよ。なにか啓示があったんなら私達もすごく誇らしいです。」
「そうなのか?だけど啓示があったら俺自身も嬉しいな。」
「「「ええ!そうですね!」」」
「それじゃ、次ギルドに向かおうか。」
ケンジがそう言った時シスターが丁度良く教会の中に戻ってきたのだった。
「もう参拝はよろしいのですか?」
「ああ!もうすみました。これお布施です。」
ケンジは鞄から大銅貨5枚を渡しお礼を丁寧にしたのだった。
「あなたの行く先に幸運がおとずれますように。」
シスターは頭を下げお布施をうけとり奥に戻っていった。
ケンジはクローティアにまた会うことができ嬉しく思い又、近い内に教会に寄ろうと思って後にしたのだった。
*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたスキル
※①【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中にも
使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
そこにあったのは地球で見ていたような教会でなくお城かというほどでかい建物であった。
「でけえ!これが教会?」
「そのようですね。」
ケンジは一般の人が普通に入れるのか?とおもいながら敷地内に恐る恐る足を踏み入れるのだった。するとそこには一人のシスターがいて教会の玄関を掃除していてケンジ達に気がつき話しかけてきた。
「教会に何か用事ですか?懺悔ですか?それとも参拝に?」
「俺達でも参拝してもいいですか?なんか教会が立派すぎて場違いな気がして・・・」
「女神クローティア様は皆に平等に接してくれますよ。どうぞ教会にお入りください。」
シスターはクスッと可愛らしく笑うのだった。
教会の入り口はジャイアントでも悠々に通れるぐらい大きく、今の時間は誰でも入れるように開けっ放しにして解放になっているのだそうだ。
「では、わたしは表にいますのでごゆるりとどうぞ。」
シスターはそう言ってまた表に出て行ってしまった。ケンジ達は教会の中の装飾やステンドグラスそして正面に祀ってある女神クローティアの巨大な神像に息をのんだ。
「主、すごい神像ですね。こうして私も参拝できることが凄く幸せです。」
「ああ、そうだな。俺もこういうものにふれあう事ができて感謝しなきゃな。」
ケンジはそう言って片足をひざまづき両手を握り心の中でクローティアに語り掛けるのだった。
「ティアさん、色々あったが仲間が3人増えたけどなんとか町に着くことができたよ。」
ケンジは目をつむり独り言のようにお祈りをした。
「ケンジさん無事町についてよかったですね。目を開けてください。」
「えっ?」
そこはケンジがクローティアと初めて会った屋敷の庭がケンジの目の前に拡がっていたのであった。
「おお?なんで俺は又ここに来てるんだ?」
クローティアは少し困ったような笑顔でケンジを迎えるのである。
「え~っとですね・・・ケンジさんを転移したさい加護を授けたんですが別れ際に友達になってと言われましたよね・・・」
「ああ、言ったな。」
「それでわたし・・・嬉しくなっちゃって力配分を間違えてしまい加護ではなく寵愛を授けてしまったみたです。だからこうしてお祈りするとケンジさんは神界にこれてしまうようになっちゃって・・・てへ。」
「そ・・・それってすごくやばいんじゃ・・・特に教会関係の組織から狙われたりしないのか?」
「まあ、マズいとは思いますがけどその為にベールも授けたのでばれる事は絶対ないです。それに大きな教会は聖職者が殆どいませんしね。魔法使いばかりなので問題ないですよ。」
それをクローティアから聞いたケンジはホッと胸をなでおろした。
「そう言えばティアさん!それと言いたいことがたくさんあるんだがいいか?俺を死なせたくないという気持ちはわかりますし、俺自身感謝もしてるんだがレベル500とかスキルの値120.00とか全魔法適正とかもう失われている魔法とか色々やりすぎなんじゃないですか!」
「だってぇ・・・ケンジさんはわたしのお気に入りなんだもん。」
クローティアはケンジに怒られて可愛らしくシナをつき女神らしくない行動したのだった。
「だってぇ~~~とかもんじゃない。俺が権力者達に狙われてもいいのか?」
「ケンジさんの今の力なら大丈夫ですよ。」
「いやいやいや・・・俺はそんな力でなんとかしようとか思わないよ。できたら仲間と楽しく自由に生きていきたいだけだよ。」
「でも一回授けた能力を取り上げる事が出来ないし・・・・じゃあ、お詫びに又何でも一つお願い事を聞いてあげるわ。」
「もうこれ以上いらないよ。どんだけ強くしたらいいんだ・・・」
「え~~~~でもわたしの気がすまないし・・・」
ケンジはふと思い出したことがあり二ヤリと笑うのだった。
「ホントになんでもいいのか?」
「なによその笑みは・・・怖いけど女神クローティアに二言はないわよ!」
「その言葉信じるからね。あのさ俺ずっと気になってたことがあるんだけど舞はどうしてる?」
ケンジの言葉にクローティアは下を向き落ち込んだようになるのだった。
「そうですね・・・少しマズいかもしれませんね。」
「え?なんで?友達が何とかしてくれてるって・・・」
「マイさんはケンジさんが亡くなって凄い落ち込みようで時間と友達が解決してくれると思っていたのですが一度手首を切って自殺未遂をしてしまい今は入院しています・・・」
「えええ!やっぱそんなに思い詰めてたか・・・」
「ティアさん舞は小さい頃から俺の後ばかりついてきて何かとおせっかいばかりして、俺は舞が俺に好意を持っていた事には気づいていたんだよ。」
「だから俺からの伝言をティアさんから伝えてくれないかな?この世界に転移して生き返れた事や、俺の事は忘れてちゃんと前を向いて幸せに生きてくれって。俺もこっちの世界で頑張るって伝えてくれないか?」
「俺からの伝言なら舞も時間はかかるかもしれないけどちゃんと聞いて前向きになると思うからさ。」
「後、お前の事が好きだったって。これを舞に伝えれなかった事が俺の後悔している事なんだ・・・自分で言いたいけどもう無理だからさ・・・・」
「ホントはケンジさんに対してのお願いを聞くつもりだったのですがしょうがないですね・・・わたしがマイさんの夢枕に立ちケンジさんの事を伝えましょう。」
「ホントか!」
ケンジは喜びクローティアに抱きつき感謝を笑顔でしたのだった。
クローティアはいきなりの事で顔を真っ赤にしてモジモジするのであった。そしてクローティアは照れを隠すように今なにかを思い出したように、ケンジを呼び出した事を説明するのだった。
「あ、そうそう!ケンジさんを神界に呼び出したわけがあったんだった。」
「大事な事なのか?」
「ええ、ケンジさんはガイアースの事がわからない事多いでしょ?」
「そりゃそうだな。奴隷のシステムの事もしらないし、町が城壁で囲まれてるとは思わなかった。転移する時聞いていたけど柵の様にもっと低い物と思っていたから驚いたよ。」
「なので、基本情報や色んな事をケンジさんに覚えてもらおうと思って呼び出したんですよ。」
「え、今から?覚えるの苦手なんだけどなあ・・・時間もかかるんでしょ?」
「いえ、ケンジさんの脳に直接インストールするだけなので情報を一気に植えつける事だできるので一瞬ですよ。」
「へぇそれは便利だな!そんな感じで覚えることができたら地球にいた時テストで楽勝だったのにな。」
ケンジはクローティアの説明に笑顔で答え気軽に思っていたのだった。
「それじゃあいきますよ。」
「ああ、パッパッとやってくれ。」
「インストールしている時はすっごい頭痛がしますが我慢してくださいね。」
「なっ!そんな直前にいう・・・・がああああ!イタ、痛い!やめて・・・止めてくれぇ~~~~!」
あまりの頭痛の激しさにケンジは頭を抱えのた打ち回るのだった。その姿は孫悟空が師匠の三蔵法師に折檻をされているかのように見えたのである。
「うがががが・・・ううう・・・・痛ぇ~~~!」
ケンジはいきなりの事で何も言えなくて1分ほど頭痛にのた打ち回り耐えたのであった。
「はあはあはあ・・・・ひでえ目にあった・・・」
「ケンジさん大丈夫ですか?・・・」
「ティアさん!いきなりなんてことするんだよ!」
「ヒッ・・・ごめんなさい・・・でも、こうでもしないとガイアースの事1から教える事になって何年もかかるんだもの・・・」
「いや。前もって頭痛の事教えてくれたっていいじゃないか。いきなりあんな痛いのは耐えられないじゃんか!」
「でも、耐えられたでしょ・・・」
「そういうことじゃない!」
「でも、苦痛に耐えたことだけ実入りも大きいはずよ。」
「え?・・・お・・おおお・・・色んなことがわかるぞ。これって知識チートじゃないか?」
「そうね。ガイアースに住む人々がまだ解明されていない事も解るようになってて、これで何を隠し何をやってもいいのか怪しまれずにすむはずよ。」
「たしかにこれなら大丈夫だな。」
「じゃあそろそろ時間だわ。元の場所に戻っても時間は殆ど進んでいないから大丈夫よ。それじゃまた教会に寄ってね。今度はゆっくりお茶でもしましょうね。」
「ああ、そうだな。それと舞の事たのむよ。」
そういうとクローティアはニコリと微笑み聞こえなかったが口元は「任せておいて!」というのが伝わった。
目をつぶって参拝しているとギルスレイン達がケンジを呼ぶ声が聞こえてきた。
「主!主!凄いですよ!」
「うん?どうかしたのか?」
「参拝しているとき女神像から主を照らしていたんですよ。」
「主はなにか神から啓示あったのですか?」
ケンジは今のあったことを知られないようにごまかしたのだった。
「いや・・・別に何もなかったけど?・・・でも、なんか暖かい気に包まれていた感じがしてたよ。」
「そうですか。神像と主がものすごく輝いてたんですよ。なにか啓示があったんなら私達もすごく誇らしいです。」
「そうなのか?だけど啓示があったら俺自身も嬉しいな。」
「「「ええ!そうですね!」」」
「それじゃ、次ギルドに向かおうか。」
ケンジがそう言った時シスターが丁度良く教会の中に戻ってきたのだった。
「もう参拝はよろしいのですか?」
「ああ!もうすみました。これお布施です。」
ケンジは鞄から大銅貨5枚を渡しお礼を丁寧にしたのだった。
「あなたの行く先に幸運がおとずれますように。」
シスターは頭を下げお布施をうけとり奥に戻っていった。
ケンジはクローティアにまた会うことができ嬉しく思い又、近い内に教会に寄ろうと思って後にしたのだった。
*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきたスキル
※①【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中にも
使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
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