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第1章 異世界に!
4話 え・・・また?①
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「それじゃあ2人共これからよろしくな。このままここにいてもしょうがないから町に向かうか。」
そしてケンジが町に向かおうと歩き出したときギルスレインがケンジに話しかけて来たのだった。
「主、このゴブリンの素材は解体していかないのですか?」
「素材ってなんだ?」
「え?知らないのですか?素材って言うのは魔物から取れる魔石などのことで魔物の種類によっては毛皮や牙、角等があります。ゴブリンは魔石のほかに角がギルドで売る事ができますよ。」
「ご主人様ゴブリンの角や魔石は安いですが集めておいて損はないですよ。」
「へえ。そうなんだ・・・じゃあ集めていくか!」
「「はい。」」
「主は解体はできますか?」
「いや・・・できないな。」
「じゃあ、これからは解体の役目は私が担当いたします。システィナ、ゴブリンの死体を集めておいてくれるか?」
「は~~~い」
「じゃ、俺も集めてくるか。ギルスレインさんは解体をよろしくたのみます。」
「主、私達にさん付けはやめてください!呼び捨てで結構です。じゃないと主が他の者になめられてしまいます。」
「いや、でも・・・ギルスレインさんのほうが年上じゃん・・・」
「そんなのは関係ないです!主は主人で私は奴隷なのですから敬語はおかしいです。」
ギルスレインは主人と奴隷の関係をこんこんと説明をしてくれたのである。町に行けば奴隷を従えている主人はあちこちにいて奴隷を甘やかしていたり奴隷に敬語など使っていたら周りから笑われるというのである。
そしてシスティナもギルスレインと同じように自分にも敬語なんて使わず呼び捨てにしてくれと言ってきたのだった。
「そうですよ。ご主人様!あたしのこともシスティナってお呼びくださいね。」
「でも・・・・」
「「主・ご主人様‼」」
「うっ!わかったよ。ギルスレイン・システィナ・・・これでいいか?」
「「はい。」」
ケンジが二人を呼び捨てにするとギルスレインとシスティナは笑顔で返事をしたのだった。
「あ、それとご主人様はそこで休んでいてくださいね。こんな雑用はあたし達でやりますので。」
そういって2人はテキパキ処理をおこなって素材を抜き取ったゴブリンは50匹ぐらいで山積みとなった。そしてギルとシスティナはゴブリンが持っていた剣を使い穴を掘りはじめたのだった。
「ギルスレイン、穴を掘ってゴブリンを埋めるのか?」
「ええ、そうです。死んだままにしているとアンデットとなってしまうので、穴を掘って埋めるか燃やしてしまわないといけないのです。」
「これは冒険者の約束事で忘れると大変な事になるのですよ。」
「へえ・・・そうなのか!それは知らなかったよ。じゃあ俺が魔法で穴をほるよ。ちょっとはなれて!」
ケンジは※①【グランドホール】と魔法を唱えるとゴブリンが積まれていた範囲に2メートルほどの穴が開きゴブリンはドサドサドサと穴の中に落ちた。それを見たギルスレインとシスティナは口を開けたまま呆然としたまま固まってしまったのである。
「主は土属性魔法も使えるのですか?確か【マジックミサイル】【ヒール】それと今の土属性魔法!3属性も!!」
「ご主人様すごいです!!」
「いや・・・そうじゃない。俺は全属性魔法が使えるから内緒にしておいてくれよ。」
ケンジはシスティナとギルスレインを見てニッコリ笑うのだった。
「「ええぇ~~~~!全属性適正!!!」」
「ああ、そうだ。そして俺はこの世界にある魔法は全て使える。詳しい事は町に着いたら説明するがこれが他人に知られれば特に王族・貴族に知られたら厄介ごとにしかならないのでホントに内緒にしておいてくれ。」
「「はい・・・わかりました・・・・」」
2人はケンジには聞こえないぐらいの声でボソボソと話したのだった。
「ねえ、ギル。あたし達ってとんでもない人に買わられたみたいだね。」
「ああ、そうだな。全属性なんて世の中にはいないだろうな・・・・だが、俺たちは主に忠誠を尽くせばいいだけだよ。俺たちの命を助けてくれたのはかわらないんだからな。」
「ええ、そうね。」
そして、賢治はゴブリンの死体を開けた穴に※②【ファイア】を唱え骨をも残さず焼いた。普通の魔法使いなら1レベル魔法である【ファイア】だと肉がこんがりいい具合に焼けるだけなのだがケンジのレベルだと1レベル魔法でも業火の如く燃え上がり骨をものこらず灰になってしまったのだ。
そして辺り一帯に※③【クリーン】の魔法をかけてケンジは魔物が寄ってこないように血の匂いまで消しさり後片付けを完璧に完了するのであった。
「さあ、2人ともいつまで呆けてるつもりだ。片付いたし出発しよう。」
「「はい・・・わかりました・・・」」
「そういえばギルスレインは解体のスキルはいくつなんだ?」
「今はまだ低いです・・・25.00ですね」
「よく考えたら俺※④【カッティング】の魔法があるんだがこれがあれば俺も解体できるよね?」
「はい。できますが解体は私にやらせていただけませんか?」
ギルスレインはケンジに解体の役目は自分だと主張してきたのであった。
「どうして?【カッティング】の方が楽になるんじゃないのか?」
「それはそうなのですが私は主の役に立ちたいのです。今は解体も低くて使い物にならないかもしれませんが成長させて【カッティング】の魔法よりも上手く解体できるようになりますのでお願いします。」
「あ・・・そっかギルスレイン達の仕事も取ろうとしてしまってたのか?」
「いえ、私達が不甲斐ないのが悪いので謝らないでください。パッシブスキルは使えば使うほど成長できるので頑張らせてください。それに解体は80.00(マスター)以上になれば【カッティング】より良く解体ができるようになるのですよ。」
「へええ!そうなのか?じゃあこれからは解体作業はギルスレインに任せることにするよ。よろしくな!」
「はい!まかせてください。」
ふと隣を見るとシスティナが下を向き落ち込んで見えたので声をかけた。
「システィナ、なんか落ち込んでないか?どうしたんだ?魔物の処理で気分が悪くなったならちょっと休憩していくか?」
「・・・・」
ギルスレインがケンジに耳打ちをするのだった。
「システィナは自分も主の為に役立ちたいのですよ・・・・自分だけ何もできないと思い歯がゆくおもっているのです。」
ケンジはギルスレインにシスティナの心情を聞きシスティナが落ち込んでいる理由がわかり声をかけるのだった。
「シ・・・システィナ?ちょっと聞いてくれ。」
システィナは目に涙を浮かべこっちをみている。
「システィナの気持ちはよくわかるしそう思ってくれていて俺はうれしいよ。ただ焦らなくてもいいんだ。これからシスティナに何ができるのか町に行ったら一緒に探そう。」
「でも、あたしは戦闘もできないしギルみたいに解体もできないしさっきもギルの足手まといになって・・・・」
「うん・・・だからさ今は無いかもしれないけど、絶対にシスティナにしかできないことがあると思うぞ。だからそんなに功を焦らなくていいんだ。」
「でもあたし何もなかったらあたしはいらなくなって奴隷商人に売られちゃう・・・・なんでもいいから役に立たないと・・・・」
「なっ‼俺はそんな薄情にみえるのか?俺がそんな風な人間ならシスティナの悲鳴が聞こえても素通りしてるぞ!」
「ひっ・・・・ごめんなさい・・・そんなつもりじゃ・・・」
「大きな声を出してごめん・・・いいかシスティナよく聞いて。俺は理不尽な暴力や権力・裏切り行為が大嫌いだ。そういった行動に出る人間はいっぱいいるかもしれない。」
「でも、俺は仲間や友達大切な人にはそんなことは絶対しないよ。これからギルスレインやシスティナと一緒に楽しく暮らしていきたいと思っている。」
「確かに君達の立場は奴隷かもしれない・・・だけど君達を買ったからには仲間と思ってこれからずっと付き合っていこうと思っているよ。」
「そして俺や仲間に手を出してくるやつらには容赦はしないつもりだ!それが王族だとしてもだ‼だから、安心してくれ。いまのそういう気持ちを忘れないでいてくれたら俺からは絶対に君達を裏切ることは無いから。」
そう言い終わるとシスティナは号泣しながら俺に飛びついてきた。
「ご主人様ぁ~~~~!ごめんなさい!あたしが悪かったです!」
ケンジは(女の涙は苦手だ・・・・)と思いながらギルと目が合い苦笑いしていた。
泣きやんだシスティナが真っ赤な顔をしてケンジに謝罪し落ち着きをとりもどしたシスティナの頭をポンポンと優しく叩きケンジは笑顔を見せそして3人で町に向かうのだった。
*-----*-----*-----*-----*
この話で出てきた魔法一覧
※①【グランドホール】
土属性魔法 2階位
消費MP 40
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 永久
効果対象 1つの土地
効果範囲 1m立方×レベル(大きさは任意に決めることが可能)
必要秘薬 魔水の苔・虹パール
備考欄
この魔法は土地の一角に落とし穴を掘ることが出来る魔法である。
穴の大きさは任意に決めることが出来、ケンジの場合だと最大500m四方の
大きな穴を出現させることが出来る。そして埋める事も可能である。
魔法使い職業レベル10、魔法スキル30.00以上で使う事が可能。
※②【ファイア】
火属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 10cm四方×レベルの範囲(任意に調整可能)
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は生活魔法と言われる魔法で誰でも使うことが出来て
スペルブック、秘薬が無くとも術者に火属性の適性があればいいのである。
つまり、MP消費のみで使う事が出来る便利な魔法である。
職業レベルなし魔法スキル5.00で失敗なしで使う事が可能。
※③【クリーン】
光属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 10cm四方×レベルの範囲(任意に調整可能)
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は生活魔法と言われる魔法で誰でも使うことが出来て
スペルブック、秘薬が無くとも術者に光属性の適性があればいいのである。
つまり、MP消費のみで使う事が出来る便利な魔法である。
職業レベルなし魔法スキル5.00で失敗なしで使う事が可能。
※④【カッティング】
無属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 永久
効果対象 1つの物体
効果範囲 なし
必要秘薬 マンドラゴラの根2個
備考欄
この魔法は物体を切り割る魔法である。接着させたものを難なく
切り分けたり、死体の解体に使ったりできて便利である
魔法使い職業レベル1、魔法スキル0.01以上で使う事が可能。
この話から賢治をケンジに統一して書き直していきます。ご迷惑をかけます<m(__)m>
そしてケンジが町に向かおうと歩き出したときギルスレインがケンジに話しかけて来たのだった。
「主、このゴブリンの素材は解体していかないのですか?」
「素材ってなんだ?」
「え?知らないのですか?素材って言うのは魔物から取れる魔石などのことで魔物の種類によっては毛皮や牙、角等があります。ゴブリンは魔石のほかに角がギルドで売る事ができますよ。」
「ご主人様ゴブリンの角や魔石は安いですが集めておいて損はないですよ。」
「へえ。そうなんだ・・・じゃあ集めていくか!」
「「はい。」」
「主は解体はできますか?」
「いや・・・できないな。」
「じゃあ、これからは解体の役目は私が担当いたします。システィナ、ゴブリンの死体を集めておいてくれるか?」
「は~~~い」
「じゃ、俺も集めてくるか。ギルスレインさんは解体をよろしくたのみます。」
「主、私達にさん付けはやめてください!呼び捨てで結構です。じゃないと主が他の者になめられてしまいます。」
「いや、でも・・・ギルスレインさんのほうが年上じゃん・・・」
「そんなのは関係ないです!主は主人で私は奴隷なのですから敬語はおかしいです。」
ギルスレインは主人と奴隷の関係をこんこんと説明をしてくれたのである。町に行けば奴隷を従えている主人はあちこちにいて奴隷を甘やかしていたり奴隷に敬語など使っていたら周りから笑われるというのである。
そしてシスティナもギルスレインと同じように自分にも敬語なんて使わず呼び捨てにしてくれと言ってきたのだった。
「そうですよ。ご主人様!あたしのこともシスティナってお呼びくださいね。」
「でも・・・・」
「「主・ご主人様‼」」
「うっ!わかったよ。ギルスレイン・システィナ・・・これでいいか?」
「「はい。」」
ケンジが二人を呼び捨てにするとギルスレインとシスティナは笑顔で返事をしたのだった。
「あ、それとご主人様はそこで休んでいてくださいね。こんな雑用はあたし達でやりますので。」
そういって2人はテキパキ処理をおこなって素材を抜き取ったゴブリンは50匹ぐらいで山積みとなった。そしてギルとシスティナはゴブリンが持っていた剣を使い穴を掘りはじめたのだった。
「ギルスレイン、穴を掘ってゴブリンを埋めるのか?」
「ええ、そうです。死んだままにしているとアンデットとなってしまうので、穴を掘って埋めるか燃やしてしまわないといけないのです。」
「これは冒険者の約束事で忘れると大変な事になるのですよ。」
「へえ・・・そうなのか!それは知らなかったよ。じゃあ俺が魔法で穴をほるよ。ちょっとはなれて!」
ケンジは※①【グランドホール】と魔法を唱えるとゴブリンが積まれていた範囲に2メートルほどの穴が開きゴブリンはドサドサドサと穴の中に落ちた。それを見たギルスレインとシスティナは口を開けたまま呆然としたまま固まってしまったのである。
「主は土属性魔法も使えるのですか?確か【マジックミサイル】【ヒール】それと今の土属性魔法!3属性も!!」
「ご主人様すごいです!!」
「いや・・・そうじゃない。俺は全属性魔法が使えるから内緒にしておいてくれよ。」
ケンジはシスティナとギルスレインを見てニッコリ笑うのだった。
「「ええぇ~~~~!全属性適正!!!」」
「ああ、そうだ。そして俺はこの世界にある魔法は全て使える。詳しい事は町に着いたら説明するがこれが他人に知られれば特に王族・貴族に知られたら厄介ごとにしかならないのでホントに内緒にしておいてくれ。」
「「はい・・・わかりました・・・・」」
2人はケンジには聞こえないぐらいの声でボソボソと話したのだった。
「ねえ、ギル。あたし達ってとんでもない人に買わられたみたいだね。」
「ああ、そうだな。全属性なんて世の中にはいないだろうな・・・・だが、俺たちは主に忠誠を尽くせばいいだけだよ。俺たちの命を助けてくれたのはかわらないんだからな。」
「ええ、そうね。」
そして、賢治はゴブリンの死体を開けた穴に※②【ファイア】を唱え骨をも残さず焼いた。普通の魔法使いなら1レベル魔法である【ファイア】だと肉がこんがりいい具合に焼けるだけなのだがケンジのレベルだと1レベル魔法でも業火の如く燃え上がり骨をものこらず灰になってしまったのだ。
そして辺り一帯に※③【クリーン】の魔法をかけてケンジは魔物が寄ってこないように血の匂いまで消しさり後片付けを完璧に完了するのであった。
「さあ、2人ともいつまで呆けてるつもりだ。片付いたし出発しよう。」
「「はい・・・わかりました・・・」」
「そういえばギルスレインは解体のスキルはいくつなんだ?」
「今はまだ低いです・・・25.00ですね」
「よく考えたら俺※④【カッティング】の魔法があるんだがこれがあれば俺も解体できるよね?」
「はい。できますが解体は私にやらせていただけませんか?」
ギルスレインはケンジに解体の役目は自分だと主張してきたのであった。
「どうして?【カッティング】の方が楽になるんじゃないのか?」
「それはそうなのですが私は主の役に立ちたいのです。今は解体も低くて使い物にならないかもしれませんが成長させて【カッティング】の魔法よりも上手く解体できるようになりますのでお願いします。」
「あ・・・そっかギルスレイン達の仕事も取ろうとしてしまってたのか?」
「いえ、私達が不甲斐ないのが悪いので謝らないでください。パッシブスキルは使えば使うほど成長できるので頑張らせてください。それに解体は80.00(マスター)以上になれば【カッティング】より良く解体ができるようになるのですよ。」
「へええ!そうなのか?じゃあこれからは解体作業はギルスレインに任せることにするよ。よろしくな!」
「はい!まかせてください。」
ふと隣を見るとシスティナが下を向き落ち込んで見えたので声をかけた。
「システィナ、なんか落ち込んでないか?どうしたんだ?魔物の処理で気分が悪くなったならちょっと休憩していくか?」
「・・・・」
ギルスレインがケンジに耳打ちをするのだった。
「システィナは自分も主の為に役立ちたいのですよ・・・・自分だけ何もできないと思い歯がゆくおもっているのです。」
ケンジはギルスレインにシスティナの心情を聞きシスティナが落ち込んでいる理由がわかり声をかけるのだった。
「シ・・・システィナ?ちょっと聞いてくれ。」
システィナは目に涙を浮かべこっちをみている。
「システィナの気持ちはよくわかるしそう思ってくれていて俺はうれしいよ。ただ焦らなくてもいいんだ。これからシスティナに何ができるのか町に行ったら一緒に探そう。」
「でも、あたしは戦闘もできないしギルみたいに解体もできないしさっきもギルの足手まといになって・・・・」
「うん・・・だからさ今は無いかもしれないけど、絶対にシスティナにしかできないことがあると思うぞ。だからそんなに功を焦らなくていいんだ。」
「でもあたし何もなかったらあたしはいらなくなって奴隷商人に売られちゃう・・・・なんでもいいから役に立たないと・・・・」
「なっ‼俺はそんな薄情にみえるのか?俺がそんな風な人間ならシスティナの悲鳴が聞こえても素通りしてるぞ!」
「ひっ・・・・ごめんなさい・・・そんなつもりじゃ・・・」
「大きな声を出してごめん・・・いいかシスティナよく聞いて。俺は理不尽な暴力や権力・裏切り行為が大嫌いだ。そういった行動に出る人間はいっぱいいるかもしれない。」
「でも、俺は仲間や友達大切な人にはそんなことは絶対しないよ。これからギルスレインやシスティナと一緒に楽しく暮らしていきたいと思っている。」
「確かに君達の立場は奴隷かもしれない・・・だけど君達を買ったからには仲間と思ってこれからずっと付き合っていこうと思っているよ。」
「そして俺や仲間に手を出してくるやつらには容赦はしないつもりだ!それが王族だとしてもだ‼だから、安心してくれ。いまのそういう気持ちを忘れないでいてくれたら俺からは絶対に君達を裏切ることは無いから。」
そう言い終わるとシスティナは号泣しながら俺に飛びついてきた。
「ご主人様ぁ~~~~!ごめんなさい!あたしが悪かったです!」
ケンジは(女の涙は苦手だ・・・・)と思いながらギルと目が合い苦笑いしていた。
泣きやんだシスティナが真っ赤な顔をしてケンジに謝罪し落ち着きをとりもどしたシスティナの頭をポンポンと優しく叩きケンジは笑顔を見せそして3人で町に向かうのだった。
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この話で出てきた魔法一覧
※①【グランドホール】
土属性魔法 2階位
消費MP 40
詠唱速度 1.5秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 永久
効果対象 1つの土地
効果範囲 1m立方×レベル(大きさは任意に決めることが可能)
必要秘薬 魔水の苔・虹パール
備考欄
この魔法は土地の一角に落とし穴を掘ることが出来る魔法である。
穴の大きさは任意に決めることが出来、ケンジの場合だと最大500m四方の
大きな穴を出現させることが出来る。そして埋める事も可能である。
魔法使い職業レベル10、魔法スキル30.00以上で使う事が可能。
※②【ファイア】
火属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 10cm四方×レベルの範囲(任意に調整可能)
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は生活魔法と言われる魔法で誰でも使うことが出来て
スペルブック、秘薬が無くとも術者に火属性の適性があればいいのである。
つまり、MP消費のみで使う事が出来る便利な魔法である。
職業レベルなし魔法スキル5.00で失敗なしで使う事が可能。
※③【クリーン】
光属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 1つの対象
効果範囲 10cm四方×レベルの範囲(任意に調整可能)
必要秘薬 なし
備考欄
この魔法は生活魔法と言われる魔法で誰でも使うことが出来て
スペルブック、秘薬が無くとも術者に光属性の適性があればいいのである。
つまり、MP消費のみで使う事が出来る便利な魔法である。
職業レベルなし魔法スキル5.00で失敗なしで使う事が可能。
※④【カッティング】
無属性魔法 1階位
消費MP 5
詠唱速度 1秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 永久
効果対象 1つの物体
効果範囲 なし
必要秘薬 マンドラゴラの根2個
備考欄
この魔法は物体を切り割る魔法である。接着させたものを難なく
切り分けたり、死体の解体に使ったりできて便利である
魔法使い職業レベル1、魔法スキル0.01以上で使う事が可能。
この話から賢治をケンジに統一して書き直していきます。ご迷惑をかけます<m(__)m>
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