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【第八章、牢舎再び】

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 ユスティナに礼を述べ、辺境伯とともに建物を出た。
「随分と長かったが、何か話せたのか」
「ええ、どうにか」
 ひとまず、アンナリーズに希望を持たせることには成功したと思う。これを絶望に変えることは許されない。
 とはいえ、そのための方法は、今のところ何も思いつかなかった。
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