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終わり.手遅れじゃなかった?
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ウチの高校は学食がある。
教室で弁当を食べる生徒もいるけど、僕は学食の味が好みなのでよく来ている。
いつも通り目立たない席を確保して、食べていると恋火が何も言わずに僕の隣に座った。
え?なに?
僕が頭の上にハテナマークを出していると、何故かニコニコしている恋火が隙間を埋める様に詰めて来た。
「風見君、いやハルカって呼ぶわね!何食べてるの?美味しい?」
「えっと、うんハルカで良いよ。これはカツ丼だよ」
「へぇ~カツ丼好きなの?今度あたしが作ってあげよっか?」
「え?あ、ありがとう?」
凄い顔が近い!
もうすぐキスできそうなくらいの距離で話しかけてくる恋火。
ちっさくなったせいで僕の方が頭が低いから目の前に唇があってドキドキする。
「あら、風見君、お隣に座るわね?」
氷室さん?振り向くと恋火とは反対側に氷室さんが腰掛けて、恋火と同じくピッタリと詰め寄って来た。
な、何事?!
「あら?カツ丼?わたし、カツ丼得意よ?今度食べさせてあげるわ」
わ、わぁ!氷室さんも形のいい唇が色っぽくてドキドキする!
お、おかしいな?僕って恋愛感情薄くてあんまりドキドキした事無いのに、この二人には凄くドキドキしちゃう!
「残念でした!ハルカにはあたしがカツ丼を食べさせる約束してるんですぅ!あんたのは無効よ!」
「あら?貴女誰かしら?わたしの風見君に近すぎよ?さっさと離れなさい」
うわぁ!恋火と氷室さんの間、僕の頭上でバチバチと火花が散っているのが見える!
「二人とも落ち着いて!恋火、こちらは氷室氷花さん、氷室さん、こちらは僕の幼馴染の火鳥恋火。仲良くしてね?」
「「はぁい・・・」」
よ、良かった!僕の話は聞いてくれるみたいだ!
二人に引っ付かれながらお昼ご飯を食べ終わり、クラスに帰ると伝えると二人に放課後会おうと約束された。
約束どおり放課後に二人に会うと、誰もいない空き教室で話をしたいと言われ、3人で移動した。
「それで、話ってなにかな?」
僕が二人に聞くと、二人はモジモジしながらどちらから話すか視線でやり取りしていた。
「じゃ、じゃああたしから!」
恋火からか、話ってなんだろ?
「実はあたし、後悔してて・・・中3のあの時、ハルカと付き合ってたら良かったって・・・」
うーん、彼氏が酷い奴だったと後から知って、あの時選択肢を間違えたと後悔しているのか。
でもその時の選択肢に僕が入ってたのか・・・ちょっと嬉しい。
「わたしも、わたしに良くしてくれた風見君がずっと心にいて、彼氏が出来てからも何か違うって思ってたの・・・別れた時に理解したわ、わたしは選択を間違えたのよ」
氷室さんもか。
「・・・でも僕もう女の子だよ?今更じゃないかな?」
「「そんな事無い!!」」
「わたしはそもそも風見君は可愛い男の子だなって思ってたのよ?それが更に可愛くなったからもっと好きになっちゃったのよ!」
「好きな人が女になっても嫌いにはならないわよ!寧ろ好き!!」
「・・・ありがとう。でも僕には二人のどちらかを選ぶなんて無理だよ・・・」
「「女どうしだから3人でも良いじゃない!!」」
「ええ・・・?!」
どうやらどうせ結婚は出来ないから重婚にはならない!と3人で関係を築きたいそうだ。
二人は仲が悪いんじゃないの?
「「間にハルカ(風見君)が入れば文句ないわ!」」
と言う事で僕達は3人で恋人関係になった。
みんな女の子だしプラトニックな恋愛になると思ったのに、その後3人で恋火の部屋へ行きめちゃくちゃエッチした。
教室で弁当を食べる生徒もいるけど、僕は学食の味が好みなのでよく来ている。
いつも通り目立たない席を確保して、食べていると恋火が何も言わずに僕の隣に座った。
え?なに?
僕が頭の上にハテナマークを出していると、何故かニコニコしている恋火が隙間を埋める様に詰めて来た。
「風見君、いやハルカって呼ぶわね!何食べてるの?美味しい?」
「えっと、うんハルカで良いよ。これはカツ丼だよ」
「へぇ~カツ丼好きなの?今度あたしが作ってあげよっか?」
「え?あ、ありがとう?」
凄い顔が近い!
もうすぐキスできそうなくらいの距離で話しかけてくる恋火。
ちっさくなったせいで僕の方が頭が低いから目の前に唇があってドキドキする。
「あら、風見君、お隣に座るわね?」
氷室さん?振り向くと恋火とは反対側に氷室さんが腰掛けて、恋火と同じくピッタリと詰め寄って来た。
な、何事?!
「あら?カツ丼?わたし、カツ丼得意よ?今度食べさせてあげるわ」
わ、わぁ!氷室さんも形のいい唇が色っぽくてドキドキする!
お、おかしいな?僕って恋愛感情薄くてあんまりドキドキした事無いのに、この二人には凄くドキドキしちゃう!
「残念でした!ハルカにはあたしがカツ丼を食べさせる約束してるんですぅ!あんたのは無効よ!」
「あら?貴女誰かしら?わたしの風見君に近すぎよ?さっさと離れなさい」
うわぁ!恋火と氷室さんの間、僕の頭上でバチバチと火花が散っているのが見える!
「二人とも落ち着いて!恋火、こちらは氷室氷花さん、氷室さん、こちらは僕の幼馴染の火鳥恋火。仲良くしてね?」
「「はぁい・・・」」
よ、良かった!僕の話は聞いてくれるみたいだ!
二人に引っ付かれながらお昼ご飯を食べ終わり、クラスに帰ると伝えると二人に放課後会おうと約束された。
約束どおり放課後に二人に会うと、誰もいない空き教室で話をしたいと言われ、3人で移動した。
「それで、話ってなにかな?」
僕が二人に聞くと、二人はモジモジしながらどちらから話すか視線でやり取りしていた。
「じゃ、じゃああたしから!」
恋火からか、話ってなんだろ?
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うーん、彼氏が酷い奴だったと後から知って、あの時選択肢を間違えたと後悔しているのか。
でもその時の選択肢に僕が入ってたのか・・・ちょっと嬉しい。
「わたしも、わたしに良くしてくれた風見君がずっと心にいて、彼氏が出来てからも何か違うって思ってたの・・・別れた時に理解したわ、わたしは選択を間違えたのよ」
氷室さんもか。
「・・・でも僕もう女の子だよ?今更じゃないかな?」
「「そんな事無い!!」」
「わたしはそもそも風見君は可愛い男の子だなって思ってたのよ?それが更に可愛くなったからもっと好きになっちゃったのよ!」
「好きな人が女になっても嫌いにはならないわよ!寧ろ好き!!」
「・・・ありがとう。でも僕には二人のどちらかを選ぶなんて無理だよ・・・」
「「女どうしだから3人でも良いじゃない!!」」
「ええ・・・?!」
どうやらどうせ結婚は出来ないから重婚にはならない!と3人で関係を築きたいそうだ。
二人は仲が悪いんじゃないの?
「「間にハルカ(風見君)が入れば文句ないわ!」」
と言う事で僕達は3人で恋人関係になった。
みんな女の子だしプラトニックな恋愛になると思ったのに、その後3人で恋火の部屋へ行きめちゃくちゃエッチした。
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