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その一.晴風、TSする。
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僕の名前は風見晴風。
ごく普通のモテない男子高校生・・・だった。
高校最後の夏休みを満喫していたある日、僕はTS病に罹り女の子になってしまった。
TS病は症例が凄く少ないけれど、特異な病気な為、知名度は高かった。
なので戸籍の変更などはスムーズに出来た。
そして、まだ何も解明されていない病気なので、定期的に検査をする事で国から補助金が降りるそうだ。
お陰で残り少ない高校生活の為に女子の制服買わなくても良いかな?と思っていたけど買う事にした。
補助金はかなり潤沢でした。
ウチの家族は両親と兄と僕と男が多かったので、僕が女の子になって逆に喜んでいた。
両親は女の子が欲しかったらしい。
兄は既に就職して一人暮らしをしているので連絡だけした。
残りの夏休みは母さんに女性が覚えるべき事を色々教わった。
足を閉じて座るのだけは癖にしないと身に付かないと思った。
「ーーと言うわけで風見がTS病で女子になったから、風見が困ってたら助けてやってくれ。」
「「「「「ええーーー!!!」」」」」
そりゃ突然クラスメイトの性別が変わったら驚くよな。
「ハルカくん、いやちゃんの方がいい?」
「どっちでも良いよ」
「じゃあハルカちゃんで!あのさ!どう?女の子になって!」
「どうって?」
「なんか変わった?気持ちとか」
「うーん・・・何も変わって無いと思うけど?」
「そうなの?男子がかっこよく見えるとか無いの?」
「無いかな。元々恋愛感情薄いせいかな?男子の時から女子に恋愛感情抱いた事無かったし」
「そうなんだ!じゃあムラムラとかもしないの?」
「え?・・・どうかな?多少はあったと思うけど、女子になってからは今のところ無いよ」
「ふーん・・・自分の裸に興奮もしない?」
「しなかったね~TSした事に驚いてそれどころじゃなかったのもあるけど、落ち着いてからも無いから、もう自分の身体だと認識しちゃってるのかも?」
「そっかぁ、なら着替えとかは女子と一緒でも大丈夫そ?」
「うーん・・・僕が良くても女子達は嫌じょない?元男子がいるのは」
「みんなはどう?ハルカちゃんと一緒に着替えできそ?」
「「「「出来る!!」」」」
そ、そうなんだ。
って言うかそれを聞くための話だったんだね。
始業式は午前中しか学校が無かったので帰り支度をしていると、別のクラスの女子が突然僕達のクラスに入って来た。
あれはーー
「風見君が女子になったって本当?」
疎遠になっていた幼馴染の火鳥恋火だった。
ごく普通のモテない男子高校生・・・だった。
高校最後の夏休みを満喫していたある日、僕はTS病に罹り女の子になってしまった。
TS病は症例が凄く少ないけれど、特異な病気な為、知名度は高かった。
なので戸籍の変更などはスムーズに出来た。
そして、まだ何も解明されていない病気なので、定期的に検査をする事で国から補助金が降りるそうだ。
お陰で残り少ない高校生活の為に女子の制服買わなくても良いかな?と思っていたけど買う事にした。
補助金はかなり潤沢でした。
ウチの家族は両親と兄と僕と男が多かったので、僕が女の子になって逆に喜んでいた。
両親は女の子が欲しかったらしい。
兄は既に就職して一人暮らしをしているので連絡だけした。
残りの夏休みは母さんに女性が覚えるべき事を色々教わった。
足を閉じて座るのだけは癖にしないと身に付かないと思った。
「ーーと言うわけで風見がTS病で女子になったから、風見が困ってたら助けてやってくれ。」
「「「「「ええーーー!!!」」」」」
そりゃ突然クラスメイトの性別が変わったら驚くよな。
「ハルカくん、いやちゃんの方がいい?」
「どっちでも良いよ」
「じゃあハルカちゃんで!あのさ!どう?女の子になって!」
「どうって?」
「なんか変わった?気持ちとか」
「うーん・・・何も変わって無いと思うけど?」
「そうなの?男子がかっこよく見えるとか無いの?」
「無いかな。元々恋愛感情薄いせいかな?男子の時から女子に恋愛感情抱いた事無かったし」
「そうなんだ!じゃあムラムラとかもしないの?」
「え?・・・どうかな?多少はあったと思うけど、女子になってからは今のところ無いよ」
「ふーん・・・自分の裸に興奮もしない?」
「しなかったね~TSした事に驚いてそれどころじゃなかったのもあるけど、落ち着いてからも無いから、もう自分の身体だと認識しちゃってるのかも?」
「そっかぁ、なら着替えとかは女子と一緒でも大丈夫そ?」
「うーん・・・僕が良くても女子達は嫌じょない?元男子がいるのは」
「みんなはどう?ハルカちゃんと一緒に着替えできそ?」
「「「「出来る!!」」」」
そ、そうなんだ。
って言うかそれを聞くための話だったんだね。
始業式は午前中しか学校が無かったので帰り支度をしていると、別のクラスの女子が突然僕達のクラスに入って来た。
あれはーー
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