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新章 皐月編
地球or異世界 クラスメイト達の選択
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夜になるとコトナがやって来た。
「こんばんは皐月、みんなは疲れて寝てるよ。」
コトナは小豆色のジャージを着ていて、黒髪ツインテールだ。
いつ見ても神様には見えない。
「ありがとう。それで私は今のうちに入れ替えたらいいの?」
「んー、いや。ここまで来たから私の正体をバラしてから皆に帰るか留まるか聞こうとと思う。そうしないと送り返すタイミングが掴めないし。」
何ですぐに送り返さなかったんだろう?
「ああ、それはね。みんなの心を覗いたら、意外とみんな異世界にワクワクしてたんだよね。だから少し冒険させようかなって。あと、インフィニティは安全だからっていうのもあるよ。」
「サラッと心を読まないでよ。でも納得した。明日にでもお屋敷に連れて来て説明会しようか。」
「オッケー。じゃあ説明する直前までは皐月アバターは自動操縦にしとくよ。」
☆
早朝、アリスとクロエ、フォーナインズに私の友人達が来る事を伝えた。
それから3時間ほどクロエとダラダラしていると執務部の1人から来客の知らせを受けた。
人数が多いのでそこそこ広いサロンルームへ案内する様に言い、クロエには此処で待っているように言っておいた。
クロエは関係無いからね。
ゆっくりとサロンルームへ向かう、サロンルームは2階の階段の近くにあるのでクラスメイト達の方が早く着くだろう。
エントランスからの階段付近だからすぐだ。
私は増設した5階の漫画部屋に居たので少し時間がかかる。
ちなみに5階は他にアニメや映画を見るシアタールームにゲームルームがある。完全に私の趣味部屋だ。アリスやフォーナインズも夜になると遊びに来る。
流石に全員は入らないので各部屋定員20人まででローテーションしている。
っと、そんな事を考えているとサロンルームに着いた。
みんなと会うの久しぶりだなぁ。
コンコンコン ガチャッ
クラスメイト達は思い思いの場所で寛いでいたようで、部屋のあちこちから私に視線が刺さる。
「え?皐月?!皐月が2人いる?!」
親友の灯がすぐに反応しみんながザワザワしはじめたが、私に扮したコトナが片手を上げ静かにする様に促す。
私の横まで歩いて来たコトナは状況説明をし始めた。
・とある国による異世界召喚。
・コトナが妨害し、安全な場所まで皐月のフリをして護衛していた事。
・安全な場所に着いたので残るか帰るか選択出来ること。
主な説明はこの三つ。
ちなみに残る場合は地球にコピー人格のアバターを送り込んで穴埋めをするらしい。
帰る場合はもちろんギフトやスキルは没収。ステータスは人間の範疇に収まる程度に上げられるそうだ。
みんなは凄く悩んでいたが、結局全員帰る事になった。私以外の全員だ。
私はクロエやアリス、フォーナインズを途中で投げ出したくなかったからね。
私の両親もコッチに来てるらしいし。
サロンルームの床に大きな魔法陣が浮き上がる。地球へ帰るための転移魔法だ。
みんなは魔法陣の上に立ち、コトナも魔法陣の方に歩き出すが、スッと中身のコトナだけ留まりアバターだけが魔法陣に乗った。
「じゃあ送還するね。」
コトナがそう言うと光が増して来た。
みんなは眩しそうに目を閉じている。
コトナは何とも無いように見つめている。
私も半神だからか眩しくは無い。
まぁ光でみんなが見えなくなって来たけどね。
光が収まるとみんなは居なくなっていた。
無事帰れたんだろう。
「ふぅ、一人一人の机の位置まで調整するのつかれるー!」
どうやらコトナはクラスの席にそれぞれ座らせ、更に軽く寝た状態で送ったらしい。
何でそんな事をしたのか聞くと、「あれ?もしかして夢だった?」って思わせる演出の為だと言われた。お茶目か!
「こんばんは皐月、みんなは疲れて寝てるよ。」
コトナは小豆色のジャージを着ていて、黒髪ツインテールだ。
いつ見ても神様には見えない。
「ありがとう。それで私は今のうちに入れ替えたらいいの?」
「んー、いや。ここまで来たから私の正体をバラしてから皆に帰るか留まるか聞こうとと思う。そうしないと送り返すタイミングが掴めないし。」
何ですぐに送り返さなかったんだろう?
「ああ、それはね。みんなの心を覗いたら、意外とみんな異世界にワクワクしてたんだよね。だから少し冒険させようかなって。あと、インフィニティは安全だからっていうのもあるよ。」
「サラッと心を読まないでよ。でも納得した。明日にでもお屋敷に連れて来て説明会しようか。」
「オッケー。じゃあ説明する直前までは皐月アバターは自動操縦にしとくよ。」
☆
早朝、アリスとクロエ、フォーナインズに私の友人達が来る事を伝えた。
それから3時間ほどクロエとダラダラしていると執務部の1人から来客の知らせを受けた。
人数が多いのでそこそこ広いサロンルームへ案内する様に言い、クロエには此処で待っているように言っておいた。
クロエは関係無いからね。
ゆっくりとサロンルームへ向かう、サロンルームは2階の階段の近くにあるのでクラスメイト達の方が早く着くだろう。
エントランスからの階段付近だからすぐだ。
私は増設した5階の漫画部屋に居たので少し時間がかかる。
ちなみに5階は他にアニメや映画を見るシアタールームにゲームルームがある。完全に私の趣味部屋だ。アリスやフォーナインズも夜になると遊びに来る。
流石に全員は入らないので各部屋定員20人まででローテーションしている。
っと、そんな事を考えているとサロンルームに着いた。
みんなと会うの久しぶりだなぁ。
コンコンコン ガチャッ
クラスメイト達は思い思いの場所で寛いでいたようで、部屋のあちこちから私に視線が刺さる。
「え?皐月?!皐月が2人いる?!」
親友の灯がすぐに反応しみんながザワザワしはじめたが、私に扮したコトナが片手を上げ静かにする様に促す。
私の横まで歩いて来たコトナは状況説明をし始めた。
・とある国による異世界召喚。
・コトナが妨害し、安全な場所まで皐月のフリをして護衛していた事。
・安全な場所に着いたので残るか帰るか選択出来ること。
主な説明はこの三つ。
ちなみに残る場合は地球にコピー人格のアバターを送り込んで穴埋めをするらしい。
帰る場合はもちろんギフトやスキルは没収。ステータスは人間の範疇に収まる程度に上げられるそうだ。
みんなは凄く悩んでいたが、結局全員帰る事になった。私以外の全員だ。
私はクロエやアリス、フォーナインズを途中で投げ出したくなかったからね。
私の両親もコッチに来てるらしいし。
サロンルームの床に大きな魔法陣が浮き上がる。地球へ帰るための転移魔法だ。
みんなは魔法陣の上に立ち、コトナも魔法陣の方に歩き出すが、スッと中身のコトナだけ留まりアバターだけが魔法陣に乗った。
「じゃあ送還するね。」
コトナがそう言うと光が増して来た。
みんなは眩しそうに目を閉じている。
コトナは何とも無いように見つめている。
私も半神だからか眩しくは無い。
まぁ光でみんなが見えなくなって来たけどね。
光が収まるとみんなは居なくなっていた。
無事帰れたんだろう。
「ふぅ、一人一人の机の位置まで調整するのつかれるー!」
どうやらコトナはクラスの席にそれぞれ座らせ、更に軽く寝た状態で送ったらしい。
何でそんな事をしたのか聞くと、「あれ?もしかして夢だった?」って思わせる演出の為だと言われた。お茶目か!
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