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新章 皐月編

スキルレベル上げにシフトする

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ステータスがわけがわからない桁になった。
ステータスはもう十分上がった、【創造】を使うためにMP上げるためにレベル上げしたんだけど。スキルレベルが低いのが気になるので、もう少しダンジョンに居るつもりだ。

魔法関係が全然上がってないから、魔法と後マスターしたい首トンだね。

5階層
出てくる魔物はLv50のオーク。
固体ではリザードマンより弱いが、数が多い。
リザードマンがスリーマンセル(三人一組のチーム)でオークが30人程の小隊で動いている。

なので5階層は魔物密度が高い。
オーク小隊は剣、斧、槍、棍棒、手甲が6匹ずつ居るようだ。
全部前衛という脳筋スタイルである。
せめて弓持ちがいればいいのにね。

対峙したオーク小隊はブヒブヒ言いながら考えなしに突っ込んできた。
戦略も無いようだ。知能は無さそう。

私は魔法の威力確認のために火魔法のファイアーボールを一発放つ。

「わっ!」

ファイアーボールは予想以上に早くて少しびっくりした。
多分鉄砲の弾くらいの速さないんじゃないだろうか。実物見たこと無いけど。

そして一番手前にいた剣持ちオークに着弾し、炎が辺り一面に広がった。
何処までも広がりそうだったのでオーク達が居る範囲くらいで良いと思ったら、広がりがピタッと止まった。
炎はオーク小隊全員を包み、オーク達の叫び声が響き渡る。
地獄絵図だ。

もう良いかな?と重いファイアーボールを出したまま前に突き出した手をギュっと閉じると、オーク達を焦がしていた炎が無かったかのように消失した。

オーク達は全滅して消えていた。

「ファイアーボールの威力じゃないね。」

オークのドロップ品は通常ドロが上質なオーク肉、レアドロはプロテインだった。やはり脳筋・・・

そういえばリザードマンのドロップ確認してなかった。
通常ドロが鱗皮でレアドロは水玉という薬や魔道具の素材だった。
水玉と魔石を錬金で融合させると、水を出せる魔道具になるみたい。

うーん便利なアイテムではあるんだけど、ウチの開拓地は開拓神ツールで上水下水完備された家が簡単に作れちゃうから不要かな。輸出用だね。

何となくステータスを確認すると、火魔法がLv5まで上がっていた。
あれ?1発しか撃ってないんだけど何で?
倒した数も加味されるのかな?それとも込めた魔力の関係かな?

検証しずらいしメンドイのでやらないけど、スキルレベルが上げやすくなったのはありがたい。

その後、水、土、風とオーク小隊を倒していった。
ちなみにウォーターボールはオーク達を大きな水球で包み込み溺死。アースボールはウニみたいな棘がオーク達を穴だらけに。ウインドボールは猛烈な竜巻が発生しオーク達を切り裂いた。

うん、全部エグいね。
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