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新章 皐月編
開拓中
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豪邸は出来た。
家具は一部足りてないけど、また町に戻るのめんどいので後で。
現状の開拓地は大樹ハウス、畑、豪邸。
もっと色々作ったほうが良いかな。
大樹ハウスと畑の緑しか無いので周りに緑を増やそう。
クワで「芝生」って思いながら耕す。
すると半径50mほどが芝生まみれになった。
50mか・・・もっと広範囲に出来ないかな?
「数キロ範囲で芝生!」と思いながらクワで耕す。
・・・おぉ!何キロくらいか判らないけど広範囲に芝生が生えたよ!
次は水辺が欲しいね。井戸・・・いや池?いや、湖だ!
「枯れない湖、大きさは琵琶湖くらい!」と叫びながらスコップを地面を刺す。
すると670.4 km²(多分)の湖が出来た。でかい。
荒れ地方面に作ったから町には影響は無いね。多分。
「えぇ!?芝生も凄かったけど、海まで作っちゃったの?サツキもしかして神様?あ、半神だった!」
「うん、半神だね。でも自分でもビックリだよ。あと、海じゃなくて湖だよ。」
「みずうみって何?」
「ん?この大陸には無いから言葉自体無いのかな?大きな水溜りだと思えばいいよ。」
「みずたまり・・・」
二人で湖を眺めていると、チャプンッと魚が跳ねた。
え?生き物居るの?
多分、私が「琵琶湖」って思ったから生き物込みで作られたとかかな?
だとすると開拓神生き物も創造出来てしまうということだ。
神って付いてるし、私も半神になったから生命を創造出来ても不思議はないのか?
うーん・・・家畜も作れるかな?
多分「牧場」とか思いながら開拓神ツール使えば家畜込みで作れる気がする。
でも問題がある。
家畜を作ってもお世話する人手が圧倒的に足りない。
人手・・・孤児か奴隷、または難民あたりがテンプレだよね。
∞収納があれば何人でも食べさせられるのでやってみるか?
「アリス、孤児とか奴隷ってどこに行けば会えるかな?」
「え?孤児は割とどこにでも居るよ。奴隷は大きな街とかに居るんじゃないかな。大陸外縁部は村や町がちらほらあるから大陸をぐるっと回れば良いんじゃないかな。」
「なるほど。確保した人員を運搬する方法も必要かな、開拓神ツールに運搬用のツールありそうだな。リヤカー、ねこぐるま、軽トラ・・・軽トラ?!車あるんかい!・・・もっと凄いの有った。・・・・・・観光バス」
「何これ?車輪の付いた家?」
「観光バス。」
「かんこうばす?」
「50人くらい一度に運べる馬のいらない馬車みたいなものだよ。」
「馬車?!これ馬車?!王族用なの?」
観光バスの大きさに驚愕するアリスを置いといて、開拓神ツールの全容について考える。
あきらかに開拓に関係無さそうな物まであるんだけど、どういう事なの?
いや、助かるけどね!
今まで深く考えずに使ってきたけど。本当に何でも出るな開拓神ツール。
今の所欲しいと思ったけど出なかった試しがない。本当に何でも出る。
ん?何でも・・・?
開拓神をくれた創造神コトナも出せたりするのかな?
「創造神コトナ!」
「じゃーん!コトナ降臨!!」
小豆色のジャージを着たロリ巨乳の黒髪ツインテールが現れた。
この世界に来る前に会った創造神だ。
「んで?何か用?」
「あ、うん。まさか本当に出るとは思わなくて・・・開拓神のツールが何でも出てくるんだけど?」
コトナは空中に座り、いつの間にか右手にワイングラスを持っていた。
グラスの中身は琥珀色だ、お酒だろうか?
「開拓神ツールはね、私が暇つぶしに作ったやり過ぎ道具を呼び出せるようになってるんだよ。参照場所が私の収納能力【無限世界】だから、そこに有るものなら何でも取り出されるんだ。この世界も含めて私の世界は全部【無限世界】内にあるのだ!だから生き物も呼び出せるよ。」
「はぁ。スケールが大きすぎて何言ってるのかよくわからない。」
「まぁ、何でも出せるって思っておけば良いよ。・・・クラスメイトとかね。」
クラスメイト?そう言えばこの世界に来る直前クラスメイトも召喚陣の上にいたような・・・もしかして皆来てるの?!
「来てるよ。皆で力を合わせて頑張って生活してるよ。」
「いきなり思考を読まないで下さい!」
あれ?そもそも何でこの世界に来ることになったんだっけ?
この世界のどこかで召喚の儀式かなにかをやってクラス単位で召喚されて、私だけコトナに使命を与えられて。
私はともかくクラスの皆は日本に帰れるんじゃないの?コトナの力で。
「出来るけど、偶然異世界に来て喜んでる人もいたんだよねぇ。だから様子見してる所なんだ。」
「わっ!サツキが二人いる!」
アリスが観光バスに飽きてこっちに来ていた。え?コトナと私って似てるの?・・・似てるわ!どこかで見た顔だとずっと思ってたけど鏡で何時も見てた顔だった。
「こんにちはアリス。私は創造神コトナ。よろしくね。」
「あ、どうも、アリスです。」
アリスとコトナが簡単な自己紹介をしはじめた。見た感じコトナのほうが年下に見える。・・・ということは私とアリスもアリスが年上に見えるのかー凹むな~。いや、今はそんな事考える時じゃない。
「それよりコトナ、クラスメイト呼び出したほうが良いの?」
「うーん。皆は今、頑張って今いる大陸から離脱しようと一丸になって盛り上がっているから、急に呼び出したら完全に空気読めない子になるけど大丈夫?」
「大丈夫じゃないね。皆が自力でこの大陸に来るの?それとも別の大陸?」
危なかった。聞かないでクラスメイトを呼び出してたら完全に皆の気持ちをガン無視する痛い子になるところだった。
「この大陸に誘導するから大丈夫、安心して!」
出会った時も思ったけどコトナの「大丈夫」「安心して」は胡散臭い。
実際この世界に来て「大丈夫」だったんだけどね。
力は本物なんだけど何処かいい加減というか抜けているというか・・・何か「私っぽい」のだ。
家具は一部足りてないけど、また町に戻るのめんどいので後で。
現状の開拓地は大樹ハウス、畑、豪邸。
もっと色々作ったほうが良いかな。
大樹ハウスと畑の緑しか無いので周りに緑を増やそう。
クワで「芝生」って思いながら耕す。
すると半径50mほどが芝生まみれになった。
50mか・・・もっと広範囲に出来ないかな?
「数キロ範囲で芝生!」と思いながらクワで耕す。
・・・おぉ!何キロくらいか判らないけど広範囲に芝生が生えたよ!
次は水辺が欲しいね。井戸・・・いや池?いや、湖だ!
「枯れない湖、大きさは琵琶湖くらい!」と叫びながらスコップを地面を刺す。
すると670.4 km²(多分)の湖が出来た。でかい。
荒れ地方面に作ったから町には影響は無いね。多分。
「えぇ!?芝生も凄かったけど、海まで作っちゃったの?サツキもしかして神様?あ、半神だった!」
「うん、半神だね。でも自分でもビックリだよ。あと、海じゃなくて湖だよ。」
「みずうみって何?」
「ん?この大陸には無いから言葉自体無いのかな?大きな水溜りだと思えばいいよ。」
「みずたまり・・・」
二人で湖を眺めていると、チャプンッと魚が跳ねた。
え?生き物居るの?
多分、私が「琵琶湖」って思ったから生き物込みで作られたとかかな?
だとすると開拓神生き物も創造出来てしまうということだ。
神って付いてるし、私も半神になったから生命を創造出来ても不思議はないのか?
うーん・・・家畜も作れるかな?
多分「牧場」とか思いながら開拓神ツール使えば家畜込みで作れる気がする。
でも問題がある。
家畜を作ってもお世話する人手が圧倒的に足りない。
人手・・・孤児か奴隷、または難民あたりがテンプレだよね。
∞収納があれば何人でも食べさせられるのでやってみるか?
「アリス、孤児とか奴隷ってどこに行けば会えるかな?」
「え?孤児は割とどこにでも居るよ。奴隷は大きな街とかに居るんじゃないかな。大陸外縁部は村や町がちらほらあるから大陸をぐるっと回れば良いんじゃないかな。」
「なるほど。確保した人員を運搬する方法も必要かな、開拓神ツールに運搬用のツールありそうだな。リヤカー、ねこぐるま、軽トラ・・・軽トラ?!車あるんかい!・・・もっと凄いの有った。・・・・・・観光バス」
「何これ?車輪の付いた家?」
「観光バス。」
「かんこうばす?」
「50人くらい一度に運べる馬のいらない馬車みたいなものだよ。」
「馬車?!これ馬車?!王族用なの?」
観光バスの大きさに驚愕するアリスを置いといて、開拓神ツールの全容について考える。
あきらかに開拓に関係無さそうな物まであるんだけど、どういう事なの?
いや、助かるけどね!
今まで深く考えずに使ってきたけど。本当に何でも出るな開拓神ツール。
今の所欲しいと思ったけど出なかった試しがない。本当に何でも出る。
ん?何でも・・・?
開拓神をくれた創造神コトナも出せたりするのかな?
「創造神コトナ!」
「じゃーん!コトナ降臨!!」
小豆色のジャージを着たロリ巨乳の黒髪ツインテールが現れた。
この世界に来る前に会った創造神だ。
「んで?何か用?」
「あ、うん。まさか本当に出るとは思わなくて・・・開拓神のツールが何でも出てくるんだけど?」
コトナは空中に座り、いつの間にか右手にワイングラスを持っていた。
グラスの中身は琥珀色だ、お酒だろうか?
「開拓神ツールはね、私が暇つぶしに作ったやり過ぎ道具を呼び出せるようになってるんだよ。参照場所が私の収納能力【無限世界】だから、そこに有るものなら何でも取り出されるんだ。この世界も含めて私の世界は全部【無限世界】内にあるのだ!だから生き物も呼び出せるよ。」
「はぁ。スケールが大きすぎて何言ってるのかよくわからない。」
「まぁ、何でも出せるって思っておけば良いよ。・・・クラスメイトとかね。」
クラスメイト?そう言えばこの世界に来る直前クラスメイトも召喚陣の上にいたような・・・もしかして皆来てるの?!
「来てるよ。皆で力を合わせて頑張って生活してるよ。」
「いきなり思考を読まないで下さい!」
あれ?そもそも何でこの世界に来ることになったんだっけ?
この世界のどこかで召喚の儀式かなにかをやってクラス単位で召喚されて、私だけコトナに使命を与えられて。
私はともかくクラスの皆は日本に帰れるんじゃないの?コトナの力で。
「出来るけど、偶然異世界に来て喜んでる人もいたんだよねぇ。だから様子見してる所なんだ。」
「わっ!サツキが二人いる!」
アリスが観光バスに飽きてこっちに来ていた。え?コトナと私って似てるの?・・・似てるわ!どこかで見た顔だとずっと思ってたけど鏡で何時も見てた顔だった。
「こんにちはアリス。私は創造神コトナ。よろしくね。」
「あ、どうも、アリスです。」
アリスとコトナが簡単な自己紹介をしはじめた。見た感じコトナのほうが年下に見える。・・・ということは私とアリスもアリスが年上に見えるのかー凹むな~。いや、今はそんな事考える時じゃない。
「それよりコトナ、クラスメイト呼び出したほうが良いの?」
「うーん。皆は今、頑張って今いる大陸から離脱しようと一丸になって盛り上がっているから、急に呼び出したら完全に空気読めない子になるけど大丈夫?」
「大丈夫じゃないね。皆が自力でこの大陸に来るの?それとも別の大陸?」
危なかった。聞かないでクラスメイトを呼び出してたら完全に皆の気持ちをガン無視する痛い子になるところだった。
「この大陸に誘導するから大丈夫、安心して!」
出会った時も思ったけどコトナの「大丈夫」「安心して」は胡散臭い。
実際この世界に来て「大丈夫」だったんだけどね。
力は本物なんだけど何処かいい加減というか抜けているというか・・・何か「私っぽい」のだ。
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