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新章 皐月編
行き倒れの子供を拾った
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迷宮キノコを探しにダンジョンの1階層を探索する。
最初は一本道だったけど、途中何度も分岐点があった。
地図もないので、ひとまず分かれ道は全部右に進んでみる。
行き止まりだった。奥には開けられた宝箱が置いてあった。
1階層だから、かなり前に開けられたはずなのに宝箱は綺麗だった。ダンジョンが生み出した宝箱だからかな?
初めて宝箱という物をリアルで見たので観察してみる事にした。
フタが山形の木製でフチが金属で出来ていて、鍵穴も付いている。
ゲームでよく見る木の宝箱ってヤツだ。
ん?この宝箱外見と中身の深さが合ってないな。もしかして、この底とれるんじゃないかな?
取れた。
そして何か入っている。
誰かが取ったと見せかけるトラップだったみたいだね。
[スキルブック:火魔法]
わぁ!これは良いものだね!
早速覚えたいけど。
まずは∞収納に入れて、と。
[スキルブック:火魔法×∞]
[カラの木製宝箱×∞]
よし!これで売ったりあげたりも出来るね!
宝箱も記念って事で貰った。
スキルブックを1冊取り出し開いてみる。
するとスキルブックが輝き、私の中に入ってきた。
[火魔法Lv1のスキルを覚えました。]
Lv1[ファイア/ファイアーボールが使える。込めたMP量で威力が増減する。]
なるほど、1発何MP消費とかじゃないのか。
これは試し打ちしてみるしかないね。
ダンジョンだし的になる魔物には困らないね。まだ何とも出会ってないけど・・・
私は来た道を分岐点まで戻った。
そしてまた右に曲がる。
壁伝いに進めば迷路は踏破出来るらしいので、時間はかかるけどこの方法で進んでいるのだ。
あ、スライムだ。
結構いるな、5、いや8匹か。
何かに群がっている。
すぐそばまで来ると、群がっていたモノは人だった。それも子供。
スライム達は倒れた子供に体当たりしたり上で跳ねたりしていた。
生きてるかもしれないので、スライム達を超大剣を構える事で脅してみた。
スライム達はピキー!と言いながら私から距離を取ったので覚えたばかりの火魔法を放ってみた。
ファイアーボール消費MP1
手のひらから10センチくらいの火の玉が発射され、狙っていたスライムに着弾した。
当たったスライムは驚いて、火だるまになりながら逃げて行った。他のスライムも逃げ出した。
MP1だとスライムも倒せないのか。
倒れた子供の側によって生きているか確認する。
子供はうつ伏せのままピクリとも動かない。
ひっくり返して仰向けにしてみると、胸が少し上下していて呼吸音も聞こえた。
子供は女の子で、まだ小学生4年生くらいだろうか。
髪は茶髪でボブカット、顔は可愛いけど痩せていて頬が痩けている。
服装は大分痛んだ布の服とズボン。靴は履いていない。
直ぐ横に木の棒が落ちている。多分彼女の武器だろう。
もう一つ荷物があった。皮袋。
バッグがわりに使っていたのだろう。
中身は薬草と迷宮キノコがいくつか入ってた。
このままほっといたら死んでしまうので連れて帰る事にした。
私の鑑定では相手のHPまで見れないので、念の為ローポーションを飲ませる。
ゆっくり飲ませるとちゃんと飲んでくれた。
背負ってみると凄く軽かった。凄く痩せているので孤児とかかもしれない。
助けたお礼に迷宮キノコを1つ貰おう。増やして返せるし。
最初は一本道だったけど、途中何度も分岐点があった。
地図もないので、ひとまず分かれ道は全部右に進んでみる。
行き止まりだった。奥には開けられた宝箱が置いてあった。
1階層だから、かなり前に開けられたはずなのに宝箱は綺麗だった。ダンジョンが生み出した宝箱だからかな?
初めて宝箱という物をリアルで見たので観察してみる事にした。
フタが山形の木製でフチが金属で出来ていて、鍵穴も付いている。
ゲームでよく見る木の宝箱ってヤツだ。
ん?この宝箱外見と中身の深さが合ってないな。もしかして、この底とれるんじゃないかな?
取れた。
そして何か入っている。
誰かが取ったと見せかけるトラップだったみたいだね。
[スキルブック:火魔法]
わぁ!これは良いものだね!
早速覚えたいけど。
まずは∞収納に入れて、と。
[スキルブック:火魔法×∞]
[カラの木製宝箱×∞]
よし!これで売ったりあげたりも出来るね!
宝箱も記念って事で貰った。
スキルブックを1冊取り出し開いてみる。
するとスキルブックが輝き、私の中に入ってきた。
[火魔法Lv1のスキルを覚えました。]
Lv1[ファイア/ファイアーボールが使える。込めたMP量で威力が増減する。]
なるほど、1発何MP消費とかじゃないのか。
これは試し打ちしてみるしかないね。
ダンジョンだし的になる魔物には困らないね。まだ何とも出会ってないけど・・・
私は来た道を分岐点まで戻った。
そしてまた右に曲がる。
壁伝いに進めば迷路は踏破出来るらしいので、時間はかかるけどこの方法で進んでいるのだ。
あ、スライムだ。
結構いるな、5、いや8匹か。
何かに群がっている。
すぐそばまで来ると、群がっていたモノは人だった。それも子供。
スライム達は倒れた子供に体当たりしたり上で跳ねたりしていた。
生きてるかもしれないので、スライム達を超大剣を構える事で脅してみた。
スライム達はピキー!と言いながら私から距離を取ったので覚えたばかりの火魔法を放ってみた。
ファイアーボール消費MP1
手のひらから10センチくらいの火の玉が発射され、狙っていたスライムに着弾した。
当たったスライムは驚いて、火だるまになりながら逃げて行った。他のスライムも逃げ出した。
MP1だとスライムも倒せないのか。
倒れた子供の側によって生きているか確認する。
子供はうつ伏せのままピクリとも動かない。
ひっくり返して仰向けにしてみると、胸が少し上下していて呼吸音も聞こえた。
子供は女の子で、まだ小学生4年生くらいだろうか。
髪は茶髪でボブカット、顔は可愛いけど痩せていて頬が痩けている。
服装は大分痛んだ布の服とズボン。靴は履いていない。
直ぐ横に木の棒が落ちている。多分彼女の武器だろう。
もう一つ荷物があった。皮袋。
バッグがわりに使っていたのだろう。
中身は薬草と迷宮キノコがいくつか入ってた。
このままほっといたら死んでしまうので連れて帰る事にした。
私の鑑定では相手のHPまで見れないので、念の為ローポーションを飲ませる。
ゆっくり飲ませるとちゃんと飲んでくれた。
背負ってみると凄く軽かった。凄く痩せているので孤児とかかもしれない。
助けたお礼に迷宮キノコを1つ貰おう。増やして返せるし。
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