204 / 280
7章 姫のお茶会編
モンスターハウス
しおりを挟む
25階層、5の倍数の階層はボスエリアだったので、ボス戦の準備を整えて扉を開きました。
だが飛び込んで来た景色は予想外のものでした。
1つの階層が1つの部屋になっている、所謂「大部屋」と呼ばれる状態に地を埋め尽くすようなおびただしい数の魔物の絨毯。
扉を開けたことで、扉付近の魔物達がこちらに気が付き威嚇しはじめました。わたくし達が変身してなかったら大ピンチでした。
真っ先に動いたのはミーちゃんでした。アタリ様より習った必殺の蹴技[ライ○ーキック]を放つと、狙った獲物と、その周りまで巻き込み数百体の魔物を吹っ飛ばしました。
ルーちゃんは高圧縮魔力集束砲を放ち、横へ薙ぎ払う事で討伐数を稼いでいます。
更に数百体の魔物を倒しました。
わたくしは2人が届かなかった奥の魔物達に向かって斬撃を三百ほど飛ばしました。変身中じゃないとあの距離は届きません。
ミューちゃんは信じられない速度で魔物を解体しています。ナイフ一振りで素材になる様は魔法のようでした。
「本当にこの変身装備は異常ですね。あれだけ居た魔物がもう百も居ないですよ。」
「一撃で数百の魔物倒せるの気持ち良いにゃ!最高にゃ!」
「収束砲はやみつきですわ!!」
「コトナ様特製解体ナイフも凄いですよ!まさか一度に100体捌けるなんて知りませんでした!!」
それぞれ興奮しながら今の戦いの感想を言い合いました。会話になってませんでしたけどね。
残りの魔物を殲滅し、下への階段の前にたどり着く頃には落ち着きを取り戻していました。
大して疲れていないので休憩無しで26階層へ降ります。
「そういえば、25階層はボスエリアのハズなのにボーナス宝箱とか出ませんでしたね。」
「ボスがモンスターハウスってのもおかしいにゃ」
「イレギュラーというものですわね。これはギルドに報告しないとですわ!」
「まだしばらく潜っている事になるので、忘れないようにメモしておきますね。」
ミューちゃんがメモを取り終わると、改めて26階層の様子を伺う。
モンスターハウスでは無いみたいですね。魔物の数も異常な感じはない。
ふぅ・・・やはりさっきの階が異常だったみたいですね。
まぁ魔物がゴブリンエンペラーとかオークディザスターとかなのは異常といえば異常なのですが・・・
1階層からオーガとか出るダンジョンなので26階層でそのレベルはあり得るのでしょうね。普通の冒険者では攻略不可能なのでは?
おそらくプラチナランクどころかミスリルランクでも辛いと思います。
実際見たことありませんが、アダマンタイトランクなら攻略できるのでしょうか?
わたくし達は変身ブレスレットのおかげで余裕ですけどね。
だが飛び込んで来た景色は予想外のものでした。
1つの階層が1つの部屋になっている、所謂「大部屋」と呼ばれる状態に地を埋め尽くすようなおびただしい数の魔物の絨毯。
扉を開けたことで、扉付近の魔物達がこちらに気が付き威嚇しはじめました。わたくし達が変身してなかったら大ピンチでした。
真っ先に動いたのはミーちゃんでした。アタリ様より習った必殺の蹴技[ライ○ーキック]を放つと、狙った獲物と、その周りまで巻き込み数百体の魔物を吹っ飛ばしました。
ルーちゃんは高圧縮魔力集束砲を放ち、横へ薙ぎ払う事で討伐数を稼いでいます。
更に数百体の魔物を倒しました。
わたくしは2人が届かなかった奥の魔物達に向かって斬撃を三百ほど飛ばしました。変身中じゃないとあの距離は届きません。
ミューちゃんは信じられない速度で魔物を解体しています。ナイフ一振りで素材になる様は魔法のようでした。
「本当にこの変身装備は異常ですね。あれだけ居た魔物がもう百も居ないですよ。」
「一撃で数百の魔物倒せるの気持ち良いにゃ!最高にゃ!」
「収束砲はやみつきですわ!!」
「コトナ様特製解体ナイフも凄いですよ!まさか一度に100体捌けるなんて知りませんでした!!」
それぞれ興奮しながら今の戦いの感想を言い合いました。会話になってませんでしたけどね。
残りの魔物を殲滅し、下への階段の前にたどり着く頃には落ち着きを取り戻していました。
大して疲れていないので休憩無しで26階層へ降ります。
「そういえば、25階層はボスエリアのハズなのにボーナス宝箱とか出ませんでしたね。」
「ボスがモンスターハウスってのもおかしいにゃ」
「イレギュラーというものですわね。これはギルドに報告しないとですわ!」
「まだしばらく潜っている事になるので、忘れないようにメモしておきますね。」
ミューちゃんがメモを取り終わると、改めて26階層の様子を伺う。
モンスターハウスでは無いみたいですね。魔物の数も異常な感じはない。
ふぅ・・・やはりさっきの階が異常だったみたいですね。
まぁ魔物がゴブリンエンペラーとかオークディザスターとかなのは異常といえば異常なのですが・・・
1階層からオーガとか出るダンジョンなので26階層でそのレベルはあり得るのでしょうね。普通の冒険者では攻略不可能なのでは?
おそらくプラチナランクどころかミスリルランクでも辛いと思います。
実際見たことありませんが、アダマンタイトランクなら攻略できるのでしょうか?
わたくし達は変身ブレスレットのおかげで余裕ですけどね。
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる