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7章 姫のお茶会編
帰ってきたアタリ
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ある日ひょっこりアタリが帰ってきた。
アタリが作った世界であるセカンドにとある理由で一時的に行っていたのだ。
「ふふーん♪アタリの世界に変身ライダーと変身戦隊を作って来たんだよ!あと悪の軍団もね!」
アタリがセカンドに行っていた理由はそれだった。
「悪の軍団も必要なの?」
「怪人とかいないと活躍出来ないよ!」
それはそうだね。勇者だって魔王や倒すべき悪がいないと異端者扱いされる事もあるもんね。
「アタリのギフトでウチのパーティメンバーを変身ヒロインとか魔法少女とか出来そうだね。」
アタリのギフトは[空想現実化レベル♾]
これを使いセカンドの善良な人には正義の変身アイテムを、悪い人には悪の変身アイテムをランダムで数人選び、ばら撒いたらしい。
「うー・・・アタリ変身ヒロインあんまり知らないよ?特撮ばっかり見てたから。」
そうなのか、私は逆にアニメを見ることが多かったから特撮がよくわからん。
変身ヒロインモノもそんなに見なかったな。
あ、そうだ地球のネットに繋がってるタブレットがあるから見て参考にしよう。
年会費払うと色々な作品が見られる動画サイトでアタリと2人でとあるツインテールになる変身ヒロインアニメを見た。
変身ヒロインの衣装って結構際どいな。
ほぼスクール水着に装甲が手足や腰に付いてる感じだ。
それを見たアタリは瞳をキラキラさせて食い入るように見ている。
どうやら琴線に触れたようだ。
全話を一気見したアタリは「変身ブレスレット作って来る!」と急いでアタリの部屋に走って行った。
私は次の変身ヒロインアニメを見る、今度は古めの作品で異世界に召喚された3人の少女達が使命を受けて戦うヤツだ。なんか巨大ロボまで出てきた。
☆
暫くしてアタリがあの作品と似たような変身ブレスレットを作ってきた。少しアレンジされているようだ。
「じゃーん!これが変身ヒロインブレスレットだよ!付けてみて!!」
アタリは眩しい笑顔で私にブレスレットを渡して来た。
私はブレスレットを右手首に装着する。
「変身の合言葉は〈にゃーん♡〉だよ!」
「に、にゃーん・・・」
「違う!にゃーん♡ だよ!」
「に、にゃーん♡」
合言葉を言うと同時にブレスレットが輝き、着ている服が消えて真っ裸になる。
そして手足に金属製の手甲や脚甲が装着され、耳のツインテールのアタリにもネコミミヘッドホンのような装甲が付き、腰の前部分だけが無い短いスカート型で尻尾が付いた装甲が付き、最後にスクール水着っぽい衣装が装着された。
待って、なんで大事な所隠れるのが最後なの?
しかもやたら胸の形に服がフィットし過ぎて恥ずかしいんだけど?
「途中でコトノにアドバイスしてもらったよ!」
それでか!
「・・・まぁいいや、それよりこの装備の性能を教えて。」
「うん!」
アタリの説明が天才的に下手なのを忘れていたので、私が掻い摘んで纏めよう。
まずこのパワードスーツの原動力は「ネコパワー」という「ネコが好きという気持ち」をパワーに変えているらしい。
私は極度のネコ派なのでピッタリといえばピッタリなのだ。
他にも「イヌパワー」や「ウサギパワー」などバージョン違いもあるらしい。
そしてネコパワーが高ければ高いほど装着者の能力を上げていけるのだ。
今回は初号機ということでパワーアップに上限は設けていないそうだ。
パーティメンバーに配るときは上限を設定する。
他にも武器や必殺技などもあったが、このエロスーツを着ていたくなかったので変身を解除してブレスレットをアタリに返した。
ブレスレットを返されたアタリは自分に装備してすぐに変身していた。
あれ?アタリが変身するとそんなにエッチな感じじゃなくなるな?なんでだろ?
あ、胸が小さいからだ!
アタリの胸は「膨らみかけ」で幼児体型なのでスクール水着っぽい衣装が似合っているのだ。
ちなみにウサギパワーの方はハツキ用を想定され、バニーガール服に装甲がアレコレ付いているもので、胸がギリギリポロリしそうでしない絶妙な感じだった。
私用のは「ネコミミジャージ」という露出が全く無いモノを作って貰った。快適である。
アタリが作った世界であるセカンドにとある理由で一時的に行っていたのだ。
「ふふーん♪アタリの世界に変身ライダーと変身戦隊を作って来たんだよ!あと悪の軍団もね!」
アタリがセカンドに行っていた理由はそれだった。
「悪の軍団も必要なの?」
「怪人とかいないと活躍出来ないよ!」
それはそうだね。勇者だって魔王や倒すべき悪がいないと異端者扱いされる事もあるもんね。
「アタリのギフトでウチのパーティメンバーを変身ヒロインとか魔法少女とか出来そうだね。」
アタリのギフトは[空想現実化レベル♾]
これを使いセカンドの善良な人には正義の変身アイテムを、悪い人には悪の変身アイテムをランダムで数人選び、ばら撒いたらしい。
「うー・・・アタリ変身ヒロインあんまり知らないよ?特撮ばっかり見てたから。」
そうなのか、私は逆にアニメを見ることが多かったから特撮がよくわからん。
変身ヒロインモノもそんなに見なかったな。
あ、そうだ地球のネットに繋がってるタブレットがあるから見て参考にしよう。
年会費払うと色々な作品が見られる動画サイトでアタリと2人でとあるツインテールになる変身ヒロインアニメを見た。
変身ヒロインの衣装って結構際どいな。
ほぼスクール水着に装甲が手足や腰に付いてる感じだ。
それを見たアタリは瞳をキラキラさせて食い入るように見ている。
どうやら琴線に触れたようだ。
全話を一気見したアタリは「変身ブレスレット作って来る!」と急いでアタリの部屋に走って行った。
私は次の変身ヒロインアニメを見る、今度は古めの作品で異世界に召喚された3人の少女達が使命を受けて戦うヤツだ。なんか巨大ロボまで出てきた。
☆
暫くしてアタリがあの作品と似たような変身ブレスレットを作ってきた。少しアレンジされているようだ。
「じゃーん!これが変身ヒロインブレスレットだよ!付けてみて!!」
アタリは眩しい笑顔で私にブレスレットを渡して来た。
私はブレスレットを右手首に装着する。
「変身の合言葉は〈にゃーん♡〉だよ!」
「に、にゃーん・・・」
「違う!にゃーん♡ だよ!」
「に、にゃーん♡」
合言葉を言うと同時にブレスレットが輝き、着ている服が消えて真っ裸になる。
そして手足に金属製の手甲や脚甲が装着され、耳のツインテールのアタリにもネコミミヘッドホンのような装甲が付き、腰の前部分だけが無い短いスカート型で尻尾が付いた装甲が付き、最後にスクール水着っぽい衣装が装着された。
待って、なんで大事な所隠れるのが最後なの?
しかもやたら胸の形に服がフィットし過ぎて恥ずかしいんだけど?
「途中でコトノにアドバイスしてもらったよ!」
それでか!
「・・・まぁいいや、それよりこの装備の性能を教えて。」
「うん!」
アタリの説明が天才的に下手なのを忘れていたので、私が掻い摘んで纏めよう。
まずこのパワードスーツの原動力は「ネコパワー」という「ネコが好きという気持ち」をパワーに変えているらしい。
私は極度のネコ派なのでピッタリといえばピッタリなのだ。
他にも「イヌパワー」や「ウサギパワー」などバージョン違いもあるらしい。
そしてネコパワーが高ければ高いほど装着者の能力を上げていけるのだ。
今回は初号機ということでパワーアップに上限は設けていないそうだ。
パーティメンバーに配るときは上限を設定する。
他にも武器や必殺技などもあったが、このエロスーツを着ていたくなかったので変身を解除してブレスレットをアタリに返した。
ブレスレットを返されたアタリは自分に装備してすぐに変身していた。
あれ?アタリが変身するとそんなにエッチな感じじゃなくなるな?なんでだろ?
あ、胸が小さいからだ!
アタリの胸は「膨らみかけ」で幼児体型なのでスクール水着っぽい衣装が似合っているのだ。
ちなみにウサギパワーの方はハツキ用を想定され、バニーガール服に装甲がアレコレ付いているもので、胸がギリギリポロリしそうでしない絶妙な感じだった。
私用のは「ネコミミジャージ」という露出が全く無いモノを作って貰った。快適である。
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