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6章 勇者召喚編

冒険者ギルドに登録しよう

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魔物素材は銀貨50枚と銅貨80枚になった。
物価がわからないな、酒場のメニュー見れば大体わかるかな?
冒険者ギルドの酒場だしぼったくりでは無いはずだ。

みんなが待つテーブルに座り、売れた金額を教えた。
少し話し合った結果、おおよそだが銀貨1枚1000円、銅貨1枚10円だろうと当たりをつけた。
なので売値は合計約5万800円だ。
もう100年以上経っているけど、未だに円換算してしまう。
まぁ地球の神と取引してるから偶に遊びに行ったりしてるから余計頭から抜けないんだろうね。
ちなみに地球は私が死んでから200年くらい経っていた、時間軸が違うんだよね。
ワーランドでは5年くらいしか経ってないし。偶に混乱する。



お金を得られたので宿を取る事にした。
ミーちゃんルーちゃんは野宿?ばかりだったからちゃんとした町の宿に泊まりたいと思っているかもしれない。

宿を見て回った結果、2人に「宿狭い!あの森で寝泊まりした家が良い!お風呂もあるし!!」と言われた。
一番いい宿でも木のベッド(マットレス無し)と椅子と机がある4畳も無い小さい部屋だった。
独房かな?

大荷物を抱えた商人とか絶対泊まれないね、行商人とかどうしてるんだろう?
と、思って町を俯瞰して見てみると、町の広場に大きなテントを張った行商人らしき人達が居た。
そしてテント前にはシートを広げ商品を並べている。露店を出せるし宿代もいらない、お金稼ぎに来てるから宿代無駄な出費は出さないって事かな?

成る程、商人は宿を使わないのはわかったけど、貴族とかは町に泊まらないのかな?
いや、貴族ならこの街の領主とかの屋敷に泊まるのかな?
多分そうなんだろう、そういう事にしておく。



寝泊まりは私の家で良いので、次は冒険者登録しに行こう、早く宿取らないとと思ってたけど必要無くなったのでまた冒険者ギルドに戻ってきた。無駄に歩いたけど食後の運動だと思えば良い。
酒場の料理はお酒のつまみ用だったのか塩っ辛い物ばかりだった。あとあんまり美味しくない。

ルーちゃんミーちゃんもハツキの料理で舌が肥えてしまったらしく、酒場料理に文句を言っていた。店員さんに聞かれてなくてよかった。

再び冒険者ギルドに入りカウンターへみんなで行く。
カウンターには愛想の良い受付嬢が居て登録作業をしてくれた。

冒険者ギルドのルールは
・依頼は自分のランクか、それより下の依頼を受けられる。
・依頼を達成すると報酬とは別に貢献度が付いて、貢献度を貯めるとランクアップする。
・ランクアップすると、ギルドからボーナスが貰える。
・依頼失敗や期限切れは貢献度が減るので注意する事。連続で失敗するとランクダウンもある。
・ランクによって進入制限されている狩場があるので注意する事。不正進入すると免停、または取り消しになることもある。
・ランクが高いほど有益な情報を得られるし、高ランク冒険者は貴族と同等の扱いになったりする。実際貴族に成り上がった冒険者もいる。

と言った感じだ。
上手くいけば成り上がれる冒険者は、なる人が非常に多いらしく、子供の将来の夢は半分以上が冒険者なのだとか。

なので私達みたいな女の子達でも登録しにくるのは日常茶飯事なのだ。

ラノベで良くある新人に絡む冒険者は居ないみたいだ。
そんな暇あるなら一つでも多く依頼をこなして貢献度を貯めてランクアップする事に専念するらしい。
健全だね。

ちなみにランクは下から
ウッド
アイアン
ブロンズ
シルバー
ゴールド
プラチナ
ミスリル
アダマンタイト

ゴールドランクからは一握りの超人達の領域らしい。
プラチナランクは世界に5人しか居ない。
ミスリル、アダマンタイトは百年程だれも到達出来ていないらしい。
過去アダマンタイトランクになった者は勇者召喚された人物なんだとか。
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