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4章 色々な転生者達

勇者の旅 その13

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爪と牙を無くしたウルフは地面に着地しようとしたけど、爪が無いため踏ん張りが効かずコケてしまったです。

そしてそのまま転がって行くウルフを収納です。

ついでにトージとステラが倒したのも収納していってるです。



「適当に斬りすぎた・・・刀が刃こぼれしまくってる。」
トージがボロボロになった刀を持って帰って来たです。

「私のも刃こぼれすごいよ!やっぱ鉄の刀じゃあこうなるよね~鍛冶スキルとかあればファンタジーな金属を使って刀作るのに!!」
ステラの刀もボロボロですがトージのよりはマシなのです。

ファンタジー金属ですか、そういえば馬車作るときに作った金属「コトノタイト」があるです!
試しにコトノタイトを刀の形に加工してみたです。
刀鍛冶の方法なんか知らないので仕方ないですね。

コトノタイトの特徴は
・木より軽い
・物理&魔法吸収
・ヒヒイロカネより頑丈
です!

更にエンチャントも加えて行くです。
強度upとか斬れ味upとかです。
普通の刀にエンチャントしても良いけど、元の素材が良い物の方がエンチャントの効果も上がるので上を目指すなら素材から選んだほうが良いです!

出来たです!
名付けて「名刀コトノン」です!

「その真っ白い刀、何で出来てるの?」
刀作りを側で見ていたステラが興味津々に聞いてくるです。

「これは馬車に使ったのと同じコトノタイトです!物理と魔法を吸収するので盾としても使えるですよ!」

「へーあの馬車そんな効果あったんだ。それでさ、その刀の試し斬り私がして良いかな?」
元々刃こぼれしてしまったステラとトージにと思って作ったので、渡したです。

この辺りの魔物は狩り尽くしてしまったので次の階へ行くです。

5階層は溶岩洞窟です。
この階は鉱物が取れるです。
胴、鉄、錫、鉛辺りですね。
ダンジョンの階層は色んなエリアが順番に変わり深い階層程レアな物が取れるです。

この階層の資源は特にいらないので取らないです。
この階の魔物はロックアントという岩で出来た蟻なのです。
岩なので剣や槍、弓なんかは効果が薄いです。
ハンマーや鉄球などの物理打撃か魔法が効くです。

「あの岩蟻このコトノンで斬っても大丈夫かな?」
ステラは岩蟻の見た目から刀じゃ無理じゃない?と思ってるですが、名刀コトノンは岩なんかスパスパ斬れるはずです!

そもそもコトノタイトはコトノの魔力を圧縮して出来た謎物質なのでまさしく神の金属なのです。
ファーストで一番硬いと思うです!

と、ステラに教えたら半信半疑で岩蟻を斬りに行ったです。


ステラが岩蟻の横に回り込み軽く斬りつけた所、岩蟻がそこから両断されたです。

「ええ?!軽い牽制のつもりで斬ったのに真っ二つだよ?!」
ステラはコトノンをジッと見つめるが刃こぼれや曇りは無いです。

「凄いね、コトナから借りた聖剣よりは使いやすいかな。あれ下手に降ると延長線上に在るもの全部斬れるからね。」
コトナのはやり過ぎ性能な物が多いのです。

(ほら、ゲームに出て来る聖剣って町とかで販売されてる武器とそこまで差がなかったりするから、どうせなら強い方が良いかなと思ったら出来ちゃったんだよね。)

確かに終盤の町に売ってる武器は勇者の剣より強かったりするです!

あとはカジノの景品が最強とかあるですね!

(でしょ?だから勇者の剣である聖剣は最強にしたかったんだよ、まぁ多少やり過ぎたとも思ってるけどね。)


そのあとコトノンを増やしてトージにもあげたです

ステラのやつがコトノン一式
トージのがコトノン二式と三式とそれぞれ名を彫ったです。
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