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4章 色々な転生者達
幼女つよい
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新たな魔王が誕生した。
人類が作った定期的に魔王が生まれる魔法をミドリが安定させた奴だ。
これを残している理由は、私が「面白いと思った」というのもあるが、ミドリによると偶に人類を間引いたり脅威が現れたりしないと悪人が増えるらしい。
具体的には国同士のイザコザがエスカレートして国民性が歪むんだって。
そして犯罪者が増える。
なので人類共通の敵を協力して討伐する事で団結して歪まない様にする・・・らしい。
ミドリが言ってるんだからそうなんだろう。
リオンはまだ生きているけど年だから討伐には出ないだろう。
息子のロットとドランももうおじさんになってしまった。
二人ともブラウンの娘と結婚して子供もいる。
獣人とのハーフの女の子が5人いて末っ子以外はみんな大人しい子なのだが、末っ子がワンパクで勇者に憧れて木剣をいつも振り回している。
その末っ子17歳が勇者として旅に出た。
保護者として光の精霊をお供につけて。
それと過保護なミドリが天使に見張らせている。
そんな末っ子と同じように勇者を名乗り魔王討伐の旅に出る若者が世界各地で急増した。
その勇者達の中に転生者がいた。と言うか大多数が転生者だ。みんな勇者好きね。
そんな勇者達の中で一番若い子が目に付いた。幼女だ。
8歳くらいで、完全に幼児体型、まさしく幼女!
流石に勇者を志望するには早すぎやしないか?
あ、結構強いね。
ふむふむ、勇者に選ばれてるのかこの子、スキルも中々良いもの選んでる。
ステラ・ヴィクトリー 9歳
ジョブ 勇者 レベル23
HP 2300
MP 1150
SP 1800
力 4600
守 3300
速 2800
避 1000
魔 2100
知 300
運 180
スキル
身体強化・インベントリ・状態異常無効
称号
勇者・愛され幼女・転生者
といった感じだ、ちなみに普通の冒険者だとレベルマックスでもステータス500届かないくらいだ。
流石勇者だね。
ステラはお供に保護者っぽいお兄さんとお姉さん、そのどちらかがテイムしたらしいスライムと一緒に旅をしている。
容姿も整っていて、とても可愛らしい。
ステラの前世は成人男性なのであそこまで可愛くなるには相当のポイントが必要だっただろう、と言うことは前世は相当善人だったのかな?
詳しい資料を読んでみると、ステラは前世、成人してから毎日神棚にオヤツを捧げて「幼女にしてください!可愛い幼女にしてください!!」と祈って居たようだ。
たまたまその神棚に住み着いていた神は「願いは聞けないけどオヤツ貰ったからほんの少しだけ善行ポイント付けてあげよう」とポイントをあげていた、そして塵も積もれば山となるで大量の善行ポイントになった。
そんなんでポイント稼げるんだ。
願望通り可愛い幼女になれたステラは「魔王を倒した勇者は女神様に願いを叶えてもらえる」と言う事を聞いて勇者になった。
前の魔王を討伐したリオンに世界樹大陸への移住をさせた事が「女神が願いを叶えた」と伝わっているみたいだね。
ふむ、無理な願いじゃなければ叶えても良いな。
多分魔王を討伐するのはステラで決まりだろう、なので事前に願いが何なのか聞いとこうと思いステラの前に光臨する事にした。
何時もの女神セットだ。
☆
女神が光臨して、相手が驚くという何時ものクダリが終わり、本題に入る。
「勇者ステラよ、貴女が魔王を討伐した暁には願いを一つ叶えましょう。ただ、不可能なものだと私が困るので確認も兼ねて事前に願いを教えてください。」
「はい!ロリ巨乳神様!!私は不老不死を望みます!」
ステラは元気いっぱいに手を挙げ答える。可愛い。
「不老不死ですか?それなら出来ますけど後悔しませんか?」
人によっては不老不死はただただ孤独で退屈な時間かもしれない。
私は部下の神や花子、創造神友達?も居るから特に孤独感はないけど。
するとステラはお供の人に聞こえない様に私に耳打ちして来た。
ほんの少し私が高いので屈んで聞くと。
「やっと理想の幼女になれたので、これを成長させたくないんです!女の子は幼女が一番美しいんです!ロリ巨乳神様も良いロリの状態で止めてるじゃないですか!」
「私は神になったのが15歳なので、そこで止まっているだけです。幼女じゃありません!」
大事なことなので注意しといた。
「と、とりあえず願いはわかりました。無事に魔王を討伐したら叶えてあげます、では私は帰りますね。」
「ちょ、ちょっと待って下さい!聖剣は貰えないんですか?」
セイケン?あぁ、聖剣か。
「勇者リオンは女神様から聖剣を借りて魔王を倒し、女神様に返したと伝わっています。」
お供のお兄さんが説明してくれる。
あー、そうだった、そうだった。
「忘れていました、・・・コレが聖剣です、扱いには気をつけて下さいね。思いっきり振り抜くと大陸くらいなら真っ二つに出来ますから。くれぐれも悪用しないように!」
私は以前リオンに貸していた聖剣をステラに渡す。
リオンは「切れすぎて怖い」と言って返してきたのだ。
「大陸・・・」
ステラはソワソワしだしたが、私はもう用事を済ませたので帰った。
☆
ステラに聖剣貸したけどリオンの孫娘にも何か貸そうかな?
ステラばかり贔屓にするのも可哀想だ。
うーん、聖剣に対抗して魔剣とか?
花子が「厨二な武器も憧れる!」とか言って変なの作らさせて来たから、魔剣いくつかあるんだよねー。それでいいか。
人類が作った定期的に魔王が生まれる魔法をミドリが安定させた奴だ。
これを残している理由は、私が「面白いと思った」というのもあるが、ミドリによると偶に人類を間引いたり脅威が現れたりしないと悪人が増えるらしい。
具体的には国同士のイザコザがエスカレートして国民性が歪むんだって。
そして犯罪者が増える。
なので人類共通の敵を協力して討伐する事で団結して歪まない様にする・・・らしい。
ミドリが言ってるんだからそうなんだろう。
リオンはまだ生きているけど年だから討伐には出ないだろう。
息子のロットとドランももうおじさんになってしまった。
二人ともブラウンの娘と結婚して子供もいる。
獣人とのハーフの女の子が5人いて末っ子以外はみんな大人しい子なのだが、末っ子がワンパクで勇者に憧れて木剣をいつも振り回している。
その末っ子17歳が勇者として旅に出た。
保護者として光の精霊をお供につけて。
それと過保護なミドリが天使に見張らせている。
そんな末っ子と同じように勇者を名乗り魔王討伐の旅に出る若者が世界各地で急増した。
その勇者達の中に転生者がいた。と言うか大多数が転生者だ。みんな勇者好きね。
そんな勇者達の中で一番若い子が目に付いた。幼女だ。
8歳くらいで、完全に幼児体型、まさしく幼女!
流石に勇者を志望するには早すぎやしないか?
あ、結構強いね。
ふむふむ、勇者に選ばれてるのかこの子、スキルも中々良いもの選んでる。
ステラ・ヴィクトリー 9歳
ジョブ 勇者 レベル23
HP 2300
MP 1150
SP 1800
力 4600
守 3300
速 2800
避 1000
魔 2100
知 300
運 180
スキル
身体強化・インベントリ・状態異常無効
称号
勇者・愛され幼女・転生者
といった感じだ、ちなみに普通の冒険者だとレベルマックスでもステータス500届かないくらいだ。
流石勇者だね。
ステラはお供に保護者っぽいお兄さんとお姉さん、そのどちらかがテイムしたらしいスライムと一緒に旅をしている。
容姿も整っていて、とても可愛らしい。
ステラの前世は成人男性なのであそこまで可愛くなるには相当のポイントが必要だっただろう、と言うことは前世は相当善人だったのかな?
詳しい資料を読んでみると、ステラは前世、成人してから毎日神棚にオヤツを捧げて「幼女にしてください!可愛い幼女にしてください!!」と祈って居たようだ。
たまたまその神棚に住み着いていた神は「願いは聞けないけどオヤツ貰ったからほんの少しだけ善行ポイント付けてあげよう」とポイントをあげていた、そして塵も積もれば山となるで大量の善行ポイントになった。
そんなんでポイント稼げるんだ。
願望通り可愛い幼女になれたステラは「魔王を倒した勇者は女神様に願いを叶えてもらえる」と言う事を聞いて勇者になった。
前の魔王を討伐したリオンに世界樹大陸への移住をさせた事が「女神が願いを叶えた」と伝わっているみたいだね。
ふむ、無理な願いじゃなければ叶えても良いな。
多分魔王を討伐するのはステラで決まりだろう、なので事前に願いが何なのか聞いとこうと思いステラの前に光臨する事にした。
何時もの女神セットだ。
☆
女神が光臨して、相手が驚くという何時ものクダリが終わり、本題に入る。
「勇者ステラよ、貴女が魔王を討伐した暁には願いを一つ叶えましょう。ただ、不可能なものだと私が困るので確認も兼ねて事前に願いを教えてください。」
「はい!ロリ巨乳神様!!私は不老不死を望みます!」
ステラは元気いっぱいに手を挙げ答える。可愛い。
「不老不死ですか?それなら出来ますけど後悔しませんか?」
人によっては不老不死はただただ孤独で退屈な時間かもしれない。
私は部下の神や花子、創造神友達?も居るから特に孤独感はないけど。
するとステラはお供の人に聞こえない様に私に耳打ちして来た。
ほんの少し私が高いので屈んで聞くと。
「やっと理想の幼女になれたので、これを成長させたくないんです!女の子は幼女が一番美しいんです!ロリ巨乳神様も良いロリの状態で止めてるじゃないですか!」
「私は神になったのが15歳なので、そこで止まっているだけです。幼女じゃありません!」
大事なことなので注意しといた。
「と、とりあえず願いはわかりました。無事に魔王を討伐したら叶えてあげます、では私は帰りますね。」
「ちょ、ちょっと待って下さい!聖剣は貰えないんですか?」
セイケン?あぁ、聖剣か。
「勇者リオンは女神様から聖剣を借りて魔王を倒し、女神様に返したと伝わっています。」
お供のお兄さんが説明してくれる。
あー、そうだった、そうだった。
「忘れていました、・・・コレが聖剣です、扱いには気をつけて下さいね。思いっきり振り抜くと大陸くらいなら真っ二つに出来ますから。くれぐれも悪用しないように!」
私は以前リオンに貸していた聖剣をステラに渡す。
リオンは「切れすぎて怖い」と言って返してきたのだ。
「大陸・・・」
ステラはソワソワしだしたが、私はもう用事を済ませたので帰った。
☆
ステラに聖剣貸したけどリオンの孫娘にも何か貸そうかな?
ステラばかり贔屓にするのも可哀想だ。
うーん、聖剣に対抗して魔剣とか?
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