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3章 コトナ、未来の学園とアバター冒険者編

本当に花子のなりたかったもの

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今日の授業は4~5人に分かれて魔法訓練だ。
私、ロミオ、ニーナ、コロナの4人組で訓練 する事になった。女3人、男子1人だ。

花子はこの前の王子2人ともう1人知らない男子がいて、あっちは男子3人、女子1人だ。

花子はもう頻繁に見なくても大丈夫そうだ。


まず教師がお手本を見せ、それぞれグループ毎に用意された的に当てるだけの簡単な授業だ。
的に当てさえすればいいどの魔法でも構わない。

まずはロミオから始めた。

突き出した手のひらから火がボッとでて矢の形になっていく。

「いけ!」
ゴウッという音がして的に当たった。
端の方だが当てたのは凄い、他のグループをチラ見した感じだと的に当てるのも難しいらしい。

ニーナとコロナも凄い凄いと拍手している。

チラッと花子を見てみるとまた知らない男子が増えていた。凄いな。

どうやら光魔法のレーザーを使って的を貫通させたらしい。
レーザーは真っ直ぐしか撃てないからこうゆう的当てに最適だよね。

花子は珍しい光魔法の使い手って事で他の男子が寄って来たようだ。光と闇の魔法は少しレアに設定してた気がする。

私の番が来たので手加減して聖魔法を使ったら的が消し飛び一帯が聖域になってしまった。だけど一般人は聖域と気がつかないから大丈夫だろう。・・・多分。
ちなみに本気で放ったら大陸が消し飛ぶ。
超手加減したでしょ?



授業が終わり自由時間になったら花子が話しかけて来た。

「あの、相談があるんだけどいいかな?」
なんだろ?

2人で空き教室へ行く。

「イケメンに囲まれて嬉しいんだけど、なんか違う気がするのよ。なんだと思う?」

知らんよ。

「心が満たされてないっていうか、愛が足りない?ような・・・」

そんな感情になった事ないな、でも一応サポートするって言ったからなんとかするか。

「じゃあこんな感じはどうかな?」
私は花子に【変化】を使い可愛らしい子猫にした。

そして子猫花子を抱っこして教室へ戻る。

ニーナとコロナに「この子猫愛でて良いよ」と言って渡す。

すると
「か、かわいい!」
「ねこ!」
とナデナデゴロゴロし始める。
花子は急に猫にされ呆然としていたが猫可愛がりされ直ぐに嬉しそうに鳴いている。

十分愛でられた後、また空き教室へ行き花子を人間に戻す。

「どうだった?」

花子はウットリした顔でニコニコしている

「コトナ、私わかったわ!私、愛され猫になりたかったみたい!!また欲求不満になったら子猫にしてね!」

どうやら気に入ったようだ。
他にも犬プランとウサギプランがあったけど猫で正解だったようだ。


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