24 / 280
1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編
ギルドマスターを脅してみた
しおりを挟む
「凄い威力だ、それに早すぎて何が天井に穴開けたのか見えなかった。」
ギルドマスターは感心したように聖魔法の感想を言っていた。
「これで虚偽の疑いは晴れましたよね?では、依頼達成の報告の手続きをお願いします。」
「まて、いやコトネ君だったね、君だけ少し残って話を聞かせてくれ。」
そう言ってリーダーを退出させた。
私な名前はコトナだ。
「話ってなんですか?」
私は少し不機嫌な声色で聞いた。
「キミのスキルはとても珍しい、なんせこの私が知らないのだ!是非ウチの孫との婚約を、婚約が嫌なら養子でも良いぞ!」
何やら興奮した様子で熱っぽくまくし立てているが、私は逆に冷めきっていた。
これは少し脅して・・・お仕置き・・・いや、もう「脅して」でいいや、兎に角心をへし折っとこう。
ここは【無限世界】内のお仕置き部屋。
闇ギルドの連中を改心させた時に使った部屋だ。
「な、何だここは!?何も無い真っ黒な部屋?誰かいないのか!コトネ君!」
コトナです。
いまこの空間は真っ黒にしてある、そしてゲストを追い詰める存在を投入。
フシュルルルルッ!
悪魔の巣で捕獲した悪魔だ。
一番弱いやつね。
「あ、悪魔だ!そんな・・・悪魔なんて伝説上の怪物じゃないか!なんで俺の前に!?」
ほほう、悪魔の存在自体は知っているのか。
実力差的には悪魔が少し強いくらいだ。
流石ギルドマスター、冒険者上がりなのである。
いい勝負するかと思われたが、ギルドマスターは混乱していて実力を出しきれていない。
「うわぁあああ!」
この攻撃で殺される、というタイミングで悪魔を消し部屋を真っ白にして私登場。
めっちゃ発光して見えるだろう、女神様モードだ。これは「ふざけて作ったシリーズ」の一つ【錬金術】で作った光るコスプレ服(魔法少女)だ。
色々作れるのが楽しくて前世で興味があったコスプレ衣装を作ったのだが、常に発光している失敗作でお蔵入りしてたやつだ。
「め、女神様が俺を助けてくれた!ありがとうございます!」
ギルドマスターはズタボロで涙と鼻水でひどい顔である。
「貴方は罪を犯しました。だから罰を与えました。貴方の罪は私の使いであるコトナを我が物にしようとした事です。ですが罰を受けとても反省しているようなので貴方を赦します。」
聖女スペルで回復させる。
「おぉ!何という暖かな光!これが女神様の癒しの光なのか!」
回復スペルに感動したいるようだ。
そういえばこの世界に来てから私のスペル以外で回復魔法見てないな。もしかして無いの?
そしてギルドマスターを元の部屋に戻してあげた。
私はギルドのエントランスに居た銀色の羽の背後に出て声をかけ、私の分の報酬を受け取ってギルドを出た。
ギルドマスターは感心したように聖魔法の感想を言っていた。
「これで虚偽の疑いは晴れましたよね?では、依頼達成の報告の手続きをお願いします。」
「まて、いやコトネ君だったね、君だけ少し残って話を聞かせてくれ。」
そう言ってリーダーを退出させた。
私な名前はコトナだ。
「話ってなんですか?」
私は少し不機嫌な声色で聞いた。
「キミのスキルはとても珍しい、なんせこの私が知らないのだ!是非ウチの孫との婚約を、婚約が嫌なら養子でも良いぞ!」
何やら興奮した様子で熱っぽくまくし立てているが、私は逆に冷めきっていた。
これは少し脅して・・・お仕置き・・・いや、もう「脅して」でいいや、兎に角心をへし折っとこう。
ここは【無限世界】内のお仕置き部屋。
闇ギルドの連中を改心させた時に使った部屋だ。
「な、何だここは!?何も無い真っ黒な部屋?誰かいないのか!コトネ君!」
コトナです。
いまこの空間は真っ黒にしてある、そしてゲストを追い詰める存在を投入。
フシュルルルルッ!
悪魔の巣で捕獲した悪魔だ。
一番弱いやつね。
「あ、悪魔だ!そんな・・・悪魔なんて伝説上の怪物じゃないか!なんで俺の前に!?」
ほほう、悪魔の存在自体は知っているのか。
実力差的には悪魔が少し強いくらいだ。
流石ギルドマスター、冒険者上がりなのである。
いい勝負するかと思われたが、ギルドマスターは混乱していて実力を出しきれていない。
「うわぁあああ!」
この攻撃で殺される、というタイミングで悪魔を消し部屋を真っ白にして私登場。
めっちゃ発光して見えるだろう、女神様モードだ。これは「ふざけて作ったシリーズ」の一つ【錬金術】で作った光るコスプレ服(魔法少女)だ。
色々作れるのが楽しくて前世で興味があったコスプレ衣装を作ったのだが、常に発光している失敗作でお蔵入りしてたやつだ。
「め、女神様が俺を助けてくれた!ありがとうございます!」
ギルドマスターはズタボロで涙と鼻水でひどい顔である。
「貴方は罪を犯しました。だから罰を与えました。貴方の罪は私の使いであるコトナを我が物にしようとした事です。ですが罰を受けとても反省しているようなので貴方を赦します。」
聖女スペルで回復させる。
「おぉ!何という暖かな光!これが女神様の癒しの光なのか!」
回復スペルに感動したいるようだ。
そういえばこの世界に来てから私のスペル以外で回復魔法見てないな。もしかして無いの?
そしてギルドマスターを元の部屋に戻してあげた。
私はギルドのエントランスに居た銀色の羽の背後に出て声をかけ、私の分の報酬を受け取ってギルドを出た。
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
(完)私の家を乗っ取る従兄弟と従姉妹に罰を与えましょう!
青空一夏
ファンタジー
婚約者(レミントン侯爵家嫡男レオン)は何者かに襲われ亡くなった。さらに両親(ランス伯爵夫妻)を病で次々に亡くした葬式の翌日、叔母エイナ・リック前男爵未亡人(母の妹)がいきなり荷物をランス伯爵家に持ち込み、従兄弟ラモント・リック男爵(叔母の息子)と住みだした。
私はその夜、ラモントに乱暴され身ごもり娘(ララ)を産んだが・・・・・・この夫となったラモントはさらに暴走しだすのだった。
ラモントがある日、私の従姉妹マーガレット(母の3番目の妹の娘)を連れてきて、
「お前は娘しか産めなかっただろう? この伯爵家の跡継ぎをマーガレットに産ませてあげるから一緒に住むぞ!」
と、言い出した。
さらには、マーガレットの両親(モーセ準男爵夫妻)もやってきて離れに住みだした。
怒りが頂点に到達した時に私は魔法の力に目覚めた。さて、こいつらはどうやって料理しましょうか?
さらには別の事実も判明して、いよいよ怒った私は・・・・・・壮絶な復讐(コメディ路線の復讐あり)をしようとするが・・・・・・(途中で路線変更するかもしれません。あくまで予定)
※ゆるふわ設定ご都合主義の素人作品。※魔法世界ですが、使える人は希でほとんどいない。(昔はそこそこいたが、どんどん廃れていったという設定です)
※残酷な意味でR15・途中R18になるかもです。
※具体的な性描写は含まれておりません。エッチ系R15ではないです。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる