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1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編

ゴブリンは意外と良いスキルを持っている

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林をどんどん進んで行くと、木が多くなり森になって来た。
そして見かけるモンスターもスライムからウルフやゴブリンに変わって来る。

【奪う】を使いモンスターのスキルを奪っていく。
スライムからは【分裂】【溶解】のスキルを。
ウルフからは【迅速】【嗅覚】【索敵】のスキルを。
ゴブリンからは【短剣術】【槍術】【採取】【鑑定】【風魔法】のスキルを奪った。

スライムやウルフは、どの個体も同じスキルだけど、ゴブリンは様々なスキルを持っている、【索敵】【鑑定】はファンタジー小説では定番なスキルだし、【風魔法】なんか魔法だよ魔法!テンションあがるよね!

そして【魔改造】で

【索敵】(目視で敵やアイテムを発見しやすくなる。間合いは魔力量依存)が
【察知】(敵やアイテムがある場所を感じることが出来る。間合いは魔力量依存)になり。

【鑑定】(自身の知識にある武具やアイテムの名称や価値がわかる)が
【解析】(アカシックレコードにアクセスし様々な人・魔物・物の詳細な情報を得られる)になり。

【風魔法】(自身の魔力量に応じて風のスペルを得られる、また風のスペルを使うための前提スキル)が
【嵐魔法】(自身の魔力量に応じて嵐のスペルを得られる、また嵐のスペルを使うための前提スキル)になった。

【察知】のお陰でゴブリンの集落の位置がわかった、ゴブリンのボスもいるようだ良いスキル持ってると良いな。

ゴブリンの集落は森を少し切り開き柵で円を描くように作られ、真ん中に大き目な小屋があり、柵に近いほど小さくボロになっている。
集落自体の広さは、半径30mって所かな。

ゴブリンの数は30匹、そのうち10匹ほどは集落の外周の辺りを見回りしているようだ、残りのゴブリンは集落で寛いでいる。
さてどうやって倒そうか。
うーん、隠密のようなスキルは持ってないから、正面から堂々と行くかな、何とかなるでしょう。


結果から言うと問題なくゴブリン集落を壊滅させることが出来た。

まず弓持ちのゴブリンが私に向かって射出したが当たる寸前《ダークオーラ》が自動発動、どうやらこのスペルは威圧の効果があるらしく、集落のゴブリンが動けなくなり、スキルを奪って殺していったのだ。完全に作業と化していた。
目に付いたスキルの内、
ゴブリンのボス、ゴブリンジェネラルから【収納】【繁殖】を、
ザコゴブリン達からは【水魔法】【調合】【解体】【木工】を得られた。
武技系や興味のないスキルは説明を除外する、多いからね。

【収納】(異空間に物を収納出来る、容量は魔力量依存。生物は不可。)
【繁殖】(繁殖力が高くなる、性欲が増すわけでは無い)

繁殖いらねぇ!
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