6 / 68
転生編
魔法を教えて下さい
しおりを挟む
母の案内で、現在は客間にいる。
父が吟味に吟味を重ね、そこそこの金額はしたらしいアンティークのテーブルを囲んで、俺と母、向かいにドライ先生だ。
「では、改めてご紹介いたしますね。 ドライ先生、こちらが息子のヴェルデです。ヴェルデ、貴方に魔法を教えてくださるドライ先生よ」
「ドライだ。 この一年でみっちりと魔法の基礎を教えよう」
ゴリラはまた、拳で胸をドンッと叩き軽く会釈をした。
さっきは気づかなかったが、手の甲にまで髪と同じ色した毛が覆っているし。
「ヴェルデです。一年間よろしくお願いします」
俺は腰を90度に曲げ丁寧に挨拶をする。
すると、ドライ先生はああ、と言いながら俺に近づき全身をベタベタと触ってきた。
「………うむ。 素質(体力面で)はありそうだな」
えっ?!素質(魔法面の)あるの?? やったね!
「ほんとですか!? うれしいです」
「ヴェル、良かったわね」
素質があると言われ、母はとても喜んでくれた。
母は俺の属性が不遇属性であるだけに、将来を心配してくれていたのだ。
それを才能があると言われ、俺が野垂れ死ぬことはないと安心したようである。
「では、荷物を置いてくるから外で待っていろ。 早速始めるぞ」
「わかりました!」
┼┼┼
外で待つこと五分。
ローブを脱ぎ去り、全身ピチピチの服を着たゴリラ、もといドライ先生がやって来た。
随分と身軽な格好だな。杖とか持ってくるかと思っていたのに、アクセサリー一つ見当たら無い。
魔力操作の練習から始めるならいらないのか。一応、操作は出来てるとは思うけど、知らないふりをしておこう。
「よし、ではこれから私についてくるのだぞ。 一応、お前の年齢を考えた速さで行くからな」
ドライ先生はそう言うと、屈伸と伸脚を繰り返した。軽くその場でジャンプもしている。
俺にはドライ先生の言ってる意味も行動もよく理解できなかった。
それはそうだろう。
だって━━━
「目標は王都だ━━━走るぞ!」
根本的に考えが違うんだもん。
┼┼┼
王都まではブルノーブル領から二百キロは離れている。
だから、そこまで行くのは基本的には馬車だ。
もちろん、それでも一日で着くのは無理である。
舗装されていない悪路を走り、魔物や猛獣とも出くわすのだ。それに馬車は生き物だ。休み休み進んで三日はかかるだろう。
その道を俺は今、まさに走っている。
ひたすら走っている。
汗だくで辛くて息切れ酷くて、足がつりそうだ……。
ちょっと止まって少し休憩して、尻を叩かれまた走る。
走る。
走る。
五才の俺が走る。
いやいや、よく考えたら五才じゃん。
考えなくても五才じゃん。
アホか!このゴリラはアホか!
俺は立ち止まる。
それでも、文句も言わずに三十キロ以上は走ったぞ。
「ハァハァ……せんせー!キツいです!」
俺は前を走るドライ先生を大声で呼び止めた。
かれこれ半日くらいか?もう夕方だよ、これ。
ここまでは運が良かったのだろう、魔物の類いには一切出会うことはなかった。が、暗くなると夜行性の猛獣が徘徊するのだ。
帰るにしても時間的にキツい………どうすんのよ。
「そうだな、こんなとこか。 まぁ最初にしてはよくやった。初めての奴は大体五分も走れば音を上げるからな」
まじかよ……。俺はどうやら頑張りすぎたようだ。
「ハァハァ…ハァハァ……何なんですか、うっぷ……これ」
ヤバいまじで吐きそう……。
立ってることができず、尻を地面につく。
下を向いていたが、影ったので見上げるとドライ先生が目の前で俺を見下ろしていた。
「体が資本だ。 だからまずは体力作りからだ。体さえ鍛えれば拳一つで敵を黙らせることができるから、なっ!」
と、ドライ先生は裏拳のように突如後方へ拳を振り抜いた。
轟く打撃音。
背後からこっそり近づいていた魔物だか獣だかは姿を確認することもなく吹き飛んでいった。
「…………」
俺は言葉にならなかった。
いやいや、これは魔法学校へ入学する為の、魔法を使えるようになる為の修行だったはず……。
「と、まぁ不遇属性であることを嘆いているお前にも、これからの人生に希望をもたせたかっただけだから、明日からはここまでは走らん。そして、入学に備えての魔法の練習もするからな」
ドライ先生はそう言うと親指を立てグーサインを出した。
指、みじかっ!
「ありがとうございます、先生。 人生に希望が持てました」
棒読みである。
「うむ。 では帰るとしようか」
「せ、先生! 正直今日はもう走れません」
立とうとするだけで、俺の膝はガクガクと震えた。
今日というより、明日もこれは走れないんじゃないか?
「じゃあ、おんぶしてやるから、しっかり掴まれよ」
ドライ先生はそう言うと背中を向けてしゃがみこんだ。
それを見て俺は立ち上がりヨタヨタと歩く。
こいつのせいでこんなになってるにも関わらず、その逞しい背中にちょっと惚れそうだった。
広い背中へ抱きつくと、ドライ先生の首に腕を回ししっかりと掴む。
ドライ先生はよいしょと立ち上がり、俺の腿をしっかりとそのゴツい腕で固定すると何やら詠唱を始めた。
「天地に渡りし蒼の風よ 兜率天の息吹よ 我が脚に集いて力を与えん━━━エウロスレッグス」
すると、ドライ先生の足に青く輝く風が纏いついた。
よく見ると、手には人差し指ほどの杖のような物を持っている。
「━━いくぞ」
「うおおぉぉぉ!」
はっやぁぁ!
ドライ先生が走り出すと、最早景色などよく分からないほどに流れていく。
もう風になったようである。
途中、魔物や猛獣と遭遇したようであるが、向こうは感知すらできていなかった。
俺は振り落とされないようにとにかく必死にしがみついていた。
スピードが出ているだけに風で目を開けることができない。口を開けば虫が入る。鼻で息を吸えばなんか汗くせー。
あ、やべー。
ドライ先生の汗で、それも尋常じゃない汗で手が滑る……。
このままでは落ちそうだ。
ドライ先生は俺の腿を掴んだままでは走り難いのか、既に手を離している。その手は、指を全て開きひじを曲げ左右交互に振っている。俺は腕だけで必死に先生に掴まっているから、足は宙ぶらりんだ。遠目に見たら、ドライ先生のマントに見えるかもね。
………あー。もう無理。
手の握力も既に限界で、するりとドライ先生から落ちてしまった。
転がる俺。
━━━いったぁーー!
少し擦りむいてるし。
何てこった……
俺は置いていかれたと、少し泣きそうなる。
が、先に行ってしまったと思った先生がそこにいてくれた。
先生、待っててくれたんですね!
ステキ!
しかし、先生は一言。
「━━━着いたぞ」
なんじゃそら。
着きそうなら早く言えや!ゴリラ!
俺が転がり落ちた意味を教えてくださいよ!
俺が気づかないうちに家の玄関前に無事到着していた。
ここまでの時間は行きの半分もかかっていないだろう。
神がかり的な早さで帰宅したのだった。
既に辺りは暗く、幾千の夜を越えた幾万の星々が輝いていた。この星一つ一つのスポットライトがグラースの闇夜を切り裂いていた。
「……ここまでありがとうございました」
俺が立ち上がろうとすると、ドアが突然勢いよく開いた。
「ちょっとドライ先生! どうしたんですか、こんな遅くまで!」
「いやはや、すいません。ちょっと遠くまで行きすぎましてな。ハッハッハッ━━━」
「笑い事じゃありませんッ!! ヴェルはまだ五才ですよ!しかも、初日です! ちょっと考えてくださいッ!!」
ドライ先生は笑って済まそうとしたのだが、母はブチキレていた。先生の笑いを遮るようにして大きな声で捲し立てた。
ドライ先生はバツが悪そうだ。
「ハッ━━す、すいません」
「まぁまぁ、そんな怒るなフフよ。 男同士なんだし、それに無事帰って来たんだ」
「あなた……分かりました。 でも先生、無茶なことだけはさせないで下さいね。 汗もかいてるようですから、二人とも早く風呂に入って下さい。 そしてご飯にしましょう」
母はそう言うと踵返して家に戻っていった。
「ヴェル、お疲れさま。 先生、申し遅れましがヴェルの父ラールです。 よろしくお願いします」
父は自己紹介すると手を差し出した。
「本日はすいませんでした。 これから一年よろしくお願い致します。 家庭教師のドライです」
ドライ先生は父の手を取り二人は握手をした。
手を離すと父は、では中へと言いながら戻っていった。
ドライ先生は俺の方へ振り向く。
「怒られちまった。 やっちまったな! ゴリに昔怒られて以来、数十年ぶりだ。ハッハッハッ」
ドライ先生は爽快に笑っていた。
全く気を落としている様子も見られないので俺も一緒になって笑う。
何か先生と少し打ち解けてきたような気がする。
「しかし、先生。 魔法ってすごいですね!あんなに早く走れたりするんですね!」
「あー、そうだな。 あれは魔法が二割、自力八割といったとこだがな。鍛えれば、お前ならあそこまでとはいかなくとも、近い速さで走れると思うぞ」
先生はそう言うと俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
まじかよ……魔法の意味あるのかね…? というか、魔法って実はすごくないのか……?
鍛えるのキツいよ……とりあえず使える魔法を教えてくださいよ……。
父が吟味に吟味を重ね、そこそこの金額はしたらしいアンティークのテーブルを囲んで、俺と母、向かいにドライ先生だ。
「では、改めてご紹介いたしますね。 ドライ先生、こちらが息子のヴェルデです。ヴェルデ、貴方に魔法を教えてくださるドライ先生よ」
「ドライだ。 この一年でみっちりと魔法の基礎を教えよう」
ゴリラはまた、拳で胸をドンッと叩き軽く会釈をした。
さっきは気づかなかったが、手の甲にまで髪と同じ色した毛が覆っているし。
「ヴェルデです。一年間よろしくお願いします」
俺は腰を90度に曲げ丁寧に挨拶をする。
すると、ドライ先生はああ、と言いながら俺に近づき全身をベタベタと触ってきた。
「………うむ。 素質(体力面で)はありそうだな」
えっ?!素質(魔法面の)あるの?? やったね!
「ほんとですか!? うれしいです」
「ヴェル、良かったわね」
素質があると言われ、母はとても喜んでくれた。
母は俺の属性が不遇属性であるだけに、将来を心配してくれていたのだ。
それを才能があると言われ、俺が野垂れ死ぬことはないと安心したようである。
「では、荷物を置いてくるから外で待っていろ。 早速始めるぞ」
「わかりました!」
┼┼┼
外で待つこと五分。
ローブを脱ぎ去り、全身ピチピチの服を着たゴリラ、もといドライ先生がやって来た。
随分と身軽な格好だな。杖とか持ってくるかと思っていたのに、アクセサリー一つ見当たら無い。
魔力操作の練習から始めるならいらないのか。一応、操作は出来てるとは思うけど、知らないふりをしておこう。
「よし、ではこれから私についてくるのだぞ。 一応、お前の年齢を考えた速さで行くからな」
ドライ先生はそう言うと、屈伸と伸脚を繰り返した。軽くその場でジャンプもしている。
俺にはドライ先生の言ってる意味も行動もよく理解できなかった。
それはそうだろう。
だって━━━
「目標は王都だ━━━走るぞ!」
根本的に考えが違うんだもん。
┼┼┼
王都まではブルノーブル領から二百キロは離れている。
だから、そこまで行くのは基本的には馬車だ。
もちろん、それでも一日で着くのは無理である。
舗装されていない悪路を走り、魔物や猛獣とも出くわすのだ。それに馬車は生き物だ。休み休み進んで三日はかかるだろう。
その道を俺は今、まさに走っている。
ひたすら走っている。
汗だくで辛くて息切れ酷くて、足がつりそうだ……。
ちょっと止まって少し休憩して、尻を叩かれまた走る。
走る。
走る。
五才の俺が走る。
いやいや、よく考えたら五才じゃん。
考えなくても五才じゃん。
アホか!このゴリラはアホか!
俺は立ち止まる。
それでも、文句も言わずに三十キロ以上は走ったぞ。
「ハァハァ……せんせー!キツいです!」
俺は前を走るドライ先生を大声で呼び止めた。
かれこれ半日くらいか?もう夕方だよ、これ。
ここまでは運が良かったのだろう、魔物の類いには一切出会うことはなかった。が、暗くなると夜行性の猛獣が徘徊するのだ。
帰るにしても時間的にキツい………どうすんのよ。
「そうだな、こんなとこか。 まぁ最初にしてはよくやった。初めての奴は大体五分も走れば音を上げるからな」
まじかよ……。俺はどうやら頑張りすぎたようだ。
「ハァハァ…ハァハァ……何なんですか、うっぷ……これ」
ヤバいまじで吐きそう……。
立ってることができず、尻を地面につく。
下を向いていたが、影ったので見上げるとドライ先生が目の前で俺を見下ろしていた。
「体が資本だ。 だからまずは体力作りからだ。体さえ鍛えれば拳一つで敵を黙らせることができるから、なっ!」
と、ドライ先生は裏拳のように突如後方へ拳を振り抜いた。
轟く打撃音。
背後からこっそり近づいていた魔物だか獣だかは姿を確認することもなく吹き飛んでいった。
「…………」
俺は言葉にならなかった。
いやいや、これは魔法学校へ入学する為の、魔法を使えるようになる為の修行だったはず……。
「と、まぁ不遇属性であることを嘆いているお前にも、これからの人生に希望をもたせたかっただけだから、明日からはここまでは走らん。そして、入学に備えての魔法の練習もするからな」
ドライ先生はそう言うと親指を立てグーサインを出した。
指、みじかっ!
「ありがとうございます、先生。 人生に希望が持てました」
棒読みである。
「うむ。 では帰るとしようか」
「せ、先生! 正直今日はもう走れません」
立とうとするだけで、俺の膝はガクガクと震えた。
今日というより、明日もこれは走れないんじゃないか?
「じゃあ、おんぶしてやるから、しっかり掴まれよ」
ドライ先生はそう言うと背中を向けてしゃがみこんだ。
それを見て俺は立ち上がりヨタヨタと歩く。
こいつのせいでこんなになってるにも関わらず、その逞しい背中にちょっと惚れそうだった。
広い背中へ抱きつくと、ドライ先生の首に腕を回ししっかりと掴む。
ドライ先生はよいしょと立ち上がり、俺の腿をしっかりとそのゴツい腕で固定すると何やら詠唱を始めた。
「天地に渡りし蒼の風よ 兜率天の息吹よ 我が脚に集いて力を与えん━━━エウロスレッグス」
すると、ドライ先生の足に青く輝く風が纏いついた。
よく見ると、手には人差し指ほどの杖のような物を持っている。
「━━いくぞ」
「うおおぉぉぉ!」
はっやぁぁ!
ドライ先生が走り出すと、最早景色などよく分からないほどに流れていく。
もう風になったようである。
途中、魔物や猛獣と遭遇したようであるが、向こうは感知すらできていなかった。
俺は振り落とされないようにとにかく必死にしがみついていた。
スピードが出ているだけに風で目を開けることができない。口を開けば虫が入る。鼻で息を吸えばなんか汗くせー。
あ、やべー。
ドライ先生の汗で、それも尋常じゃない汗で手が滑る……。
このままでは落ちそうだ。
ドライ先生は俺の腿を掴んだままでは走り難いのか、既に手を離している。その手は、指を全て開きひじを曲げ左右交互に振っている。俺は腕だけで必死に先生に掴まっているから、足は宙ぶらりんだ。遠目に見たら、ドライ先生のマントに見えるかもね。
………あー。もう無理。
手の握力も既に限界で、するりとドライ先生から落ちてしまった。
転がる俺。
━━━いったぁーー!
少し擦りむいてるし。
何てこった……
俺は置いていかれたと、少し泣きそうなる。
が、先に行ってしまったと思った先生がそこにいてくれた。
先生、待っててくれたんですね!
ステキ!
しかし、先生は一言。
「━━━着いたぞ」
なんじゃそら。
着きそうなら早く言えや!ゴリラ!
俺が転がり落ちた意味を教えてくださいよ!
俺が気づかないうちに家の玄関前に無事到着していた。
ここまでの時間は行きの半分もかかっていないだろう。
神がかり的な早さで帰宅したのだった。
既に辺りは暗く、幾千の夜を越えた幾万の星々が輝いていた。この星一つ一つのスポットライトがグラースの闇夜を切り裂いていた。
「……ここまでありがとうございました」
俺が立ち上がろうとすると、ドアが突然勢いよく開いた。
「ちょっとドライ先生! どうしたんですか、こんな遅くまで!」
「いやはや、すいません。ちょっと遠くまで行きすぎましてな。ハッハッハッ━━━」
「笑い事じゃありませんッ!! ヴェルはまだ五才ですよ!しかも、初日です! ちょっと考えてくださいッ!!」
ドライ先生は笑って済まそうとしたのだが、母はブチキレていた。先生の笑いを遮るようにして大きな声で捲し立てた。
ドライ先生はバツが悪そうだ。
「ハッ━━す、すいません」
「まぁまぁ、そんな怒るなフフよ。 男同士なんだし、それに無事帰って来たんだ」
「あなた……分かりました。 でも先生、無茶なことだけはさせないで下さいね。 汗もかいてるようですから、二人とも早く風呂に入って下さい。 そしてご飯にしましょう」
母はそう言うと踵返して家に戻っていった。
「ヴェル、お疲れさま。 先生、申し遅れましがヴェルの父ラールです。 よろしくお願いします」
父は自己紹介すると手を差し出した。
「本日はすいませんでした。 これから一年よろしくお願い致します。 家庭教師のドライです」
ドライ先生は父の手を取り二人は握手をした。
手を離すと父は、では中へと言いながら戻っていった。
ドライ先生は俺の方へ振り向く。
「怒られちまった。 やっちまったな! ゴリに昔怒られて以来、数十年ぶりだ。ハッハッハッ」
ドライ先生は爽快に笑っていた。
全く気を落としている様子も見られないので俺も一緒になって笑う。
何か先生と少し打ち解けてきたような気がする。
「しかし、先生。 魔法ってすごいですね!あんなに早く走れたりするんですね!」
「あー、そうだな。 あれは魔法が二割、自力八割といったとこだがな。鍛えれば、お前ならあそこまでとはいかなくとも、近い速さで走れると思うぞ」
先生はそう言うと俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
まじかよ……魔法の意味あるのかね…? というか、魔法って実はすごくないのか……?
鍛えるのキツいよ……とりあえず使える魔法を教えてくださいよ……。
0
お気に入りに追加
1,947
あなたにおすすめの小説
ナイナイ尽くしの異世界転生◆翌日から始めるDIY生活◆
ナユタ
ファンタジー
見知らぬ子供を助けて呆気なく死んだ苦労人、真凛。
彼女はやる気の感じられない神様(中間管理職)の手によって転生。
しかし生涯獲得金額とやらのポイントが全く足りず、
適当なオプション(スマホ使用可)という限定的な力と、
守護精霊という名のハツカネズミをお供に放り出された。
所持金、寝床、身分なし。
稼いで、使って、幸せになりたい(願望)。
ナイナイ尽くしの一人と一匹の
ゼロから始まる強制的なシンプル&スローライフ。
あれ?なんでこうなった?
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、正妃教育をしていたルミアナは、婚約者であった王子の堂々とした浮気の現場を見て、ここが前世でやった乙女ゲームの中であり、そして自分は悪役令嬢という立場にあることを思い出した。
…‥って、最終的に国外追放になるのはまぁいいとして、あの超屑王子が国王になったら、この国終わるよね?ならば、絶対に国外追放されないと!!
そう意気込み、彼女は国外追放後も生きていけるように色々とやって、ついに婚約破棄を迎える・・・・はずだった。
‥‥‥あれ?なんでこうなった?
没落令嬢カノンの冒険者生活〜ジョブ『道具師』のスキルで道具を修復・レベルアップ・進化できるようになりました〜
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
事業に失敗した父親の借金の返済期限がやって来た。数十人の金貸し達が屋敷に入って来る。
屋敷に一人残された男爵令嬢の三女カノン・ネロエスト(17歳)は、ペットの大型犬パトラッシュと一緒に追い出された。
長い金髪を切られ、着ていた高価な服もボロ服に変えられた。
そんな行く当てのない彼女に金貸しの男が、たったの2500ギルド渡して、冒険者ギルドを紹介した。
不幸の始まりかと思ったが、教会でジョブ『道具師』を習得した事で、幸福な生活がすぐに始まってしまう。
そんな幸福な日常生活の物語。
妖精王オベロンの異世界生活
悠十
ファンタジー
ある日、サラリーマンの佐々木良太は車に轢かれそうになっていたお婆さんを庇って死んでしまった。
それは、良太が勤める会社が世界初の仮想空間による体感型ゲームを世界に発表し、良太がGMキャラの一人に、所謂『中の人』選ばれた、そんな希望に満ち溢れた、ある日の事だった。
お婆さんを助けた事に後悔はないが、未練があった良太の魂を拾い上げたのは、良太が助けたお婆さんだった。
彼女は、異世界の女神様だったのだ。
女神様は良太に提案する。
「私の管理する世界に転生しませんか?」
そして、良太は女神様の管理する世界に『妖精王オベロン』として転生する事になった。
そこから始まる、妖精王オベロンの異世界生活。
魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】悪役令嬢に転生したのに、あれ? 話が違うよ?
ノデミチ
ファンタジー
広井アリス、18歳。
日曜日、剣道部部活の帰り、居眠り運転のトラックに轢かれて死亡。気が付いたら公爵令嬢。
って、これ、やってたRPGの世界の悪役令嬢?ヒロインを虐めるはずなのに、あれ? ヒロインどこですか?
イベント、話が違うよ?
ゲームの世界より複雑な世界? 裏設定ってこうだったのか?
せっかくだから人生やり直し。ひたむきに頑張る公爵令嬢の物語。
アルファポリスonly
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる