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曲が終わり、始まる前のような静けさが流れる。ただ、私たちの上がった息の音が、細々とマイクを通して聞こえる。まだ夢の中みたいだ。
「みんな、よく頑張ったわね。素晴らしかったわ。」
麻衣先輩が優しく声をかけてくれる。その声に引っ張られるように、現実へと戻されていく。私は、涙を拭う。そして、明音と千代さんの方を見る。2人とも肩で呼吸している。疲れているはずなのに、2人とも無意識なんだろが笑顔だった。
「私たち、出来たんだ...。」
明音が我に返って呟く。
「出来たね。」
千代さんもこっちを向いて笑いかける。
「...うん。出来た。」
私が聞こえるか聞こえないかの声で、それでも笑顔で返す。
「やったーー!」
明音が大きな声で立ち上がる。私たちもそれに合わせて、明音のもとに近づく。3人で集まって、お互いにワチャワチャした。
「本当に、みんな、よくやったわ。」
私たちが、浮足立ってワチャワチャしていると、麻衣先輩が優しい声で言ってくれた。
「「「ありがとうございます。」」」
私たちは、先輩の方を向き直しお礼を言う。
「みんなーー。よかったよー。感動した~。」
渚先輩は目をウルウルさせながら言った。そんな風に見てくれていたことは、少し恥ずかしいが、それ以上に嬉しかった。
「いろは、千代、明音。本当にいい演奏だった。正直、ここまでの演奏が出来るとは、思ってなかった。よく頑張ったね。」
紅葉先輩が2人に続くように言う。その声は本当に嬉しそうだった。
「いろは。『自分だけのもの』は見つかった?」
紅葉先輩が、私のすぐ近くまで来て言う。
「はい!見つかりました!」
「そっか。それは良かったよ。」
私が満面の笑みで返すと、紅葉先輩は満足そうに、そして嬉しそうにいった。
「みんな、よく頑張ったわね。素晴らしかったわ。」
麻衣先輩が優しく声をかけてくれる。その声に引っ張られるように、現実へと戻されていく。私は、涙を拭う。そして、明音と千代さんの方を見る。2人とも肩で呼吸している。疲れているはずなのに、2人とも無意識なんだろが笑顔だった。
「私たち、出来たんだ...。」
明音が我に返って呟く。
「出来たね。」
千代さんもこっちを向いて笑いかける。
「...うん。出来た。」
私が聞こえるか聞こえないかの声で、それでも笑顔で返す。
「やったーー!」
明音が大きな声で立ち上がる。私たちもそれに合わせて、明音のもとに近づく。3人で集まって、お互いにワチャワチャした。
「本当に、みんな、よくやったわ。」
私たちが、浮足立ってワチャワチャしていると、麻衣先輩が優しい声で言ってくれた。
「「「ありがとうございます。」」」
私たちは、先輩の方を向き直しお礼を言う。
「みんなーー。よかったよー。感動した~。」
渚先輩は目をウルウルさせながら言った。そんな風に見てくれていたことは、少し恥ずかしいが、それ以上に嬉しかった。
「いろは、千代、明音。本当にいい演奏だった。正直、ここまでの演奏が出来るとは、思ってなかった。よく頑張ったね。」
紅葉先輩が2人に続くように言う。その声は本当に嬉しそうだった。
「いろは。『自分だけのもの』は見つかった?」
紅葉先輩が、私のすぐ近くまで来て言う。
「はい!見つかりました!」
「そっか。それは良かったよ。」
私が満面の笑みで返すと、紅葉先輩は満足そうに、そして嬉しそうにいった。
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