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モノクロ・ガールミーツガール
モノクロ・ガールミーツガール⑤
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「はよーす。」
女子高生らしい風体で家の前にいたのは、幼馴染のだった。その声は濃いオレンジで、私はいつもの安心を感じる。
「はよー。お待たせー。」
私は、まだ重たいまぶたを擦りながら、軽く返事をする。
「入学式だってのにダルそうだね。」
「明音は朝だってのに元気だね。」
彼女は橘明音(あかね)。名前の通り、いつも明るい雰囲気の、クラスの中心にいるタイプの女の子だ。高身長で中性的な顔つきなので、一見近寄り難そうだが、そんな性格もあり、小中とクラスの人気者だ。ご近所さんなこともあり、小学生の頃からの付き合いだ。いつも私を気にかけてくれる。
「そーだよ。明音はいつも元気だよー。いろはは夜更かし?」
「まぁね。」
「緊張で寝られなかったな~。」
「違うよ。まぁ学校行こ。」
「あいよー。」
冗談のつもりだろうが、実際に前日緊張していたことを当ててくるのはさすがだ。まぁ私が気だるげなのはいつも通りだが。
満開とはいかない桜並木の坂を明音と歩き学校へと向かう。道行く女子はみんな同じ制服だ。これから、毎日のように見る「見慣れた光景」になるのだろう。それでも、そこそこの緊張を和らげる、まあまあの新鮮味が歩みを軽くする。明音はさっきからヘラヘラとしている。彼女なりに緊張してきているのかもしれない。もうすぐ坂が終わる。
校門をくぐるとそこは別世界のようだった。一度、入試のときに来たがその時は緊張感があり音のない感じだった。今は、たくさんの同級生たちの様々な色が混ざり、オーロラのようだった。
「新入生は掲示板でクラスを確認してくださーい。」
女性の声が中庭に響く。案内に従い明音と掲示板のクラス表を確認しにいく。私は明音と違い背が高くない。しかも、名字が「わ」から始まるので、こういうとき決まって下の方に書かれる。なので、毎回集団をかき分けて前にいかないといけない。クラスはA~Eまでの5つあるようだ。下の方を丁寧に探していくと、3つ目のまとまりにあった。C組だ。そして、真ん中を目指し、目で列を登ってく。
女子高生らしい風体で家の前にいたのは、幼馴染のだった。その声は濃いオレンジで、私はいつもの安心を感じる。
「はよー。お待たせー。」
私は、まだ重たいまぶたを擦りながら、軽く返事をする。
「入学式だってのにダルそうだね。」
「明音は朝だってのに元気だね。」
彼女は橘明音(あかね)。名前の通り、いつも明るい雰囲気の、クラスの中心にいるタイプの女の子だ。高身長で中性的な顔つきなので、一見近寄り難そうだが、そんな性格もあり、小中とクラスの人気者だ。ご近所さんなこともあり、小学生の頃からの付き合いだ。いつも私を気にかけてくれる。
「そーだよ。明音はいつも元気だよー。いろはは夜更かし?」
「まぁね。」
「緊張で寝られなかったな~。」
「違うよ。まぁ学校行こ。」
「あいよー。」
冗談のつもりだろうが、実際に前日緊張していたことを当ててくるのはさすがだ。まぁ私が気だるげなのはいつも通りだが。
満開とはいかない桜並木の坂を明音と歩き学校へと向かう。道行く女子はみんな同じ制服だ。これから、毎日のように見る「見慣れた光景」になるのだろう。それでも、そこそこの緊張を和らげる、まあまあの新鮮味が歩みを軽くする。明音はさっきからヘラヘラとしている。彼女なりに緊張してきているのかもしれない。もうすぐ坂が終わる。
校門をくぐるとそこは別世界のようだった。一度、入試のときに来たがその時は緊張感があり音のない感じだった。今は、たくさんの同級生たちの様々な色が混ざり、オーロラのようだった。
「新入生は掲示板でクラスを確認してくださーい。」
女性の声が中庭に響く。案内に従い明音と掲示板のクラス表を確認しにいく。私は明音と違い背が高くない。しかも、名字が「わ」から始まるので、こういうとき決まって下の方に書かれる。なので、毎回集団をかき分けて前にいかないといけない。クラスはA~Eまでの5つあるようだ。下の方を丁寧に探していくと、3つ目のまとまりにあった。C組だ。そして、真ん中を目指し、目で列を登ってく。
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