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晃生誕4 お前に受け入れられていること

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「あ、あさひ?」
「んぅう……っ! ぁっ、き、ッぁ、アッ」

 ぶるぶると全身を震わせながら、揺れる指先が突起を引っ掻く。ぎゅっと食い締められた俺も、強い快感に思わず腰を突き上げていた。
「っィうウッ!」
 ぱたぱたと精を床に滴らせて旭陽が跳ねる。
 一瞬怯みかけたように見えた指は、それでもぎこちなく動いた。摘みやすそうに硬くなっている突起を摘み、弱い力で押し込んでいる。
 穿たれている最中に自分で弄る姿なんて初めて見た。そんな余裕、ないはずなのに。
 不思議ではあるが、頭と下腹部に溜まる血が疑問を押し流していく。
「ッヒぁあうヴ! ッか、ァッ、あ゛あ゛ーーーッッ!! ァっあぐぅ゛ッ……!」
 無理矢理腰を引いて結腸から引き抜き、すぐにまた抉じ開ける。跳ねる体を片腕で抱き竦めながら、薄くなってきた精を指で塞いで小さな孔を爪先で掻き回す。
 どちらかだけでもイき狂う絶頂を同時に注いでやれば、ふらついていた黄金を見開いて旭陽が壊れたように激しく跳ねた。
 全身を痙攣させているのに、今にも腕が落ちそうになってはかろうじて踏み止まっている。
「っひグッぅ゛、ゥうーー……ッ! ぁ゛、ッ……ぁヒッ……っ!」
 気持ちよすぎて苦しそう。でも手下ろさないってことは、もっと悦くして欲しいんだろうか? いつもならとっくにまた意識飛ばしてるはずなんだけど。
 不思議に思いながら、旭陽が触れていないほうの乳首に服の上から噛み付く。「ひっ」と掠れた悲鳴を漏らして、びしゃりと潮を吹き零した。

「っぁ゛、……ぃ、ら……あ……っ」
 泣きじゃくってるのに、痙攣する腕はどうにか耐え続けている。なんでだろ。俺は何処までも興奮しちゃうけど、旭陽はつらいんじゃないのか。
 見惚れていると、不意に泣き濡れた声が俺を呼ぶ。
 視線を上げてみて、一番に薄い唇に赤が滲みかけている光景が飛び込んできた。目を見張る俺に、引き攣った呼吸を途切れ途切れに漏らしている男が呻く。
 旭陽が僅かに指を動かすたび、涙で濡れそぶった黄金から新たな雫がぼろぼろと落ちた。
「ぃ゛……つ、ま゛ッ、で、っぇ……?」
 ――旭陽が気持ちイイように。
 自分でシてみせて。さっき、己が強請った言葉が頭を過ぎる。

「ッはあ゛っ!」
 咄嗟に自分で弄っている手を掴み、旭陽の胸元から引き離す。急に腕を動かしたことでまた違った場所を抉ってしまったのか、俺に凭れていた体が跳ねて柱に背中がぶつかりかけた。
 すぐに腕を回して引き寄せ、また俺に体を引き寄せる。
「ッハ、はあっ、ぁ゛っ……!」
 がくがくと震えている体が、くたりと身を預けてくる。ひゅうひゅうと耳元で搾り出されている呼吸は、旭陽がとっくに限界だったことを告げていた。
「あ、あさひ。俺? 俺が言ったから、自分でシてたのか?」
 混乱しながら声を掛ければ、ぐったりしている体が僅かに身動ぐ。
「っは、ぁ゛ッ、ハッ、ァ、っに言っ……っほ、……な、にが……ッ……」
 荒い呼吸の下から、他に何があると詰られる。
 ――あんな、つらそうに泣いてたのに。俺が見たいって言った、から?

「――――っ!」
「ッヒぃっ!」

 ぶわ、と顔に熱が集まる。
 同時に下も膨らんでしまって、悲鳴を上げた男が背筋を反らした。
「っあ、あさひ、ッ」
「っぁ゛、ァ……ッは、ぁ゛、ヒッぅ、ゥ……っ」
 慌てて頬を包み込み、涙が止まらない瞳を覗き込む。
 奥を抉じ開けた時点で既に焦点を失っていた黄金が、完全に霞みきってふらふらと揺れていた。
 当然か。いつもならもう何度も失神してるはずだ。……意識飛ばすのも、俺のおねだりの為に必死で耐えてたのかな。
 想像すれば、耐える間もなく雄に高揚が伝わってしまう。
「ッ゛、ァ…………! っ、ヒ……ぁぐッ、っ゛……――ッ!」
 ひゅっと息を飲んだ男が、殆ど音になっていない声で呻いて弱くもがく。
 まずい、これ感度高まりすぎて失神できなくなってるかもしれない。一度抜かなきゃ。

 急いで柱に手を当て、自室に空間を繋ぐ。
 直接ベッドの上に繋いで、そのままそっと寝具に膝を沈めた。
「っぁ゛……ぅ……ッ」
 極力揺らさないように心がけたのに、僅かな振動にも旭陽が高く呻いた。
 ああ、クソ。萎えられたら負担かけずに抜けるのに。
 旭陽が俺の何気ないおねだりを優先してくれたのに、どうやっても萎えるなんてできるはずもないんだが。
「っ旭、陽、大丈夫か? 今抜くから……」
 大丈夫なわけない。分かってるけど、他に何て声をかければ良いのか分からずについその言葉を選んでしまう。
 そうっと頬を撫でれば、ゆっくりと瞬いて黄金が僅かに俺のほうへ揺れた。
 今すぐ突き入れてやりたい本能を堪えて、薄く微笑みかける。
 本当はキスしてやりたいけど、それも我慢。
 後でいっぱいしようと密かに決めて、慎重に腰を引こうとした。
 その腰に、大きく震えている足が緩く絡み付いてくる。

「あ、あさひ?」
 まだ意識あったのか? それとも、無意識?
 困惑する俺に、ふらつく黄金が視線を合わせようとしている。
「ぁ……で、抜……っん゛、だ、よ……」
 なんでって、そりゃ……

 ますます混乱していると、ふらふらと今にも落ちそうな両手が俺に向けて差し伸べられてきた。
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