上 下
9 / 10
第1章 魔物使いの弟子

無意識にやらかすスライム

しおりを挟む


「はい、お姉さんっ」


「ありがとう…ミーアちゃん」


ミーアが差し出した水入りコップを受け取るガーナ。


「…オシショウちゃんもありがとう…助けてくれて」


「気にしなくていい…ミーアに優しくしてくれてた礼だ」


「ふふっ、ミーアちゃん愛されてるわねぇ」


「ふぇッ!?、そ…そうかなぁ…えへへへっ///」


顔を真っ赤にしながら照れるミーア。


そりゃ、大事な弟子だからな。


大切にするのは当然だ。


「…でもごめんなさいね…せっかく買い物に来てくれたのに…」


「うぅんっ大丈夫っ!」


「…てか、アンタが気にすることじゃないだろ…当人同士の問題なら違うが…あの感じだと向こうが一方敵みたいだしな」


「…えぇ……何度も断ってるんですけどね…」


「ああいう奴らは自分の思い通りじゃないと諦めないからな…」


「その通りね……女だからと舐められてもいるんだろうけれど…」


正直、否定はできない。


男だろうが女だろうが優秀な奴は優秀だ。


確かに、肉体の発達による違いはあるがそんな物、数ある内の1要素でしかない。


現にあのチンピラ達が、彼女が作った食器を同じように作れるかといえば答えはノーだ。


逆に彼女が、熟練の騎士が放つ一撃を出せるかといえば出せるわけがない。


つまりは、人それぞれ…


出来る事と出来ない事があるって事なんだが…


未だ馬鹿みたいに、男は無条件で女より優れているなんて考える奴がいるのが現実だ。


「…一体何を狙ってるんだ、あいつら。ただ食器類を売り捌くためだけとは考えづらいんだが?」


「……」


「…あぁ、悪い。言いたくなかったら言わなくてもいいから」


「…ふふっ…オシショウちゃんってまるで人間見たいね」


…まぁ、元人間だからなぁ…


いや、人間だったよな…?


「…こんなとこを見られて、気にしないでなんて無理よね……ついてきて」


ガーナは立ち上がると奥に歩いていく。



俺たちもついていき、保管室らしき場所まで来れば、彼女は手袋をして1つの箱を出していた。


「…これよ」


「…はわわわわわぁぁっ」


ミーアが驚嘆の声をあげる。


箱から取り出したのは、宝石の如き美しさを放つ一枚の皿だった。


「…これは亡き父が作った物なの」


「ほぉ…親父さんが…」


「…これっ…全部宝石?」


「ふふっ、いえ違うわ。これは宝石じゃなくて、ガラスよ」


微笑みながら彼女はそういうが、どこからどう見てもガラスには見えない。


その光沢はどう見ても宝石だ。


「…これがガラスとは…恐れ入ったな…」


匠が研鑽し、更に上の段階に踏み入れないと作れないような逸品の前に、俺は思わず息を呑んだ。


「ガーナさんのお父さんってすごいっ」


「ミーアちゃんありがとう。父はあまり喋らない人だったんだけど…作る事に関しては本気だった……より良い品を作るために沢山の食器を作った末、これを作り上げたらしいのよ」


「ほぅ…なるほど……ん、“らしい”?」


「…私も母からそう聞いただけだから……詳しいことはわからないの」


「…じゃぁ、アンタの母親なら…」


聞けるのかと聞こうとすると、彼女は横に首を振る。


「残念ながら、母も……」


「…そうだったんだ…」


ミーアも、彼女の様子から察したようだ…


…まぁ…生と死は切っても切れないからな…


「…結果、私は母からこの品と昔話を少し引き継いだだけ……結果誰も知らないの…そのお皿の作り方を……残念だけどね」


「…じゃぁ、あのチンピラ達が狙ってるのはこの皿って事か…」


「いえ、少し違うわ」


「なに?」


「…本当に欲しいのはそのお皿を作る技術と作り手よ」


はぁ?


「おいおい…アンタさっきも作り方は失われたって言ったじゃん」


「えぇ…でも、そんな事を話したりすればどうなるか…」


「…あぁ、なるほど…そういうことか…」


作り方が不明である以上、狙われるとしたらこの皿だ。


それにあの手の奴らは“はい、そうですか”とはならないだろうしな…


逆に自分は知ってると思い込ませた方がいいか…


「…危ない取引だな…」


「…仕方ないの…自分自身で守らないといけなかったから…」


「……なるほど…てか、どこで知ったんだよチンピラ達は…」


「…わからないの…多分、父関係から漏れたんだと思うんだけど…」


「…まぁ無駄な犯人探しなんざしても意味ないよな…」


「…で…でも、流石にバレたら危ないんじゃ…」


正直、ミーアの言う通りだ。


流石に命までは取らないと思うが…無事ではすまないだろうなぁ…


「…まぁ、作り方がわからないんじゃ処分も困るな…」


「…オシショウ…処分するなんて…」


「だが間違ってないだろ?。形見だからな…砕くとか捨てるとかしたく無いだろうし…かといって売るにも売れん」


「…売れはするんじゃ?」


「…あー…言い方間違えたな…確かに売れるだろう。だが、新たな火種になる可能性の方が高い」


「…火種?」


「あぁ、火種だ。正直、これだけの美しさだからな、人気が出るだろうよ……だが、世の中善人ばかりじゃねぇ…世界にたった一枚の皿といったところで信じない奴もいるだろうし…最悪、ガーナが作れると思い込んで寄ってくる奴がいてもおかしくは無い」


「…その通りよ、オシショウちゃん…現に、さっきの人たちもそんな感じの人なの…」


「…やっぱりか…」


「…そんなぁ…」


「…ミーア、金が絡むと人が変わるやつなんざ沢山いる…よく覚えておくんだよ」


「…はい…」


「…何だか、オシショウちゃん…ミーアちゃんの先生みたいね」


んんっ!?


「…いや…別にそんなことはっ……」


「あらそう?、側から見てたら誰だってそう思うわよ?」


「む…むむっ…」


た…確かに必要以上にミーアに構いすぎた気はしなくも無いがっ…


「…まぁ……ほら、ミーアは危なっかしいだろ?」


「オシショウッ!?」


「…ん…んんぅ…それは…そうね…」


「ガーナさんまでっ!?……うぅ…そんなに危なっかしいかなぁ…?」


正直、未だ幼いところとか無警戒なとこがあるから見てないと酷い目に合いそうで怖いんだよなぁ…


「…とにかく、この皿は良い物なのは間違い無いが…作り方がわからないんじゃ隠しとくのが最善だな」


「…そうですね…出来れば飾ったり、お皿として使ってあげたいですが…」


「どこで見られてるかわかんねーし、やめといた方が……ん、何だこれ?」


ガーナが皿を持ち上げりと、皿の裏には何やら独特な模様が刻まれていた。


…あれ…どっかで…


「…あぁ、それは父がつけたものらしいんです」


「ほぅ…アンタの親父がかい…」


「何を表しているのかはわからないんですけどね…」


あははっと小さく笑うガーナ。


受け継ぐ前に親と離れ離れになったんだからな…まぁ知らないのも無理ないか…


しかし、このマーク…んんん…


「自分のマークとかかなぁ?」


「…さぁ…少なくとも父にそういったものがあるなんて聞いたことありませんが…」


「じゃぁ、何かの暗号?」


「…流石にそれは」


暗号…まぁ確かに、皿の裏に暗号なんてかか…あっ。


「あっ、ピュセル文字だこれ」


「…へ?」


「いやぁ、どこかで見たことあると思ったら…随分とマニアックなものが出てきたなぁ」


「…お…オシショウっ?」


「ん、何だよミーア」


「そのマーク…知ってるの?」


「あぁ…昔に使われてた隠語なんだけどよ…このマークに沿って魔力を流すとだな」


“…きぃぃぃぃぃぃんっ…”


魔力を流し始めれば、まるで吸い込まれるようにマーク全体に流れ込んでいく。


マークが魔力の実態を持てば皿から離れ、宙に浮かび上がる…


「…こっ…これはっ…」


「ピュセル文字は、たった一文字のマークの中に文章を埋め込んでおく魔法文字なんだよ」


「マークの中にっ?」


「それってかなり凄いんじゃ…」


「だと思うだろ?。だが、現実はそんなに甘くなくてな…保管できる文字数はそんなに多くないし、そもそも構築するのが難しい…だから一部のマニアの中でしか流行らなかったものなんだよ。だって伝えたいだけなら手紙を書いた方がよっぽど早いだろ?」


「…そう聞くとあまり凄くなさそうな…」 


「まぁ、そう思って仕方ないがな…とはいえ、技術レベルで見ればかなりのもんだ…アンタの親父さんは魔法の腕が高かったんだな」


「…お父さん…」


自分が知らなかった父親の一面を知れたからか、彼女は小さく笑みを浮かべていた。


「…オシショウ、この浮かんだの…」


「ん…あぁ、それが展開されて中から文字が…おっ、開くみたいだぞ」


マークに十分の魔力が行き渡ったのか、マーク自身が変形していく…


そして…











「…へ?」


「…うわぁ…こりゃまた…」


「…ぁ…あらぁ?…」


俺たちは現れた文字を見て言葉に詰まった。


何故なら…











“アレンっアースシロップとホワイトスノウで作れたぞッ、俺の勝ちだッこの屁理屈アホ狸!!”


「…お姉さんのお父さんって…かなり口が悪い?」


「…ぇ…えぇと…そんなことはないはずなんですが…あははっ…」


「口が悪いから黙ってたとか…」


「…ぅ…」


寡黙な父親が遺した言葉…


それがまさか、アレンという人に向けた…何かを勝ち誇り、罵倒した言葉だったとなれば…


正直心中を察するわ…



「……ぉ…お父さん…」


どうやら傷はかなり深いらしい…


「…お姉さん……元気出して…ねっ?」


「は…はい……」


落ち込むガーナを慰めるミーア。


師匠として、他人を気遣えるように成長したミーアを褒めてやりたいが…先にすべき事があるからな


「おい、いじけてんなよ」


「オシショウっ…今デリケートな状態っ」


「んなの見ればわかる。だが、今はそこじゃないんでな」


「えっ?」


「あれあれ」


俺は体を変形させて浮かび上がってる文字を差した。


「あれがどうかしたんですか?」


ん…?


「…あれ、気づかない?」


「…ふぇ?」


不思議そうに首を傾げるミーア。


まじかぁ…


「…ぅぅ……はぁぁぁ……父の言葉がどうかしました…?」


「いや…どうしたも何も…材料なんじゃねーの?。アースシロップとホワイトスノウが」


「…へ?」


「ざ…いりょう?」


「あの綺麗な皿を作るための」












「「…あっ」」


はっと気がついた2人。


どうやら、ガーナはミーアとにた分類だったようだ…


…まじかぁ…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった

さくらはい
ファンタジー
 主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ―― 【不定期更新】 1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。 性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。 良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される

こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる 初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。 なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています こちらの作品も宜しければお願いします [イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~

雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

トーキング フォー ザ リンカーネーション パラレル

弍楊仲 二仙
ファンタジー
なろうで延々と書き綴った物語のような何かの転載。 たぶんジャンルは異世界(転移)もの。 向こうでは第一部完結済み。 続きを書くために内容を振り返りたかったのと 色々と雑だったので、章とか文章に修正いれて読みやすくしようかと思ってます。 一話だけオリジナル。あとはほぼ転載の予定でございます。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...