失恋した僕の気持ち（高校生）

失恋した僕の気持ち（高校生）

　僕は普通の人よりモテる人間だ。しかし、好きな人とからモテた事がない。そんな僕はついこの間まで片思いをしていた。その片思いしていた相手は可愛いくて、性格も良く、陽気で、誰からも好かれるような女の子だ。
　そんな彼女は高校へ入学してから彼氏が出来たことがなかった。彼女はモテていないわけではなく、好みの人から告られないだけで、決してモテない人ではなく、どちらかといえばモテる側の人だ。そんな彼女に僕は自分と同じようなタイプの人だと思い僕は彼女に惹かれていき、いつの間にか恋に落ちていた。
　しかし、恋に落ちた僕は彼女にアプローチをせずにいた。多分僕には彼女には彼氏ができないという安心があったのだろう。僕と彼女は周りからあの2人絶対付き合ってでしょって言うような噂が立っていた。そんな噂が立っていると知った僕は安心していたのだろう。そして彼女は僕と同じタイプの人だから大丈夫だろうと安心していたのだろう。そんな安心した生活を送りながら時は過ぎていった。
　そして高三の秋サッカー部のイケメンが彼女の事を好きになってしまったらしい。そのイケメンは彼女に猛烈なアプローチをしていた。そして彼女はとりあえず試しに付き合った。僕がそれを知ったのは付き合った後だった。
　それを知った僕は何をしていたんだ、なんであの時アプローチしなかったんだと思った。しかし、そんな事思ってももう遅かった彼女には彼氏ができてしまったのだから。悔しくてもどうする事もできない。
　僕はこのまま彼女と付き合いたかったなと思いながら卒業していくのだろう。そして多分彼女は卒業するまでは別れないだろう。もし、別れたとしても僕の番はないのだろう。だって僕は彼女にアプローチすら出来なかった弱い人間なのだから。