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第三章
07.エイベル君のお忍び
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こうして皆で仮設の街へとお忍びに出掛けることになった。
案内役としてネイト様も一緒だ。
「エル……エイベル君、あれは石切場から運んできた石です……だ。あの石でエルシータウンを作るのだ」
とネイト様は教えてくれた。
エイベル君は私の偽名である。私は変身薬を飲んで、騎士見習いの恰好をしている。
誰が見ても十六歳の少年にしか見えないだろう。
「白いですね。綺麗な石です」
「あれは、石灰石なのだ。この辺りでは建材としてよく使われる。もう少し離れたところに採掘場があり、掘ると出てくる。聞いたかも知れないが、ここは夏が厳しく、石灰石そのもので家を作ったり、さもなくば石灰で壁を白く塗り熱を逃がすんだ。きっとエルシータウンは美しい街になるよ」
「楽しみですね」
「ちなみに石灰は汚水の処理などでも使うんだ。これだけ人が密集する。普通ならそれだけで病気になりやすいんだか、石灰を豊富にあるため衛生を保っていられるんだよ」
「へぇ」
ネイト様は意外と物知りだった。
「あちらの作業場では今、瓦を焼いている。街で使う瓦だ。他にタイルなどを焼く窯もある。人手でもあるし、皆意欲も高い。すぐに街も出来るだろう。男性はそのような力仕事、女性は洗濯や炊事などを受け持っている。最近ようやく学校が出来たところなんだよ」
「ネイト様達、頑張りましたね」
ネイト様は照れて頭を掻く。
「いやぁ、頑張りました。もう最初は、どうしようかと思いましたよ」
「ネイト、口調」
とジェローム様が注意する。
「えっ、あ、うん、エイベル君、褒めてくれてありがとう。嬉しいよ」
「王子、無茶ぶりしますからね」
とアラン様がおっしゃる。
アラン様も変身薬を飲み、今は麗しい女性騎士だ。
女性騎士らしく、長身ムチムチボディの美女である。
変身中は女の子の私は男の子のように髪が短くなり、男の人のアラン様は反対に髪が長くなるのだが、アラン様は地毛である赤い髪ではなく、何時用意したのか、薄茶色のカツラを付けている。
確かにこれだとアラン様とは分かるまい。
「はい、無茶ぶりされました。ですが、これだけの人間を集め、何事もなく、冬を迎えられそうなのは、全て王子殿下のご采配です」
ネイト様は少し真面目な表情で続けた。
「南部はマルティアとの戦いが続き、あまり大規模な開拓が行われていない地域です。手つかずに残った土地も多い。人々はそうした地域にも移住をして、既に農業を始めています。この南部は大きく変わるでしょうね」
リーン君は二つ向こうの隣国アルステアの王子だ。
今回私はそのアルステアの王子のお忍びのお付きとして、この仮設の街にやってきた。
お忍びのはずだが、リーン君は黒色の魔法使いぽいローブを羽織っているし、特に身分を隠している風ではなく、堂々と街を歩いている。
他の護衛の騎士様やマルティアの自警団の方々が前方で道を空けさせて通りやすくしている。
マルティアの自警団の方々というのは、元マルティアの騎士様などでいわば本職だ。大変に手際が良い。
街の治安はバッチリ守られている。
人々は明らかに普通の少年とは毛色の違うリーン君を物珍しげに見ていた。
「あの小さな男の子は誰かしら」
「魔法の国アルステアの末の王子らしい。今シュレヌ要塞にいらっしゃる竜の国の王太子妃エルシー妃殿下のお付きだそうだ」
「妃殿下様のお付きが他国の王子様なの?」
「何でもエルシー様はアルステアの次の王の母親と予言されているらしい」
「リーン王子殿下はエルシー妃殿下のご命令で、視察にこられたそうだ。わしらの暮らしを気にかけて下さっているらしい」
……などとひそひそ話す声が聞こえてくる。
素性がバッチリ分かってしまってもお忍びなのだろうか?
「こんなに目立っちゃってお忍びなんですか?」
と私はいつもより断然近くにあるアラン様の耳に疑問をぶつける。
アラン様は女子だが、男の子の私より五センチほど背が高い。
私は多分、そこまで小さくない。アラン様が女子として大きいのだ。
「お忍びです。本来ならリーン様は王族ですからね。『アルステアのリーン王子殿下のおなり』とかします。それしないのでお忍びです」
ネイト様が前方を指さし、言う。
「エルシ……いや、エイベル君、ちょうど休憩時間だ。おやつも供されるぞ。揚げたイモだが、食うかね」
「あ、食べたいです」
変身薬の効果が切れる三十分前には、街の視察を終え、私達は要塞前まで戻った。
だが、入り口の辺りで人だかりが出来ている。
要塞の責任者であるネイト様があわてて走っていく。
「どうした?」
「あっ、ネイト政務補佐官補。エル……いや、いけません。お下がりを」
文官の方は私達を見るなり、遠ざけようとする。
何かあったみたいだ。
途端に緊張した様子でジェローム様が私を背中側に隠す。アラン様は前に進み出た。
その他の護衛の騎士様も素早く動く。
「エルシー様、声、出さないでね」
ジェローム様が振り返り、小さく注意された。
騒いでいた一行の人達がこちらを向く。
その中の一人が近づいてくる。
マルティア国の人に見えるが、恰好は王侯貴族っぽい。
周りを囲む人達も強そうな騎士や偉そうな人達だ。
騎士が十名、偉そうな人が十名。総勢二十名ほどだろうか。
「竜の国の王太子妃であるエルシー妃の側近というのは、その方達か」
とその人は偉そうに言った。
「はい、エルシー妃殿下に何かご用でしょうか」
リーン君が前に進む出ると、落ち着いた声でそう聞く。
その人は大袈裟に眉をひそめてみせる。
「エルシー妃は?ご一緒ではないのか?」
リーン君は聡明そうな声で答えた。
「エルシー妃殿下に何かご用でしょうか。僕はアルステアのリーン王子です。エルシー様にご用ならまず僕にお伝え下さい」
その人の態度は随分不遜な気がした。アルステアの王子のリーン君に向かって、彼はちょっと馬鹿にした様子で鼻を鳴らしてみせたのだ。
「生意気な小僧だ。おい、この中にエルシー妃はいるか?」
と手近にいたマルティアの人に向かって言う。
その人は見たことがある人だった。確か、マルティアの代表を務める人の一人だ。
その人は私を見て、ハッとした様子で息を呑んだ。
今の私は男の子だ。だが、目と髪の色は一緒。雰囲気も多分一緒。
エルシーを知っている人なら、確実に私がエルシーと繋がりのある人物と分かる。
だが、彼はうつむき、
「……いいえ、エルシー妃殿下はいらっしゃいません」
と答えた。
「嘘をつかなくていいのよ。庇ってくれてありがとう」
そう言い、前に進み出たのはアラン様だった。
「……!」
びっくりして声を上げそうになった私の口をジェローム様がさりげなく塞ぐ。
「わたくしがエルシーです。わたくしに何のご用でしょう」
その人は目を輝かせる。
「おおっ、あなたかエルシー妃か。騎士に身をやつしても、実に美しい」
「今のうちに行くわよ」
と私とリーン君、そしてさっきマルティアの代表の人はジェローム様に連れられ、裏口から要塞の中に入る。
案内役としてネイト様も一緒だ。
「エル……エイベル君、あれは石切場から運んできた石です……だ。あの石でエルシータウンを作るのだ」
とネイト様は教えてくれた。
エイベル君は私の偽名である。私は変身薬を飲んで、騎士見習いの恰好をしている。
誰が見ても十六歳の少年にしか見えないだろう。
「白いですね。綺麗な石です」
「あれは、石灰石なのだ。この辺りでは建材としてよく使われる。もう少し離れたところに採掘場があり、掘ると出てくる。聞いたかも知れないが、ここは夏が厳しく、石灰石そのもので家を作ったり、さもなくば石灰で壁を白く塗り熱を逃がすんだ。きっとエルシータウンは美しい街になるよ」
「楽しみですね」
「ちなみに石灰は汚水の処理などでも使うんだ。これだけ人が密集する。普通ならそれだけで病気になりやすいんだか、石灰を豊富にあるため衛生を保っていられるんだよ」
「へぇ」
ネイト様は意外と物知りだった。
「あちらの作業場では今、瓦を焼いている。街で使う瓦だ。他にタイルなどを焼く窯もある。人手でもあるし、皆意欲も高い。すぐに街も出来るだろう。男性はそのような力仕事、女性は洗濯や炊事などを受け持っている。最近ようやく学校が出来たところなんだよ」
「ネイト様達、頑張りましたね」
ネイト様は照れて頭を掻く。
「いやぁ、頑張りました。もう最初は、どうしようかと思いましたよ」
「ネイト、口調」
とジェローム様が注意する。
「えっ、あ、うん、エイベル君、褒めてくれてありがとう。嬉しいよ」
「王子、無茶ぶりしますからね」
とアラン様がおっしゃる。
アラン様も変身薬を飲み、今は麗しい女性騎士だ。
女性騎士らしく、長身ムチムチボディの美女である。
変身中は女の子の私は男の子のように髪が短くなり、男の人のアラン様は反対に髪が長くなるのだが、アラン様は地毛である赤い髪ではなく、何時用意したのか、薄茶色のカツラを付けている。
確かにこれだとアラン様とは分かるまい。
「はい、無茶ぶりされました。ですが、これだけの人間を集め、何事もなく、冬を迎えられそうなのは、全て王子殿下のご采配です」
ネイト様は少し真面目な表情で続けた。
「南部はマルティアとの戦いが続き、あまり大規模な開拓が行われていない地域です。手つかずに残った土地も多い。人々はそうした地域にも移住をして、既に農業を始めています。この南部は大きく変わるでしょうね」
リーン君は二つ向こうの隣国アルステアの王子だ。
今回私はそのアルステアの王子のお忍びのお付きとして、この仮設の街にやってきた。
お忍びのはずだが、リーン君は黒色の魔法使いぽいローブを羽織っているし、特に身分を隠している風ではなく、堂々と街を歩いている。
他の護衛の騎士様やマルティアの自警団の方々が前方で道を空けさせて通りやすくしている。
マルティアの自警団の方々というのは、元マルティアの騎士様などでいわば本職だ。大変に手際が良い。
街の治安はバッチリ守られている。
人々は明らかに普通の少年とは毛色の違うリーン君を物珍しげに見ていた。
「あの小さな男の子は誰かしら」
「魔法の国アルステアの末の王子らしい。今シュレヌ要塞にいらっしゃる竜の国の王太子妃エルシー妃殿下のお付きだそうだ」
「妃殿下様のお付きが他国の王子様なの?」
「何でもエルシー様はアルステアの次の王の母親と予言されているらしい」
「リーン王子殿下はエルシー妃殿下のご命令で、視察にこられたそうだ。わしらの暮らしを気にかけて下さっているらしい」
……などとひそひそ話す声が聞こえてくる。
素性がバッチリ分かってしまってもお忍びなのだろうか?
「こんなに目立っちゃってお忍びなんですか?」
と私はいつもより断然近くにあるアラン様の耳に疑問をぶつける。
アラン様は女子だが、男の子の私より五センチほど背が高い。
私は多分、そこまで小さくない。アラン様が女子として大きいのだ。
「お忍びです。本来ならリーン様は王族ですからね。『アルステアのリーン王子殿下のおなり』とかします。それしないのでお忍びです」
ネイト様が前方を指さし、言う。
「エルシ……いや、エイベル君、ちょうど休憩時間だ。おやつも供されるぞ。揚げたイモだが、食うかね」
「あ、食べたいです」
変身薬の効果が切れる三十分前には、街の視察を終え、私達は要塞前まで戻った。
だが、入り口の辺りで人だかりが出来ている。
要塞の責任者であるネイト様があわてて走っていく。
「どうした?」
「あっ、ネイト政務補佐官補。エル……いや、いけません。お下がりを」
文官の方は私達を見るなり、遠ざけようとする。
何かあったみたいだ。
途端に緊張した様子でジェローム様が私を背中側に隠す。アラン様は前に進み出た。
その他の護衛の騎士様も素早く動く。
「エルシー様、声、出さないでね」
ジェローム様が振り返り、小さく注意された。
騒いでいた一行の人達がこちらを向く。
その中の一人が近づいてくる。
マルティア国の人に見えるが、恰好は王侯貴族っぽい。
周りを囲む人達も強そうな騎士や偉そうな人達だ。
騎士が十名、偉そうな人が十名。総勢二十名ほどだろうか。
「竜の国の王太子妃であるエルシー妃の側近というのは、その方達か」
とその人は偉そうに言った。
「はい、エルシー妃殿下に何かご用でしょうか」
リーン君が前に進む出ると、落ち着いた声でそう聞く。
その人は大袈裟に眉をひそめてみせる。
「エルシー妃は?ご一緒ではないのか?」
リーン君は聡明そうな声で答えた。
「エルシー妃殿下に何かご用でしょうか。僕はアルステアのリーン王子です。エルシー様にご用ならまず僕にお伝え下さい」
その人の態度は随分不遜な気がした。アルステアの王子のリーン君に向かって、彼はちょっと馬鹿にした様子で鼻を鳴らしてみせたのだ。
「生意気な小僧だ。おい、この中にエルシー妃はいるか?」
と手近にいたマルティアの人に向かって言う。
その人は見たことがある人だった。確か、マルティアの代表を務める人の一人だ。
その人は私を見て、ハッとした様子で息を呑んだ。
今の私は男の子だ。だが、目と髪の色は一緒。雰囲気も多分一緒。
エルシーを知っている人なら、確実に私がエルシーと繋がりのある人物と分かる。
だが、彼はうつむき、
「……いいえ、エルシー妃殿下はいらっしゃいません」
と答えた。
「嘘をつかなくていいのよ。庇ってくれてありがとう」
そう言い、前に進み出たのはアラン様だった。
「……!」
びっくりして声を上げそうになった私の口をジェローム様がさりげなく塞ぐ。
「わたくしがエルシーです。わたくしに何のご用でしょう」
その人は目を輝かせる。
「おおっ、あなたかエルシー妃か。騎士に身をやつしても、実に美しい」
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