27 / 119
27.セカンドナイト①
しおりを挟む
キスして王子はそっと私をベッドに横たえた。
金色の目で顔を覗き込まれると、それだけでドキドキする。
気持ちいいこと、して欲しかったのかな。
王子はローションを手に取り、そのまま、私の股間に塗った!
「ひゃっ、つつっ、冷たいですよ!」
「そうか、すまん」
私も塗ったけど、これ、冷たい。
びっくりした。
王子、良く文句言わなかったな。
「こう、両手で暖めた方が良かったですね」
「次はそうしよう」
心に決める私達だった。
王子は昨日泣きわめいた私が恐ろしかったのか、とても慎重だった。
あそこにもそっと撫でるように触ってきたが、撫でられる感触に背筋までぞくぞくしてくる。
あ、ローションのせいなのかな、気持ちいい。
「ふっ…う…んっ……」
優しい指先が、焦らされてるみたい。
王子は左手で私の股間に触れて、右手は私の頭を支えるように首すじに添えていたが、ふとその右手を外し、枕元に置いたローションの鉢に指を突っ込む。
そして右手で、私の胸に触れた。
「ひにゃあああ」
と声を上げてしまった。
決して気持ち良くではない。
私は思わず王子に抗議した。
「つっ、冷たいじゃないですか」
「そうか、すまん」
さっきの会話は一体何だったのか?
「ここもローション使うと痛くなくなるかと思って」
王子はちょっとだけ、乳首に触れる。
ピクンとなった。
「あっ……」
ぬるぬるの指で胸をこねくるように揉まれた。
指は胸をにゅるっと滑って痛くはない。
「気持ちいいのか?」
「はっ、はい……」
胸もクリトリスも触られて気持ちいい。
ぬるぬるが気持ちいい。
「あっ、…んっ……気持ちいい…の…ああぁぁん…!」
クリトリスをいじられるとくちゅとか、ぬちゃと音を立てる。
他に誰もいない静かな部屋で、それは耳に絡みつくようだった。
いやらしい音、本当は立ててはいけない音だなと、何となく本能で分かる。
でもその音に感じている。
「こんなに強くして大丈夫か?」
王子はそう言ったが、指はとにかく滑って強くされている感じはない。
むしろもっとして強く欲しい。
「もっと…乱暴でも…いいの…もう…おかしく…なっちゃいそう……」
ぞわぞわして、急に怖くなってきた。
このままだと本当にどうにかなっちゃいそうで、胸がどきどきしてくる。
「あっ、あの…グレン様……」
もうやめて。
そう言おうとした時、体が勝手に大きく震えた。
「あっ……!」
***
「イったのか?」
ちょっと放心状態の私に王子が聞いて来た。
王子は私の体を抱きしめるように腕を回してきたが、何か触れられるだけで、変だ。
王子の肌に触れるだけでどきどきとぞわぞわが苦しいくらいだった。
でも自分がどうなっちゃったのか怖くて王子の腕から抜け出せない。
「分かりません……今の何?」
「多分、オーガズムに達したということだろう。イったというやつだ」
「そうなんですか……」
「ああ、イク時の女の子はとても可愛いと聞いた。エルシーは可愛かったから間違いない」
と王子は断言した。
良く分からないがすごく気持ち良かったと言うことらしい。
でもどっちかというと、怖かった。
「もうイキません!」
と王子に宣言した。
だって怖いもん。
「そうか、では寝よう」
「…………」
「どうした?」
黙りこんだ私に王子が顔を覗き込んでくる。
「昨日、グレン様は気持ち良かったですか?」
「良かった。エルシーには辛い思いをさせたが」
「いえ、あの……それはもう良いんです。いえ、痛いのは嫌だから良くないけど、でも、今日、痛かったら止めて良いなら、しませんか?子作り……」
王子は瞳を見開いた。
金色の目で顔を覗き込まれると、それだけでドキドキする。
気持ちいいこと、して欲しかったのかな。
王子はローションを手に取り、そのまま、私の股間に塗った!
「ひゃっ、つつっ、冷たいですよ!」
「そうか、すまん」
私も塗ったけど、これ、冷たい。
びっくりした。
王子、良く文句言わなかったな。
「こう、両手で暖めた方が良かったですね」
「次はそうしよう」
心に決める私達だった。
王子は昨日泣きわめいた私が恐ろしかったのか、とても慎重だった。
あそこにもそっと撫でるように触ってきたが、撫でられる感触に背筋までぞくぞくしてくる。
あ、ローションのせいなのかな、気持ちいい。
「ふっ…う…んっ……」
優しい指先が、焦らされてるみたい。
王子は左手で私の股間に触れて、右手は私の頭を支えるように首すじに添えていたが、ふとその右手を外し、枕元に置いたローションの鉢に指を突っ込む。
そして右手で、私の胸に触れた。
「ひにゃあああ」
と声を上げてしまった。
決して気持ち良くではない。
私は思わず王子に抗議した。
「つっ、冷たいじゃないですか」
「そうか、すまん」
さっきの会話は一体何だったのか?
「ここもローション使うと痛くなくなるかと思って」
王子はちょっとだけ、乳首に触れる。
ピクンとなった。
「あっ……」
ぬるぬるの指で胸をこねくるように揉まれた。
指は胸をにゅるっと滑って痛くはない。
「気持ちいいのか?」
「はっ、はい……」
胸もクリトリスも触られて気持ちいい。
ぬるぬるが気持ちいい。
「あっ、…んっ……気持ちいい…の…ああぁぁん…!」
クリトリスをいじられるとくちゅとか、ぬちゃと音を立てる。
他に誰もいない静かな部屋で、それは耳に絡みつくようだった。
いやらしい音、本当は立ててはいけない音だなと、何となく本能で分かる。
でもその音に感じている。
「こんなに強くして大丈夫か?」
王子はそう言ったが、指はとにかく滑って強くされている感じはない。
むしろもっとして強く欲しい。
「もっと…乱暴でも…いいの…もう…おかしく…なっちゃいそう……」
ぞわぞわして、急に怖くなってきた。
このままだと本当にどうにかなっちゃいそうで、胸がどきどきしてくる。
「あっ、あの…グレン様……」
もうやめて。
そう言おうとした時、体が勝手に大きく震えた。
「あっ……!」
***
「イったのか?」
ちょっと放心状態の私に王子が聞いて来た。
王子は私の体を抱きしめるように腕を回してきたが、何か触れられるだけで、変だ。
王子の肌に触れるだけでどきどきとぞわぞわが苦しいくらいだった。
でも自分がどうなっちゃったのか怖くて王子の腕から抜け出せない。
「分かりません……今の何?」
「多分、オーガズムに達したということだろう。イったというやつだ」
「そうなんですか……」
「ああ、イク時の女の子はとても可愛いと聞いた。エルシーは可愛かったから間違いない」
と王子は断言した。
良く分からないがすごく気持ち良かったと言うことらしい。
でもどっちかというと、怖かった。
「もうイキません!」
と王子に宣言した。
だって怖いもん。
「そうか、では寝よう」
「…………」
「どうした?」
黙りこんだ私に王子が顔を覗き込んでくる。
「昨日、グレン様は気持ち良かったですか?」
「良かった。エルシーには辛い思いをさせたが」
「いえ、あの……それはもう良いんです。いえ、痛いのは嫌だから良くないけど、でも、今日、痛かったら止めて良いなら、しませんか?子作り……」
王子は瞳を見開いた。
17
お気に入りに追加
3,630
あなたにおすすめの小説
【R18】純情聖女と護衛騎士〜聖なるおっぱいで太くて硬いものを挟むお仕事です〜
河津ミネ
恋愛
フウリ(23)は『眠り姫』と呼ばれる、もうすぐ引退の決まっている聖女だ。
身体に現れた聖紋から聖水晶に癒しの力を与え続けて13年、そろそろ聖女としての力も衰えてきたので引退後は悠々自適の生活をする予定だ。
フウリ付きの聖騎士キース(18)とはもう8年の付き合いでお別れするのが少しさみしいな……と思いつつ日課のお昼寝をしていると、なんだか胸のあたりに違和感が。
目を開けるとキースがフウリの白く豊満なおっぱいを見つめながらあやしい動きをしていて――!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】幼馴染な陛下と、甘々な毎日になりました💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に、気持ちだけでも伝えたくて。いい思い出にしたくて告白したのに、執務室のソファに座らせられて、なぜかこんなえっちな日々になりました。
サラシがちぎれた男装騎士の私、初恋の陛下に【女体化の呪い】だと勘違いされました。
ゆちば
恋愛
ビリビリッ!
「む……、胸がぁぁぁッ!!」
「陛下、声がでかいです!」
◆
フェルナン陛下に密かに想いを寄せる私こと、護衛騎士アルヴァロ。
私は女嫌いの陛下のお傍にいるため、男のフリをしていた。
だがある日、黒魔術師の呪いを防いだ際にサラシがちぎれてしまう。
たわわなたわわの存在が顕になり、絶対絶命の私に陛下がかけた言葉は……。
「【女体化の呪い】だ!」
勘違いした陛下と、今度は男→女になったと偽る私の恋の行き着く先は――?!
勢い強めの3万字ラブコメです。
全18話、5/5の昼には完結します。
他のサイトでも公開しています。
【R18】はじめてのかんきん〜聖女と勇者のワクドキ♡監禁生活〜
河津ミネ
恋愛
「コーヘイ、お願い……。私に監禁されて?」
聖女マリエルは勇者コーヘイにまたがりながら、震える声でつぶやいた。コーヘイが腕を上げればはめられた手枷の鎖がジャラリと嫌な音を立てる。
かつてこの世界に召喚された勇者コーヘイは、無事に魔王討伐を果たし、あとは元の世界に帰るだけのはずだったが――!?
「いや……いいけど、これ風呂とかどうすんの?」
「え! お風呂!? どうしよう……」
聖女と勇者の初めてのドキドキ監禁生活(?)がいま始まる!
異世界の学園で愛され姫として王子たちから(性的に)溺愛されました
空廻ロジカ
恋愛
「あぁ、イケメンたちに愛されて、蕩けるようなエッチがしたいよぉ……っ!」
――櫟《いちい》亜莉紗《ありさ》・18歳。TL《ティーンズラブ》コミックを愛好する彼女が好むのは、逆ハーレムと言われるジャンル。
今夜もTLコミックを読んではひとりエッチに励んでいた亜莉紗がイッた、その瞬間。窓の外で流星群が降り注ぎ、視界が真っ白に染まって……
気が付いたらイケメン王子と裸で同衾してるって、どういうこと? さらに三人のタイプの違うイケメンが現れて、亜莉紗を「姫」と呼び、愛を捧げてきて……!?
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
竜王の花嫁
桜月雪兎
恋愛
伯爵家の訳あり令嬢であるアリシア。
百年大戦終結時の盟約によりアリシアは隣国に嫁ぐことになった。
そこは竜王が治めると云う半獣人・亜人の住むドラグーン大国。
相手はその竜王であるルドワード。
二人の行く末は?
ドタバタ結婚騒動物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる