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25.レッスン5:スキンシップ
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寝室に行き、寝間着が見えないように上に着ていた長いケープマントを脱ぐ。
今日のネグリジェはポーリーンさんが用意してくれた可愛いやつだ。
薄い青色で裾は長く、リボンとフリルが付いている。
「…………」
だが、王子はそれを見て困惑した表情になった。
「何ですか?今日のネグリジェ、可愛いですよね」
クルッと一周して自慢したら、王子も「そうだな」と頷く。
しかし相変わらず困まった様子で、王子はボソリと呟いた。
「……脱がし方が分からん。前のドレスは後ろにボタンがあったが……」
「これ、頭から被ってるだけなんです。だから脱ぐ時はこうやって頭からポーンと脱ぐんですよ」
と万歳した恰好で教えてあげた。
「そうか、そのままの体勢でいてくれ」
そのままいたら脱がされた。
王子がまず胸を揉みたいと主張するので、ベッドに座り、向かい合わせの姿勢になる。
下着のショーツはまだ付けている。
王子から「今日は付けていてくれ」と言われたのだ。
「……!」
胸に触れる指先の冷たい感触にビクッとする。
「優しくするから、怖がらないで欲しい」
「はい……」
その通りに王子は両方の手のひらにすくうように載せると、手のひら全体で……何というか、じっくり味わうようにしてゆっくり揉んできた。
「ああ、これは良いな……」
というのが王子の感想です。
「そっ、そうですか……?」
「この手のひら全体に受ける感触がとてもいい。柔らかいのに弾力がある。強くすると壊しそうで怖いが壊してみたくもある……」
うっとりとそう言われた。
「怖いこと言わないで下さいよ」
あんまり気持ち良くはない。それより恥ずかしい。
でも王子楽しそうで良かったと結構私、余裕だった。
昨日で分かったけど、胸で一番感じちゃうところは胸の先端の乳首のところ。
今は王子の手のひらにあって、そこは揉まれてない。
「んっ……」
と思っていたら、何だろう、胸全体が熱くなってきて、乳首が王子の手のひらに触れる。
体がピクンと震えた。
なんで?
「…ふ…あっ…ぁん……」
あっ、どうしよう。
ちょっと気持ちいい……。
「気持ちいいのか?」
「そっ、そんなんじゃないです」
言い当てられたのが恥ずかしくて、顔を背けると、王子は「そうか」と手を胸から退けた。
えっ、止めちゃうの?
次に王子は私を膝の上に乗せた。
「全身を揉む」
と彼は呟いた。
その通り、私の体を撫でると揉めそうなところは上から順番に全部揉んできた。
二の腕とか、上腕の内側の柔らかそうなところとか。
ドキドキしてたのに胸は素通りして、脇腹のお肉とお腹と、それから向かい合わせになるように抱っこされてお尻と太もも、ふくらはぎも揉まれた。
試しに王子の腕とか揉んでみたが、あまり脂肪らしいのがなくて揉めない。
……王子を跨ぐ恰好で体が密着している。この体勢が恥ずかしい。
男の人は、見た目よりでっかいというか、色々太い。
胴も厚みがあってかなりがっちり股を開かないと跨げないのだ。
それにお尻とか太もも揉まれるのは、すごく恥ずかしかったけど、でもこれってエッチというより、痩せるためのマッサージ受けてるみたい。
「エルシーは何処も柔らかくてふにふにしている。すごくいいな……」
感動気味に呟かれたが、それって要するに……?
「それ、太っているって言うんです!」
すごくスタイル良いと思ったことないけど、太ってはいないと思ってた!
でも王子、柔らかいって!
ふにふにしてるって!
王子は私の頭を撫でてきた。
「怒ることはない。とてもいい。とても柔らかい……」
そう言うと王子はキスしてきた。
「……んっ……」
王子も私もキス、ちょっと上手くなったかもしれない。
キス、すごくドキドキする。
唇を離すと王子は言った。
「エルシーは舌まで柔らかい……」
「そっ、そうですかね」と答えようとしたが、また唇が塞がれた。
王子は舌で私の舌を絡ませてきた。
歯を舐めて、角度を変えてほっぺたの裏側まで撫でるように舐めてくる。
でも奥までは舐めてこない。
「…やぁ…して……!」
結局焦れてしまったのは私の方で、王子の首筋に手を添えて、ぎゅーと抱きしめてキスしてしまった。
くちゅくちゅ音を立てる深く激しいキスしながら王子は体を撫でて来る。
「……!」
唇を塞がられてるから、悲鳴は口の中に飲み込まれてしまった。
何だろう、体に触られる度にビクッとする。
気持ち良くて、ざわざわして、それに揉まれるの、さっきは何も感じなかったのに、今は、気持ちいい……。
今日のネグリジェはポーリーンさんが用意してくれた可愛いやつだ。
薄い青色で裾は長く、リボンとフリルが付いている。
「…………」
だが、王子はそれを見て困惑した表情になった。
「何ですか?今日のネグリジェ、可愛いですよね」
クルッと一周して自慢したら、王子も「そうだな」と頷く。
しかし相変わらず困まった様子で、王子はボソリと呟いた。
「……脱がし方が分からん。前のドレスは後ろにボタンがあったが……」
「これ、頭から被ってるだけなんです。だから脱ぐ時はこうやって頭からポーンと脱ぐんですよ」
と万歳した恰好で教えてあげた。
「そうか、そのままの体勢でいてくれ」
そのままいたら脱がされた。
王子がまず胸を揉みたいと主張するので、ベッドに座り、向かい合わせの姿勢になる。
下着のショーツはまだ付けている。
王子から「今日は付けていてくれ」と言われたのだ。
「……!」
胸に触れる指先の冷たい感触にビクッとする。
「優しくするから、怖がらないで欲しい」
「はい……」
その通りに王子は両方の手のひらにすくうように載せると、手のひら全体で……何というか、じっくり味わうようにしてゆっくり揉んできた。
「ああ、これは良いな……」
というのが王子の感想です。
「そっ、そうですか……?」
「この手のひら全体に受ける感触がとてもいい。柔らかいのに弾力がある。強くすると壊しそうで怖いが壊してみたくもある……」
うっとりとそう言われた。
「怖いこと言わないで下さいよ」
あんまり気持ち良くはない。それより恥ずかしい。
でも王子楽しそうで良かったと結構私、余裕だった。
昨日で分かったけど、胸で一番感じちゃうところは胸の先端の乳首のところ。
今は王子の手のひらにあって、そこは揉まれてない。
「んっ……」
と思っていたら、何だろう、胸全体が熱くなってきて、乳首が王子の手のひらに触れる。
体がピクンと震えた。
なんで?
「…ふ…あっ…ぁん……」
あっ、どうしよう。
ちょっと気持ちいい……。
「気持ちいいのか?」
「そっ、そんなんじゃないです」
言い当てられたのが恥ずかしくて、顔を背けると、王子は「そうか」と手を胸から退けた。
えっ、止めちゃうの?
次に王子は私を膝の上に乗せた。
「全身を揉む」
と彼は呟いた。
その通り、私の体を撫でると揉めそうなところは上から順番に全部揉んできた。
二の腕とか、上腕の内側の柔らかそうなところとか。
ドキドキしてたのに胸は素通りして、脇腹のお肉とお腹と、それから向かい合わせになるように抱っこされてお尻と太もも、ふくらはぎも揉まれた。
試しに王子の腕とか揉んでみたが、あまり脂肪らしいのがなくて揉めない。
……王子を跨ぐ恰好で体が密着している。この体勢が恥ずかしい。
男の人は、見た目よりでっかいというか、色々太い。
胴も厚みがあってかなりがっちり股を開かないと跨げないのだ。
それにお尻とか太もも揉まれるのは、すごく恥ずかしかったけど、でもこれってエッチというより、痩せるためのマッサージ受けてるみたい。
「エルシーは何処も柔らかくてふにふにしている。すごくいいな……」
感動気味に呟かれたが、それって要するに……?
「それ、太っているって言うんです!」
すごくスタイル良いと思ったことないけど、太ってはいないと思ってた!
でも王子、柔らかいって!
ふにふにしてるって!
王子は私の頭を撫でてきた。
「怒ることはない。とてもいい。とても柔らかい……」
そう言うと王子はキスしてきた。
「……んっ……」
王子も私もキス、ちょっと上手くなったかもしれない。
キス、すごくドキドキする。
唇を離すと王子は言った。
「エルシーは舌まで柔らかい……」
「そっ、そうですかね」と答えようとしたが、また唇が塞がれた。
王子は舌で私の舌を絡ませてきた。
歯を舐めて、角度を変えてほっぺたの裏側まで撫でるように舐めてくる。
でも奥までは舐めてこない。
「…やぁ…して……!」
結局焦れてしまったのは私の方で、王子の首筋に手を添えて、ぎゅーと抱きしめてキスしてしまった。
くちゅくちゅ音を立てる深く激しいキスしながら王子は体を撫でて来る。
「……!」
唇を塞がられてるから、悲鳴は口の中に飲み込まれてしまった。
何だろう、体に触られる度にビクッとする。
気持ち良くて、ざわざわして、それに揉まれるの、さっきは何も感じなかったのに、今は、気持ちいい……。
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