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14.レッスン3:フェ○○○②
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言われたとおり、おちんちんの先端にちゅーした。
思わず顔をしかめた。
「うーん、変な味がします」
アラン様が教えてくれてた。
「気にしないであげて下さい。そういうものです」
「はあ……」
頭上から王子の声が聞こえてくる。
今私は王子の膝に半分頭突っ込むみたいな変な体勢をしているのだ。
「エルシーは嫌ではないのか?」
「味は苦いし匂いも変だと思います。でも感触は好き?」
またちゅーしてみた。
ビクッとされた。
いっぱいチューするとまたビクッとされる。
ちゅーしたタイミングで頭をちょっとだけ押された。
ちゅっと口の中にあれが入って、「……っ!」と声がする。
気持ちいいのかな?
大きめにちゅーしながら、舌でペロペロ舐めた。
もしや、これがアラン様が言ってたペロペロか?
「これ、ペロペロですか」
聞こうとしたら、
「!?」
口に変なのがかかった。
「ごめん!」
呆然としたけど、王子の方があわててた。
王子は衝立の向こうのお二人に怒鳴った。
「おい、どうしたらいい?」
「ああ、イッたんですか」
「顔にかけてしまった」
「ちょっと待って下さい。タオルここに置きますよー、取りに来て下さい」
と答える声は割とのんきだった。
王子が濡れたタオルをくれて、それで顔を拭いた。
「すまない、大丈夫か?」
「平気です」
「……どうなるのか分かっていたのに止められなかった」
と王子はうなだれた。
「じゃあこれって、良くあることなんですか?」
「うん……直前でどいてもらうつもりだったんだが……間に合わなくて……」
恥ずかし気に言われる。
「いや、大丈夫です」
ちょっと、いやかなり生臭い?
あまり嗅いだことない変な匂いだが、毒でないなら別に平気。
「エルシー様、今の赤ちゃんの元です」
とアラン様が教えてくれた。
「ということは、つまり初夜が終了したということですね」
期せずして既成事実達成か。
なーんだ、すぐにすんだじゃんと私は思った。
姉様が言っていた痛いとか苦しいとかでも良かったとかは一体何だったのか?
痛くも苦しくもないが、良くもなかったぞ。
詳しいことは婚約者がいないから誰も教えてくれなかったけど、いつの間にか終わっていたとは何というデキる私。
「終わりましたね。お疲れ様です」
私はにんまりして王子を見たが、何故か気の毒な子を見る目つきであった。
「多分、違う」
と王子は言った。
「違う?」
王子はたどたどしい口調で私に教えた。
「性的なことに興味を覚えては良くないということであまり教えて貰えなかったが、これが違うのは知っている。女性の……に男のあれを入れるのだ」
「えー、アレって、おちんちんですよね。どこに入れるというのですか?入りそうなところは口以外ありませんよ」
王子の視線はとんでもないところに注がれていた。
私の下腹部である。
「えっ、まさか……」
「膣というのは分かるか?」
「知りません」
私は涙目で答えた。
「俺も知らんが、女性の股にあるというのだ。そこに入れる」
「無理……」
衝撃の事実が判明した。
***
私は王子に尋ねた。
「ちつって、どどどどどどこですか?」
「…………」
王子は答えられなかった。多分、この人、知らない。
かわりに答えてくれたのはアラン様だ。
「おしっこ出るところの下」
「そんなのない!」
「ありますー。あるんです。そこに入れます。最初は痛いですけど、慣れたら女の子も気持ちいいです」
「ないもん!」
「探してみたらいいですよ、ありますから」
「はい……」
王子も衝立の向こうに行ってもらって、私はパンツ脱いで下腹部を覗き込んだ。
しかし。
「何処か分かんない……」
「アラン様、分かりません。こっち来てー」
と言ったが。
「おい、行くなよ」
と王子が怒った様な声を上げた。
「行くわけないでしょう。エルシー様、そこ見て良いの、夫だけです。あとお医者さん。だから俺は行けません。かわりに王子が行きます」
そして王子が来た。
思わず顔をしかめた。
「うーん、変な味がします」
アラン様が教えてくれてた。
「気にしないであげて下さい。そういうものです」
「はあ……」
頭上から王子の声が聞こえてくる。
今私は王子の膝に半分頭突っ込むみたいな変な体勢をしているのだ。
「エルシーは嫌ではないのか?」
「味は苦いし匂いも変だと思います。でも感触は好き?」
またちゅーしてみた。
ビクッとされた。
いっぱいチューするとまたビクッとされる。
ちゅーしたタイミングで頭をちょっとだけ押された。
ちゅっと口の中にあれが入って、「……っ!」と声がする。
気持ちいいのかな?
大きめにちゅーしながら、舌でペロペロ舐めた。
もしや、これがアラン様が言ってたペロペロか?
「これ、ペロペロですか」
聞こうとしたら、
「!?」
口に変なのがかかった。
「ごめん!」
呆然としたけど、王子の方があわててた。
王子は衝立の向こうのお二人に怒鳴った。
「おい、どうしたらいい?」
「ああ、イッたんですか」
「顔にかけてしまった」
「ちょっと待って下さい。タオルここに置きますよー、取りに来て下さい」
と答える声は割とのんきだった。
王子が濡れたタオルをくれて、それで顔を拭いた。
「すまない、大丈夫か?」
「平気です」
「……どうなるのか分かっていたのに止められなかった」
と王子はうなだれた。
「じゃあこれって、良くあることなんですか?」
「うん……直前でどいてもらうつもりだったんだが……間に合わなくて……」
恥ずかし気に言われる。
「いや、大丈夫です」
ちょっと、いやかなり生臭い?
あまり嗅いだことない変な匂いだが、毒でないなら別に平気。
「エルシー様、今の赤ちゃんの元です」
とアラン様が教えてくれた。
「ということは、つまり初夜が終了したということですね」
期せずして既成事実達成か。
なーんだ、すぐにすんだじゃんと私は思った。
姉様が言っていた痛いとか苦しいとかでも良かったとかは一体何だったのか?
痛くも苦しくもないが、良くもなかったぞ。
詳しいことは婚約者がいないから誰も教えてくれなかったけど、いつの間にか終わっていたとは何というデキる私。
「終わりましたね。お疲れ様です」
私はにんまりして王子を見たが、何故か気の毒な子を見る目つきであった。
「多分、違う」
と王子は言った。
「違う?」
王子はたどたどしい口調で私に教えた。
「性的なことに興味を覚えては良くないということであまり教えて貰えなかったが、これが違うのは知っている。女性の……に男のあれを入れるのだ」
「えー、アレって、おちんちんですよね。どこに入れるというのですか?入りそうなところは口以外ありませんよ」
王子の視線はとんでもないところに注がれていた。
私の下腹部である。
「えっ、まさか……」
「膣というのは分かるか?」
「知りません」
私は涙目で答えた。
「俺も知らんが、女性の股にあるというのだ。そこに入れる」
「無理……」
衝撃の事実が判明した。
***
私は王子に尋ねた。
「ちつって、どどどどどどこですか?」
「…………」
王子は答えられなかった。多分、この人、知らない。
かわりに答えてくれたのはアラン様だ。
「おしっこ出るところの下」
「そんなのない!」
「ありますー。あるんです。そこに入れます。最初は痛いですけど、慣れたら女の子も気持ちいいです」
「ないもん!」
「探してみたらいいですよ、ありますから」
「はい……」
王子も衝立の向こうに行ってもらって、私はパンツ脱いで下腹部を覗き込んだ。
しかし。
「何処か分かんない……」
「アラン様、分かりません。こっち来てー」
と言ったが。
「おい、行くなよ」
と王子が怒った様な声を上げた。
「行くわけないでしょう。エルシー様、そこ見て良いの、夫だけです。あとお医者さん。だから俺は行けません。かわりに王子が行きます」
そして王子が来た。
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