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悪役令嬢爆誕
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ああ、どうして、ヒロインは名前が変えられるのに、悪役令嬢はデフォルト名で生きていかねばならないの?
転生して前世の記憶を取り戻した八歳の私は深く打ちひしがれるのだった。
ヨーロッパのお城のような大豪邸の一室。
天蓋付きの豪華なベッドに縮こまり、クスンクスンと悲しげに泣く一人の少女を屋敷のメイド達が心配そうに覗き込む。
「お嬢様」
「まあ、お嬢様、いかがなさいましたか?」
とメイドの一人が少女の額に手を当て、眉をひそめる。
「あら、少しお熱が。すぐに先生をお呼びして。お風邪か何かかしら……」
皆に心配されるこの美少女ちゃん八歳が私である。
今、前世を思い出し、絶望中だから、ちょっと放って置いて欲しい。
転生先が乙女ゲームの悪役令嬢だったから?
ううん、そんなことは些末……じゃないけど、もっと今現在進行形で困っているの。
蝶よ花よと甘やかされて育った幸福な令嬢で、悪役令嬢だから美人待ったなしの現在超美少女だけど、私にはただ一つの大きな欠点がある。
――名前である。
ラブラブスイートイチゴヒメというのが私の名だ。
このとんでもないキラキラネーミングは、日本でも「親の顔が見たい」レベルだろうが、中世ヨーロッパ風の我が国にとってももちろんそうだ。
イチゴヒメは遠い外国の美味しいフルーツとヒメという高貴な女性になるように、しかも外国語を使ってオンリーワン感と世界に羽ばたく女性になって欲しいというビッグな願いが込められているらしい。
そんなところでオンリーワン感はいらない。
さて、このとんでもない名を付けた親はどんな親かというと、我が国の宰相夫妻である。
バリバリの高級閣僚だ。
だが、この二人、女の子が欲しかったんだが、なかなかお子さんに恵まれなかった。
嫡男であるロベルトが生まれ、その5年後、ようやく生まれた待望の私。
あまりの可愛さに両親ともにハッチャケたらしく、この恐ろしい名前になった。
兄ロベルトは今でも止められなかったことを悔やんでくれるが、聡明とはいえ五歳の兄に何が出来たであろうか。
しかし、いいな、兄は普通の名前で。
と思わなくもない。
両親だが、産後ハイが覚めた後は後悔したらしいが、すでに出生届を提出した後であった。
じゃあ、改名すれば良いじゃん。
普通は思うだろうが、運命は私に厳しかった。
この国では改名はほとんど不可能なのだ。
この国は乙女ゲームだから(?)魔法がある。
魔法というのは、詠唱にこの出生届で提出した祝福を受けた真名が必要なのだ。
具体的に言うと、私は魔法を使う度に、「我、ラブラブスイートイチゴヒメは命ずる。ファイヤー」
とか言うのだ。
私、八歳、もう絶望してもイイヨね。
前世の私は乙女ゲームはあまり好きではないタイプであった。
前世のことはあんまり思い出せないのだが、どっちかというと、無人島開拓するようなゲームを楽しんでいた気がする。
そんな私が何故ここが乙女ゲームの世界か思い出したかというと、このラブラブスイートイチゴヒメの名前がきっかけなのだから、運命は皮肉なものだ。
ある時、ネット上でとある乙女ゲームが、「乙女ゲー半端ないな」的に話題になった。
そのゲームではラブラブスイートイチゴヒメというとんでもねぇ名の悪役令嬢が登場するという。
だから、私も名前だけ知っていた。
そう、名前だけ。
私は、自分が悪役令嬢であることを知っているだけで、この際どんな断罪イベントが待ち受けているのか、知らないのである。
……これ、前世思い出した意味あるの?
よし、まず落ち着いて考えよう。
悪役令嬢だから、多分、王子と婚約する。
つまり、王子と婚約しなければ、断罪イベントが発生しない。
ラブラブスイートイチゴヒメ、八歳の私に婚約者はいない。
やったぜ、もうこの時点で勝ったも同然だ。
と私はもみじのような可愛いおててをぐっと握りしめた。
引き続き婚約者がいない。あるいは王子じゃない奴と婚約すればオッケーだ。
念のために高位の貴族の息子と婚約するのは止めよう。
攻略対象者じゃなさそうな低位の貴族か、庶民が最高だ。
ここまでレベル低く設定すれば誰かは婚約に応じてくれるはず。
「ベリー」
と部屋に入ってきたのは、医者のカーチス先生と兄ロベルトである。
兄、ロベルト十三歳は将来イケメンに成長しそうな美少年である。
「お兄様」
兄ロベルトはベッドの私に駆け寄ると、心配そうに私の顔を覗き込む。
「ベリー、体の具合が悪いの?」
ベリーというのは、私の愛称だ。
ラブラブスイートイチゴヒメの「イチゴ」部分をチョイスし、「ストロベリー」に変換し、ベリーと省略した。
兄ロベルトの思いやりに満ちた愛称だ。
「いいえ、もう大丈夫なのです。それより私、王子様とは結婚いたしません」
と私は兄に宣言した。
兄は思ったより元気そうな様子の私にホッとした様子だ。
「どうしたの?急に」
それまでラブラブスイートイチゴヒメは王子様との結婚を非常に前のめりに喜んでいたからだ。
兄が不審がるのは無理もない。
「それは……」
私は理由を言いかけ、だが、止めた。
タイトルも分からない乙女ゲームの悪役令嬢に転生しましたと言っても兄を悪戯に混乱させるだけであろう。
しかもこの先、何が起こるか知らないんだから、言ったところで意味はない。
「とにかく王子様とは結婚いたしません」
と私が兄にこう言うのは、理由がある。
兄が王子様との結婚を薦めてきたのだ。
「ベリーは王子様と結婚するときっと幸せになれるよ」と。
普通の女の子ならそうかも知れないが、ラブラブスイートイチゴヒメは悪役令嬢だ。
王子様とは幸せになれない。
兄は眉を寄せて悲しげな表情になる。
「でも、ベリー、本当にそれでいいの?」
「はい」
「でも、王子殿下と結婚すれば、ベリーのそのう、変な名前を改名出来るんだ」
「……え?」
そうなの?
「どういうことですか?お兄様」
「この国では真名を決められるのは生まれた時の一度だけ。後は聖女になるとか非常に限られた条件でなければ真名を変更することは出来ない。だけど、王家に嫁ぐ時は別なんだ。それまでの普通の人間から聖獣の末裔である王家の一員に生まれ変わるという意味で、改名の儀式がある」
「なんと……」
「ベリーはこの公爵家の令嬢だし、可愛いし頭も良いし、王家に嫁ぐのに問題はない。幸い父上が王家に打診したら良い返事を頂けたそうだよ。だから僕、すごく良い方法だと思ったんだけど……」
と兄は肩を落とした。
前言撤回。
私はベッドの上にすくっと立ち上がり、拳を天に振り上げて誓った。
「……お兄様、私、王子様と結婚いたしますわ。ヒロインなんかに負けません」
ラブラブスイートイチゴヒメ、悪役令嬢爆誕です!
-*-*-*-*-*-
爆誕て久しぶりに書いた。
今やりたいこと二大話のひとつ
「長い説明タイトルの話が書きたい」でした。
ちなみにもう一つは、一人称が「我が輩」ってキャラが書きたい。
です。いつか叶うとイイネ。
転生して前世の記憶を取り戻した八歳の私は深く打ちひしがれるのだった。
ヨーロッパのお城のような大豪邸の一室。
天蓋付きの豪華なベッドに縮こまり、クスンクスンと悲しげに泣く一人の少女を屋敷のメイド達が心配そうに覗き込む。
「お嬢様」
「まあ、お嬢様、いかがなさいましたか?」
とメイドの一人が少女の額に手を当て、眉をひそめる。
「あら、少しお熱が。すぐに先生をお呼びして。お風邪か何かかしら……」
皆に心配されるこの美少女ちゃん八歳が私である。
今、前世を思い出し、絶望中だから、ちょっと放って置いて欲しい。
転生先が乙女ゲームの悪役令嬢だったから?
ううん、そんなことは些末……じゃないけど、もっと今現在進行形で困っているの。
蝶よ花よと甘やかされて育った幸福な令嬢で、悪役令嬢だから美人待ったなしの現在超美少女だけど、私にはただ一つの大きな欠点がある。
――名前である。
ラブラブスイートイチゴヒメというのが私の名だ。
このとんでもないキラキラネーミングは、日本でも「親の顔が見たい」レベルだろうが、中世ヨーロッパ風の我が国にとってももちろんそうだ。
イチゴヒメは遠い外国の美味しいフルーツとヒメという高貴な女性になるように、しかも外国語を使ってオンリーワン感と世界に羽ばたく女性になって欲しいというビッグな願いが込められているらしい。
そんなところでオンリーワン感はいらない。
さて、このとんでもない名を付けた親はどんな親かというと、我が国の宰相夫妻である。
バリバリの高級閣僚だ。
だが、この二人、女の子が欲しかったんだが、なかなかお子さんに恵まれなかった。
嫡男であるロベルトが生まれ、その5年後、ようやく生まれた待望の私。
あまりの可愛さに両親ともにハッチャケたらしく、この恐ろしい名前になった。
兄ロベルトは今でも止められなかったことを悔やんでくれるが、聡明とはいえ五歳の兄に何が出来たであろうか。
しかし、いいな、兄は普通の名前で。
と思わなくもない。
両親だが、産後ハイが覚めた後は後悔したらしいが、すでに出生届を提出した後であった。
じゃあ、改名すれば良いじゃん。
普通は思うだろうが、運命は私に厳しかった。
この国では改名はほとんど不可能なのだ。
この国は乙女ゲームだから(?)魔法がある。
魔法というのは、詠唱にこの出生届で提出した祝福を受けた真名が必要なのだ。
具体的に言うと、私は魔法を使う度に、「我、ラブラブスイートイチゴヒメは命ずる。ファイヤー」
とか言うのだ。
私、八歳、もう絶望してもイイヨね。
前世の私は乙女ゲームはあまり好きではないタイプであった。
前世のことはあんまり思い出せないのだが、どっちかというと、無人島開拓するようなゲームを楽しんでいた気がする。
そんな私が何故ここが乙女ゲームの世界か思い出したかというと、このラブラブスイートイチゴヒメの名前がきっかけなのだから、運命は皮肉なものだ。
ある時、ネット上でとある乙女ゲームが、「乙女ゲー半端ないな」的に話題になった。
そのゲームではラブラブスイートイチゴヒメというとんでもねぇ名の悪役令嬢が登場するという。
だから、私も名前だけ知っていた。
そう、名前だけ。
私は、自分が悪役令嬢であることを知っているだけで、この際どんな断罪イベントが待ち受けているのか、知らないのである。
……これ、前世思い出した意味あるの?
よし、まず落ち着いて考えよう。
悪役令嬢だから、多分、王子と婚約する。
つまり、王子と婚約しなければ、断罪イベントが発生しない。
ラブラブスイートイチゴヒメ、八歳の私に婚約者はいない。
やったぜ、もうこの時点で勝ったも同然だ。
と私はもみじのような可愛いおててをぐっと握りしめた。
引き続き婚約者がいない。あるいは王子じゃない奴と婚約すればオッケーだ。
念のために高位の貴族の息子と婚約するのは止めよう。
攻略対象者じゃなさそうな低位の貴族か、庶民が最高だ。
ここまでレベル低く設定すれば誰かは婚約に応じてくれるはず。
「ベリー」
と部屋に入ってきたのは、医者のカーチス先生と兄ロベルトである。
兄、ロベルト十三歳は将来イケメンに成長しそうな美少年である。
「お兄様」
兄ロベルトはベッドの私に駆け寄ると、心配そうに私の顔を覗き込む。
「ベリー、体の具合が悪いの?」
ベリーというのは、私の愛称だ。
ラブラブスイートイチゴヒメの「イチゴ」部分をチョイスし、「ストロベリー」に変換し、ベリーと省略した。
兄ロベルトの思いやりに満ちた愛称だ。
「いいえ、もう大丈夫なのです。それより私、王子様とは結婚いたしません」
と私は兄に宣言した。
兄は思ったより元気そうな様子の私にホッとした様子だ。
「どうしたの?急に」
それまでラブラブスイートイチゴヒメは王子様との結婚を非常に前のめりに喜んでいたからだ。
兄が不審がるのは無理もない。
「それは……」
私は理由を言いかけ、だが、止めた。
タイトルも分からない乙女ゲームの悪役令嬢に転生しましたと言っても兄を悪戯に混乱させるだけであろう。
しかもこの先、何が起こるか知らないんだから、言ったところで意味はない。
「とにかく王子様とは結婚いたしません」
と私が兄にこう言うのは、理由がある。
兄が王子様との結婚を薦めてきたのだ。
「ベリーは王子様と結婚するときっと幸せになれるよ」と。
普通の女の子ならそうかも知れないが、ラブラブスイートイチゴヒメは悪役令嬢だ。
王子様とは幸せになれない。
兄は眉を寄せて悲しげな表情になる。
「でも、ベリー、本当にそれでいいの?」
「はい」
「でも、王子殿下と結婚すれば、ベリーのそのう、変な名前を改名出来るんだ」
「……え?」
そうなの?
「どういうことですか?お兄様」
「この国では真名を決められるのは生まれた時の一度だけ。後は聖女になるとか非常に限られた条件でなければ真名を変更することは出来ない。だけど、王家に嫁ぐ時は別なんだ。それまでの普通の人間から聖獣の末裔である王家の一員に生まれ変わるという意味で、改名の儀式がある」
「なんと……」
「ベリーはこの公爵家の令嬢だし、可愛いし頭も良いし、王家に嫁ぐのに問題はない。幸い父上が王家に打診したら良い返事を頂けたそうだよ。だから僕、すごく良い方法だと思ったんだけど……」
と兄は肩を落とした。
前言撤回。
私はベッドの上にすくっと立ち上がり、拳を天に振り上げて誓った。
「……お兄様、私、王子様と結婚いたしますわ。ヒロインなんかに負けません」
ラブラブスイートイチゴヒメ、悪役令嬢爆誕です!
-*-*-*-*-*-
爆誕て久しぶりに書いた。
今やりたいこと二大話のひとつ
「長い説明タイトルの話が書きたい」でした。
ちなみにもう一つは、一人称が「我が輩」ってキャラが書きたい。
です。いつか叶うとイイネ。
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