64 / 69
ポイ活
04.チームミッション、発動!
しおりを挟む
「えっ、仲間イベント発動? チームミッション?」
「カチュアさん、『仲間イベント』に強く意識を集中してみてくれ。そうすればステータスボードが出てくるはずだ」
とベルンハルトがカチュアに指示する。
「分かったわ」
カチュアはベルンハルトの教えに従い、「仲間イベント、なかまいべんと……」と突然出てきた謎の言葉『仲間イベント』を頭に思い浮かべる。
すると、ステータスボードが出現。
『仲間イベント 大きな使命を達成しようと皆の心が一つになった時、新たな力が生まれる』
と書かれている。
聖剣を取り戻す以外のモンスターを鎮めるもう一つの方法、ブラックドラゴン退治はCランクのガンマチームが達成出来るか分からない困難な目標だ。
しかしブラックドラゴンを倒そうと決めた時、皆の心は一つになった。
あの時、仲間イベントが発動していたらしい。
「どうしたんですか?」
「またなんかあったんですか?」
カチュアとベルンハルトの周囲にガンマチームの皆が集まってくる。
リックがなにげなくカチュアの手元をのぞき込んだ。
そしてあわてふためいてチラシを指さす。
「この紙がチラシですか? お、俺、見えてます!」
「え、どうして?」
続いて、オーグも言った。
「俺も見えてます。下の方だけですけど」
「おそらくチームミッションは僕らチーム全員が関わることだからだろう。皆も、自分のステータスボードを確認してみてくれ」
とベルンハルトが皆に説明する。
「でもどうすれぱ……?」
戸惑いながら、ローラが聞く。
ステータスが記載される謎のボード、ステータスボードは鑑定の能力を持たないと本人ですら、新たなメッセージが現れた時以外は見ることが出来ないと駆け出しの冒険者は教わる。
だがベルンハルトは首を横に振って否定した。
「本人のステータスなら、コツさえ掴めば閲覧可能だ。先ほどカチュアさんに説明した通り、ステータスを見たいと思いながら集中してみてくれ。メッセージには『チームミッション』と書かれているはずだ」
ガンマチームはおのおの神妙に自分のステータスボードに集中する。
「あ、見えたわ」
まず声を上げたのは先ほどから練習を重ねていたカチュア。
カチュアのステータスボードには、
『チームミッションその1
カチュアのミッション 傀儡を3体作ろう!』
と書かれていた。
その後に2/3というメッセージが続く。最初の数字は達成した数で、後の数字はミッションクリアに必要な総数なのだろう。
傀儡っていうか、ぬいぐるみなら、二体作ったので、その分はクリアのようだ。
「もう一体、ぬいぐるみを修理すれば、私のミッションは完了になるのかしら?」
続いてベルンハルトが言った。
「僕も見えた。僕はもうミッションをクリアしていたようだ」
ベルンハルトのミッションは、『300体のモンスターを倒す』というもの。
仲間イベントが発動してから、チームは既に数回ダンジョン探索を行っている。
今日も彼はストーンゴーレムを倒しまくったので、ミッションを達成したらしい。
「俺も同じミッションです」
と言うのはオーグだ。
オーグも百体以上、モンスターを倒しているのでじきに達成するだろう。
「俺のミッションは『300回、宝箱やドアを開ける』です」
リックは盗賊職らしいミッションだ。
今日は古城マップだったので、宝箱も鍵付きのドアも多かった。
すでにリックも百回に到達している。
「私はもう少し掛かりそう」
というのはローラだ。
ローラのミッションは『300回、回復する』というもの。
このところ、あまりチームメンバーが怪我をしないので、ローラの達成回数は二十六回ほど。
だが休みの日には教会へ行き、回復魔法を掛けるボランティアを行っているローラなので、頑張れば達成出来そうだ。
「報酬の割に意外と簡単なミッションですね」
とリックが呟く。
「その1というから、難易度は低く設定されているのだろう」
ベルンハルトはそう説明した。
「…………」
皆がわいわいと会話する中、アンだけが無言だった。
ベテランのアンはベルンハルトにステータスボードの見方を教わらなくともミッションを見えているはずだが……?
カチュアは声を掛ける。
「どうしたの? アン」
「なんで皆そんな簡単なミッションなの?」
いつもつよつよのアンが涙目になっている。
カチュアはあわてた。
「なに? どうしたの? なにかあったの?」
「あったも何もないわ! アタシのミッションは!」
『アンのミッション 3キロ痩せる』
……だった。
「「「「あー」」」」
ベルンハルトをのぞくガンマチームは声を揃えた。
「無理よ、無理! 達成出来るわけないわ!」
「三キロぐらいすぐに絞れるだろう」
ベルンハルトは空気読めないことを言い出した。
「人ごとだと思って!」
アンは思い切りベルンハルトをにらんだ。
***
その日のダンジョン探索を終えたガンマチームは、まず始めに冒険者ギルドに向かった。
指名クエストで引き受けていた薬草の一種、強薬草が依頼の数揃ったのだ。
強薬草はダンジョンロアの三十階以上に行くと比較的簡単に見つかる薬草なのだが、依頼されたのは千束と数が多かった。
数回に分けて採取し、ようやく依頼の個数が集まったので、冒険者ギルドに預けにいく。
クエストは依頼人に直接渡す場合と、冒険者ギルドの受付に預ける場合の二つのケースがあって、アイテムを自分の目で確認したいとギルド預かりをオッケーにしない依頼人はわりと多い。
今回はどちらでもいいという条件なのでガンマチームは依頼人から信頼されているようだ。
依頼人の名前は、ミネルヴァ・ガルファ。
あのガルファ商会の商会長の娘さんだ。
「あの、ガンマチーム様」
冒険者ギルドの建物内に入り、受付に向かおうとしたら、顔をケープで隠した女性とその連れに声を掛けられた。
色合いをわざと地味にしているが、丁寧な仕立ての上品な服装だ。隣にいるのは騎士服姿が凜々しい女性だった。
「あ、もしかして」
ミネルヴァはちらっとだけ顔を出して、「こんにちは、皆様」と挨拶してきた。
その顔は以前に会った時とは違う人間の女性のものだ。
立ち話も何なので皆揃って冒険者ギルドの談話室に入った。
「ちょうど良かった。依頼されたアイテムが揃ったところです」
オーグはミネルヴァに強薬草の束を渡した。
「ありがとうこざいます」
ミネルヴァは丁重に受け取る。
「ですがミネルヴァさんはどうして冒険者ギルドに?」
ミネルヴァはお嬢様なのでこんなところに用はないはずだが……。
「ジェシカさんからガンマチーム様はいつもこの時間にお帰りだと聞いて、お目にかかれないかと思い来てみたのです」
とミネルヴァはわざわざガンマチームに会いに来たようだ。
「ああ、そうなんですか」
「どうしても皆様にお礼が言いたくて……」
そう言うと、ミネルヴァは感謝のこもった瞳でガンマチームを見つめた。
「ありがとうございまました。この通り、獣人化が解けました」
と護衛の女性騎士共々頭を下げてきた。
「そんなのいいのに」
「うん」
「ご丁寧にどうもありがとうございます」
「気になってたんで会えて良かったです」
と話し合い、和んだところでオークがミネルヴァに聞いた。
「ところでこんなにたくさんの強薬草をどうするつもりですか?」
「国境地帯で戦闘が多発しているようです。上級回復ポーションを千個作成し、現地に送ろうと思いまして」
「え、千個も?」
「す、すごい量ですね」
「大変なんじゃありませんか?」
「ええ、ですが、せっかく薬師の勉強をしましたので、少しでもお役に立ちたいのです」
カチュアの夫、アランは今国境地帯にいる。
カチュアは声を詰まらせながら、ミネルヴァに頭を下げた。
「ミネルヴァさん、どうもありがとう」
「失礼いたします」
コンコンとノックの後、談話室に給仕の男性が入ってくる。
「お飲み物は何をご用意いたしましょう?」
「プロテインで」
「俺も」
「俺も」
「美味しい水」
「私、ロイヤルミルクティー、あ、ミネルヴァさん達も頼んで」
「ありがとうございます。私はダージリンティーを。あなたも同じものでいいかしら」
「はい、ありがとうございます」
と皆が注文する。
そして最後にアンが、
「アタシ、キャラメルフラペチーノ、ホイップクリーム追加で」
と言った後、アンはハッとして、
「ううん、コーヒー、ブラックで」
と言い直す。
その姿はいつになく悲しそうだ。
カチュアは思わず言った。
「アン、無理しなくていいのよ」
「でも、チームミッションが……」
ミネルヴァは不思議そうに首をかしげた。
「チームミッション?」
「カチュアさん、『仲間イベント』に強く意識を集中してみてくれ。そうすればステータスボードが出てくるはずだ」
とベルンハルトがカチュアに指示する。
「分かったわ」
カチュアはベルンハルトの教えに従い、「仲間イベント、なかまいべんと……」と突然出てきた謎の言葉『仲間イベント』を頭に思い浮かべる。
すると、ステータスボードが出現。
『仲間イベント 大きな使命を達成しようと皆の心が一つになった時、新たな力が生まれる』
と書かれている。
聖剣を取り戻す以外のモンスターを鎮めるもう一つの方法、ブラックドラゴン退治はCランクのガンマチームが達成出来るか分からない困難な目標だ。
しかしブラックドラゴンを倒そうと決めた時、皆の心は一つになった。
あの時、仲間イベントが発動していたらしい。
「どうしたんですか?」
「またなんかあったんですか?」
カチュアとベルンハルトの周囲にガンマチームの皆が集まってくる。
リックがなにげなくカチュアの手元をのぞき込んだ。
そしてあわてふためいてチラシを指さす。
「この紙がチラシですか? お、俺、見えてます!」
「え、どうして?」
続いて、オーグも言った。
「俺も見えてます。下の方だけですけど」
「おそらくチームミッションは僕らチーム全員が関わることだからだろう。皆も、自分のステータスボードを確認してみてくれ」
とベルンハルトが皆に説明する。
「でもどうすれぱ……?」
戸惑いながら、ローラが聞く。
ステータスが記載される謎のボード、ステータスボードは鑑定の能力を持たないと本人ですら、新たなメッセージが現れた時以外は見ることが出来ないと駆け出しの冒険者は教わる。
だがベルンハルトは首を横に振って否定した。
「本人のステータスなら、コツさえ掴めば閲覧可能だ。先ほどカチュアさんに説明した通り、ステータスを見たいと思いながら集中してみてくれ。メッセージには『チームミッション』と書かれているはずだ」
ガンマチームはおのおの神妙に自分のステータスボードに集中する。
「あ、見えたわ」
まず声を上げたのは先ほどから練習を重ねていたカチュア。
カチュアのステータスボードには、
『チームミッションその1
カチュアのミッション 傀儡を3体作ろう!』
と書かれていた。
その後に2/3というメッセージが続く。最初の数字は達成した数で、後の数字はミッションクリアに必要な総数なのだろう。
傀儡っていうか、ぬいぐるみなら、二体作ったので、その分はクリアのようだ。
「もう一体、ぬいぐるみを修理すれば、私のミッションは完了になるのかしら?」
続いてベルンハルトが言った。
「僕も見えた。僕はもうミッションをクリアしていたようだ」
ベルンハルトのミッションは、『300体のモンスターを倒す』というもの。
仲間イベントが発動してから、チームは既に数回ダンジョン探索を行っている。
今日も彼はストーンゴーレムを倒しまくったので、ミッションを達成したらしい。
「俺も同じミッションです」
と言うのはオーグだ。
オーグも百体以上、モンスターを倒しているのでじきに達成するだろう。
「俺のミッションは『300回、宝箱やドアを開ける』です」
リックは盗賊職らしいミッションだ。
今日は古城マップだったので、宝箱も鍵付きのドアも多かった。
すでにリックも百回に到達している。
「私はもう少し掛かりそう」
というのはローラだ。
ローラのミッションは『300回、回復する』というもの。
このところ、あまりチームメンバーが怪我をしないので、ローラの達成回数は二十六回ほど。
だが休みの日には教会へ行き、回復魔法を掛けるボランティアを行っているローラなので、頑張れば達成出来そうだ。
「報酬の割に意外と簡単なミッションですね」
とリックが呟く。
「その1というから、難易度は低く設定されているのだろう」
ベルンハルトはそう説明した。
「…………」
皆がわいわいと会話する中、アンだけが無言だった。
ベテランのアンはベルンハルトにステータスボードの見方を教わらなくともミッションを見えているはずだが……?
カチュアは声を掛ける。
「どうしたの? アン」
「なんで皆そんな簡単なミッションなの?」
いつもつよつよのアンが涙目になっている。
カチュアはあわてた。
「なに? どうしたの? なにかあったの?」
「あったも何もないわ! アタシのミッションは!」
『アンのミッション 3キロ痩せる』
……だった。
「「「「あー」」」」
ベルンハルトをのぞくガンマチームは声を揃えた。
「無理よ、無理! 達成出来るわけないわ!」
「三キロぐらいすぐに絞れるだろう」
ベルンハルトは空気読めないことを言い出した。
「人ごとだと思って!」
アンは思い切りベルンハルトをにらんだ。
***
その日のダンジョン探索を終えたガンマチームは、まず始めに冒険者ギルドに向かった。
指名クエストで引き受けていた薬草の一種、強薬草が依頼の数揃ったのだ。
強薬草はダンジョンロアの三十階以上に行くと比較的簡単に見つかる薬草なのだが、依頼されたのは千束と数が多かった。
数回に分けて採取し、ようやく依頼の個数が集まったので、冒険者ギルドに預けにいく。
クエストは依頼人に直接渡す場合と、冒険者ギルドの受付に預ける場合の二つのケースがあって、アイテムを自分の目で確認したいとギルド預かりをオッケーにしない依頼人はわりと多い。
今回はどちらでもいいという条件なのでガンマチームは依頼人から信頼されているようだ。
依頼人の名前は、ミネルヴァ・ガルファ。
あのガルファ商会の商会長の娘さんだ。
「あの、ガンマチーム様」
冒険者ギルドの建物内に入り、受付に向かおうとしたら、顔をケープで隠した女性とその連れに声を掛けられた。
色合いをわざと地味にしているが、丁寧な仕立ての上品な服装だ。隣にいるのは騎士服姿が凜々しい女性だった。
「あ、もしかして」
ミネルヴァはちらっとだけ顔を出して、「こんにちは、皆様」と挨拶してきた。
その顔は以前に会った時とは違う人間の女性のものだ。
立ち話も何なので皆揃って冒険者ギルドの談話室に入った。
「ちょうど良かった。依頼されたアイテムが揃ったところです」
オーグはミネルヴァに強薬草の束を渡した。
「ありがとうこざいます」
ミネルヴァは丁重に受け取る。
「ですがミネルヴァさんはどうして冒険者ギルドに?」
ミネルヴァはお嬢様なのでこんなところに用はないはずだが……。
「ジェシカさんからガンマチーム様はいつもこの時間にお帰りだと聞いて、お目にかかれないかと思い来てみたのです」
とミネルヴァはわざわざガンマチームに会いに来たようだ。
「ああ、そうなんですか」
「どうしても皆様にお礼が言いたくて……」
そう言うと、ミネルヴァは感謝のこもった瞳でガンマチームを見つめた。
「ありがとうございまました。この通り、獣人化が解けました」
と護衛の女性騎士共々頭を下げてきた。
「そんなのいいのに」
「うん」
「ご丁寧にどうもありがとうございます」
「気になってたんで会えて良かったです」
と話し合い、和んだところでオークがミネルヴァに聞いた。
「ところでこんなにたくさんの強薬草をどうするつもりですか?」
「国境地帯で戦闘が多発しているようです。上級回復ポーションを千個作成し、現地に送ろうと思いまして」
「え、千個も?」
「す、すごい量ですね」
「大変なんじゃありませんか?」
「ええ、ですが、せっかく薬師の勉強をしましたので、少しでもお役に立ちたいのです」
カチュアの夫、アランは今国境地帯にいる。
カチュアは声を詰まらせながら、ミネルヴァに頭を下げた。
「ミネルヴァさん、どうもありがとう」
「失礼いたします」
コンコンとノックの後、談話室に給仕の男性が入ってくる。
「お飲み物は何をご用意いたしましょう?」
「プロテインで」
「俺も」
「俺も」
「美味しい水」
「私、ロイヤルミルクティー、あ、ミネルヴァさん達も頼んで」
「ありがとうございます。私はダージリンティーを。あなたも同じものでいいかしら」
「はい、ありがとうございます」
と皆が注文する。
そして最後にアンが、
「アタシ、キャラメルフラペチーノ、ホイップクリーム追加で」
と言った後、アンはハッとして、
「ううん、コーヒー、ブラックで」
と言い直す。
その姿はいつになく悲しそうだ。
カチュアは思わず言った。
「アン、無理しなくていいのよ」
「でも、チームミッションが……」
ミネルヴァは不思議そうに首をかしげた。
「チームミッション?」
561
お気に入りに追加
1,382
あなたにおすすめの小説
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
『忘れられた公爵家』の令嬢がその美貌を存分に発揮した3ヶ月
りょう。
ファンタジー
貴族達の中で『忘れられた公爵家』と言われるハイトランデ公爵家の娘セスティーナは、とんでもない美貌の持ち主だった。
1話だいたい1500字くらいを想定してます。
1話ごとにスポットが当たる場面が変わります。
更新は不定期。
完成後に完全修正した内容を小説家になろうに投稿予定です。
恋愛とファンタジーの中間のような話です。
主人公ががっつり恋愛をする話ではありませんのでご注意ください。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
〖完結〗死にかけて前世の記憶が戻りました。側妃? 贅沢出来るなんて最高! と思っていたら、陛下が甘やかしてくるのですが?
藍川みいな
恋愛
私は死んだはずだった。
目を覚ましたら、そこは見知らぬ世界。しかも、国王陛下の側妃になっていた。
前世の記憶が戻る前は、冷遇されていたらしい。そして池に身を投げた。死にかけたことで、私は前世の記憶を思い出した。
前世では借金取りに捕まり、お金を返す為にキャバ嬢をしていた。給料は全部持っていかれ、食べ物にも困り、ガリガリに痩せ細った私は路地裏に捨てられて死んだ。そんな私が、側妃? 冷遇なんて構わない! こんな贅沢が出来るなんて幸せ過ぎるじゃない!
そう思っていたのに、いつの間にか陛下が甘やかして来るのですが?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
継母の心得 〜 番外編 〜
トール
恋愛
継母の心得の番外編のみを投稿しています。
【本編第一部完結済、2023/10/1〜第二部スタート☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定】
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる