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ポイ活
02.サブスキル裁縫、発動!
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それから数回の探索の後、カチュア達は目指す三十九階にたどり着いた。
三十九階は廃墟となった古城のマップだ。
この階にいるストーンゴーレムを百体倒せば、目的の緑のゴーレム石が手に入る。
効率よくストーンゴーレムを倒すためにガンマチームはモンスターの出現率を高める魔物寄せの粉をまいた。
粉をまいた途端に、ストーンゴーレムが群れをなしてやって来る。
作戦通りだ! 戦闘開始!
だが。
「思ったより硬い!」
現れたストーンゴーレムは想定よりも数が多く、そして想定よりも防御力が高かった。
次から次にストーンゴーレムが襲いかかってきて、息つく暇もない。
戦っているのはアン、ベルンハルト、オーグの三人だ。
リックはローラとカチュアを守るため戦闘に参加していない。
三人だけでは、戦闘員の数が足りないのだ。
敵を攪乱させるのが得意なリックがいれば、戦闘はかなり楽になる。
そう考えたカチュアはリックに言った。
「ローラちゃんは私が守るから! リック君も行って!」
「でもカチュアさん、大丈夫ですか?」
「ええ、お鍋のふたがあるから」
「何かあったら、呼んで下さい!」
リックもこのままではマズいのは分かっている。
心配ではあったが、戦闘に加わるためリックはカチュアとローラの側から離れた。
その直後、不意に現れたストーンゴーレムが、二人に攻撃を仕掛けてくる。
ストーンゴーレムはローラ目がけて、岩の豪腕を振り下ろした。
「くっ」
カチュアはお鍋のふたでストーンゴーレムの一撃を受け止める。
お鍋のふたの防御力は意外にもかなり高い。
「カチュアさん!」
リックはあわててこっちに戻ってこようとするが、
「大丈夫! リック君はそのまま戦って!」
とカチュアは制止した。
痛いので絶対嫌だが、もしストーンゴーレムの攻撃を受けても、安全のためにちょっとお高い防具を身につけているカチュアなので、即死は免れる。
それに治療師のローラが側にいれば、なんとかなる。
さらに奥の手としてローラが放つ、攻撃魔法『光の矢』がある。
ただし『光の矢』は魔力を消費するのでチームとしては出来るだけ温存したい。
つまり、しばらくカチュアひとりで持ちこたえるしかないのだ。
だが何度も防御するうちに、スタミナの少ないカチュアはフラフラになってしまった。
その時。
カチュアのリュックから何かが飛び出した。
それは、ストーンゴーレムに向かって一直線に駆けてゆく。
「なっ、何?」
驚く間もなく、カチュアの目の前にステータスボードが出現!
『くまくま剣奥義 くまスラッシュ!』
「くまくま剣?」
訳も分からないうちに、ストーンゴーレムは真っ二つに両断された。
倒れたストーンゴーレムの向こうには、ミニサイズのクマのぬいぐるみが立っていた。
その手には、カチュア宅で行方不明になっていた縫い針が握られている。
ステータスボードには新たなメッセージが表示されていた。
『仲間イベント発動により、スキル【主婦】サブスキル【裁縫】がレベルアップしました。
傀儡 ぬいぐるみ剣士くまきち、ストーンゴーレム撃破!』
カチュアは叫んだ。
「えっ、ちょっと色々分からない! なんなのこれ?」
***
なんとか戦闘を終え、無事緑のゴーレム石を手に入れたガンマチームだが、それどころではない。
今いる場所は、三十九階の廃墟風古城の側にある湖の畔だ。
魔物寄せの粉の効果も切れて、カチュア達は一休みしている。
「なんなの? このぬいぐるみ」
「なんなのって言われましても……」
アンに説明を求められたが、カチュアにだって訳が分からない。
むしろカチュアが聞きたい。
結局クマのぬいぐるみは小さな体でストーンゴーレムを五体も倒す大活躍だった。
クマのぬいぐるみは今は普通のぬいぐるみチャームに戻ったようでピクリとも動かない。
困惑するカチュアにベルンハルトが声を掛けた。
「カチュアさん、このクマにステータスボードのメッセージは表示されていないか?」
カチュアはクマのぬいぐるみに目をやる。
言われてると小さなステータスボードが出ていた。
「ええ、『くぐつ くまきち』って書いてあるわ」
「そうか、そのメッセージに意識を集中するんだ」
「集中……」
「難しく考えなくてもいい。ポイントカードのスクロールと同じ要領で、押してみる感じだ」
「押してみる?」
「本来、イメージするだけでステータスボードはスクロールさせられる。だが慣れるまでは、指で実際に押してみてもいい」
アドバイスされて、カチュアは指でステータスボードを押してみた。
「あ」
すると、ステータスが切り替わった。
『カチュアの傀儡 ぬいぐるみ剣士 くまきち
使用技 くまくま剣術
くまスラッシュ
くまボンバー(自爆します)』
「えっ、自爆!?」
「カチュアさん、何か分かったか?」
「私の傀儡って書いてあるわ。名前はくまきち。ぬいぐるみ剣士ですって」
傀儡とは、召喚したクリーチャーを一時的に操ることが出来る能力のことだ。
召喚したクリーチャーは使用者の味方となって攻撃や防御を展開することが可能となる。
魔法の一種だが珍しい能力で、サモナー、人形遣い、シャーマン、魔術師/魔女などの特殊で強力な職業に適性がある。
カチュアが操れる(?)のはクマのぬいぐるみだけだが……。
「ふむ」
ベルンハルトは少し考え込んだ後、カチュアに尋ねた。
「カチュアさん、ポイントカードを見てくれないか?」
「えっと、ちょっと待ってね」
がま口からモンスターポイントカードを取り出して見てみると……。
「あ、5ポイント増えてる」
「やはりそうか、傀儡が倒したモンスターポイントはマスターが受け取るのだな」
「つまり、クマのぬいぐるみが戦えば、カチュアさんのモンスターポイントが増えるってことですね」
リックが明るい声を出す。
カチュアはいざという時でないと、戦えない。
ぬいぐるみ剣士くまきちがカチュアの代わりに戦い、モンスターポイントを少しでも稼いでくれるのはチームにとって朗報だ。
「あら、良かったわね。お腹空いたからお昼にしましょう?」
とアンがいい、「うん」とローラも頷く。
今日のお昼は市場でテイクアウトしてきたサンドイッチだ。
湖の湖畔で食べるとちょっとしたピクニック気分が味わえる。
「魚がいそうねぇ」
サラダを用意したり、お茶を入れたり、食事の準備をしながら、湖を眺めてアンがそう呟くと、視力がいいリックが目をこらす。
「あ、いますよ、結構見えます」
「釣り竿があったら釣れるんだが」
とベルンハルトは残念そうだ。
「そうねぇ、今日水曜日でお魚の日だから、美味しいお魚が釣れるかも」
カチュアが言うと、ベルンハルトは首をかしげながら問いかけてきた。
「お魚の日?」
「毎週水曜日はお魚の日なのよ。あ、チラシ、見る?」
「チラシ? どれどれ?」
ベルンハルトは興味深そうに差し出したチラシを読み始めた。
ベルンハルトはチラシも読めるらしい。
「三十九階はブルーバスの出現率がアップか。ブルーバスは美味いんだ。食べたかった」
「へぇ、そうなの? 残念ね、私も食べてみたかったわ」
とカチュアがなにげなく言った直後。
カチュアのリュックからまたもや何かが飛び出した。
それは湖の方角に向かった!
「クマちゃん!?」
ハッとカチュアはクマのぬいぐるみを振り返るがくまきちはそこにいる。
「え? 気のせい?」
「カチュアさん、気のせいじゃありません。リュックから何かが湖に向かって飛び出たのを見ました」
オーグがお昼の準備のため開けっ放しになっていたカチュアのリュックを指さして、言った。
「カチュア、アンタ、リュックに何入れてたの?」
「何って、変なものは何も……あ、そういえばぬいぐるみをもう一体入れてたわ」
くまきちと同じクマのぬいぐるみが、出かける間際にもう一体、修理出来た。
くまきちと同じように首にひもを付けてぬいぐるみチャームにしようかと悩んで、休憩時間にもう一度考えようと持ってきていたのだった。
「まさか、あのクマちゃん?」
カチュアはあわてて湖を見る。
走って行くクマのぬいぐるみの後ろ姿は既に米粒くらいの大きさになっていたが、ステータスボード出現!
『カチュアの傀儡 ぬいぐるみシェフ(食料調達係) くまのすけ
使用技 くまくま狩り術
くまアタック
くまボンバー(自爆します)』
「どうして必ず自爆技があるの!?」
三十九階は廃墟となった古城のマップだ。
この階にいるストーンゴーレムを百体倒せば、目的の緑のゴーレム石が手に入る。
効率よくストーンゴーレムを倒すためにガンマチームはモンスターの出現率を高める魔物寄せの粉をまいた。
粉をまいた途端に、ストーンゴーレムが群れをなしてやって来る。
作戦通りだ! 戦闘開始!
だが。
「思ったより硬い!」
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次から次にストーンゴーレムが襲いかかってきて、息つく暇もない。
戦っているのはアン、ベルンハルト、オーグの三人だ。
リックはローラとカチュアを守るため戦闘に参加していない。
三人だけでは、戦闘員の数が足りないのだ。
敵を攪乱させるのが得意なリックがいれば、戦闘はかなり楽になる。
そう考えたカチュアはリックに言った。
「ローラちゃんは私が守るから! リック君も行って!」
「でもカチュアさん、大丈夫ですか?」
「ええ、お鍋のふたがあるから」
「何かあったら、呼んで下さい!」
リックもこのままではマズいのは分かっている。
心配ではあったが、戦闘に加わるためリックはカチュアとローラの側から離れた。
その直後、不意に現れたストーンゴーレムが、二人に攻撃を仕掛けてくる。
ストーンゴーレムはローラ目がけて、岩の豪腕を振り下ろした。
「くっ」
カチュアはお鍋のふたでストーンゴーレムの一撃を受け止める。
お鍋のふたの防御力は意外にもかなり高い。
「カチュアさん!」
リックはあわててこっちに戻ってこようとするが、
「大丈夫! リック君はそのまま戦って!」
とカチュアは制止した。
痛いので絶対嫌だが、もしストーンゴーレムの攻撃を受けても、安全のためにちょっとお高い防具を身につけているカチュアなので、即死は免れる。
それに治療師のローラが側にいれば、なんとかなる。
さらに奥の手としてローラが放つ、攻撃魔法『光の矢』がある。
ただし『光の矢』は魔力を消費するのでチームとしては出来るだけ温存したい。
つまり、しばらくカチュアひとりで持ちこたえるしかないのだ。
だが何度も防御するうちに、スタミナの少ないカチュアはフラフラになってしまった。
その時。
カチュアのリュックから何かが飛び出した。
それは、ストーンゴーレムに向かって一直線に駆けてゆく。
「なっ、何?」
驚く間もなく、カチュアの目の前にステータスボードが出現!
『くまくま剣奥義 くまスラッシュ!』
「くまくま剣?」
訳も分からないうちに、ストーンゴーレムは真っ二つに両断された。
倒れたストーンゴーレムの向こうには、ミニサイズのクマのぬいぐるみが立っていた。
その手には、カチュア宅で行方不明になっていた縫い針が握られている。
ステータスボードには新たなメッセージが表示されていた。
『仲間イベント発動により、スキル【主婦】サブスキル【裁縫】がレベルアップしました。
傀儡 ぬいぐるみ剣士くまきち、ストーンゴーレム撃破!』
カチュアは叫んだ。
「えっ、ちょっと色々分からない! なんなのこれ?」
***
なんとか戦闘を終え、無事緑のゴーレム石を手に入れたガンマチームだが、それどころではない。
今いる場所は、三十九階の廃墟風古城の側にある湖の畔だ。
魔物寄せの粉の効果も切れて、カチュア達は一休みしている。
「なんなの? このぬいぐるみ」
「なんなのって言われましても……」
アンに説明を求められたが、カチュアにだって訳が分からない。
むしろカチュアが聞きたい。
結局クマのぬいぐるみは小さな体でストーンゴーレムを五体も倒す大活躍だった。
クマのぬいぐるみは今は普通のぬいぐるみチャームに戻ったようでピクリとも動かない。
困惑するカチュアにベルンハルトが声を掛けた。
「カチュアさん、このクマにステータスボードのメッセージは表示されていないか?」
カチュアはクマのぬいぐるみに目をやる。
言われてると小さなステータスボードが出ていた。
「ええ、『くぐつ くまきち』って書いてあるわ」
「そうか、そのメッセージに意識を集中するんだ」
「集中……」
「難しく考えなくてもいい。ポイントカードのスクロールと同じ要領で、押してみる感じだ」
「押してみる?」
「本来、イメージするだけでステータスボードはスクロールさせられる。だが慣れるまでは、指で実際に押してみてもいい」
アドバイスされて、カチュアは指でステータスボードを押してみた。
「あ」
すると、ステータスが切り替わった。
『カチュアの傀儡 ぬいぐるみ剣士 くまきち
使用技 くまくま剣術
くまスラッシュ
くまボンバー(自爆します)』
「えっ、自爆!?」
「カチュアさん、何か分かったか?」
「私の傀儡って書いてあるわ。名前はくまきち。ぬいぐるみ剣士ですって」
傀儡とは、召喚したクリーチャーを一時的に操ることが出来る能力のことだ。
召喚したクリーチャーは使用者の味方となって攻撃や防御を展開することが可能となる。
魔法の一種だが珍しい能力で、サモナー、人形遣い、シャーマン、魔術師/魔女などの特殊で強力な職業に適性がある。
カチュアが操れる(?)のはクマのぬいぐるみだけだが……。
「ふむ」
ベルンハルトは少し考え込んだ後、カチュアに尋ねた。
「カチュアさん、ポイントカードを見てくれないか?」
「えっと、ちょっと待ってね」
がま口からモンスターポイントカードを取り出して見てみると……。
「あ、5ポイント増えてる」
「やはりそうか、傀儡が倒したモンスターポイントはマスターが受け取るのだな」
「つまり、クマのぬいぐるみが戦えば、カチュアさんのモンスターポイントが増えるってことですね」
リックが明るい声を出す。
カチュアはいざという時でないと、戦えない。
ぬいぐるみ剣士くまきちがカチュアの代わりに戦い、モンスターポイントを少しでも稼いでくれるのはチームにとって朗報だ。
「あら、良かったわね。お腹空いたからお昼にしましょう?」
とアンがいい、「うん」とローラも頷く。
今日のお昼は市場でテイクアウトしてきたサンドイッチだ。
湖の湖畔で食べるとちょっとしたピクニック気分が味わえる。
「魚がいそうねぇ」
サラダを用意したり、お茶を入れたり、食事の準備をしながら、湖を眺めてアンがそう呟くと、視力がいいリックが目をこらす。
「あ、いますよ、結構見えます」
「釣り竿があったら釣れるんだが」
とベルンハルトは残念そうだ。
「そうねぇ、今日水曜日でお魚の日だから、美味しいお魚が釣れるかも」
カチュアが言うと、ベルンハルトは首をかしげながら問いかけてきた。
「お魚の日?」
「毎週水曜日はお魚の日なのよ。あ、チラシ、見る?」
「チラシ? どれどれ?」
ベルンハルトは興味深そうに差し出したチラシを読み始めた。
ベルンハルトはチラシも読めるらしい。
「三十九階はブルーバスの出現率がアップか。ブルーバスは美味いんだ。食べたかった」
「へぇ、そうなの? 残念ね、私も食べてみたかったわ」
とカチュアがなにげなく言った直後。
カチュアのリュックからまたもや何かが飛び出した。
それは湖の方角に向かった!
「クマちゃん!?」
ハッとカチュアはクマのぬいぐるみを振り返るがくまきちはそこにいる。
「え? 気のせい?」
「カチュアさん、気のせいじゃありません。リュックから何かが湖に向かって飛び出たのを見ました」
オーグがお昼の準備のため開けっ放しになっていたカチュアのリュックを指さして、言った。
「カチュア、アンタ、リュックに何入れてたの?」
「何って、変なものは何も……あ、そういえばぬいぐるみをもう一体入れてたわ」
くまきちと同じクマのぬいぐるみが、出かける間際にもう一体、修理出来た。
くまきちと同じように首にひもを付けてぬいぐるみチャームにしようかと悩んで、休憩時間にもう一度考えようと持ってきていたのだった。
「まさか、あのクマちゃん?」
カチュアはあわてて湖を見る。
走って行くクマのぬいぐるみの後ろ姿は既に米粒くらいの大きさになっていたが、ステータスボード出現!
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